At Home

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人さらいにご用心




きのうユカが学校から警告のお手紙をもらってきた。
同じディストリクト内のPS.161とNew Prep Middle Schoolの付近で25歳~30歳くらいの男性(5フィート7インチ~5フィート9インチくらいの身長でブルージーンズ、黒っぽい色合いのジャケットに、明るい色合いのブーツをはいており、サングラスをかけていて、ブルーのミニバンを運転していたそう。)が学校帰りの女の子にお金をあげるといって声をかけていろいろはなしかけてきたという事件?があったそうな。

うちの子の学校からはかなり距離の離れた場所らしいが、それでも、不審な男が子どもを狙っているので御用心という注意の呼び掛けだった。マンハッタンとちがって、このあたりは、閑静な住宅街なので、通学路の範囲くらいは横断歩道以外は手をつながないでもさほど緊張感はないのだが、あまり離れないようにしなくてはいけない。いまはまだ寒いから公園などで遊ばせたりすることもほとんどないが、また春先から夏にかけては公園で遊ばせたりもする。狭い公園だと目が行き届くが、広い公園だとのんびり椅子にすわって他のママとおしゃべりなんてしていたらすぐに公園内の公衆トイレ(ほとんど閉まっているけど)の後ろにある遊具のほうにいってしまい、ベンチからはどこに自分の子がいったか見えなくなったりする。公園にはけっこう死角があるのだ。

で、きのうは学校から「Stranger」についての絵本を借りてきた。タイトルは「Learn About Strangers」著者は「Stan & Jan Berenstain」。
「道で会った知らないひととは気軽に話さないこと」「知らないひとから決してお菓子やプレゼントはもらわないこと」「絶対に知らないひとの車にのったりしないこと」「誰かから『これはパパとママには内緒だよ』と言われても決して内緒にしないで親にお話すること」「たとえ学校の先生であっても自分の大事な場所をさわらせたりみせたりしないこと(もちろん小さいうちは親がお風呂やトイレのあとを手伝ってくれるし、検診でお医者さんにみせなければいけないときもあるが)」ということをくまちゃんの兄妹のストーリーで教える本だ。

ユカの感想は、「あかずきんちゃんみたいだね」だった。

そうそう、その通り。
上記の注意事項についても、知らない人からお菓子やプレゼントをもらったらダメだよというところで、ユカは「知ってるよ、もしかしたら爆弾かもしれないから!」というお答え。(^^;時代を反映しているなぁ、、、。複雑な心境。追加で「毒がはいってるかもしれないからね」と付け加えておいた。「パパやママ以外の人がお金くれるっていっても絶対もらわないこと」「知らないひとの車に乗ったらどっかに連れていかれて殺されちゃうかもしれないし、パパやママともうあえなくなっちゃうかもしれないよ」とも付け加えた。

もちろん、その絵本では主人公の女の子は誰とでもフレンドリーでいつでもどこでもみんなにハローってニコニコ挨拶刷る子だったけど、「ストレンジャーにはしゃべったらダメ」とお兄ちゃんから言われて、パパやママからも誘拐犯人のお話などをきかされて、こわくて混乱して、外へいっても、みんながコワイ人みたいに見えて、もうお外にいきたくなくなってしまう。そこで、ママがりんごをもってきて説明してくれる。「一盛りのりんごには必ず1つや2つの悪いりんごがまざってるでしょう?外からみて変でも中味は大丈夫なものもあるし、外からは普通のりんごに見えても中をあけてみたら虫食いりんごだってこともあるの。それとおんなじで、お外にいる人はほとんどはいい人だけど、中には悪い人もいるの。そのごく限られた悪い人のために、注意するにこしたことはないっていうことなのよ。」と。

それにしても、私が子どものころも知らない人についていったらだめだよっていわれてたけど、この御時世、さらに注意が必要になってくるのも仕方がない。でも、なんだか「人を信じちゃいけません」って教えないといけないって悲しいよね。(~~;


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