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ブログをお引越しすることにしました。新住所は「ペルー片道切符」、こちらです。インドネシア時代から、ざっと5年。「書く」という楽しさを教えてくれた楽天ブログ。「友達」がいっぱいできた楽天ブログ。「うれしいこと」も「悲しいこと」も、「文句」も「グチ」も聞いてくれた楽天ブログ。本当にいろいろありました。本当に感謝です。本当にありがとうございました。楽天ブログはもう更新しないと思いますが、皆様のところへは遊びに行かせていただきます!(もう日常業務ですしね~/笑)「ペルーのことが知りたい」って思ったら一番に見てもらえるような、そんなブログを目指します。皆様もぜひ遊びに来てくださいね!かえる。
Oct 17, 2009
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flojo。フロホ。ふろほ。今日覚えた言葉。怠け者。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「いくらくれたら、この荷物を上まで運ぶ」ってちゃんと約束したにも関わらず、その一部をこっちに手伝わそうとする、ずるい奴。普段なら、私だって気軽に手伝う。1人で運ぶより早いし、どんなことでもお互い様だ。でもこいつは最初からぶつくさ言ってすっごく感じ悪かったし、「お願いしますよ、セニョリータ」じゃなく、「これ、持ってって」って態度で、とにかくかちんっときてた。それに手伝っても、お礼とか言わないし。当たり前だって顔するし。そんなの嫌だ、あんたの仕事だろ?おりゃ~!そしたらね、こんな捨て台詞を吐いたらしい(私は直接聞こえなかったんだけど)「こんな軽いものも運ばないなんて、なんて怠け者なんだ!まるでペルー人のようだ!」わははっ!座布団一枚!ペルー人がペルー人を怠け者だって思ってるってことじゃーん!あんたたち、よくわかってるじゃーん!だいたいお前が一番怠け者だろうよ、えっ?金もらってんなら、素直に働けー!荷物は無事運び込まれたし、単語は一個覚えたし、最後ちょっと笑えたし。なかなか有意義な時間でした。ご一緒だった皆様、今日はお疲れ様でした♪
Oct 16, 2009
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ゴム底が剥がれてしまった靴を修理に出した。一度市販の靴専用ボンドで直したけど、またすぐ取れてしまったの。靴底も随分すり減ってるし、ちゃんと修理に出そう。さて、どこに出そうか?で、うちから1Kmちょっと離れたメルカドにある修理屋さんに出した。このメルカドには、お米を買いに月1度くらいくるのだがそこにある修理屋さんは、いつもお客さんが大入り満員。修理だけなら近場で出来るけど、腕のいいところがいい。そこに出そう。そうしよう。修理を依頼したら「ゴム底もちゃんと換えたほうがいいね。じゃ、3日後に取りに来て。」と言って、受取書をくれた。この日はお米を3kg買って帰った。3日後。この日の午前中にできていると言われたが、ここはペルー。午後のほうが確実だろう。と思って午後に行ったら、「まだできてないんだー。」おいおい、頼むよ。このためだけに、1Kmも歩いてきたんだよ?「明日か明後日にはできてるよ。電話してから来てね、セニョリータ。」とほほ、反省の色なしか。手ぶらで帰るのも悔しいから、またお米を3kg買って帰った。重いっ。明日か明後日かと言われたが、ほんとだかどうだか。お米だってもう6kgもあって、当分いらないんですけどーっ靴の修理のためだけに、1Km歩くのはしんどいよーっなので一週間後に行ってみた。さすがにちゃんと修理できていたようだ。ここでお約束のチェック!本当にちゃんとゴムがくっついてる?雑なところ、ない?汚れが付いたりしていない?ペルーだからねー、チェックしないと絶対後悔するからねー。でもさすがに人気の靴修理屋さん、まずまずちゃんと仕上がってました。受取書を渡してお金払って、いそいそと家に帰った。で、家に帰り、下駄箱にしまおうとした時に…やられた。右の靴の中敷きが、ない(涙)あんなにチェックしたのに!ペルーだから、ペルーだから、いつも色んなことがあるからってチェックしたのに!なんで中敷きがないんだよー!受取書渡しちゃったし、電話番号も分からないーっ!!こういう時の自己嫌悪、どうしようもないですな。しかも領収書も渡して、お金も払っちゃった後。もし中敷きが見つからなくてもめても、こういう時は分が悪い。頭の中で「保障」とか「弁償」とか「ひどい」とか「うががーっ」とかの単語を考えながら、また1Km歩いて、靴修理屋へ行った。(店)「おーら、セニョリータ、どうしたの?」(私)「これ(中敷きって単語しらない)がないのっ!」(店)「えっ? あ、これ?ここにあるよ。」(私)「あ、それそれ!よかったー、ありがとー!」オヤジーッ!なんで目の前に置いてる中敷きを忘れてるねーんっ!私ーっ!なんで「ありがと」やねーんっ!帰りの1Km、また激しく自己嫌悪に陥りながら帰ってきました。ま、終わりよければだけどね。でもさ、朝から往復4Kmも歩いちゃったよ。靴のためだけに合計8Kmだよ。自分のおバカ加減に呆れて、思わずブログを書いておりまする(笑)
Oct 10, 2009
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少し前のブログに「新興宗教の勧誘がきた」って書いた。で、「仏教徒だから必要ない」って答えた私。どうやらそれが失敗だったようだ。。。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・この前、野菜(売りの)オヤジが来たので、アパートの下に降りたところ、「うわ~!日本人の方ですかぁ~?!」と、日本語が。見ると、ちょっと年配の男性と若い男性の2人連れ。にこやかだし感じもいいけど、平日のこの時間に男性2人ってすごく変。その2人が、オヤジの売ってる野菜を見て、「えっ?これ、日本の野菜ですよね?こういうの、売りに来てくれるんですか?「うわ~、お餅もありますよ、ほら!ゴボウもありますね!」と、大興奮!誰だか分かんないし、どう反応していいのか分からなかったけど、なんかすごく感動してるから、説明せざるを得なかった。野菜オヤジ、とは日系人と長く仕事をしていたというペルー人で、郊外から日本野菜(ゴボウや大根、小芋やネギなど)や豆腐、アゲ、その他いろんな物を車に積んで売りに来てくれる。私だけじゃなく、大勢の日本人・日系人が利用している超便利屋さんだ。こうした日本野菜は、特定のメルカドや店でしか手に入らないのでオヤジの存在を知ったら、日本人ならそりゃ感動もするだろう。この2人もオヤジの電話番号を貰っていた。オヤジは私が紹介したと思ったのか、オマケのネギをひと束くれた。さて。で、あなたたち、誰ですか?「私たちと一緒に神の存在についてお話しませんか?」・・・宗教の勧誘でした(涙)「自分たちの仲間が『このアパートに日本人が住んでいる』と言っていたので、それで私たちが来たんです。いつも行ってみると中国人だったりするんですが、いやー、日本人の方に会えて嬉しいですよ!」一瞬どういうこと?って思ったけど、どうやら先日「仏教徒だから」と断ったことで、日本人だと判断されてしまったらしい。すっごい怖いよ、これ。その勧誘の男性たちは、とても腰が低く、感じのいい人たちだった。こんな異国の地で出会う日本人同士、本来なら仲良くお付き合いして行きたい。でもねー!宗教関係だけはお断りなのよー!!こういう信仰に関することって、勧誘したからどうのじゃないでしょ。本当に神様を求めている時には、その人にとって大切な神様(の宗教)に出会えるもんだと思うから。私は今幸せだし、「神様お願いっ!」って時も八百万の神様に祈っちゃうし、自分の亡くなった父がいつも守ってくれてる気がするし、とにかく今は必要ない。この人たちが嫌い、とかじゃなく、とにかくそういう雑誌を置いていかれても困るのよ。「いやー、こうして日本人の方にお会いできるのも、何かのご縁ですね!またぜひ色々お話しましょう!」にこやかに帰って行きました。ごめんね、でもきっと次はインターホン越しでしかお話しないかも。とにかくびっくりした出来事でした。
Oct 9, 2009
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今、夜11時半。我がアパートの裏の家ではフィエスタの真っ最中。すっごく煩い。大音量で音楽がんがん。ずんずん低音が響いてくる。まるで自分がフィエスタ会場にいるみたいだ。煩いよー。ペルーだから仕方がないけど、でも煩いよー。あまりの音に、うちでテレビを見る気にもならない。外の音楽のほうがずっと煩いから、こっちの音が聞こえないもん。うちのエリアは静かな環境を大切にしてるのでさすがに1時を過ぎたらだいぶ音がさがると思う。近所の人もセレナスゴ(地域を守る区役所のパトロール)に連絡したりするからね。でも12時くらいまでは… お互いさまって感じでみんな我慢する。うちはお互い様なこと、全然しないんだけど。あー、なんだかまた盛り上がってきた!クンビア、サルサ、もう凄いぞ!きっとあのテントの中では酒池肉林の乱痴気騒ぎだ!↑妄想中。ということで今日は寝れそうにありません…追記:結局夜中(というか明け方?)の4時ごろまでどんちゃかやってました(涙)夜中までフィエスタってのはここのデフォルトだけど、頼むから商業地でやってくれ。。。
Oct 4, 2009
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友達かぴちゃんとバスに乗っていた時のこと。「あ、あれ見て!」かぴちゃんが指差したその先には日の丸のような交通標識が。えーっと、なんて書いてある?「PARE EN LUZ ROJA/赤信号では止まりなさい」…これって、当たり前でしょが?「スピード出しすぎ注意」「居眠り運転危険」ではなく、「赤信号は止まれ」。いやはや、いかにペルー人の運転マナーが悪いかを示してますな。ちなみに「UIT.」は罰金の略なんだって。※追記参照何に対しての10%かわからないけど、赤で止まらなかった奴にはちゃんと罰金が科せられます。…「正規の罰金の10%程度が、警察へのワイロの目安よ♪」ってことだったりしてね(笑)追記:UIT.とは「課税指標数値」ってものらしい。ちなみに2009年度のUIT.は3550ソーレス。なので「UIT.10%」ってことは「罰金355ソーレス」ってこと。約12000円くらいかな、たっけーっ!
Sep 30, 2009
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昨日の夜、イカ、ナスカの旅から戻りました。今回はなんと、コーディネーターとしての初仕事だったんです!うほっ♪ことの起こりは、8月。「旅行雑誌の取材・撮影についてご相談が…」旅行者参加型トラベルコミュニティマガジン「4travel」の編集長、五十嵐さんからのメールでした。そしてそれから、あれこれどたばた。なんたってかえるは、コーディネーターの仕事は初めてなのですよ。旅行の事前調査も大好きだし、旅行は大好きだし、大好きなペルーを知ってもらうのも本当にうれしい。でもいいんですか? 私、なんちゃってスペイン語なんですよ?10個くらいの単語を、とにかく使いまわすって程度なんですよ?それでも「サイトを見ておもしろかったので」と言ってもらえたことが本当に嬉しかった訳であります。(撮影がメインでバリバリの通訳じゃなくてもいい、というのもあったんだけど/苦笑)それと、今回の訪問先が私自身が個人的に行ったことのある場所だったことも助かりました。まったく初めての場所だったら、さらにプレッシャー大!うんうん、初デビューの場所として、本当にラッキーでしたね。所謂「海外旅行」と違い、雑誌の撮影という目的で行くのも初めて。だから、感動ポイントも達成感を味わうポイントも違う。普通ならここで「わーい!」というところも、読者に伝える、という立場に立つとそうじゃない、とか。そういう意味でも、いい勉強になりました。はい。そして、たくさんの方々にご協力頂き、情報も貰いました。ありがとうございました!感謝です!!★現在発売中の4travel vol.2★「日本人の知らないイタリア」こちらも、ぜひぜひご覧くださいね。
Sep 26, 2009
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おとといまで比較的暖かかったリマですが、昨日からぐぐっと冬に逆戻り。今は部屋でジャケットを着ているかえるです。寒いよー!冬眠したいよー!しかし働かざる者食うべからず、頑張らなければなりません。ここ数日、かえるの記事がぞくぞくとアップされております♪アサヒドットコム/世界のウチ・・・「リマのリゾートテイストアパート」あそびすと・・・「標高3055m、寒くてもアツい! アンデスのサンタ・ロサ祭り」AB-ROAD・・・「リマ観光の穴場、遺跡もあるラス・レジェンダス動物園」日経ウーマンオンライン・・・「ペルー版ガマの油ならぬ“かたつむりのよだれ”」世界のウチ、今回は「自宅でリゾートする方法」がテーマ。貧富の差、地域の差が激しいリマ、金持ち地区だと、家もでかいし景色もいい。そしてこれ見よがしにパーティーをしてます。しかしあまりに煌々と明かりをつけて騒いでるので、思わず望遠で覗いてしまいましたわ(笑)「サンタ・ロサの祭り」は、私がペルーで初めて体験した「超アンデス!」な祭りでした。外国人に見せるためじゃなくて、村人が自ら思いっきり参加して楽しむ祭り。あの仕掛け花火のすごいこと!安全確認、まったくなし!(笑)火の粉が降ってくる祭りなんて、日本じゃまず体験できません。また後日、後編がアップされる予定。ぜひ見て、アンデスを体感してください。AB-ROADの「ラス・レジェンダス動物園」は、観光客・リマ在住者向け、ですね。これからリマにお越しになる方にはちょうどいいのでは?お弁当を持って動物園!日頃のストレスも癒されますよ~♪でもって日経ウーマンオンラインは、9月8日にスタートしたばかりの新しいサイト。イキイキと働く女性へ、ビジネスや暮らし、美容&ヘルス情報満載です。「ババ・デ・カラコル」は以前ブログにも書いたものを記事向けに書き下ろししたものですが、その効能も調べましたよ!かたつむりの新しい魅力?!を、ぜひもう一度見てやってください♪ここ数日のお話では・・・1、新興宗教?の勧誘が週末になるとやってくる。 アパートのインターホンを順番に鳴らして、「一緒に教会に参りましょ~」と来る。 こういう時だけ「仏教徒ですから」と断る私。南無~。2、少し前だけど、アパートに「不幸の手紙」が回ってた。 ドアの隙間に紙が一枚。 よく見ると「神に祈らないと不幸になる」「手紙を回さないと不幸になる」って。 はいはい、ペルーじゃ紙だって高いんだから、無駄なことしないでよね。 こうして私は貴重な裏紙をGET(笑) メモ帳にして使ってます。3、うちの下階の家が売られ、現在次の入居者がリフォーム中。 もう毎日煩いのっ!トンテンカンテン、ガガガガガーーーーッッッッ!!! 床を磨いたり、壁のタイルを壊したり、これはお互い様だけど煩い。 電話が鳴っても聞こえないし、仕事に集中できません。 でもちゃんと朝8時から工事してる。毎日ちゃんと朝から仕事してる。すごい! もしかして腕のいい真面目な職人さん?だったらスカウトしなきゃ!なんて思ったり。 ああ、しかし煩い。あとどれくらいかかるかなー…
Sep 16, 2009
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ブログ管理画面の「日記を書く」の欄が、リニュアルしてますねーあまりに久しぶりの書き込みなので、今初めて知りました(笑)先日はアンデスの村、カンタのご紹介を書きましたが、今度は海岸付近の町、ワラルのお話をご紹介します。リマからバスで2時間ほど北上すると、穏やかな気候と豊かな水で農業が盛んな町、ワラルに到着します。友達家族と共に過ごしたワラルでのお話を記事に書かせて頂きました。「家族と自然にやさしい暮らし」 日経BP社 ecomam(エコマム)「自然の力を生かしたペルーの循環型農業」乳搾りを見せてもらったり、餌をやったり、おびえてクイクイなくクイをちょこっと触ったりして遊びました。記事にも書いたとおり、本当におもちゃ箱のような、でも実はちゃんと秩序もあるような、そんな不思議な畑を子供たちと探検しました。湧水もあったんですよ!はるか彼方のアンデスから、ずっと地下を通って流れてきた水です。とっても美味しい水でした。ああ、懐かしいな。また行きたいな。エコマムの記事、ぜひご覧ください♪
Sep 8, 2009
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リマからすぐ行けるアンデスの村、カンタ。前から「すご~くいい所」と聞いていたけど、なかなか行く機会がなかった。そのカンタをこちらでご紹介↓「リマから気軽に行ける身近なアンデス、カンタ村探訪」チェクタの岩絵は、こんなサボテン山にごろごろと転がってます。誰が何のために描いたのか、まだわかっていません。でも気候の変化や心ない人が持ち帰ったり落書きをしたりなどで年々失われています。聖ロサが幼少のころ過ごしたという村が「サンタ・ロサ・キベス」。毎年8月30日のサンタ・ロサの日には、この静かな村に大勢の人々が押し寄せます。サンタ・ロサの井戸(こちらはレプリカ)。願いが叶うという井戸に私もメモ一切れを入れ、お祈りしました。「むっちゃ大金持ちになれますように~!!」←うそ(笑)天窓から差し込む光がとても神秘的。カンタ村のレストランで昼食。なーんにもない村だけど、そのなーんにもないところがとてもいい。だんなの靴底のゴムが剥がれてしまったので、カンタ村唯一の靴修理屋さんで修理。ニカワをぷちゅっとつけて、中敷きを取り、釘をゴンゴンと直接打ち付ける…なんとも大胆な、合理的な修理法。お代はたったの2ソル(70円ほど)。カンタから少し離れたオブラヒージョ村へ。ここでは馬に乗って地域を散歩、というのが定番。こんな小さな子供でも、上手に馬を操れます。鼻水、カピカピになってるよ~。薬草入りのエキスにお酒やお湯を入れて割って飲む。あまりに怪しい色だったので飲まなかったけど… でもアンデスのハーブは奥深いので、いろんな効能があるのかもしれません。夕方。一仕事を終え、のんびりと軒先に座ってるおばーちゃんたち。こういうアンデスの雰囲気、大好き。冬のリマは、毎日うす曇りで湿度も高くてじんじんと底冷えする。標高の高いアンデスの村も、夜ともなればすごく寒くなるけど同じ寒さでも乾燥してるからまた違うんだよね。キーンと緊張感のある寒さというか。でも日中は、さんさんと太陽が照りつけて、暖かい!リマに届くはずだった日差しが、全部ここに集まったような感じです。カンタ村、そしてオブラヒージョ村。ぜひ一度行ってみてください。
Aug 24, 2009
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少しご無沙汰でした。というのも、リマの北約200kmにあるBarranca(バランカ)という町に遊びに行っていたもので。海沿いの町バランカは、美味しい魚介類で有名。今回もいっぱい食べてきました。いやー、満腹満腹。こんなんとか、こんなんとか、こんなんとか。もっと食べたけどね♪そして念願のカラル遺跡へも。6月にユネスコの世界遺産に新しく登録されたばかりの、でもなんと約5000年前の遺跡なのです。今も発掘調査中で、見学途中「ほら、これが埋まってる骸骨の頭だよ」とビニールシートをめくって見せてくれたほど。最初は焼き物のお椀が逆さ向いて埋ってるのかと思ったんだけど…早くあの頭の主を掘り起こしてあげて欲しいな。(あ、本人は本当はほっといて欲しいかもね/汗)カラル遺跡のお話は、現在さっそく記事として執筆中。また別途ご紹介しますね。カラル以外にもあちこち連れてってもらって(M&Aちゃん、ありがと!!)お友達ちかちゃんの家で手巻き寿司パーティーしたり、カラオケに行ったり。あと、JICAの海外青年協力隊のお若いお兄ちゃんたちにも会いました。こうして海を渡って活動する青年をみると頑張ってるな~って応援したくなります。ちかちゃんのブログエルネスト君のブログそしてリマに戻った後は、私の誕生日♪めでたく41歳になりました。いやー、なんだか物凄い勢いで年を取っていってます。1年が早い早い、もうあっという間。でも健康だし、友達にも恵まれて楽しくやってます。感謝、感謝。8月5日、MちゃんAちゃんが買ってきてくれたケーキ♪この後飲んでしゃべって、朝の5時まで…6日も友達がsorpresa(びっくり、驚き)でケーキを準備してくれてました。Aちゃん、Aさん、Yさん、Rちゃん、みなさんありがと~!!とまあ、毎日食べてばっかりです。で今日、友達の家に行ったら、旅行土産を頂いちゃいました♪きれいな山とアルパカの絵が可愛い箱の中身は…アレキパを代表する銘山、ミスティ山!ほんと富士山そっくりで笑っちゃう(笑)空に浮いた雲が温泉マークに見えるのは、私だけ?でも本当にこんな感じの、とてもきれいな山なんですよー。それに高さは5800m以上、富士山よりもぐーんと高い山です。とまあ、食べることが続いてまな。今夜もこれからお出かけの予定です。でも仕事が進まない… いかんいかん、この週末は引きこもります。かえるの近況報告でした。
Aug 8, 2009
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さあ飲むぞ!お待ちかねのコカビール!ぎんぎんに冷やしたコカビールを冷蔵庫から取り出し、錆び止め加工などまったく施されていないと思われる、昔懐かしい鉄の王冠を開ける。とくとくとくとく…クリアな色、ではなく、ちょっと濁った黄金色。やっぱりコカが入ってるからかな?でも泡立ちはなかなかよいようだ。まずは香りから。妙にフルーティな、というと聞こえはいいが、合成香料たっぷりのフルーツガムを開けた時の、銀紙に付着したような香りがする。悪い香りではないが、かといって爽やかとは言えない。微妙だ。泡をみる。真っ白でクリーミーな泡… ではなく、なぜか部分部分が黄色っぽい。さて、乾杯!!ごくごくごくごく…まずい。ぴりぴりとした感覚が舌を刺激する。お酢を使ったサワードリンクみたい。でも甘みは全くないうえに、コカの苦みが口に広がる。どくだみ茶って飲んだことある?あの独特の苦み、臭み。あのどくだみ茶を薄ーく入れて、ビネガーと炭酸で割ったような味。だんなは「どくだみほど、ひどくはない」と言うけれど、この舌に残って、料理の味を殺してしまうこの苦みは、やっぱりどくだみ茶に似てる。ビール独特の、あのすっきりした喉越しは、なし。爽やかな…ではなく、直接的で雑味のある、妙な苦み。撃沈。ところでコカビールの効能はというと、コカの葉は、疲労回復、素晴らしい集中力、覚醒作用、高持久力、抗ストレス、抗鬱、ダイエット、記憶強化、骨粗鬆症、関節炎、高コレステロール、健忘症、糖尿病、高血圧、低血圧に効きます。(前回の日記より)このうち、覚醒作用はすっごく実感できた。だってその後いくらアルコールを飲んでも、全然酔わないんだもん。ダイエットもわかる。だって、この後、私は食欲が落ちた(苦笑)。せっかく張り切って作ったピザだが、すっかり食べる気がなくなった。素晴らしいダイエット効果だ。抗ストレス、抗鬱は嘘だな。だって私は暗~くなったよ。低血圧には効きそうだ。飲んだら絶対目が覚める。うーん、残念。でもまあこれは私の個人感想なので、ぜひお試しあれ。ちょこっと検索してみたら、クスコの一部レストランやお店では売ってるらしい。しかしこれなら日本で販売許可が下りるかも?だって絶対常習性はないだろうからね(笑)
Jul 30, 2009
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昨日の夜ニュースでまたエキスポフェリアの宣伝をしていた。今度は生産省主催らしい、いやまったく、フェリア好きな国民だ。YouTubeはこちらで。そこでコカのビールが初出展と!これは行かねば、ぜひ買わねば!!で今日行ってきました。SurcoのParque de la Amistadで26日までやってます。YouTubeにも出ていたお姉ちゃん。最初愛想悪かったけど、「TVでみたよー」というと思わずにっこり。こちらが「Cerveza de Coca(コカビール)」のパンフ。その中身はというと…どこにもない珍しいビール、例えばコーヒーやコカの葉っぱ、アニス、紫トウモロコシ、そして様々な香りのようなものを作ろうと、2006年にできた会社です。・・・私たちのビールは最高級の麦芽と素晴らしい味と高品質を保証されたアプリマック県の様々な植物をベースに作られています。・・・驚嘆すべきインカの聖なる葉であるコカの葉は、自然の素晴らしい薬であり、プロテイン、ビタミン、炭水化物、脂質、繊維質、カロリー、カルシウム、リン、鉄、均整のとれたダイエットと完璧な健康に必要な基本的成分を含んでいます。・・・コカの葉は、疲労回復、素晴らしい集中力、覚醒作用、高持久力、抗ストレス、抗鬱、ダイエット、記憶強化、骨粗鬆症、関節炎、高コレステロール、健忘症、糖尿病、高血圧、低血圧に効きます。・・・ほんまかーっ!ちゃんと裏取ったんかーっ!!でもまあ確かにインカ時代から疲労回復と集中力、覚醒作用は確認されていたようなのである程度は信ぴょう性あるのかも?(個人的に記憶強化と健忘症というのに惹かれる。)でもね、小瓶なのに10ソルもするの!普通のビールは小瓶って2.5~3ソルくらいなのよね。だから10ソルは高いっ!まだアプリマック県アンダワイラスしか売ってなくて、しかも生産に投資したお金を全部乗っけてるんだろうからある程度高くても仕方がないけど、でもちょっとな。アプリマックに一般の観光客を呼ぶのは難しいから、クスコやプーノと契約して、ああいった世界的に有名な観光地で売ればいいのにね。そしたら世界中から来た観光客に、飲んで楽しんでもらえるのにね。ラベルには「Smart Drink」って(笑)ビールにスマートも何もないわなぁ。アレキパのロコトソース。味見したらとっても爽やかな辛みが好みだったので。7ソル。マカ、キヌア、キウイチャ、アラカチャ、オカ、タルウィ、コカ、カニィワで作ったというシリアル。その名も「インカ フォース」 すげーネーミングだ。こちらはきな粉とマカを混ぜたような味でポソポソした舌触り。どんなに健康的なシリアルでも、これは正直売れないだろうなぁ。(現に味見した他のペルー人もみんな残していたし、私も買わなかった。)身体にいいだけではダメよね。ということで、他にもワインや色んな果実酒、ナッツ類、蜂蜜、穀類などなどがありました。前のエキスポフェリアのような生鮮野菜や果物はなかったな。頑張ってる商品あり、あまり差別化できてない商品もあり。でも地方の皆さんにも頑張って貰いたいもんです。このコカビール、まだ冷えてないので、飲んでません。飲んだらまたお味をご報告しますね!本当にコーヒーの香りなんてするんかな(笑)ペルーはやっぱり面白いです♪
Jul 25, 2009
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リマは砂漠気候で、年間を通して滅多に雨が降らない街だ。冬はlloviznaと呼ばれる霧雨がたまに降る程度、フンボルト海流の影響もあって、冬の湿度は100%近くなるが、その空中で保たれた水分が粒となって降ることはあまりない。あっても夜間が多く、ペルーに来た時も「リマは雨が降らないし降っても夜とか明け方くらいだから、傘がいらないのよ」とペルー人に自慢?されたほど。ところがこの冬はとても変。数週間ほど前はまるで夏に戻ったような青空が広がったり、暑くて半袖で十分な天気だったりした。そしてここ数日は雨だ。しかも昼間ずーっと降っている。今朝に至っては傘なしでは歩けないほど降っていた。屋根がフラットで雨に対応した作りではない家が多いので、雨がやんだ後、あちこちで対応に追われる人を見た。やっぱり異常気象なんだろうなぁ。とはいえ日本のように極端な豪雨や台風もなく、暑い寒いといっても気温的にはせいぜい10~30度の間。やっぱり暮らしやすいよね、ここは。ありがたいなあと思うのであります。昨日、なんと1年半ぶりに、スレマ先生に会う機会を得た。スレマ先生は私のスペイン語の先生で、とってもとっても素敵なセニョーラだ。彼女のおかげでスペイン語が楽しくなったともいえる。(今はまたすっかり文法を忘れているけど。)「ペルーに帰ってきたら必ず連絡してね」と言われていて、自分もそのつもりだったがなんとなく連絡しそびれ、なんとなく月日が過ぎて、気が付いたら最後の授業から1年半近く経っていた。それでも彼女の人柄は変わることなくお互いに旧友に再会できたことを心から喜ぶことができた。思い切って会ってよかった。彼女ともう一人のセニョーラと3人での会話の中で、先生の故郷ワラスの話になった。ワラスはリマの北、アンカッシュ県の中心地、世界遺産ワスカラン国立公園やチャビン遺跡観光の拠点となる町。私も2年前に行ったことがある。そしてパストゥルリ氷河にも行ったんだっけな…でももう今は、その氷河も入山禁止らしい。地球温暖化で氷河がものすごいスピードで失われている。世界自然遺産が消えるアンデスの氷河に迫る温暖化記念すべきライター第一号の記事(ちとオハズカシイですが)この時がもう最後だったんだろうな。南アメリカ大陸最南端、パタゴニアも温暖化の影響に喘いでいる。私が2007年~08年の年末年始に訪れた時はまだ見ることができたオネジ湖やウプサラ氷河も08~09年の同時期に旅行した人は、もう見ることができなかったそうだ。今更人を寄せ付けないようにしても、もう遅いのだけど…雨のせいかな、色々なことをぼーっと考えてしまいます。
Jul 21, 2009
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フリーライターとして日々精進のかえるです。そしてこの度、念願の朝日新聞社のWEBサイト、アサヒドットコムの「世界のウチ」にかえるの記事を掲載して頂きました!!7月15日記事タイトル:財布より大切なスーパーロック掲載:アサヒドットコム(asahi.com/朝日新聞社)コラム「世界のウチ」このアパートを購入するまでのすっちゃかめっちゃかだった日々。もう書きたいネタは山ほどありますよ~!リマのオモシロ住宅情報を、これからご紹介していければと思います。ぜひぜひ見てくださいね~!!かえる拝
Jul 17, 2009
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スーパーWONGの今週の目玉は「Panes Regionales(ペルー各地のパン)」!リマの北東部にあるHuanuco、北部海岸地域のPiuraペルー南部、第2の都市Arequipaご存じアンデスのCuzcoリマとクスコの間にあるJuninなど5県から8種類のお国自慢のパンを販売するという。チラシには簡単な説明書きもあり、とっても親切WONGさん♪さっそく食べ比べようと、買いに行ってみた。ところが… でかいっ!!一つ一つが手のひら大から顔サイズまで。家族5人くらいいれば楽勝だが、2人家族には辛すぎる。買って冷凍するにしても、こんなに大きくちゃ冷凍庫に入らないよ~!パン売り場でどれにしようか迷っていたら、でましたっ!蘊蓄おじさん登場!「僕はね、パイロットだったんですよ。だからペルー中あちこち行ったんだ」はい、ありがとう。じゃあどれがお勧めなのよ?「僕はね、このクスコのChutaが好きなんだけどね、でも見てみなさい、見本の写真と全然違う!本物はもっと茶色なんです。こんなに白くないんですよ!」と、トングでバシバシとパンを叩いて怒る。もう、それ、買おうと思ったのに、買えないじゃない。もうひとつおじさんのお勧めだったピウラの「Cachanga(カチャンガ)」は売り切れだったので今回はワヌコの「Mestizo(メスティソ)」とアレキパの「Tres Puntas(トレスプンタス)」をご購入。すぐ食べれなかったので、とりあえず冷凍庫にほうり込んだ。こちら、サン・ペドロのお祭りで売ってたクスコの「タンタワワ」。子供や女性の形をしたほんのり甘いパン。これが今回おじさんのせいで買いそびれた「チュタ」。確かにWONGのより色が濃い茶色で、微妙に違う気がした。そして昨日、セントロで行われた「パウカルタンボのお祭り」に行き、そこで本場のチュタを発見♪(2年前に行ったパウカルタンボの様子はこちらで)3つで5ソル、友達と買って分けた。見た目はなんだかぱさっとしてそうだがそんなことはなく、ほんのり甘くてすうっと溶ける、とっても好きなパンだ。冷凍庫に入れておいたパンと一緒に、はい、記念撮影♪手前の三角のがトレスプンタス、右の丸くてぽこんとしたのがメスティソ、奥の丸くちょっと薄いのがチュタ。そして回りにある小さいのが、普段の我が家の朝食用のパン。比べたらそのでかさが分かるでしょ(笑)ペルー国内を旅行をする時は、できるだけ地元料理を食べようと思っているけど、こうしてみると、案外パンって食べてないなーと思ったりする。レストランで出るようなパンは、普通にリマでも売ってそうなのが多いし。日本のようなカラフル?で派手なパンはありません。でもどれも味わい深い、素朴な味。リマ市内のWONGで、23日までやってます。
Jul 14, 2009
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ある日のバスの中でのできごと。杖を突いたばーちゃんが乗ってきた。こういう時、どんな強面のコブラドール(バスの集金人)でも自然に手が伸び、お年寄りがきちんとバスに乗れるよう、手伝う。こういう何気ない風景が好き。このばーちゃん、足は悪そうだがよぼよぼではない。カクシャクとして目もぎらぎら、なかなかのツワモノとお見受けした。「このバスは○○まで行くねっ」と、コブラドールに質問だか詰問だかわからない口調で言う。どれほど偉そうな男性でも、この手のばーちゃんには勝てないといった感じ。コブラドールも慣れたもんで、「はいはい」と軽く流していた。さて、その○○に到着。ばーちゃんはまたコブラドールに助けられながらゆっくり下りて行った。そしてちょうどバスの横車線に止まっていたタクシーを捕まえて次の行き先を告げているようだ。私はバスの中から見下ろしてただけなので、2人の会話は当然聞こえない。でもタクシーの運転手が手を開いて「5」の数字を示した。「ばーさん、5ソルでどーだい」こんなところだろう。ところがこのばーちゃん、その数字が気に入らなかったらしくつんっとそっぽを向いてしまった。まあタクシーの言い値が高すぎる場合は、当然のことだ。でも交渉した様子もなかったけど。運転手は今度は指を4本立てた。4ソルに下げたようだ。そこですかさず指を3本立てるばーちゃん。指4本で応戦する運転手に対し、指3本でばんばんと窓を叩く。そして… ばーちゃんの勝利らしい。ゆうゆうとタクシーに乗り込んだのだ。この分かりやすい値段交渉を上から見下ろしていた私。ふと上を見上げた運転手と目が合って、思わず私も指を3本出してみた。「そーだよ、セニョリータ、このばーさんにはやられたぜ」運転手はちょっと困った顔をしながらもこの負け戦を見守っていた私に対し、笑顔で手を振ってくれた。そして信号が変わり、バスは直進、タクシーは右折。ばーちゃん、ちゃんと目的地まで行けたかな?なんてことない日常だけど、こんな人間臭い光景が垣間見れるリマが好きです。
Jul 11, 2009
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友達かぴちゃんと、エキスポフェリア(見本市)に行ってきた。ペルーの女性・開発省後援の、ペルー各地域の特産品を展示販売するイベント。7月3日~5日までParque de la Amistadでやってます。すごく立派なテントを張って、ブースもしっかり作られている。なんだけど… あんまりお客さんは来ていない様子。もう少し宣伝をしっかりすればいいのに?ペルーっていろんなお祭りやイベントがってすごく楽しいんだけど、事前予告がとっても下手。今回もかぴちゃんに教えてもらわなかったらわからなかったよ、まったくー。アンデスのチーズやアマゾンのコーヒー、アヤクーチョの焼き物や木の実のアクセサリーなど。会場では、アルパカの毛を紡ぐ実演もしてた。ふわふわの毛、気持ちいいわ~♪そしてとっても気に入ったのが、これ。アヤクーチョ県ビンチョス地区のクイ人形!かわいい~!ほし~!あんなに可愛らしいクイを食べるだけでも… なのに剥製だなんて!という方もいるかもしれませんが、まあ郷に入っては郷に従え。経済的に厳しいことの多い地方の人々が、クイの食用以外の利用法を一生懸命考えてこういう工夫をするのは、とってもいいことだと思います。(でもクイのソーセージはあんまり美味しいとは思わなかった)欲しかったんだけど、一体50ソル(1600円くらい?)。うーん、微妙に悩むお値段。今回は写真だけにさせてもらった。あぁ、アヤクーチョに行ってみたい!そうそう、実際のクイの様子とそのなれの果てはこちらをどうぞ(笑)
Jul 5, 2009
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6月29日は、「サン・ペドロとサン・パブロの日」。ペルーに来てすぐの頃、初めてこのお祭りに連れて行ってもらい、「ペルーはなんて面白いんだ!」と思った、記念すべきお祭りです。サン・ペドロは聖ペテロ、もしくは聖ペトロとして、サン・パブロも聖パウロとして有名な聖人。ここペルーはカトリックの国。当然宗教関係の祝日やお祭りが多い。ほんの少しでも勉強すると、また見方も変わって面白いもの。3年前は船に乗って海上からこのお祭りを堪能しました。なので今回は、陸の上から楽しもう!友人Mちゃんとミクロに乗って、いざチョリージョスへ探検!!…おっと、今日はここまで(笑)また詳しいことは、記事を書いてからご紹介しますね~♪「ちょっとぉ~ チニータァ~♪飴、買ってくんない? うふんっ♪」オカマか偽オカマか知らないけど、胸とお尻に風船入れてる飴売りのお兄さん。頼むからヒゲ剃ってくれー! 汚ねー!こういうのお好きな方、1ソル(約33円)で飴を買うと、ぷるぷるおっぱいを触らせてくれるよ♪しかもご丁寧に乳首付き。きしょくわるー(笑)またここでもオカマが大活躍!写真右側のおじさん、困った顔しながらも結構うれしそうだったりして(笑)ちょっぴりお堅い聖人のお祭り、でも屋台はいっぱい、イベントもいっぱい、そしてオカマもいっぱいの、すっごく庶民的な楽しいお祭りでした。
Jul 1, 2009
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テレビでペルーアマゾンの街、イキトスの紹介をしていた。アマゾン川流域には、たくさんのホテルというかロッジがあって、煌々と明かりの灯る近代的なホテルから、夜にはもう真っ暗、ロウソクと月明かりでというロッジまで様々。いいなー、楽しそうだなー、行きたいよー。レポーターのお兄さんが入ったここは「Explor Napo Lodge」自然いっぱい、熱帯雨林に囲まれたロッジ。何やらいじくっているお兄さん。カピバラッ!かわいい~~~!!!ふがー。お客さんが来ても知らんぷり。そしてお値段。「ベーシックコース、4泊5日1人890ドル!」 イキトスの空港の送迎から、アマゾン川を80Km下って(上って?)ロッジまで。3食付きでアクティビティ盛りだくさん。こりゃ疲れを知らぬ金持ち欧米人向きって感じだな。毎日ジャングルツアーだの、アマゾン川下りだの、目一杯スケジュールが入ってる。奴らは刺激がないと死んじゃうから、これくらいの内容は必要かもね(笑)うちみたいに、ぼーっとするだけでいい夫婦には、こういう込みこみパックのお宿は、ちとしんどい。でもいつか行ってみたいよー!ペルーのアマゾン、すっごく奥が深そうだ。
Jun 27, 2009
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ジャガイモ原産国のペルーでは、5月30日は「El Dia del Papa、ジャガイモの日」!ペルーには「国際ジャガイモセンター」というのがあって、5000種類ものジャガイモ(苗や種イモ、遺伝子など)が保存されているんだけど、そのうち半分はペルー在来種だとか。Viva!素晴らしい!と思うのであります。このジャガイモの日には、ペルー各地でイベントがあったけど、私の住んでるスルコ区でもとっても素敵なお祭り、「ジャガイモ祭り」があり、いそいそと行って参りましたよ♪3日間行われた祭りの初日、まだ昼前ということで人はまばら。それでも会場となった広場にはテントが並び、いろーんなジャガイモが展示販売されていた。リマ市内でも数種類のジャガイモが買えるし、どれもとっても美味しいのだけど、今日はもう、それこそ初めて見るようなものばかり、100種類ほどの見たことのない珍しいジャガイモが展示されていた。展示のほんの一部。一つ一つきちんと名前が付いていて、色も形も大きさも全部違う。でもこのジャガイモを栽培、販売しているアンデスのフニン県ワサワシ村ではなんと450種類ものジャガイモを栽培しているそうな!!450種類ですぞ、450種類!いつも「ペルーはマチュピチュとジャガイモだけじゃない!」と言っている私ですが、この日は「いやー、やっぱりペルーはジャガイモでしょ!」と思ってしまったのであります(笑)近所の幼稚園児も先生に連れられてジャガイモ祭りに参加。いや~ん、すっごく可愛いのよね~♪子供たちがくれた「ジャガイモ君」。先生が「ほら、あのセニョーラにご挨拶しなさい」って言ったら、数名の男の子が近寄ってきて、このジャガイモ君をくれたの。しかもちゃーんとbeso♪ ちゅってほっぺたにご挨拶してくれた。いや~、こんな小さなうちから、ちゃんと女性にはちゅーするのね。しかも小さいお口ながらも、直角にぷちゅっと来たわ(笑)展示あり、販売あり、食事あり。その後区長など偉いさんのご挨拶があって、アンデスの歌や踊りが披露された。2000人分のジャガイモ料理も振る舞われ、なかなかの賑わいだったのですよ。こんな楽しいジャガイモ祭りの様子、もっと詳しい内容はこちら♪「原産国ならでは! ペルーのジャガイモ祭り」ぜひご一読くださいませ♪祭りの後も、お楽しみあり。1キロ当たり2ソル(70円弱)で売っていたアンデスのジャガイモを買って帰った。泥がついてどれも同じように見えたジャガイモをさっそく洗ってみると、ほ~ら、こんなに個性豊か!puca chola(プカチョラ)、muru papa(ムルパパ)、 panpin~a(パンピーニャ)、yanatullo(ヤナトゥジョ)…おっちゃんにジャガイモの名前を聞いたんだけど、結局どれがどれやら分からずじまい(苦笑)1kgの中に少なくとも8種類以上は入ってました。泥が落ちてどんどん色や形がハッキリしてくると、なんだか宝物を発見し、掘り起こしたような気持になる。楽しくって楽しくって、一人でニマニマしていた。ニマニマのあとは当然ウマウマ♪蒸かして薄皮を取ると、ほ~~~~らっ!! これを畑の宝石といわず何と言おう!白っぽいの、黄色っぽいの、中に紫や赤の模様あり、薄皮の下にもカラフルな色あり。味もちょっとずつ違う。ほっこり系、ぱさぱさ系、ねっとりしたもの、クリのような味のもの。いつか実際にアンデスの村にいって、収穫の様子などを見てみたい。一緒に掘って、一緒に蒸かして、青空の下で食べれたらどれほど美味しいだろうか。あ~、幸せ。ジャガイモでこんなに幸せになれて、いいのかしら?なんだかアンデスにとっても感謝!な気分です♪
Jun 21, 2009
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先日、あるカトリックの宗教行事がセントロであって取材方々、ひょこりと行ってきた。セントロのアルマス広場には、もう山のような人だかり。さーて、どこから撮影するのがいいかなーと、人ごみをぬって前のほうへと進んでみる。カテドラル(大聖堂)の前にきれいな舞台とテントが設置され、道路を挟んだ反対側には、多くの神父さんや教会関係者、警察たちが並んでいた。そのうしろに柵があって、高さ1mほどの報道陣の撮影用の台があった。この日はカトリックにとって大事な日とあって、TVペルー(NHKみたいなもんね)から色んなTV局のカメラ、ラジオ局とか記者とか、そんなのがその台に乗って撮影していた。うぃ~ん、私もあそこで撮影したいよぉ~。とは言え何の許可証もない私が入れるわけないと、一般の観客たちと一緒に押し合いへしあい撮影してた訳。しばらくすると一眼レフをもった男女2人が来て、怖い顔した黒服の人と話しをし始めた。どうやらどこかの記者らしく、首から下げた証明書を見せつつ、中に入れろといってるようだ。黒服の人が、もっと偉そうな黒服の人に耳打ちする。そのもっと偉そうな人はどこかに携帯で電話して、だまって頷いた。晴れてその2人連れは、一般席からぐぐーっと前方にある報道陣用の台で撮影することができたようだ。いいな~ 私もあそこに入りた~い。私だって一眼レフ持ってるのにぃ~。こういう時は、なんでもダメ元で聞いてみるのがいい。私もぐぐーっと前に行って、その黒服の人に入りたいとお願いしてみた。(男)「失礼ですが、あなたは?何か許可証とか持ってますか?」(私)「ありません。」(男)「セニョリータ、それでは申し訳ないけど中に入れることはできません。」(私)「私は日本人の記者です。今日は個人的に来ていますが、 ペルーの素晴らしい文化を日本に紹介したいのです。」実際にはこんなスムーズな会話ではなく、「えーっとー、おねがーい、はいりたーい、あそこで撮りたーい」みたいな感じだったんだけど(苦笑)でかいカメラを持ったチニータが珍しかったのか、「おねがーい」が聞いたのか、その黒服の男性は偉そうな人に聞いてくれた。そしてこの偉そうな人は困った顔をしつつも、「ではこのミサが終わったらいいですよ」と、許可してくれたのだ!!これってすごくない?だって私、何の身分証明も持ってなかったんだよ?!しかもミサが終わるずっと前に入れてくれた。興味深げにこっちを見てた他の報道陣も、みんな愛想よく場所を空けてくれた。中には「君は日本人?いやー、光栄だねぇ」みたいに握手してくるオジサンも(←まあ、これはただマッチョなだけだろうけど)。こうして3時間ほど、報道陣用の特等席でありがたいお説教を拝聴したのだ。(本当は外に出たかったけど、今度は逆に出れなかった/苦笑)日本じゃ絶対許可なんてしてくれないし、無理に粘ったら逮捕されそう。そんな大切な行事なのに、出所の分からないチニータを入れてくれるところがペルー人の女好きというか、大らかさというか、アバウトさというか、とっても得をした1日でした。
Jun 18, 2009
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頭にぶら下がったロットが熱くて、地肌が火傷しそう!ニーチャンに必死で訴えると、何やら奥さんに指示。彼女がドライヤーの冷風で、頭を冷やしてくれた。ほっ ・・・ +2点でもまた子供が纏わりつく。子供が気になって、私の頭にちゃんと冷風が掛からない ・・・ -3点子供をあやしながら冷風を当てるので、せっかく巻いた髪がロットからどんどんほどける ・・・ -5点私の頭より子供が気になる奥さん。「はい」と私にドライヤーを手渡し、奥へ行ってしまった。はい?って、なんで客が自分で自分の頭を冷やさなあかんねんっ! ・・・ -10点!!私が文句を言っているのが分かったのだろう、また中国母がドライヤーを変わってくれた。 ・・・ +2点でもこの中国母、すごく背が低いんだよね。お年寄りだし。なんか一生懸命冷やしてくれるんだけど、私がいぢめてるみたいだよ ・・・ -1点(気持ち的に)中国母、不器用な手で一生懸命冷風を当ててくれるのでよしとする ・・・ +3点あぢーあぢーと言っているのに、ニーチャンが何も言わずに耳のカバーを奪っていった ・・・ -2点「頭も熱いのに、耳も熱くなるじゃないか!」と言おうと思ったら、そこには山ほどのロットを頭につけた中国人客が、いざスイッチオン!の状態でいた。ああ、神様、彼女の頭をお守りください。アーメン ・・・ -1点同じくシュポー!と湯気が出てるのに、なかなか反応しない彼女。すごいぞ!でもやっぱり中国四千年!頭で気功でもやってるのか? ・・・ +5点でもやっぱり熱くなったらしく、自分でドライヤーを持って頭を冷やしてた。そっか、これも中国式だったのか。怒ってすまん。 ・・・ +5点私のほうは電気を切ったようだ。あとは余熱でじっくり中まで火を通す感じらしい。できれば強火で一気にやって欲しかったのだが、ぢりぢりと蒸し焼きにされてしまった ・・・ -3点これで終わりかと思ったら、ここでパーマ液を掛けられる。まだまだ終わらないらしい。もう4時間半は経過したよ… ・・・ -3点あー、お腹すいたー。あー、帰りてー。ニーチャンもお腹が空いたらしく、「牛肉面」と書かれたカップラーメンを食べ始めた。あー、食わせろ~~~!!! ・・・ -5点やっとロットを外す時が来た。そしてぐりぐりり~んとした髪が出てくる。怖い、大丈夫なのだろうか?本日3度目の最後のシャンプーは、ニーチャン自らがやってくれた。彼も仕上がりが気になるのだろう。えっ?失敗かも? ・・・ +5点カールを崩さないよう丁寧に洗い、タオルドライもほんのちょっと。プシュ~とムースをたっぷり出して、髪に優しく揉みこんでセット。 ・・・ +5点やった~!やっと完成!予定とは全く違うくるんくるんのパーマの出来上がり。 ・・・ -5点なんというか、売れない中国人歌手にいそうな、そんな髪型。もしくは山口百恵ちゃんが活躍してた時代の、売れない演歌歌手、という雰囲気だ。 ・・・ -1点あ、ちあきなおみ、もありかも(笑) ・・・ いつものよぉ~に~♪でもニーチャン初め、回りの中国人がみんな「ボニータ!」と一斉に褒めてくれるので「グラシアス」としか言えなかった私。こうして普通のGパン姿なのに、頭だけが異常にゴージャスなチニータが出来上がってしまった。お金を払う時、ニーチャンはドルの換算レートを3.0にしてくれた。わーん、ありがと~!結果的に3ソルくらいまけてもらった計算だ。 ・・・ +20点お店の滞在時間5時間半。色々大変だったけど、とっても面白かった美容院体験でした。
Jun 12, 2009
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さて。まずはシャンプーということで、ペルー人お姉ちゃんに促され、奥へと進む。そこには3つか4つほど個室があって、どうやらマッサージなんかもできるらしい。診療所のベッドみたいなのに仰向けに寝かされ、頭をぐぐーっと前へ。その下に流し台があって、洗える仕組み。お湯がでた ・・・ +5点お姉ちゃんの爪が少し痛い ・・・ -2点ガシガシとしっかり洗ってくれるのは気持ちいい ・・・ +2点流す時に頭をしっかり支えてくれず、腹筋と首の筋肉使いまくり ・・・ -5点さて中国ニーチャンの出番だ。髪を梳き、パーツ分けする。うん、随分と大雑把な分け方だが、前行った美容院よりはずっとマシだな ・・・ +5点長すぎる髪を持ち上げ切るのは大変。おぉぉ、背伸びしてるぜ、頑張れ! ・・・ +3点ここで25~30cmも髪を切った。やー、さっぱり~!! ・・・ +10点しかしどうも微妙に左右の長さが違うような…それに、あーーーっっっ!!! せっかく伸ばしてた前髪をっっっ!!!何の断りもなく(もしかしたら聞き逃したのか)、思いっきり前髪をカットされた。しかも、左サイドから右に流すしかない極端な斜めカット。右から風が吹いたら、どないしてくれるねんっっっ ・・・ -10点しかもその分け目、いつも白髪が出てくる場所じゃないかっっっ ・・・ -10点カットの途中で、ニーチャンの家族と思われる中国人たちがやってきた。どうやらニーチャンの母と姉、嫁と息子らしい。息子はまだ2歳、マルコメ坊やそっくり。そしてその母は、「中国四千年の朝の風景、公園で太極拳をする人々」という世界遺産番組にぴったりな、完璧な中国母だった。 ・・・ +5点(なんか嬉しかったので)店に家族や友人が出入りするのは、中国人のデフォルト。なので ・・・ +-0点でも、大声でしゃべりまくったり、おこわ食べたりすんなー! ・・・ -10点さっきまで静かな物言いだったニーチャンも、家族としゃべる時は煩い。その後もどんどん中国人のお客さんがやってきて、一時は、12人の中国人と1人の日本人と1人のペルー人という世界人口比率さながらの状態になった。すげー!やっぱり中国はすごいよー! ・・・ +10点(ちょっと感動したので)華麗なるテクニックが…と思ったが、カットは物凄くさっくりと終わった。髪になんかを塗って、しばしほっておかれる。(どうやらこれがカラーだったらしい。)色の説明も選択も何もなく、聞いてもなんだかよく分からない。でも回りが全部中国人だったので、なんか怖くて聞けなかった ・・・ -5点またその後シャンプー台へ。ペルー人のお姉ちゃんに中国語がわかるのかと聞くと、挨拶もわからないという。よくまあこんなケタタマシイ環境で働いてるよなー。偉いっ! ・・・ +2点(なんとなく)でもって、シャンプー台から戻ると、ニーチャンは他のお客を対応していたのでまたしばらくほっておかれた。ふと見ると、隣に座ってた中国人女性客の頭の上に、白いクリーム状の物がとぐろを巻いている。ペルー人姉ちゃんが霧吹きの水をシュコシュコすると、泡がモコモコと出てきた。どうやらイスに座ったままでシャンプーするらしい!次の客も、状態でシャンプーされていた。男も女も、短髪も長髪も座ったままシャンプーだ。私は外国人だったから、わざわざシャンプー台に連れてってくれたのか?シャンプーハットもないのに、目に入ったらどうするんだろう?中国の美容院では、座ったままシャンプーが基本らしい ・・・ +5点(面白かったから)さて、やっとパーマらしい。また髪の毛を何分割かにして、結構長いロットをグリグリギリギリ、締めあげるように巻いていく。いててっ!髪が抜けるっ!禿げるっ! ・・・ -5点「ほら、左右同じだろ?」とニーチャンは自慢げだが巻く角度というか向きというか、随分違うように見えるのはどうやら日本人の私だけらしい ・・・ -2点そして巻いたロットの根元に、スポンジを被せていく。耳にもカバーをぽこんと掛けられた。パーマはもう数年ぶりという私は、「ああ、ここからパーマ液をかけるのね」と思っていたが、ニーチャンは奥さんに指示して、各ロットの片側に何やら怪しい電極を差し込ませた。まるで脳派を図る時のように、頭のあちこちから電気コードが伸びている。怖い、感電したらどうなるのだろう ・・・ -3点(不安なので)奥さんは美容師というよりただの手伝いのようで、手元が危なっかしい。しかも子供が纏わりついて、まったく仕事が捗らない。イライラしながら見てると、ここで中国母が登場!電気のコンセントなんか触ったことないんじゃない?という雰囲気なのだが、ゆっくりゆっくり、電極をロットの片方に差し込んでくれた。スペイン語はまったくダメっぽい母だが、なんか田舎のバーチャン風でいいなぁ ・・・ +3点でもさっきおこわを食べた後、ちゃんと手を洗ったのだろうか ・・・ -3点デジタルパーマというのは、今こんなのなんですかねぇ?パーマ液をかけずに髪に直接ロットを巻き、熱で形を付けるらしいです。スイッチポンッ! じんわりと熱がロットに伝わっていくようだ。でも、あれ? 頭から湯気が立ってるんですけど?白い湯気が、もわんもわん… その内まるで音を立てるかのように、シュシュシュ~~~~!!!ひゃ~! あち~っ! 焦げる~~っっ!! 助けろ~~~っっっ!!! ・・・ -20点!!!・・・つづく
Jun 11, 2009
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1年ぶりに美容院に行ってきた。髪の毛がもう腰を通り越して、寝る時にクビに絡みつくくらいになっていたから。でも特にしたい髪型もなし、面倒くさかったんだよね~!興味がある事にはすぐ反応するが、興味のない事はとことん興味のないB型である。さて訪れたのは、友達から紹介してもらった中国人経営の美容院。1時過ぎに行くと、お客さんは誰もおらず、中国人のお兄ちゃんと、ペルー人スタッフのお姉ちゃんの2人が座っていた。(兄)「ニーハオ ○×★▽」うぃーん、わかりませんって、中国語。私がスペイン語で話し始めると、あわててお兄ちゃんもスペイン語になった。でも私よりひどかった(笑)髪型を変えたいことと、何かお勧めはあるかと聞くと、見本の雑誌を見せながら、絶対この髪型がいいと、ある写真を指差した。うへ、ぐるぐる縦ロールだ。(私)「これ、面倒でしょ?スタイリングが簡単なのがいい。」(兄)「これは簡単だ。濡れた髪にムースをつけて乾かしたらお終いだ。」(私)「いくらでできるの?」(兄)「250ソーレス」(私)「たっかーい!お金なーい!150ソーレスくらいでできない?」(兄)「えぇ~… 無理だよ。だってカットとカラーとデジタルパーマ… 250、ない?」(私)「ないっ」(兄)「じゃあ、今日は150ソーレス払って、明日100ソーレス払うってのは?」(私)「へっ?明日払ってもいいの?」(兄)「うん、いいよ。だってないんでしょ?でも絶対これがいいよ。」いくら紹介で来たとはいえ、初めての客に後払いを許してくれるとはおぬし、なかなかやるのう。いや見事じゃ、いよっ!太っ腹っ!!(私)「じゃあドルで払ってもいい?レートいくら?」(兄)「うーん、2.95かな」(私)「がーん、わっる~!!」←実際はそんなに悪くないけど。(兄)「でもほら、今日の新聞見て。2.96だよ。」(私)「あ、だったら2.96ね。」(兄)「仕方がないなぁ…(苦笑) わかったよ。」こうして中国人兄ちゃんによる、華麗なるテクニックが披露されることになったのだ。・・・つづく。
Jun 9, 2009
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今日はセントロに用事があって、行ってきた。朝は小雨が降って寒~い!リマは本格的な冬に突入しつつあります。バスに乗っていたら、途中からおばーさんが乗ってきた。その時は気にしなかったんだけど、どうやらちょっとイッチャッた人だったらしい。バスの中で突然奇声を発し、世の中に対する文句?みたいなのを言い始める。他の乗客も最初は驚いて見てたが、「こりゃ駄目だ」みたいに思ったのか誰も何も言わないし、相手にもしない。おばーさんはそれが不満だったらしく、運転手に向かって攻撃開始(笑)彼に向ってウギャウギャ言い始めた。そこでその運転手、なんて言ったと思います?「こんにちは、お嬢さん。ご機嫌はいかがですか?」車内はクスクス笑いでいっぱいになって、おばーちゃんは気に入らなかったのか、降りて行った。怒ったり怒鳴ったりするんじゃなく、こんなセリフがさらりと言えるなんてペルアーノ、やるねぇ~♪でもその一件で、私は自分が降りるところを通り越してしまった。近くにいた人が「どこに行くの?」というから説明したんだけど、3ブロックくらい行きすぎちゃって、慌てて降りる意思を伝える。でもみんな「ここは危ないのよ!もう少し先で降りなさい!」って、更に1ブロック(苦笑)いやいや、ご親切はわかるんですが、もう随分行き過ぎちゃったのよね。あのおばーちゃんが降りたところがよかったんだけど、なんかさすがにあの人と一緒には降りれなかっただけなのよ。おばーちゃんのせいで変な連帯感が生まれたバスなのでした(笑)セントロでうろうろして用事を済ませ、いつもいくアバンカイ通りへ行くと更にすごい人!どうやら今日はデモの日だったらしい。見るからに「あー、貧しいな」と分かるセニョーラたち※が大勢たむろしていて、その周りを警官が交通整理している。※太っている、肌が黒い、背が小さい、そして臭い(苦笑)アバンカイが通れないから、バスやコンビも大渋滞!普段はバスが通らない裏道までバスが迂回してきていて、辺り一帯はエライことになっていた。後で調べたら「Madores del Vaso de Leche(コップ一杯の牛乳を求める母親たち、ってところか?)」のデモだった。貧しく栄養不良の子供たちに、もっと栄養価の高い朝食を与えようってことなんだろうけど、それを保健省に向かってデモしてたわけ。ペルー人ってデモが好き。なんか要求があると、すぐデモをする。道を封鎖する。セントロでデモするくらいなら、まあいつもの交通渋滞が2倍3倍になるだけだけど、クスコとか観光地でもよくやるのは、困ったもんだ。世界中からマチュピチュを、ティティカカ湖を見るために楽しみにやってきた観光客も思いっきり巻き込まれる。バスや列車がストップして観光地へ行けなくなる。最悪だ。今までは国内旅行中にデモで行けなかった、通れなかったという経験はないけどこればっかりは誰も予測できないしね~貧しい人々が政府に訴える手段が他にないってのはわかるけど、外国人を巻き込むのは、やっぱり止めてほしいもんです。道路の反対側から撮影したので、どれくらい凄かったかちょっと分からないねぇ。街中ゴミだらけ。おかーさん達、子供のミルクを求めるのはいいけど、ゴミを捨てないって教育もして欲しいんですけどね。モラルのない親からは、モラルのある子供など育ちませんわ。
Jun 5, 2009
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量り魔はいろんな物を量る。(すみません、前回「計る」って書いたけど「量る」が正しいです。)この前、ビネガーを使い切った後、ふと容器の重さを量ってみた。35g。このビネガーは500ml入りだ。だったら新品の状態では、535gあるはず。(ビネガーの場合、1gは1mlだから。)で、新品を量る。500g。うはは、こりゃひどい。これじゃ中身は465mlしかないってことじゃん。他のビネガーも量ってみた。そしたら表示より多かった。ペルーのビネガーメーカーは適当らしい。散歩途中、冷たいペットボトルの水を買おうとスーパーへ。冷蔵棚の中に並んでるペットボトルの水をじっと見る。量が全然違う。別に誰かが飲んだ訳じゃなく、工場で水を詰めた時点でおかしいのだ。ペルーの水メーカーも適当なようだ。1個いくら、で売ってるキャベツ。大きいのは1kg近く、小さいと700gくらい。レタスも1個いくら、大きさはまちまち。でも値段は同じ。なんでも量ってよーっく見る。それがリマのお買いもののコツであります。
Jun 2, 2009
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この前作ったギョウザには、豚のひき肉を入れた。正確に言うと、ひき肉ではなく、自分で包丁で細かく切った(叩いた)肉だ。ペルーでは豚肉を食べるが、豚のひき肉を使う料理はあまりない(と思う。)もちろん中華料理ではよく使われるし、ペルー人も中華料理は大好きだが自分たちが家庭で中華料理を作ることはまずないので、必然的にスーパーの肉売り場にも、豚のひき肉は滅多に置いていないのである。(もちろんある時もある。牛のひき肉は常にある。)でも頼めばなんでもしてくれるペルー。肉売り場の兄ちゃんに「豚のひき肉作って」というと適当な塊り肉を厨房に持っていって、ががーとひき肉にしてくれるのだ。だから私は、前までこうしてひき肉を作ってもらっていた。で、ある日。豚のひき肉を買おうといつものスーパーに行った。いつもと同じように肉売り場に行って、同じように「豚のひき肉500gお願い」と頼んだ。同じように兄ちゃんは店頭に並んでいる塊り肉を選び、同じように厨房に持って行ってくれた。でもその時、奴は今までと違う動作をしたのである。塊り肉のパッケージについていた、肉の重さと値段が印字されたラベルを丁寧に剥がし、傍にあった秤の上にぺたりと張り付けた。「1Kg○○ソーレスの肉をひき肉にした」という目安にする為なら、わかる。でもなんか嫌な予感がした訳。数分後、見事ひき肉と化した豚肉をトレイに入れて持ってきた兄ちゃん。ラップをかけて、なんとさっき剥がしたラベルをそのままペタリと張り付けたのだ。じーっと見る。「○○用豚肉 540g ○○ソーレス」まあこの国では40gなど誤差の範囲。兄ちゃんは事前に500g程度の塊り肉を選んで、ひき肉にしてくれたってことだ。でもさ、なんか変。確かに塊り肉の状態では540g入ってたかもしれないけど、今も本当に540gある?一度は立ち去ったものの気になって、野菜売り場の秤で計ってみた。すると、440gしかないの。でもこのままレジに行くと、私は540g分の値段を払うことになる。で、売り場に戻ってさっきの兄ちゃんに「100gも足りない!」と文句を言った。兄ちゃんは「ひき肉にした時、機械に残ったんだ。」と。おいおい、それはそっちの問題でしょ?客は買った量に対してのお金しか払わないものなのよ。するとしぶしぶそのトレイを厨房に持って行った。出てきた時、そのトレイの肉はすこし増えていた。また野菜売り場の秤で計ったら、今度はちゃんと540gあった。ひき肉器(って言うの?)に残ってた豚肉を、無理やりこそぎ取ってきたんだろう。それはそれで… なんか不衛生な気がする(苦笑)どうせ豚肉だけじゃなく、牛肉とかほかの肉もミンチにした機械でしょ?なんや不思議な肉も混じってんとちゃうん?そんな話を友達にしたら「絶対違う肉も混ざってるし、自分でひき肉にしたほうが絶対美味しいよ!」と言われた。それから自分で細かく切るようになった。それからというもの、気になったらなんでも計ってます。
May 28, 2009
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日曜日。ぷらぷら散歩しながら、アレキパ料理の店に行った。「El Characato de Oro=黄金のチャラカト」。チャラカトっていうのは、アレキパにあるとても伝統的な村の名前。その名を聞くと、アレキパっ子は特別な郷愁でも感じるのだろうか。オーナーの出身地かもしれないな。あ、でも確かめてないので、わかんないけど。「チャラカト」の意味を知ってる方、教えてくださいましな。ここは以前TVで紹介されていた店。アレキパの名物料理、「ロコト・レジェーノ」が大好きなだんなはアレキパ料理屋と聞くと行く気になる。今回も注文してみました~♪うーん、本場もんは、ぜんぜん違うなぁ。(私が作ったのはこれ)ロコトの隣にあるのは、こぶし大ほどのジャガイモ。中はひき肉ではなくて、ちゃんとした塊肉を小さく切ったものだった。それをタマネギやトマトでじっくり炒め煮してから詰めてあった。ロコト自体はあまり辛くなかったけど、全体的にちょっと濃い味でございました。チュレタ(骨付き豚肉)とチュペ・デ・カマローネス(川エビのミルクスープ)アレキパ料理といえば、このチュペでしょう♪エビがごろごろ、ジャガイモ、カボチャ、トウモロコシ、卵、お米、その他野菜いっぱい。好きなんだけど、量が多すぎて飽きちゃうのが難点。(このお椀の一番上までなみなみとあったチュペを、だいぶ飲んでから撮影したんだもん。)チュレタの大きさにもご注目。豚カツ肉2枚分はあるぞ!そこに付け合わせのジャガイモが1個半。ああ今日もイモだらけ。だんなはビール、私はチチャ・デ・ホラというトウモロコシから作ったジュースを飲む。ちなみにチチャのコップは高さ15cmくらいありました。お腹一杯、うぇぇ、もう歩けない。ものすごく混んでいて、午後3時半を過ぎてもまだ人でいっぱいだった。さすがは人気店。「こんなに込むのは土日だけよ」とお姉ちゃんが言ってたので、今度は平日に来よう。El Characato de oroAv.Aviacion3101 San Borja Tel : 475-6364お休みなし。
May 25, 2009
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ぎょうざ~♪白菜、にら、ニンニク、生姜、豚肉、ゴマに隠し味etc.材料費、たったの200円弱!自分で作ると、安くて美味しいねぇ~ちょっと焦げたけど、本日もたっぷり頂きました♪
May 22, 2009
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母が日本から送ってくれた荷物が届かなくて調べたらこちらの税関(aduana)に止まっているのがわかった。日本からペルーに航空便を送る時、2キロ内のsal便だときちんと自宅まで届けてくれるがそれ以上だと税関に留め置かれてしまうのだ。母には伝えてあったが、うっかり忘れていたようで2.8キロ送ったそうだ。あかんやん。税関で中身をチェックされ、税関申告が必要なもの(機械類とか)が入っていたら、お金を払わなければならない。送ってくれたものは食料品だからまあ問題はないけれど、時間もかかるし、面倒だ。税関は人で溢れかえっていた。職員の何人かは、マスクをして作業してる。これだけ人が多く、大量の荷物を開け閉めするんだから新型インフルがなくても、埃でのどがやられるだろう。いやいや、新型インフル対策か?ペルーも感染者が出てる。でも相変わらずのんびりムードだ。待合で見つけた垂れ幕。「世界中どこにでも、簡単に安く送れますよ~」という看板。でたっ!日本のイメージはやっぱりゲーシャ?!まあ出っ歯でメガネでカメラを首から下げてないだけ、マシやけどな(苦笑)こうして往復1時間半、待合2時間、無事荷物を受け取りました~♪味ノリのパックを見て匂いを嗅いでる税関のおっちゃんがなかなかお茶目でございましたわ(笑)最後に。おかーちゃーん、ありがと~!
May 18, 2009
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マガジンアルク6月号の「死生観ガイドブック」にかえるの記事が掲載されました!去年からペルー在住ライターとして、日々精進のかえるです。今まではWEB媒体への掲載ばかりでしたが今回、初の一般市販誌でのお仕事となりました。「死生観ガイドブック」は世界6カ国の人々の、死に対する考え方や葬儀、死刑制度や中絶など、「命」や「魂」の考え方、とらえ方をまとめた特集です。ペルーは地域差や民族差が激しいので、リマに住む、私の身近な人々に取材させてもらいまとめました。私自身もペルー人の故人への思いややさしさを知ることができてとてもいい経験になりました。(ご協力いただいた皆様、本当にありがとう!!)ぜひお近くの本屋さんで、ぜひ手にとって見てくださいね!(買ってくれたら更にうれしいっす♪)これからも日々精進!私が知っているペルーは、ペルーのごく一部かもしれないけどこれからもどんどんご紹介していきますね~!どうぞよろしくお願いします!!Kerokero Keroppers ~かえる夫婦のwebサイト~
May 14, 2009
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5月10日は、母の日!こちらペルーは、これでもかと母の日セールをやってます。3年前ペルーに来た時、いかにペルー人が母の日を大切にしているのかを見てちょっと驚きました。→その時の日記はこちら。でもって、やっぱりいいなぁと思うわけですよ。日本は「女は結婚したら終わり、子供産んだら終わり」みたいなおかしは風潮があるけど、こちらでは「ママ」が最高に素敵なんだもんね。今日の新聞でも「子供を産む喜び」とかそういう記事がいっぱいで「あー、これなら出生率は安泰よね」と思う。素敵なことだと思います。ところで昨日は友達の家で「おでんパーティー」でした。午前中に、日本人学校の授業参観があって、午後からお母さんたちと子供たちが集まろうということになって。私は学校も何も関係ないんだけど、「おでん」に惹かれて行ってきた訳ですよ。だってそろそろ冬っぽい空気になってきたリマ、おでんが美味しい季節なんだもん!!で、1時から集合で女ばっかり8~9人くらい集まって、子供は10…数人?、どっちゃりいてわいわい楽しくやりました。本当は夕方に失礼して、日本の母と義母に電話しようと思ってた私。特にプレゼントを贈るわけじゃないから、せめて電話くらいね~と、だんなと前から話していので。時差があるから、こっちの夕方から夜にかけて電話したら日本の日曜日の午前中くらいでいいかなー。じゃあ暗くなる前に失礼しなきゃねー。・・・酔っぱらってすっかり忘れました(涙)友達のだんなさんが迎えに来てくれて、家まで送ってもらったのが、夜8時くらい?それからちゃんとうちのだんなの晩ご飯を用意して・・・で、寝てしまいました。おかーさーんっ 母の日、ありがとー!娘は元気に楽しくやってますよー!で、酔っぱらって電話するの忘れましたー!だから気持でメールだけしますー!!いやー、ペルー人が聞いたら呆れるやろな(苦笑)来年はちゃんと電話しよーっと♪
May 11, 2009
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先日書いた帰国支援制度のことで、いろんなコメントを頂きました。その中で我が友人Eさんから、私の記述に対していくつか訂正を頂きました。ありがと、Eさん!書きにくいと思ったかもしれないし、実際その仕事をしているのなら、「そうじゃないんだ!」と叫びたいこともあると思う。でも、お互いの違う意見や考えを前向きに書くことができるのがブログのいいところ。(いやな書き込みはすぐ消します/笑)私はあなたのそういうはっきりものを言ってくれるところが本当に好きだし、だからこそ信用できると思っています!!ありがとね!Besos Besos Besos!!で、私も自分の考えがどうなのか、偏りすぎていないのかを知るために、もう一度色々調べてみました。厚生労働省やハローワークのサイトも見ましたよ。でもやっぱり私個人としてはこの制度は納得いってません。Eさんやめがむん堂さんの言うとおり、日本に残っていても、死ぬか生きるかの瀬戸際の人にとってどんな条件でも本国に帰れるなら、それはありがたいことだと思う。また日本人の失業者に対する補助や失業対策だけでも大変な今、失業した日系人たちに同じく失業保険を払い続けるほうが一時的に30万円払うより何倍もの税金を使うでしょう。でも、どうして「帰国後、同様の身分に基づく在留資格により再度の入国(再入国許可による入国を含む。)をしないことを決意したこと」なのかが、わからないのです。だって「日本人の配偶者」や「永住権」を持っている日系人が対象でしょ?日本で仕事をしなくても、「配偶者」として再入国することができないのはどうして?それとも私の理解が間違っているのでしょうか。なんだかんだ言っても所詮私は海外にいて、年金以外税金も払っていません。だから私が文句をいう筋合いじゃないでしょう。でもこの制度が日本国内で、そして海外でどう捉えられているかを厚生労働省はもっと知ってほしいです。そして多くの報道が間違いなら、きちんと正しい情報を出してほしい。多くの日系人が、Eさんのようにきちんと通訳してくれる人に当たっているわけじゃない。この再入国に関しての本当の意味や目的が理解できず、もしかしたらこの制度を利用したほうがいいのにできずにいる人だっていっぱいいるはずなのだから。先日のブログで終わっておこうかと思ったのですが、やっぱりまた書いてしまいました。ごめんね、重たーい内容で(苦笑)また明日から、お気楽日記に戻ります。
May 9, 2009
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不況、経済の低迷、失業率の増加に苦しむ日本。遠くペルーにいても、そのニュースは伝わってくる。こっちでお気楽に暮らしているかえるだけど、日本には家族も友達もいるし、日本の失業率増加の話には敏感にならざるを得ない。そしてもう一つ、日本に出稼ぎに行っている南米の人たちのことも気になる。ペルーからも日系ペルー人を中心に、多くのペルー人が日本で働いているのだ。それがどんどん解雇されている。浜松の友達は「公園に行き場を失った南米の人が大勢いて気の毒だ」と言っていた。国に帰りたくても、まとまったお金がなくて帰れない人が多いそうだ。そして日本政府は、日系外国人の帰国支援制度を作った。正規の手続きを踏んだ上で日本で労働していたにも関わらず、この不況で職を失った人たち、求職中であるにも関わらず、次の仕事がなく経済的困難に陥っている人を祖国へ帰そうという制度だ。厳しい審査をクリアすれば、帰国費用として30万円が支給される。日本から南米のどの地でも、安いチケットを探せば帰れるだけの金額だ。でも私は、この制度が許せない。この制度を作った日本政府を、恥ずかしいと思う。なぜなら。この30万円支給の条件には、「日本へ再入国しない旨の同意書への署名」が必要だからだ。なぜ?どうして?日本国民だって苦しい生活をしている。その血税を使って1人当たり30万円を支給するのだから審査が厳しいのは当たり前。でもその条件の中に、なぜこうしたあり得ない署名が必要なのだろう?日本が好景気で、誰も工場で働きたくないと言った時に景気の下支えをしてくれたのは、こうした海外からの労働者だ。3Kの仕事を嫌い、楽なほうに流れる日本人の変わりに、少ない給料で長時間労働をしてくれたのは、彼らではないか。もちろん外国人の犯罪も増えているし、不法滞在も多い。でも今回対象としている人たちは、日本の永住権を持っているとか日本人の配偶者だとかそうした「日本人」たちだ。110年前に政府の政策で海外移住していった人々の子孫である彼らに「金をやるから帰れ、二度と来るな」と言える政府が信じられない。その国の法律に従えば、誰でも労働することができるという、こんな当然の権利を無視した署名をさせる国があるだろうか?これは強制ではなく、その条件をクリアし、なおかつ愚かな署名をしてでも祖国に帰ろうという人のみが対象だ。嫌なら苦しいながらも、日本で生活を続けることはできる。しかし。30万円をばらまいて、とにかく邪魔な外国人を帰そうという鎖国的な制度しか考えれない日本政府に強く抗議する。いつか日本が立ち直り、好景気が来たときに、出生率が減り続け、労働力も減り続けている日本は、どうするのだろう?その時「助けてくれ、あなたは日本人の子孫ではないか」と恥ずかしげもなくいうのだろうか?移民を受け入れずに、減りゆく純潔日本人だけで、どうやってこれからの高齢化社会をケアするのか。「再入国禁止は当面の間だけだ。状況が変われば変わるかもしれない。」日本お得意の、玉虫色の政策である。30万円を返せば再入国できるとか、いろんな方法があるだろうが今はそれも考えていないらしい。ばかだ。ペルー政府の発表では、この支援制度に適用される日系人は合計5万9千696人に上るそうだ。全員がその支援を受けることはあり得ないだろうが、これだけの予算を計上しておきながら、もっとまともな雇用対策が打ち出せない政府の無能ぶりがよくわかる。このニュースはペルーの有力新聞でも取り上げられた。誰もがこの政策に驚いているだろう。すみませんね、ちょっと攻撃的ですかね。でも外から見ると、日本は変すぎるよ。詳しい記事は「もっとペルー!」とこちら、もしくはこちらをどうぞ。
May 7, 2009
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ペルーに来てまる3年が経ちました。3年前の5月3日に、インドネシアから来たんです。なんかあっという間だったなぁ。でもって、さすがにその時は今の状況を想像することはできなかったけど、今はこっちに来て、本当によかったなって思ってます。ペルーはご飯が美味しいしね(笑)今日はペルー南部の街、アレキパの名物料理である「ロコト・レジェーノ」を作ってみました。これは、ピーマンの肉詰めを想像してもらえればOK。ロコトという野菜にひき肉を炒めたものとチーズ、その他を入れてオーブンで焼いたものでございます。ロコトはペルーを始め、アンデス地方でとれる唐辛子。見た目はピーマンとパプリカの中間くらいの大きさで、とにかく「激辛」。パプリカと間違って食べてしまい、即死する人も(苦笑)ロコト・レジェーノの作り方をネットで調べたらやっぱり何回か茹でこぼすって書いてありました。辛過ぎるから、肉詰めにする前に茹でないと食べれないらしい。レシピによって0~3回とあったので辛いもの好きの我が家は間を取って2回茹でこぼしました。面白いのは「お湯で茹でる」「お湯に塩を入れて茹でる」「お湯に塩とビネガーを入れる」「お湯に砂糖を入れる」「お湯に塩と砂糖を入れる」と、数種類出てきたこと。塩はあり得るし、ビネガーも… あれ?ゴボウじゃあるまいし?しかもなんで砂糖まで?! 野菜を砂糖水で茹でるなんて、なんだか不思議。1回目は塩とビネガーを入れて茹でてみました。で、その茹でこぼしたお湯をちょっと舐めてみたら、これがまた辛いの!!なんとなく砂糖を入れる気持ちがわかるような気がして、2回目は3つとも入れときました(笑)★作り方★ニンニク、タマネギを炒め、ひき肉を入れ、塩コショウ、クミン、クラントロ(パクチー)やその他適当に入れ味付けします。茹でたロコトにひき肉を入れ、チーズやゆで卵、ピーナツを刻んだものなどを入れます。牛乳に卵を溶いてロコトの中に入れ、オーブンで適当に。チーズはケソ・フレスコというフレッシュチーズがいいらしいけど今日はなかったので、その辺にあるものを適当に。こんな感じ♪初めて作ったけど、なかなか美味しかった♪ロコトは個体によっても、部分によっても辛さが違うようで、一口ごとに「うひ~!」となるところと、なんでもないところがありました。珍しい野菜がいっぱいで、その野菜がとっても美味しいペルー。ご飯が美味しいと、幸せであります♪
May 5, 2009
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やっとフェーズ4になりましたね。WHOのあまりに遅い対応に、やきもきしていたかえるです。豚インフルエンザ、こちらでは24日にリマの大使館から注意喚起のメールがきていました。とても早い対応で、素晴らしいと思います。今回の豚インフルエンザの怖いところは、体の弱いお年寄りや子供だけじゃなく青年層(25~45歳)に死亡者が多いこと。これって、癌のように若い人のほうが逆に進行が早いってこと?どういう経路で感染した人たちか分からないので、憶測でしか言えませんが… ペルーをはじめ、アメリカ大陸ではこの豚インフルエンザへの対応に追われています。なんせメキシコもアメリカも、ご近所ですからね。ペルーでも27日朝にリマ空港に到着したメキシコ発の便に乗っていた乗客に感染の疑いのある人がいて、すぐ隔離したとか。それと先週金曜から、メヒコとアメリカからの便で咽頭炎の症状のある人700人ほどを検査しているそうです。こうして少しでも水際で止められることを祈るのみです。全世界に拡大しつつある豚インフルエンザ、でも死者は今のところメキシコだけ。この差はどこから来るのでしょうか?メキシコシティは人口が密集している上に、大気汚染がひどいところです。盆地型地形の為、都市部にスモッグが溜まりやすい。だとしたら、インフルエンザウィルスもそこにより濃く留まる可能性があります。人から人へと感染するウィルスが溜まるなんて… ぞっとしますね。今日のこちらのニュースでは、すでに死者149人になっています。昨日は103人だったのに。しかし、どうして渡航禁止にしないのでしょう?経済や政治的な思惑から、裏での取引があるのでしょうが、こんなふうに人が自由に往来できる状態で、パンデミックを防げるわけないと思います。旅行者がちょっとメキシコ観光しただけで、しっかり感染しちゃうくらい感染力が強いのにね。日本はこれからがGW、メキシコ・ツアーは中止が相次いでいるそうですが、個人旅行者や商用の人は行くでしょう?だからGW明けがとても怖いです。個人にできる事など、ほとんどありません。人ゴミに行くな、と言われても生活があるから、それは無理。風邪を引かないよう健康に注意して、うがい、手洗いをマメにするくらいですかね。今日も大使館からメールが来ました。参考にできるとしたら、これくらいかしら。●保健省からのアドバイスとして、感染を防ぐために、咳やくしゃみをした場合は、手洗いを励行する。また、咳やくしゃみの際はハンカチやティッシュなどで鼻を覆うこと。ハンカチなどを持っていない場合は、手のひらではなく上腕部分で覆うこと。これ以上拡大しない事を祈るのみです。
Apr 28, 2009
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最近気に入ってるコマーシャルをご紹介。「Brahmaブラマ」ってビールと他社ビールの比較です。「お前んとこのビールは10ソルで大瓶3本だけかい。俺のブラマなら、なんと10ソルで4本だぜ!どうだい、すごいだろっ!」まあ、これは普通のお話。お兄さん、調子に乗って言います。「安いだけじゃない、ブラマならもっと新しいことがあるんだ!」ブラマの王冠の裏に「50センティモ」とある。なんと当たり王冠があるのです!こりゃ、更にお得!※50センティモは1ソルの半分、16~17円くらいかな?ここでマメ知識。ペルーではこの50センティモのことを、「chinaチナ」と言います。あ、正式にじゃないよ、スラングといいますかね。なんでチナなのか分からないけど、バスなんかで「どこそこまでchinaで行けるか?」とか聞いてる人がよくいます。女性はまあ滅多に使わないと思いますがね。んでもって、CMの続き。お兄ちゃんがブラマの王冠を開けると、じゃじゃ~んっ!チーナ!また次を開けると、またチーナ!またまた開けると、またまたチーナ!!ってな感じで、煙の中から怪しいチニータ(中国人女性、東洋人女性)が出てくるのだ(笑)バックミュージックはドラゴン、怒りの鉄拳風だし出てくるのは変な芸者もどきの女性で、でもなぜか右の女性は水商売って感じ。一番左のお姉ちゃんは、まん中だけちょこんと紅を塗っててすごく変だ。たぶん浮世絵か昔の美人画を見たペルー人がメイクしたに違いない。でもみんなおっぱいはラテンだね(笑)いやー、みんな好き勝手なイメージ持ってるよね。日本もペルー=ポンチョとジャガイモだから、同じと言えば同じだけどさ(苦笑)とにかくおバカっぽくて気に入っております♪
Apr 25, 2009
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ペルー、アンカッシュ州プエルト・ワルメイの住民が正体不明の生き物の出現に怯えている。カラカラの砂のように乾いた鶏四肢を食われ、全身の血を抜かれている。取材に来たカメラマンに答える村人たち。「ほら、見てくれ!ここにもこんな奇妙な死骸が!」(↑やらせやっ!というご指摘はお断り)住民が馬2頭と多数の犬や猫の死体を発見し、恐怖に震えているという。プエルト・ワルメイの市議パトリシア・マギーニャは、「頭と手足を食べ、全身の血を吸っている。これは“チュパカブラ”のせいかもしれない。」と語った。(↑パトリシアって誰やっ!という質問もお断り)これに関し、チンボテの人獣共通感染症地域担当官ネリー・イスキエルドは、被害地区に赴き、「(家畜を襲ったのは)齧歯目に似た有袋類のようだが、80cmはある」と指摘した。(↑なんで有袋類ってわかるねんっ!という突っ込みもお断り)(↑80cmって見たんかいっ!というのも… あかん、それを言うなってっ!!)ジャジャ~ン!! チュ~パ~カ~ブ~ラ~~~!!! ってな番組が先週土曜日にありました。くそー、見逃したんだよなー誰か見た人、います?
Apr 21, 2009
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「ペルーにディズニーランドができる!」というニュースがありました。日本のディズニーファンの皆さん、今、「嘘だー」と思ったでしょ?いやいや、ほんとですよ。リマを南に100kmほど下ったところに「ASIA(アシア)」と呼ばれる超~高級リゾート地がある。ペルーは太平洋側約2300kmがすべて海岸だがアシアはちょっと特別な感じ。金持ちペルー人がでっかい別荘を建てて、夏の間、もしくは週末ごとに通って遊んで暮らす場所だ。高級レストランもあるし、夏の間だけ営業するスーパーWongもある。TVでは、夜な夜なディスコやバーで遊ぶ白人系ペルー人がよく映ってる。金持ちのあほんだらボンボンとお嬢ちゃんがエクスタシーなんかの覚せい剤を持っていたとかって逮捕されたりしてますがね。で、ディズニー。南米の観光地は数多くあれど、やはりマチュピチュとナスカを抱えるペルーは強い。しかもここ数年の経済発展は目覚ましいし、治安もまずまずである。(←地域差が大きいんだけど。)で、首都リマからパンアメリカンハイウェイが通っていて金持ちが行き慣れたリゾート地があって、まだまだ砂漠のでかい土地があまってるこのアシア近辺が、ディズニーさんの目に留まったんだと。「このペルーにディズニーランドができるかもしれません!」と興奮してリポートしてたアナウンサー、「アメリカとパリと日本、そして4番目です!」って言ってた。おいおい、香港を忘れてるぞ(笑)ペルー人にしたら、アジアに2つもあるなんて信じられないのかな?とまあ、そんなお話ですが、まだ確定ではありません。というのもこれまたペルーらしいんだけど…その候補地には何かの遺跡(ワカ)があってそれを壊す事に反対する向きもあるからだ。ペルーはそこかしこに遺跡があって、リマ市内でも住宅街のど真ん中にもデデーンと遺跡があったりする。とりあえずはちゃんと保存しましょう、となっているので道路や建物の建築計画がよく滞ったりしてる。仕方がないけどね。ちなみに私は遺跡保存賛成派です。やっぱ大事よ、歴史的なものはね。観光立国ぺルーにしたら、ディズニーランドができればそりゃ嬉しい。世界中からの観光客を呼べるし、外貨獲得うはうはだしペルーがもう後進国ではないことが世界に認められる訳だし隣国チリやアルゼンチン、ブラジルを差し置いてってのも、気持ちがいいだろう。その反面、大事なワカを潰してもいいのか、とか環境破壊はどうだ、とかそういう問題もあるのね。だから未定です。さーて、どうなることやら?その昔、だんなと付き合ってる頃にも浦安のディズニーランドに行ったな。バブル時代の大学生、金ラメ入りのツィードのボディコンスーツにロングブーツとかでさ、すんげーハデな格好して、キャピキャピしてたっけ。うはは、懐かしいぜ。まさかそのん~~~~十年後、こんなところにいるとはさ(笑)もしペルーにディズニーランドができて、行くことになったとしても、GパンとTシャツであることは100%確実ですがね♪と、そんな懐かしいことを思い出しておりました。今日4月17日は入籍記念日、17周年。そして18年目に入ります。
Apr 17, 2009
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(ああ、久しぶりのブログ、ちゃんと写真を入れようと思ったのに容量オーバーでございましたわ。まったく楽天さんよぉ。)今日はペルーの元大統領、フジモリ氏の判決の日でした。ここ数日TVやラジオではその判決結果をめぐってあーだこーだといろいろ応酬があったよう。元、とはいえ一国の大統領を裁くのだから、そりゃ色んな議論が出て当たり前なのだが。4月7日朝9時から始まった裁判。今日は判決を下すだけだったから、すぐ言うかしらと思ったら、これがまー長いのっ!!最初の30分くらいは裁判長が、その後2時間半に渡って第一秘書がフジモリの罪状を言い渡した。最初は必至に聞いてたんだけど、やっぱり裁判関係の単語は難しくしかもペルー人特有の「ブレスなしでしゃべりまくる」話法には到底私はついていけません(涙)結果は25年の実刑判決。そして被害者たちへの賠償金命令も出てました。裁判中、ずっとメモを取っていたフジモリ氏。フジモリ氏の命令で虐殺されたと訴える遺族たちは「当然の判決だ。法は正しかった。」と言い、フジモリ氏を支援する人々は「不当な判決だ!彼は無実だ!」と叫びまくる。全会一致で有罪判決が出された訳だが、直後のTV投票では「この有罪判決をあなたは受け入れますか?」との問いに「Si」が49.26%「No」が50.74%だった。ペルー人の意見が真っ二つに分かれた状況だ。フジモリ氏の時代、テロ殲滅のあおりを受けて罪なき人々が殺されたのは、事実だ。しかし彼がいなければ、ペルーはまだテロの恐怖に包みこまれていたかもしれない。問題は「殲滅行動のあおりを受けて、巻き添えをくって殺された」のか、「無実である事は軍もフジモリ氏も知っていたのに殺してしまった」のか、だが、それは私のような平和なペルーしか知らない者には分からない。しかし…フジモリ氏が日系人じゃなかったら、こんな事にはなってなかっただろうな。フジモリ氏失脚後に大統領に就任したトレド氏は日本嫌い。日本(東洋)が嫌いだからフジモリが嫌いなのか、フジモリが嫌いだから日本(東洋)が嫌いなのかは不明。でも、先住民出身のトレド氏にすれば、自分たちの国をチーノ(フジモリ氏の愛称、中国人もしくは東洋人の意味)が大きな顔で政権を取るというのは堪らなかったんだろう。人種差別は常にあるからね。これからフジモリ氏らは、控訴する構えらしい。でも最高裁での判決だし、そう簡単ではない。なんにせよ今70歳の彼にとって、25年は終身刑みたいなものだ。正直なところ、「もうじーちゃんをいじめてやるなよ」という気分です。
Apr 8, 2009
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もう日本は3月29日(日)の午前中だから終わっちゃってるけど…ペルーは今28日の夜8時。もうすぐアースアワー(Earth Hour)、スペイン語ではLa Hora del Planetaの時間です。WWF(世界自然保護基金)主催の、世界的なイベントで、世界中の国の、その国の時刻でも28日夜8時半から9時半の1時間、電気を消して、今地球が置かれている環境を思い、地球を思い遣るというもの。今回で3回目を迎えた、このオーストラリアで始まった活動は、今年、世界80か国、10億人以上の参加を見込んでいるそうな。シドニーのオペラハウス、パリのエッフェル塔、エジプトのピラミッド、アメリカのエンパイア・ステート・ビルやラスベガス、中国の国家体育場(オリンピック会場)なんかも消灯されました。(これからされるところもある?)そしてペルーも参加です。今朝の新聞にも大きく出てたし、TVでもやってます。リマのアルマス広場の灯りが消され、各家庭もキャンドルに灯をともし…現在夜の8時15分。外はすごく静かです。きっと早めのご飯を済ませ、家の中でゆっくりしてるんだろうな。我が家もご飯と後片付けは終わりました。後はのんびり過ごします。日本は一部自治体とウェスティンホテルなどが参加したそうですね。でも他の国が盛り上がってるほどは、日本では話題にならなかったみたい。残念。たかがイベント、ではあるけれどでもきっと何か大切な事のきっかけになる。私はエコ人間じゃないけど、でも参加します。
Mar 29, 2009
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イカ2日目。今日はボデガとサンドバギーツアー♪午前中はちょうどオバマさんの就任式。ワシントンとペルーは時差なし、生中継で見る事ができるのよ。すごい人だったよね!人々の興奮が画面からも伝わってくる。こういう国威高揚って、すごく大事だと思うんだけどな。イカは砂漠性気候で日照時間が長く、ブドウの栽培には最適。ペルー名物ピスコやワインが作られています。ボデガ=ワイナリーも大小さまざまな規模であり、今回はこれまた「小」の上に「古」ってところに行ってきました(笑)ピスコに最適なケブランタ種。収穫にはまだもう少しといったところ。でもブドウ棚ってきれいだよ~!骨董品店のような倉庫の中で説明してくれるおじさん。このボデガ訪問については、ぜひこちらをどうぞ♪これからサンドバギーだというのに結構飲んでしまいましたが、この後また別のボデガにも行き、またまた飲んでしまいました。さてお待ちかねのサンドバギー。ワカチナ(Huaca china)というイカ市内からちょっと外れのところでできます。イカは何度も言うように砂漠の街。あちこちに砂丘というか砂山というか、そういうのがいっぱいあるんです。ワカチナはその中でも砂漠の中にぽこんとあるオアシス。ホテルや湖があって、ゆっくりする事もできます。ついた途端に何の準備も説明もなく、バギーに乗り換えさせられる。わーい、ちょうど一番前が空いていた!ラッキー!みんなきっと砂をすごくかぶると思って避けたんだろうね。でもここが一番景色がいいのになぁ♪バギーは夕方がお勧め、なんたって砂漠の日差しは強烈!がんがん砂丘を登り降りします。あんな上から一気に降下!ひゃっほ~!お待ちかね、サンドボード!最初のこの地点では立ってスノボーみたいに滑り降りる人もいたけど、どんどん急な砂丘に行ったので、最後はみんな腹ばいでしか降りられなかった。みんなもう、頭から靴の中まで砂だらけ(笑)こんなに砂を気にせず転がりまわったのなんて、もう何年ぶりだろうか? 楽しい!!みんな、超ご機嫌!砂漠の中にちょこんとあるワカチナのオアシス。こうして見ると、本当に命の源って感じがします。ここ近年、ワカチナ湖の水位が下がってきたり、水質の汚染が問題になっている。アンデスから地下を延々と流れ、湧き出てくる貴重な水。いつまでもこのオアシスの緑が保たれますよう。砂漠にできる影って、なが~~~~~っいのよね♪サンドバギー&ボード、むっちゃお勧めです。ペルー国内には他でもできる場所があるけど、イカが一番リマから近くて楽ちんかも。水と帽子、サングラス、カメラ、そして、カメラを砂から守るジップロックみたいな袋を持って行ってね。私はジップロックがなかったので、もっといいショットで取りたかったけどできなかった。砂が入ったら大変だもん・・・カメラも小さいのでね。高性能のは絶対止めた方が無難ですー。
Mar 23, 2009
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イカにある「イカ考古学博物館」へ。パラカス文化、ナスカ文化、ワリ文化の壷や楽器、織物、そしてミイラがいっぱい。頭をねじり鉢巻きできゅっと絞ったようなおじさん型の壷。「カールおじさん」のような、素朴な表情が好き♪かえるが付いた壷もいくつかありました。頭を絞って変形させる「長頭」の文化があった時代。これだけ頭骸骨を変形させるには、どれくらいの年数が必要だろうか。インカ、そしてプレインカ(インカの前)の時代には奇形児や障害のある人を「普通の人間とは違う、神に選ばれた人」として忌み嫌うどころか敬う風習があったと聞いたことがある。そして自分たちも体の形を変えることで、神に近付きたいという気持ちがあったとも。幼くまだ頭蓋骨の軟らかい時から板を使って頭を挟み、変形させていくというのは、正直無理があると思う。脳が圧迫される訳だから、寿命にも影響するだろうし。でも今の「人と違う=悪い」という精神文化より当時の人々は遥かに進んでいたのでは、と思ったりするのですよ。♪髪は女の命ですぅ~♪ しかし長いなっ!うがーみんなで寄ってたかって抑え込み… 脳の手術をしている様子。ちゃんと骨が成長した後がある=手術後も生存していたという証し。レントゲンなしに脳の悪い部分はどこかという事を、どうやって知ったのか、脳や血管を傷つけずに、どうやって頭蓋骨に穴をあけたのか、知りたい事がいっぱい。実は数年前にもここに来たことがある。展示されてるものは、当時とあまり変わった様子はなかった。それでもやっぱり「すごいな」と感心させられる。イカに行ったら、ぜひ見に行ってくださいな。
Mar 12, 2009
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さて15時間ちょっとのバスに揺られ、到着したのはイカの街。ここはリマから300kmほど南にある、砂漠のオアシスの街であります。まずはホテルへ移動。ホテルに着いたもののチェックインまで数時間あるし、でも疲れていて観光などする気にもならないし、どうしようかと思ってたら「部屋があくまで、他の部屋を使ってていいよ」と、親切にも一部屋あけて寝かせてくれた。こういうペルー人の杓子定規じゃないところが好き。ブーゲンビリアとブドウが絡み合っててきれい♪少し眠ってお昼に起きた。暑いからプールに行って、のんびりしよう。お腹も空いたな。プールサイドのレストランで何か食べれるだろう。…と思ってボーイに聞いたら。「今、コックがバカシオネスに行ってて休みなんですよーだからレストランはお休みなんですー」と。確かに決めごとでがっちりしてないところがペルーのいいところだけどさ。バケーション時期にコックがバケーションにいっちゃってお客はどーすんのよ?「あ、その辺のポジェリア(鶏の炭火焼屋)で、デリバリー取れますよ」はいはい、お客も臨機応変にね。適当なホテルだが、さすがにビールはあった。デリバリーするとポテトが湿気るから、ちょっと不満なんですが… 仕方無し。このホテル、オウムやインコ、そしてカメを飼ってます。どもー。あー、あなたも恐竜の仲間なのねー、と思わずにはいられない顔。今回の旅行で一番ゆっくりした日だった。いいねぇ、プール、いいねぇ、ビール♪夕方涼しくなってから、市内散策。2007年8月15日のイカ・ピスコの大地震の爪跡はまだ街のあちこちに残されている。アーケードの屋根がすべて落ちている。きれいに建て直された建物の横で、今にも崩れそうなままの壁が。タクシーのおっちゃんに聞くと「イカはレンガの建物が多いからマシだったんだよ。ピスコみたいにアドベの家が多いと、全部潰れちまうんだ」って言ってたけど、どう見てもこちらも相当な被害だったろうと思う。観光客が来ないと困るから、そう言ってるのかもしれないけど…観光関係はもう大丈夫だけど、庶民の復興にはまだまだ時間が掛かるようです。ルレン教会。高い塔が中ほどで折れてしまったそうだ。写真で見るより被害はもっと大きかったようで、今はこの教会は閉ざされたまま、中には入れないし復興計画もないそうな。それでもイカの人々に愛されてきた教会なので、取り壊しもしないんだって。いつまでもあの時の痛みと犠牲者への追悼の気持ちを忘れないようにって事かな。教会の中もぐちゃぐちゃになってしまったけど、中にあったルレンのキリスト像はまったく無傷だった。イカの人たちの心のよりどころであるこのキリスト像は、今は教会のすぐ脇にある小さな建物に安置されている。イカの守護聖人であるルレンのキリストは、南米らしく褐色の肌をしてます。地震で崩壊したのか、実は立て直したのか…その辺が微妙に分からないんですけど…例え店が潰れてしまっても、露天でも商売はできる。活気にあふれた街角、どんな状況でもみんな逞しく生きてます。さて、暗くなる前に博物館へ行こう!
Mar 9, 2009
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先日開かれた「ペルー展」で来場者に配られたものの中に、だんなが翻訳した「ペルーを誇る101の理由」のミニDVDが入っていたそうな。私たちも知らなかったのだけど、こうしてペルーの良さが伝わっていくのはとてもうれしいです。パソコンでダウンロードできるけど、DVDであると気軽だしね。ダウンロードしたい方は、こちらからどうぞ。どこか日本の出版社で、この「ペルーを誇る101の理由」を出版してくれるところはないでしょうか?あったらいいなぁ、あったらぜひお声掛けくださいね!!~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~さて、もう忘れてしまっているタクナ旅行の続き(笑)観光ビザも無事手に入れ、あちこち観光した翌日。夕方またバスで移動するため、それまでのんびりと過ごす。タクナ名物「シルゥエラのピスコ漬け」、杏酒みたいなもんですな。お酒は甘くてまろやか。甘い養命酒のような感じ?でもさすがに実のほうは、アルコール度数40度超のピスコに漬けてあるだけに、梅酒の梅よりもっときつぅ~い味がする。こちらが「タクナ・サワー」ペルーのピスコサワーのシルゥエラ版です。こちらも甘くて、ぐいぐい飲んでしまうぅ♪タクナには、なんとイスラム教のモスクとイスラム学校がある。9割以上がカトリック信者のペルーで、こうしてきちんとしたモスクがあるのはたぶんタクナだけ。でも街の人々にも理解され愛されている、美しい建物として有名だそうです。中を覗いてみると、懐かしいモスクの風景。磨き上げられたピカピカの床に座って、コーランを読む男性が数名いました。インドネシアのなんちゃってイスラムには毎度イライラさせられたけど基本的には私はイスラムの文化や世界は、好きであります。いいものを拝ませて頂きました。合唱。手前のアドベ(日干しレンガ)づくりの家が、タクナの伝統的な家。屋根をぐっと持ち上げて風を通す事で、室内の温度を下げるという昔ながらの作り。その隣は、ちょっとモダンにした感じ?そのまた隣は、ペルーの普通のレンガ建築のアパート。屋根が平でしょ? だから直射日光が思いっきり当たる上に風が通らないので、暑いんだって。なんで昔ながらの建築方法を捨てちゃうのかな。その土地の気候風土にあった建築というのがあるのにね。夕方、タクナの国内長距離バスのバスターミナルに移動。このCurz del Sur(南十字星って意味よ)社のバスは快適!これでイカまで15時間ちょっとの旅に出ます。うぎー。夕日がきれいだった~!
Mar 4, 2009
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前から疑問だったんですけどね…なんでYahoo!ニュースには「ペルー」がないんだろう?なんでペルー展の事とか、ニュースにならないんだろう?ご存知でしたか?Yahoo!ニュースの「海外」の欄を開くと、「全般」「ヨーロッパ」「北米」「中南米」って小見出しがあるでしょ?で、その中に「ペルー」がないんです。「ハイチ」や「パラグアイ」はあるのに。全然中南米なんて更新されてない。ペルーはいっぱい更新する事あるのに。楽天ニュースもmixiも、ペルーって全然取り上げないんだよね。なんで???エジプトで誰かのお墓が発見されたらすごいニュースになる。ペルーでシパンやシカンの黄金がでても、ニュースにならない。中国の経済成長がすごいってニュースになる。ペルーだってすごいのに、ニュースにならない。なんで???もともと日本って東南アジアとアフリカ寄りで中南米には全然関心がない。でもマチュピチュもナスカもある、日本人が大好きな国。ベネチアの金熊賞を取った映画は、ペルー人監督で主演女優もペルー人。でも「スペインとペルー合作」って紹介の仕方だし。なんで~~~???前からずっと不満だったんだけど誰かその理由を知ってたら教えて下さい。
Feb 28, 2009
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ああ、気がついたら2月が終わっちゃう…すみません、ちょっとばたばたしていました。タクナの続きはまた書くとして、2月24日から3日間行われる「ペルー展」のご案内です。赤坂アーク森ビルにて、2月24日~27日まで。http://www.jetro.go.jp/events/tradefair/20081006166-eventで、今、いかにペルーがすごいかって番組が、JETRO(日本貿易振興機構)のTVでやってたそうな。ぜひこちらをみて、今のペルーがすごいって知って~♪http://www.jetro.go.jp/tv/internet/今回のペルー展には、知りあいが色んな形でかかわっています。なのでぜひ成功して欲しいし、実り多きものにして欲しい。世界的大恐慌と言われる中、ペルーは2009年度予測成長率が6%前後。これがいかにすごいかは、わかりますよね。ペルーは今や後進国ではりません。新興国と呼ばれています。こういう国との貿易が、日本の経済にどれほどプラス面があるか分かると思います。個人レベルでも企業レベルでも。本当は国レベルがいいけど、私は偉い人とは知りあいじゃないからしかたないけど、でも、日本とペルーが何かの形で経済協力していければ、それは日本にとってもプラスが多いと思います。お時間のある方、ぜひ行ってみてね~!タクナのお話は、また今度。
Feb 24, 2009
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タクナツアー、続き。午後からは「鉄道博物館」と「Alto de la Alianza(同盟の高台?丘?)」へ。タクナとアリカを結ぶのは、何もパンアメリカンだけではない。鉄道も走っているのだよ、実は乗りたかった!でも事前に調べてみると、朝と夕方1日2回しか走らないため今回のペルー出国のタイミングには合わなかったのよね。それとタクシーよりずっと時間がかかるし。私たちのように折り返しすことなく、素直にチリに出国(又はチリからペルーに入国)する人には、こののんびり鉄道の旅がお勧めかもしれない。 ずっと安いし♪国境越えの鉄道といっても、クスコ→マチュピチュ、もしくは→プーノのような立派な観光客用鉄道ではなく、このたった1両のぼろ鉄道で行く。40~50人分の座席しかない。とにかくのんびり、がたがたと進む。なんとレトロな汽車!チリとの戦争(太平洋戦争/1879~1884年)中もこの鉄道は動いていたそうな。とはいえ民間人が気楽に移動、なんてのは無理だったろうけど。こちらは… 車の形をした列車?戦争中(戦後もしばらく)、ペルーの政府高官、軍人、大統領クラスがこれに乗ってチリとの交渉に向かったのだとか。当時、タクナにはまだ自動車というものが入ってきてなかったので、鉄道の線路を利用して、こういう車型の乗り物が利用されてたんだって。なんだかおまぬけなような、でも時代を感じる。ちなみにちゃんとハンドルもついてます。でも自由には曲がれません(笑)ペルーの歴史上、とても大切にすべき駅であり博物館なんだけど、やっぱりお金がないのか、役人にそういう考えがないのか、案内してもらったところは全て埃だらけ、説明書きもない。古いエンジンや部品、旅行者の荷物を測ったであろう古い秤、昔の写真や戦争当時発行されていた新聞など、いろいろあったのに、埃だらけ。「しかも一時期、ここの土地をディスコテカにしようという計画もあったのです」とガイドちゃん。なんて事!一体役人は何を考えているのか?マチュピチュやナスカだけが、ペルーの財産じゃないよ!もっと大切にしなきゃ、それこそ観光客が来ないよ!と、2人してワイワイ話してた。…それでもだんなは、すごく楽しかったらしい(笑)やっぱり男の子だね~ 鉄道とか、好きだよね~♪さて、タクナ滞在中必ず話に出てきた太平洋戦争。その激戦地が、Campo de la Alianzaとして保存されてる。モニュメント。一番最後の高い塔についてる人物は、片手でチリ側を抑えつけるようにしている。もう二度とペルーの地を踏ませないようにと。中は博物館になっていて、戦争中の布陣や使用された武器、軍服、そして亡くなった人の遺骨や遺品が展示されてる。チリ軍18050人に対し、ペルー・ボリビア軍9719人。しかもチリ軍は正規の軍隊、訓練も当然ながら武器も最新のものを使用。ところがペルー・ボリビア軍は民間人も多く、地元のインディヘナがわけも分からず武器も与えられず、最後には包丁やフォークを持って戦う始末だったとか。信じられないお粗末さだけど、当時ペルーは国の負債は重く内政は崩壊、到底まともに戦える状況じゃなかったらしい。もちろん軍はあったし、英雄と言われる軍人もいたけど、兵士に配る武器がなきゃねー、しょうがないじゃない、フォークじゃさー。展示物の中に、ペルー軍人の軍服とチリ軍の軍服があった。驚くことに、当時こういう軍服を作る専門業者がフランスにあって、チリ軍もペルー軍も、どちらもが同じ業者に製作を依頼したのだとか。でも明らかにチリのほうがお金持ち、作りが全然違うのよ。フランスの業者も、どう思ってただろうか?まあ遠いラテンアメリカでの戦争なんか、全然関係なかっただろうけどさ。でも戦況を聞きながら、「チリのほうが勝ってるから、いいもの作って納めましょう。ペルー?ダメダメ、もう前払いじゃないと作らないよ!」とかあったんじゃないかなー。ちゅうか、軍服作ってる暇と金があったら、銃を作らんかいっ!まったく、いつの時代も役人ってのは…。ちなみにチリ軍の銃の先には剣がついていて、彼らは進軍しながら、倒れているペルー・ボリビア軍の兵士(と民間人)をその剣で止めを刺しながら、進んだのだそうだ。悲しいね。この向こうにあるのが、戦争で犠牲になった兵士や住民のお墓。この砂漠の丘一帯が、すべて戦場になってたなんて。あちこちの丘に描かれたペルー軍の名前。実際のこの布陣で、この場に軍隊がいた、という事です。こういう文字が、モニュメントの周り360度全体に散らばってあるの。ちなみに、あの文字を模ってるのは、エアプランツ。不毛の砂漠地帯にも、このエアプランツはたくさんあって、置くとそこにちゃんと根づく(と言っても他の植物のようにじゃないけど)ので、風なんかで消えることなく、ずっとあるんだとか。あれ?ちょっとしんみりと纏まってしまったか(笑)でもこういう歴史を知る事は大切だから、ね。
Feb 4, 2009
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★お知らせ★AB-ROADのガイド記事に「南米最大級の古代都市遺跡、広大な『チャンチャン遺跡』に圧倒される!」が、アップされました。今回もまたトップ記事に取り上げて頂きましたよ♪素晴らしい遺跡です。ぜひご覧ください。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・さて観光。「なーんにもない」と言われるタクナだけど、調べるといろいろ出てきた。なーんだ、観光地、いっぱいあるじゃん。特に目を引いたのが、温泉。タクナ州は海沿い海抜0mから、プーノ州との境、5000m超のアンデス山脈まで伸びている。火山もあって、なんと温泉地はペルーのどの州よりも多いのだとか!(これは裏は取ってません。ガイドさんがそう言っただけ。)他にも標高1200mのところにある「Miculla(ミクージャ)」にはティワナク時代(西暦500年ごろ)~インカ時代にかけて描かれた岩絵がたくさん残っているのだとか。なんかこういうの、好きなんだよね~ヘタウマなところがなんとも(笑)インフォメーションで聞くと個人でタクシーをチャーターするよりやっぱりツアーに参加したほうがよさそうだと判断し、街中の旅行代理店であれこれ物色。なんとだんなと2人きりにガイドさんがつくという、超ラッキーなツアーの開始となりました。(それだけ観光する客が少ないって事だろうけど×)さて、前置きが長いね、写真、いきましょか。かつてミクージャを潤していたいた河。上流部の開発や気候変動など、様々な要因で枯れてしまったとか。こんな不毛の大地でも、インカ時代には青々とした緑が広がっていたそうだ。その証拠に、この河の両側には、水を大地に引いた跡がある。ポンプのない時代にどうやってこんな深い河から水を上げたのかと思ったら、なんと水流を利用して岩に当て、跳ね上がった水を次の段に上げていたのだそうだ。分かるかなー、鯉の滝登りを想像してみて。一段一段、水の勢いを利用しながら、少しずつ上に上げたというこの素晴らしさ!確かに今は枯れてしまった水路を見ると、ジグザク構造で、水が跳ね上がりやすいようになっていた。すごいよね、ほんとすごい。楽しい、楽しい、こういうのって知るの楽しい。インカ時代にかけられた、なんと75m(あれ?80mだったっけ?)もある吊り橋。あ、でもこれは落ちないように強化されたもの。揺れる~おっと、忘れていた、石、石。リャマや人、水を表す線や犬の絵が多い。これのほうがよくわかるかな。魚や鳥、狩りをする人。楽器を吹きながら踊る人など。こんな何にもないところに住んでいた、文字を持たない人たちが残したメッセージ。もう少し一つ一つの岩絵の時代が分かればよかったんだけど、スペイン統治時代以降、そう言ったものは全て失われてしまった。残念だけど… 仕方のない事。こちら温泉♪ といってもプール形式のほうです。ここは個人風呂とプールの2種類あって、プールは水着着用、個人風呂はもちろん裸OK!我が家は個人風呂に入りました。無色透明で、さらりとしたお湯。36~40度まであったけど、こんな暑い時に40度のに入ったら死んじゃう!広くてのんびりできて、なかなかお勧めでありました。お待ちかね、お昼♪タクナ名物はいろいろあるけど、メニューを見てるとトウモロコシと豚肉がキーワードのよう。ペルーではおつまみとして必ず出てくるカンチャ。トウモロコシを炒って塩をふったものです。普通は黄色一色だけど、田舎のカンチャは紫や黄色やオレンジ色でにぎやか。ちなみにタクナ産トウモロコシはちょっと小さめで黄色みが強く、甘いんだとか。アドボ・デ・チャンチョ。リマで食べるアドボと全然違う!なんてでかい豚肉!沖縄の人もびっくり!豚の分厚い脂身も上手に油抜きしてあって、とても美味しゅうございました。あ、でも豚の毛が残ってるところが、なんか生々しいなあ(笑)さて、お腹が膨れたところで、ボデガ、所謂ワイナリーへ。ペルーでボデガというとイカやピスコが有名だけど、もちろんタクナにもある。ただガイドさんが言ってたけど、タクナの人はまだまだ観光に対して消極的で規模も小さいことから観光客を受け入れたりしないんだって。今回行ったところは、タクナでは大手らしいんだけど、えーっと… 大手?これからなんだねー、タクナって。どんどん観光に力を入れてもらいたいっす。ワイン用、ピスコ用、そして杏酒用の木もありました。「ここからはボデガの人が案内します」とガイドさんに言われ、案内人のお兄ちゃんについていくも… なーんにも説明なし。「これ、ケブランタ」、「これ、マルベック」とブドウの種類は言ってくれるけど農園の広さを聞いても「えー、知らんねぇ、広いよ」ってやっぱりもっともっと観光に力を入れてもらいたいっす(笑)あ、お酒買ってるところを撮られたっ!タクナ、まだまだ続きます♪
Jan 29, 2009
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