◆ひなぶ~出産話

    ◆ひなぶ~出産話◆

  3月10日が出産予定日だった。

  でもりく兄がいて、ダンナくんは仕事が忙しく私が産気づいても頼りになりそうにないので(笑)、

  計画出産することにした。

  ダンナくんが休みの3月4日日曜が狙いの日。

  りく兄の出産の時の事を先生に言うと(正確には思い出してもらったのだが)

  「4日に産みたいなら3日に入院しようか」と言われた。

  3日の夕方、実家にりく兄を残しこっそり産婦人科へ。

  おいしい夕食を頂き、内診。

  「経産婦さんにしては子宮口が硬いなぁ」・・・やっぱり・・・

  きっと素直に産まれないんだろうな、とは思ってた。

  そして風船を入れてもらう。

  でもその直後から軽い腰痛が。

  ダンナくんが様子を見に来る。

  でもまだ全然元気な私。

  自分よりりく兄が心配なので、早々に実家に行ってもらう。

  そして段々腰痛がひどくなる。

  りく兄を産んだ時の助産婦さんから「早かったらまた私が来ますよ、頑張ってくださいね」と励ましを頂く。

  外は嵐。3月なのに雪と風がすごかった。

  「あ~~~外はすごいね~~~」と部屋をウロウロ、腰をトントンする私。

  でも陣痛はこんなもんじゃないっ!と一人奮闘中。

  用意して行ったツボ押しグッズで腰を押したり、叩いたり、大活躍。

  「出血したら言って下さいね」と看護婦さんに言われていたので、それだけを楽しみに頑張る。

  途中看護婦さんが見に来て「眠れるなら眠ってくださいね、体力がないと大変ですから」

  わかってるよ~、りく兄の時経験済み。

  でもすでに10分おきに腰が痛いから眠れない。

  睡眠導入剤をもらって飲んだけど、ウトウトしただけ。

  朝方待望の出血!喜んでナースステーションへ。

  看護婦さんがビックリしていた。

  ナースコールで良かったらしい(恥)。

  後で婦長さんから、

  「申し送りの時、あなたが出血した~って歩いてきたからビックリしたって言ってたわよ」

  と言われる。えへへ・・・

  すぐ分娩台で内診。子宮口6cm開。

  またりく兄の時の助産婦さんがいてくれた。

  それからはトントン拍子。朝8時15分誕生。

  我ながら上出来の出産。

  助産婦さんからも「お手本になれるいいお産でしたよ」と褒められる。

  産まれる少し前、実家に電話してもらう。

  徒歩2分の実家、母はすぐ来てくれた。

  りく兄を連れ家に帰ったダンナくんにも電話してくれたらしいが、

  来たのはだいぶんたってからだった。

  って言うか、電話の後も寝てたらしい(怒)。

  やっぱり出産は孤独だ。

                          2002・8・20記


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