キータンのひとりごと~昭和せつなく懐かしく

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2007.01.06
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夢はでっかく根は深く   相田みつを

去年の十二月、東京の「相田みつを美術館」に行った。
以前は銀座のビルの一室にあったが、
現在は東京フォーラムの中に広いスペースで設けられていた。

相田さんの詩は活字で読んでもあの感動はなかなか伝わらない。
やはりあの筆字で書かれた作品が人の心をゆさぶるのだろう。

静かな館内、私は相田さんの世界に浸っていた。
いろいろなテーマの部屋があった。

薄暗い部屋の中にひとつの詩を見つけた。

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「花咲かせるよりも根を肥やせ」

由布院の人達がよく使う言葉である。
今花を咲かせて華やかな町になるよりも
将来の子供達のために根をしっかり育てようということらしい。

根がしっかりしていない草木に花をいっぱい咲かせると
その草木は倒れて枯れてしまうのだ。

今は辛いだろうが根をみんなでしつかり育てていこう。
「花咲かせるよりも根を肥やせ」を合い言葉に
昭和四十年代の由布院の人達は頑張ってきたのである。

経済効率のよい団体客よりも癒しを求める個人客を大切にしよう。
観光の前に、地域を大切にしよう。


「私の故郷は由布院です」
子ども達が胸を張ってそう言える由布院にしよう。

そうやって、由布院の人達は頑張ってきた。

「夢はでっかく根は深く」

目に見えるものよりも、目に見えない部分を大切にしよう。
相田さんの作品を前に、私は由布院に想いを馳せながら静かに佇んでいた。


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Last updated  2007.01.06 19:35:06
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