【激しい運動は注意して】
「スポーツは体に悪い」と言うとびっくりなさる人が大勢います。
世間一般的に運動は体に良いと誤解されていますが、必ずしもそうとは限りません。
体への負担が、大きいスポーツを続けると、
貧血などの障害を起こしかねないのです。激しい運動をすると、
なぜ貧血を引き起こすことがあるのでしょうか?
【貧血発症の原因】
貧血に大きく関与しているのは
赤血球やヘモグロビンです。赤血球にダメージを与えるような激しい運動をすると、
貧血症状が表れることがあります。
また、体を激しく動かすことにより、
ある栄養素が失われてしまうのです。これを「スポーツ性貧血」と言いますが、
起きる原因を以下に話します。
【スポーツが貧血を招くメカニズム】
一口に貧血といっても、様々なタイプがあり、
それらは原因が何であるか、
赤血球の大きさや血液中のヘモグロビン濃度
といった観点から分類されます。
なかには激しい運動が引き金となる貧血もあります。
それは、バスケットボールやバレーボール、マラソン、
剣道等といったスポーツをする人に多くみられる
「スポーツ性貧血」です。
中距離(400m・800m)選手は特に起こります。
「スポーツ性貧血」かどうかを診断するには
血液検査が必要です。
ヘモグロビン濃度、赤血球数、血清鉄、血清フェリチンなどの検査項目があります。
血中ヘモグロビン濃度の場合の基準は、男性は13.8g/dl以下、女性は11g/dl以下です。
衝撃で赤血球が壊れることがある。
一体なぜ、健康促進に役立つはずの
スポーツが貧血の原因になるのでしょうか。
バスケットやバレーボール、マラソンなどは、足の裏を強く地面に打つスポーツです。
赤血球はごく薄い膜で覆われているため、
強い衝撃を受けると形状を保てません。
何度も衝撃を加えられると簡単に壊れます。
【ヘモクロビンの役割】
ヘモグロビンは、
肺から酸素を受け取るための重要な物質です。
赤血球が破壊されると、ヘモグロビンが漏出し、
全身の細胞や組織に十分な酸素を
送り届けることができません。
その結果として、めまいなどの貧血症状が表れます。
つづく(1)
ひげおやじ
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