DJ Kennedy/life is damn groovy

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October 17, 2011
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カテゴリ: Other

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DJK of the Day: 「今更Missionsを撤回などできないが・・・何?この不安は」







すぐ前のブログポストに対して友人から、「あれは何?夜逃げでもするの?」



釈明。確かにそう受け取れてしまう。さすがに夜逃げではないけれど、ケイトお得意の現実逃避病が発症し突発的に飛行機のチケットを取ってしまった。私を知る人の殆どが私を「糸の切れた凧」と言うが将にそのとおりで、不意に何かを思い立つとそのままふらっと消える。



月初めからほぼ二週間を高原で過ごしたが、それには三つの理由があった。



1.温泉のある町で新しい住居を探す。

2.今後の人生(主にポルトガル行き)についての計画を練る。

3.青春小説の執筆。



1.に関しては、今回の旅では結果を得られず戻って来たがダメージはゼロ。いくつかリゾートマンションを見せてもらい、例えば数カ月などの短期ステイならどうにかなるか、と思えたので急ぐつもりはない。日本にいるのだから、毎日温泉に入るという贅沢を一度はしてみたいものだ。



3.私は目下ニューヨークが舞台の長編小説を書いているが、この本以外の原稿でも、思うように頭が働かなくなると失踪したくなる。決して悲観的になるのではなく、むしろ周囲はこれを「ただの我が儘病」だと言う。私は根っからの空想家なのだ。否定はしない。





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問題は、2.である。



昨日もお話したけれど、私の頭の中は今、「大ポルトガルフェア」開催中である。寝ても覚めてもポルトガルへ行くことばかり考えている。そもそもの理由は先日お話したMission 1であるけれど、とにかく知ろうとすればするほどに彼の国をとても好きになる。が、人生の何においてもそうであろうが、motivationも上がってエンジン全開で前へ進んでいる時に、突然に「これは何かのサインではないか?」と思う出来事に遭遇することがある。かわいそうなことに、今日私はそのようなものを見つけてしまって久々にテンションが急降下中なのである。



ただ単純に、初めて見る国へ女一人で足を踏み入れる、一体私は何をしようとしているのか、という不安の表れなのかも知れないし、そうであって欲しいとも思う。が、今かすかに、



「ポルトガルは汝を暗に拒絶している」



こんな声が聞こえてくるのだ。被害妄想に相違ない。若い頃とは違って「無」に対する闘争心が萎えてきているとも言えよう。更には、今日の私に吹く風が東向きのようで、友人達の中でひたすらに私のポルトガル行きを反対するグループが誘惑する。



「ニューヨークに帰っておいでよ、また楽しくやろう」



半ば私を甘く見ている彼等の言葉も今夜は優しく響き、私らしくもなく、「新しい土地で孤独に耐えられるのだろうか」「何も見つけられなかったら行った意味がない」など少々後ろ向きなことを考えているのだった。昨日のあの勢いはどこへ消えたのやら?おかしなものだ。



とは言え、私は必ずポルトガルへ行くし、何か良いものを見つけてこようという思いは消えてはいない。何も見つからなければ「チャンチャン」で東京なりニューヨークなりに帰れば良いのだし、ものすごく大きな発見ができたなら、それは私にとってこの上ない幸せになるはずだ。



何かに立ち向かう前には、誰もがこんな気持ちになるのかも知れない。あまりに穏やかで幸福に生きて来た為に縁のない感情となっていたとしたら、今のこの気持ちはかえってとても貴重なのだろう。一年後、三年後に私はどんな人生を送り、どんな気持ちでこれを読むのか、想像すると楽しみだったり、やっぱり不安だったり。いや、こう言う時に余計な心配はやめよう。




週末にはお目にかかります。是非またいらしてください。











































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Last updated  October 18, 2011 02:37:46 AM コメントを書く
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