フロリバンダ

スイートムーン

2008-06-21
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スイート ムーンは、第1回ぎふ国際ローズコンテストで金賞を受賞したバラ。フロリバンダだが、1m程度の小さめな方だと思う。淡い紫色の中輪で、ブルーローズ特有の甘い香り、花付きと四季咲きはまずまず、花持ちは良好、病気には弱めで樹勢もそんなに強くないかな。いわゆる青バラは弱いバラが多いので、その中では強めな方だが、最近のバラの中ではやっぱり弱い。個人的には、ラブリー ブルーがあまりにもすばらしくてお気に入りなのだが、スイート ムーンも青バラの中では良作だと思う。

2008-09-27
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紫のバラのスイート ムーン。この時期だと薄紫になるけど、夏でも花付きはいいし、香りもそこそこ、立派な花形、やっぱり紫では名花だと思う。

2009-6

コンパクトなフロリバンダで、花も小ぶり、紫ということだがピンクが差す、甘い香りは中くらい、枝が細めで枝垂れて咲く、樹勢は弱めで黒点にも弱め。

ブルームーンやラブリーブルーが素晴らしすぎるだけで、紫のバラとしては優秀な方なんだろうけど、ちょっと目立たないかなあ。。


セントピアーズ

2008-06-26
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セント ピアーズは、濃いサーモンピンクの小さめのカップ咲きの花がかわいいバラ。調子がいいと、株を埋め尽くすぐらい房咲きを年に数回繰り返すんだけど、うちのは地植えで半日陰ぐらいで黒点に弱くて勢いがない。大きさもコンパクトだし、鉢植えで過保護に育てるのがいいのかもしれない。香りも中香と書いてあるが、微香程度。
宗教関係の偉人の名前だと思うけど、そちらは疎いので詳細は不明。ハークネスのフロリバンダは、ほんとに黒点に弱いバラが多くて泣かされるけど、3年ぐらいで強くなるバラが多いので鉢上げするか悩んでいるところ。たまに一気咲きするととっても綺麗なバラなんだけどなあ。


タンバリン

2008-07-25
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タンバリンは、ハークネスのアプリコットピンクとイエローの複色のバラ。60cmぐらいの小柄のフロリバンダで、中香、四季咲きもまずまず、黒点には少しかかるが強健な方だと思う。
実は、このバラ、品種間違いで手に入れたもの。ハークネスの白のリリアン ベイリスを買ったはずが、いきなり別色で咲いた。すでに地植えにしていたのでどうしようもなく、花とタグの写真を撮って販売店に見せたら、本物のリリアンベイリスを無料でくれて、これはそのまま育ててくださいってことで。。(そこの苗は良質なので、さらにいっぱい買った。そのうち一本は品種違いだったのはご愛敬。。)
その後、いろいろ調べたが、春と秋はもう少しはっきりしたアプリコットピンクとイエローの複色になるし、当時はハークネスのバラは珍しく、輸入苗だったことから、ハークネスのサイトを調べてタンバリンという結論に達した。まあ、タンバリンだとすると、日本では手に入らないバラだし、さらに今は廃盤になったみたいだし、個性的な色のバラだからいいかな。

2009-11

植えてから品種違いでそのまま育てているが、おそらくタンバリン。アプリコットピンクとイエローの複色でロゼットから開いて褪色、甘い香りはそこそこ、ハークネスのフロリバンダらしく、セントピアーズ、リリアンベイリスと並んで黒点に弱く、樹勢も弱い。マーガレットメリルとオクタビアヒルはいいバラなんだけどなあ。最近、ハークネスのバラが騒がれなくなったのはやはりイングリッシュローズと比べて耐病性と樹勢が弱いからなんだろうな。

2010-6

ブレブレですみません。やっぱり、何とか咲くことは咲くけど、花も貧弱だし、弱いなあ。鉢あげした方がいいんだろうか。


プリンセス オブ ウェールズ

2008-06-20
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プリンセス オブ ウェールズは、ハークネスの白のフロリバンダで、故ダイアナ妃に捧げられたバラ。奇しくも1997年に発表後に有名な事故死がおきた。
白の抱え咲きのかわいらしい花で、春の花付きはよく、花持ちもよく、弱めだが甘い香り、秋までそこそこ返り咲く、地植えしても高さ幅とも60cm程度のコンパクトなバラだ。ただ、残念なのは、黒点にアイスバーグ以上に弱く、暑さに弱く、まともに秋の花をみれないことが多いこと。つくづく、白バラの名花は少ないことを痛感させられる。鉢で、雨よけして、夏は涼しいところで管理するのがいいと思う。(そのうち、グラミスキャッスルと一緒に鉢上げする予定。) だいたい、プリンセス関係の名前が付くバラって弱いんだよなあ~。
ダイアナ プリンセス オブ ウェールズというバラもあるが、こちらはダイアナの死後にアメリカのJ&Pが作った黄色とピンクの覆輪のバラ。人によってイメージが違うのだろうが、白だと思うけどなあ。今はイングランドのバラと慕われている故ダイアナ妃、ファンでなくとも数少ない白の良花として育てたいバラではある。

2008-07-27
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プリンセス オブ ウェールズも二番花がそこそこ咲いている。アイスバーグと比べると、花も株もコンパクトでかわいらしい感じで、前は黒点に弱いなあと思っていたが3年目ぐらいでアイスバーグと同じぐらいの強さ(弱さ?)になった。イングリッシュローズは3年で本格化するものが多いけど、同じイギリスのハークネスのバラは3年でやっと強くなるという感じ。といいつつ、黒点にかかってるけど。。

2008-08-26
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プリンセス オブ ウェールズは、ダイアナ妃に捧げられた白のフロリバンダ。60cmぐらいの小柄で純白のかわいい花、3年で本格化したのか夏もいっぱい咲くようになった。配合は不明だが、枝が細くてうなだれるように咲く様子、黒点に少し弱いところなどはアイスバーグに似ているので、白のフロリバンダはアイスバーグの影響を受けたものが多いのかもしれない。

2009-8

白のひらひらの可憐な花、弱めだが甘い香り、コンパクトでちょっと全体にひ弱な感じ。

2009-11


そこそこ返り咲く。

2010-8

うーん、そこそこ咲くんだけど、やっぱり弱いなあ。。

2010年の8月中旬

コンパクトなフロリバンダで、暑さによわいのだが、夏もちらちらと咲き続ける。

2010年の9月上旬

うーん、ほんとにポリアンサ並の大きさだなあ。樹勢が弱めなのと、黒点に弱いんだよなあ。

2010年の10月下旬

秋になって何とかしっかりめに咲いたが、それでもひらひらとはかない感じ。ちょっと、弱め綺麗系でダイアナ妃のイメージとは違う気がするが、イギリス人からみた王妃はこんな風だったのだろうか。


ホット花巻

2008-07-25
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ホット花巻は、1996年花巻バラ園作出のバラで、ピンクと白のグラデーションの平咲きの花が人気だ。香りはほとんどないが、花付きも四季咲き性もよく、強健で病気にもかかりにくい。写真は雨でうたれて花びらが散っていてゴメン。
元花巻バラ園の園長だった伊藤さんが、花巻バラ園近くの自宅でオープンガーデンをしていて、そこを訪れた時に記念に買った。いろいろ栽培のテクニックを教わったのだが、めんどくさくて実践してません。。すみません。

2009-6


フロリバンダのホット花巻。さすが、花巻バラ園作出のバラだけあって、宮城あたりの気候に合うのか、平咲きの濃いピンクと白の独特の花で香りはないけど、鉢でも花付きと樹勢はいい。ただ、やっぱり花が好みじゃないので、日陰の一番きついところにおいたらそれでも花付きがいいので、相当、強いのかも。



秋。
一重、ピンクと白の覆輪、黄色いしべ、ほぼ無香、とてもシンプルなバラだけあって、花付きもよく、強健。でも、ちょっと地味かなあ。


2010年の春。 色が強く出ると、ピンクというより赤の方が近いかも。。


リリアン ベイリス

2008-06-26
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リリアン ベイリスは、ひらひらの黄色みがかった花がかわいいバラ。黄色からクリームホワイトへのやさしいグラデーションでひらひらとウェーブが入る花、そこそこの香り、四季咲きもまあまあ、ただ、ほかのハークネスのフロリバンダと同様にセント ピアーズほどではないがちょっと樹勢が弱くて黒点にも弱いのが難点。同じイギリスのバラのイングリッシュローズの新しめのものは修景バラより病気に強いのに、やっぱ、ハークネスは微妙だなあ。
リリアン ベイリスは、1937年に亡くなったイギリスの有名な演出家。コンパクトなのはいいんだけど、もう少し勢いが欲しいなあ。

2008-08-26
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リリアン ベイリスも何とか夏に一輪だけ咲いた。やさしい黄色のグラデーションとひらひらの花弁できれいだけど、やっぱり樹勢が弱くて、黒点に弱いなあ。同じハークネスのバラでも、オクタビアヒル、マーガレットメリル、プリンセスオブウェールズなどは数年で本格化するのに、リリアン ベイリスとセントピアーズは弱いまま。。どちらもコンパクトだし、鉢植えに向くバラなのかもしれない。

2009-6

クリームホワイトのくしゅくしゅの花、春は花付きはまずまずだが、とにかく樹勢が弱くて黒点に弱くて難しい。。


ギー ド モーパッサンは、フランスの有名な小説家に由来するバラ。明るいサーモンピンクの浅いカップ咲き、花付きも四季咲きもよく、フルーティーな香りも強めで、メイアン版のジュエリーセレブレーションみたいな感じ。ただ、地植えで2年育てた時は、黒点にかかり始めると抑えられなくて、ちょっと窮屈だけど鉢上げした。今年は雨が少ないせいか、梅雨の間は軒先においているからか、黒点にかかっていない。
優秀なバラなんだけど、ピンク系統はイングリッシュローズがあまりにも強すぎるから目立っていない気がする。

2008-07-07
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ギー ド モーパッサンは、フランスの有名な小説家に由来するバラ。明るいサーモンピンクの浅いカップ咲き、花付きも四季咲きもよく、フルーティーな香りも強めで、メイアン版のジュエリーセレブレーションみたいな感じ。ただ、地植えで2年育てた時は、黒点にかかり始めると抑えられなくて、ちょっと窮屈だけど鉢上げした。今年は雨が少ないせいか、梅雨の間は軒先においているからか、黒点にかかっていない。
優秀なバラなんだけど、ピンク系統はイングリッシュローズがあまりにも強すぎるから目立っていない気がする。

2008-07-12
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ギー ド モーパッサンは、冬に鉢上げしたせいか、今頃になって満開。あれだけ黒点に苦しめられたのに、鉢で軒先栽培したらウドンコは少し出るものの黒点はほとんどなし。ここ数日は梅雨らしくなってきたけど気温も高いので、今年は黒点地獄からは逃れられそう。
きれいにいっぱい咲いて、香りもいいし、花持ちもまずまず。地植えに戻したくなるけど、バラには得手不得手があるし、個体差や環境の違いもあるから、しばらくはこのままで。

2008.11.03

ピンクのフロリバンダのギー ド モーパッサン。地植えで黒点にやられまくりでイマイチだったので、鉢上げしたら調子を取り戻してだいぶ咲くようになってきた。かわいいピンクのカップ咲き、青リンゴのようなすがすがしい香り、調子がいいので玄関先に置いていたら、、雨で黒点にやられて坊主に近くなってきた。なかなか難しいバラだけど、この花と香りだからしょうがないか。

2009-06-07

ギー ド モーパッサンは、メイアンのピンクのバラ。地植えでは黒点が抑えきれなくて鉢あげしたのだが、なぜか鉢で育てた方が強健で、黒点も二番花が終わる頃から疲れてかかる程度。今年はさらに、浅いカップ咲きだったのがディープカップ、色も見事なローズピンク、リンゴのようなフルーティーな香りも強まり、年々、強くなってきている気がする。
イングリッシュローズほど強かったり華やかではないけれど、メイアンのバラは強健で育てやすく一輪の美しさもあって、好み。

2009-7


鮮やかなピンクのカップ咲き、青リンゴのようなスーッとした香り、以前は地植えでも鉢でも黒点にかかりまくりでどうしようもなかったが、鉢で軒先で雨よけするようになってからは安定してきた。(その分、ウドンコにかかるけど。)

2009-11

そこそこ返り咲く。独特の香りは、とっても気分がいい。

2010-6

微妙にサーモンピンクかな。やっぱり、この香りをかぐと気分爽快になる。


天の川

2009-11

黄色のフロリバンダで、一重でそこそこの大きさの黄色い花が星のよう。無香。

2010-6

花付きもまずまず、黄色の星のような花がいっぱい咲くと天の川のようになるのだろう。

2010年11月中旬


2011年6月中旬

一重で大きめの黄色。花付きもまずまずで、いっぱい咲くと、天の川~~。
香りはないような。

2012年6月中旬


伊豆の踊子

2008-07-01
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伊豆の踊子は、メイアンから静岡県の河津町に捧げられた黄色のバラ。明るい黄色の半剣弁高芯咲きの花で徐々に開き気味になり、遅咲きだが花付きもよく、四季咲きもまずまずで、弱めだが香るし、黒点には少しかかるが強健な方だと思う。
黄色のバラは早咲きが多いのだが、これだけ遅咲き、遅咲きだと梅雨と重なるし、年間の開花数が少なくなるので、バラの場合はあまり褒められる特徴ではないが、一番花が終わって寂しい時期にぱっと明るく咲くのもよいものだ。

2008-07-29
伊豆の踊子2.jpg伊豆の踊子.jpg
今ひとつ元気のなかった伊豆の踊子も、ようやく勢いが出てきた。とにかく鮮やかな黄色で褪色も少なく、花付きもよく、雨の暗い日でもパッと明るくするバラだ。
(一部の葉っぱの先が茶色くなっているのは水切れか薬害かな。症状が出やすいバラなのかも。)

2009-7


小さめのフロリバンダで、遅咲きで春バラが7月に咲く。見事な濃い黄色、さわやかな香り、花付きもまずまず、黄色にしては黒点に少しかかるぐらいで強いかも。

2009-11


開花周期も長めで、春と秋の二期咲きといってもいいか。秋もしっかり黄色。

2010-6

今年も遅咲きだけど、6月末ぐらいだったかな。

2010年の8月中旬

暑い中でも、鮮やかな濃い黄色、さわやかな香り、黄色のバラの中では耐病性もあり強健な方だと思う。

2011年6月下旬

遅咲きで、半日陰のせいか、ちょこちょこ咲くぐらい。でも、黄色は弱いバラが多いので、強い方かも。香りは弱め、フルーティー。

2011年10月中旬

きれいな黄色。

エーデルワイス

白のフロリバンダのエーデルワイス。

2009-8

植えて2年目で少しずつ花付きがよくなってきた。
夏の暑さのせいか真っ白で花弁数も少なく開いてしまっているし、黒点にもかかっているが、四季咲きはいい方だと思う。

2010-6

クリーミーホワイト、香りはそこそこ、花付きも四季咲きもよく、花持ちもいい。地植えにしてもコンパクト。

アルプスに自生する高山植物のエーデルワイスとは、白い花ぐらいしか似てないが、小さめで可憐なところは通じるのかもしれない。(まあでも、夏花は似ていなくもないか。)

エーデルワイス エーデルワイス
やさしい花よ
汚れ知らぬ 清らかな花
白い雪の中に
とわのいのち
エーデルワイス エーデルワイス
故郷の花

エーデルワイス エーデルワイス
小さな花よ
光り薫る 幸せの花
白い雪の中に
とわのいのち
エーデルワイス エーデルワイス
憧れの花

いろいろな日本語歌詞があるようだが、僕の世代はこれだった。

2010年11月下旬


2011年6月中旬

コンパクトで、クリームホワイトのかわいらしい花で、開くとシベもみえる。微香だが、花付きもよく、花持ちもよく、四季咲きもよい。病気にもアイスバーグより強い。
白は難しいのか、古いバラの方が名花が多い気がする。

2011年9月下旬

コンパクトなフロリバンダだが、よく咲く。

ニコール

2008-06-26
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ニコールは、白とピンクの複輪のフロリバンダ。80cm程度のコンパクトな樹に、8cm程度の小ぶりの白とピンクの複輪の花がいっぱい咲く。微香、四季咲きはまずまず、黒点には少しかかるし樹勢も弱めかな。庭では、同じような複輪で大輪のプリンセス ド モナコと並べて植えてある。

2008-07-01
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ニコールは、白とピンクの覆輪のフロリバンダ。コンパクトで樹勢が弱いイメージがあったが、今年はまだ樹形は小さいが、房咲きでいっぱい咲いた。少し黒点にかかっているぐらいで、例年ほどひどくはない気がする。バラは植えて3年で真価を発揮するものが多いので、少しずつ勢いが出てきたのかな。

2009-6


白とピンクのくっきり覆輪、微香、花付きはまあまあ、黒点にかかりやすく四季咲きはいまいち。樹勢は弱い。

2009-11

秋は、春と比べると花数が少ないかな。葉っぱの白のぶつぶつはマンネブダイセンで消毒した跡、これだけしっかり消毒しても秋は黒点まみれ。

2011年6月中旬

花は、プリンセス ド モナコそっくりなのに、コンパクトで樹勢が弱い。微香。

2012年6月上旬


2017年6月上旬


ブルー ヘブン

2008-06-04
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ブルー ヘブンは、青バラの代表格で、ロザリアンあこがれのバラ。真ん中が青紫で外側はシルバーホワイトの小さめの凛とした花、かすかな香り、50cm程度の小柄な樹形で枝も細いのに花付きはよく、樹勢は弱く病気にも弱く、とっても繊細なバラだ。
地植えにしたのだが、他のバラに埋もれてしまうし、勢いが落ちてきたので、鉢にしたら復活した。樹勢が弱いのに花が付くのでますます弱るし、暑いと真っ白になるし、難しいバラだと思うが、きれいに咲いた時は時が止まるような美しさ。天国のブルーを夢見て大切に育てたい。

2008-08-19
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何故か暑くて厳しいこの時期に綺麗に咲くバラがある。一つめは、現在、一番青いバラと言われているものの一つの ブルー ヘブン。暑さで白っぽくなるが、赤みのない青みでとてもきれいなバラだ。たぶん、この時期は暑さで黒点とウドンコが少なくなるのできれいに咲きやすいのだろう。ついでに、鉢上げしたから勢いが出たのかな、樹勢の弱いバラって何故か鉢植えの方が育ちやすいんだよなあ。

2009-05-30

一番青いバラの一つと言われている、ブルーヘブン。青というよりは、くすんだ空色、灰色がかった薄い青という感じだけれど、とっても美しいバラ。ちょっと、花弁が薄くて雨とかで汚れがちになるのと樹勢が弱いので、軒先に鉢で管理してある。
岐阜の花フェスタ記念公園では、地植えでコンパクトだけどそれなりの大きさの株で、もう少し色のりがよかった気がするけれど、まあ、向こうはプロだし、シンボルローズだから管理は綿密だろうし、個人的にはこれだけ咲けば十分。



青バラのブルーヘブン。切り花では、サントリーの遺伝子組み換えの青バラもあるが、いまだに、一番青に近いバラといったら、ブルーヘブンか青龍だと思う。
これは、 2009年の春。 他の青バラよりは強めとはいえ、樹勢が弱く、小さめの鉢で細めの枝だが、花付きはまずまずいい。青というよりは、青みがかったグレーだけど、時々、光の加減や状況に応じてもう少し青がしっかりのることもある。
2010年は、噂通り、寒さに弱く、暑さにも弱く、いまひとつ、きれいに咲いてない。

2011年6月中旬


小柄で樹勢が弱く、暑さ寒さにも弱い、病気にも弱い、、弱いくせに花付きがいいのでその反動が怖い。。でも、今でも一番青いと言われているバラだから、育てないわけにはいかない。
下の画像みたいに、春でも肌寒いころ、さらに薄曇り、だと、薄紫に少し青がのっていて、ため息の出る美しさ、これをみるためだけに、育てている。

2012年6月上旬

時折、はっとするような美しさで咲く。

2013年6月中旬
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2014年6月中旬

薄紫のバラ。

マイ グラニー

2008.01.12
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写真左。
小ぶりでソフトピンクのかわいい花で、冬まで咲き続ける。

2008-06-26
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グラニーは、高さ1m程度の横張りのピンクのフロリバンダ。7cm程度の小ぶりなピンクのロゼット咲きの花が房咲きでいっぱい咲いて、微香だが花持ちもよく、四季咲き性もすばらしい。病気にもかかりにくく、強健だと思う。
グラニーは、おばあさんの意味。こんなにかわいくて元気なバラがなんで?と思うが、そういうおばあさんに捧げられたんだろうな。

2008.10.31

グラニーもとても元気なバラ。小さめのピンクのかわいらしい花で、横張り1mをこえて少し暴れるが、夏も秋もどこかの枝には房咲きしている感じ。香りはほとんどないが、花持ちがいい。病気にもかかりにくく強健なので、フロリバンダというより、ピンクの修景バラといってもいい気がする。

2008.12.13

ピンクのフロリバンダのグラニー、これも初冬まで咲くバラ。最初のうちは、グラニューと勘違いして甘い香りがするのかと思っていたがグラニー=おばあさんの意味で微香程度。小さめのかわいらしい花だが、とても花持ちがよい。横張りで枝が暴れて、暴れた先に自由に房咲きする、やんちゃなおばさん。

2009-6



横張りで暴れ気味で、細い枝のいたるところにかわいらしいピンクの花が房咲きする。微香。強健で黒点にも強め。

2009-8


花数が多いので、夏も二番花が残って咲き続ける。枝が細く、花の重みで垂れるので仕立てがむずかしい。

2010-6


あいかわらず、横張りで垂れるので暴れまくり。でも、かわいいから許す。

2010-8

ピンクのかわいらしい花で、春ほどではないが、夏もところどころで房咲きする。

2010-11

秋は、咲き疲れたのか花付きは今ひとつだった。その分、いつもより大きめにクシュクシュに咲いた。微香程度。

2011年7月中旬

小さい花だが、房咲きで花数は多い。これも株の一部。

2012年6月中旬

これも花数多いけど、小さいし、枝が細いので垂れるなあ。

2015年6月上旬

かわいい花。

2016年6月上旬


ミミエデン

2008-08-19
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ミミエデンは、メイアンのピエール ド ロンサールのミニバージョンみたいなもので、人気のあるバラ。3cm程度のピエールを小さくしたような花で、花持ちも抜群で切り花でも人気だが、ただ、遅咲きで樹勢も今ひとつだし、なんと言っても黒点とウドンコに弱すぎる。普通に売っているミミエデンで病気が全くなかったものは見たことがないぐらい弱い。3年ぐらいすれば強くなるかと思って地植えにしたのだが、うどんこは抑えられたが黒点がひどくて、やはり鉢植えに戻して軒下の風通しと日当たりのいいところに置くことにした。そしたら、樹勢の弱いバラによくあるパターンで勢いが出てきて、ついでに暑さで黒点とウドンコが抑えられて、やっと綺麗に咲いた。
ミミエデンは小さな楽園の意味で、本当は房咲きで、切り花だととてもきれいな花束になるらしいが、いつになったらそこまで咲かせることができるのだろう。。

2008-09-24
ミミエデン.jpgミミエデン2.jpg
何かと話題のバラのミミ エデン。とっても気むずかしいバラなんだけど、ようやく安定して咲くようになってきた。基本的には房咲きするタイプで、左のような感じの蕾からゆっくり開いてきたあたりが一番うつくしく、切り花でよく使われる時期だと思う。これで一枝ぶんなので、三枝ぶんぐらい咲かせられれば、すばらしいブーケが作れそうだ。で、暑い時期だと、4日ぐらいで右のように開いて普通のミニバラみたいになってしまう。それでも、ここから2週間は花持ちして腐ったような感じで終わるんだからすごい。
地上ではほとんどまともに咲かなかったのに鉢植えで咲くようになったから、やっぱり、樹勢も弱いし根張りも弱いし、鉢植えで風通しと日当たりのよい軒先栽培むけのバラなんだなあ。


2009年の春。 春は元気で蕾までは順調なんだけど、粉鐘楼以上にウドンコに弱くてなかなか開かない。かといって、地植えにすると黒点にも弱いし樹勢が弱くてダメ。フロリバンダの中ではトップクラスの気むずかしさで、鉢でミニバラ並の過保護が必要だと思う。


夏。やはり、ウドンコにかからなくなる夏場の方がきれいに咲く。やっと、念願のブーケ咲き。3cm程度の小さな巻き巻きの花で無香だが、花持ちは抜群。


2010年の初夏。 やはり、春はウドンコでほとんど咲かず、夏も去年咲きすぎたせいか花数は少なめ。その分、ピンクは濃く咲いた。

2010年の8月中旬


ミミエデンもやっぱり夏が元気。ピンクと白のグラデーションの小さな花で、横張り気味でいろんなところに房咲き。無香。

2010年の11月上旬

四季咲きもまずまずなのだが、秋は春ほどではないが少しウドンコにかかるし、黒点にもそこそこかかる。色は濃くなる。

2010年の12月上旬

ほぼ1ヶ月後。
少しずつ痛んではくるが、寒さもあって、優に一ヶ月は花持ちする。

2011年6月中旬


小さなピエールのような花で人気があるんだけど、有名なウドンコクイーン、そして、黒点にも弱いお姫様。ちょっと、横に暴れるかな。本来は房咲きするんだけど、今年はポチポチ、まあ、春先から黒点にかかってるから。。

2012年6月中旬


2012年9月上旬

強くなって普通に咲くようになったが、けばくなってきた。

2014年9月上旬

周期的に房咲きする。

2015年6月中旬

小さいピエールみたい。

ムーン スプライト

2008-06-03
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ムーン スプライトは、クリームイエローの小ぶりなやさしい花をたくさん咲かせ、中香程度だが薬のようなミルラの香り、フロリバンダで香る品種としてとても貴重だ。
クリームイエローの小ぶりな月の妖精ムーンスプライト、まばゆい黄色の大振りな太陽の妖精サンスプライト(フリージア)、どちらも香りもよいし、並べて育てているがどちらも大好きだ。
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ちなみに、過去に撮ったサンスプライト(フリージア)

ただ、この系統の黄色のバラは、本当に病虫害に弱い。黒点にはかかるし、チュウレンジバチはよくつくし、消毒なしではきれいには咲かせられないと思う。

2008-06-06
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ムーン スプライトももうちょっとで満開。こっちは、フリージアと比べると少し小ぶりで、やさしいクリームイエローからホワイトへのグラデーション。ムーン スプライトもいい香りがする。

2009-6


ムーンスプライトは、中心が濃くなるクリームイエローのやさしいグラデーションのバラ。フロリバンダなので、花付きも四季咲きもまずまず、ミルラの中香、やっぱり黄色系なので病気には弱めだが樹勢はまずまず。

2010-6


クリームイエローのかわいい花、ミルラの弱い香り、春の花付きはよく、四季咲きはまあまあ。黒点には春にかかるぐらいだから弱い。

2010年11月中旬


2011年6月上旬

クリームイエローのやさしいグラデーション、中ぐらいのミルラ香、直立性だけど、ちょっと重みで倒れてる、てか、誘引しないと。

2011年10月下旬

繊細な黄色のグラデーション。香りもまずまず。黄色は、黒点に弱いものが多い。

夢香

2008-07-26
夏は、暑さと夕立でバラには厳しい季節。そんな中でもポチポチ咲いているバラもあるが、どうしても容姿も花数も寂しくて、暑いこともあって、自由放任になってしまう。
ただ、夏は、バラの誘惑が強い時期でもあるのだ。それは、春苗の売れ残りが大安売りになるから。。仙台だと、ガーデン・ガーデンやザ・ガーデンあたりは、すべて30%オフ、黒点で弱っているバラだと半額以下の投げ売りってこともある。特に、イングリッシュローズの新作とか欲しいバラがディスカウントされていると、状態がよほど悪くなければ、後先考えず衝動買いしそうになる。。
夢香.jpg
で、今年も買ってしまった、まず一本目が、夢香。黒点にやられていたので、見事に半額以下だった。それでも、付いていた蕾がさっそく咲いた。ピンクの濃淡がでるかわいらしい花で、名前のとおりの夢のような甘い香り、暑いのと雨でちょっと花持ちが悪い気がするが、花付きはよさそうだし、黒点は店先では他のフロリバンダ系ぐらいにはかかってたので消毒は必要だろう。
2004日本バラ国際コンクールで金賞と芳香種部門金賞を受賞、2007国際香りのばら新品種コンクールでも新潟県知事賞を受賞したバラ。四季咲き性の高いピンクのバラだと、セクシーレクシーは香りがないし、オクタビアヒルは香りが弱めだし、イングリッシュローズだと夏と秋の花付きがいまいちなものが多いし、期待して育ててみよう。この時期の大苗は根のまわった鉢苗なので、よほどの真夏や状態が悪くないかぎり、ふつうに植え替えして構わない。(てか、生きのいいバラだと、うまくやれば真夏に移植しても枯れることはない。)花と香りは申し分ないので、あとは、花付きと黒点耐性をみて、よければ地植えにしようかな。

2009-06-04

夢香は、京成バラ園作出のピンクのバラ。夢のような甘い香りのピンクの花が咲き誇ると説明書きがあって、期待して地植えにしてみた。。
1年たってやっと、半剣弁抱え咲き(ちょっと開いているけど)のピンクの花が咲き、甘い香りを漂わせるようになった。でも、もともと、去年の夏に黒点にやられまくりで半額セールされていたのだが、やっぱり黒点に弱すぎる。消毒しても春バラの段階で既にやられまくり。樹勢も弱いし、香りもフロリバンダの中では強い程度。店で売られている夢香をみても、やっぱり黒点祭り。一番花が終わったら、鉢あげ決定とした。同じピンクのバラなら、コンテドシャンボールの方が、はるかに香りも強くてすばらしいし、花付きも四季咲きも、強健さもいいし、なかなか純国産ですごいバラってないなあ。(ニューウェーブは凄いです。。)

2010-6


夢香は、2007年京成バラ園作出のピンクのバラ。2年前に、夏の病気まみれの格安苗を買って、最初は鉢、その後、地植え、結局、黒点に弱くて鉢に戻した。おかげでしばらく勢いがなかったが、今年の春はようやくフロリバンダらしく咲いた。コンパクトな樹に、半剣弁抱え咲きのかわいいひらひらの花、ソフトピンクのやさしいグラデーション、名前の通り夢のような甘い香り、いいバラだけど、やっぱり黒点に弱いし、樹勢も弱い。お嬢様だなあ。

2011年6月上旬

小柄で鉢向きだけど、花は大きめで豪華、そして、名前の通り、夢のような香り。甘く濃厚で、それでいてしつこくない。。このバラの香りが一番好きな人も多いはず。

2012年6月上旬

夢のような香り。

2013年6月中旬
夢香06中.jpg

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