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今日、もらった感動へのお礼を綴りたい。
そう思って書いていると嬉しさがよみがえって
笑っているうちに楽しくなる。
読み返した時、また嬉しくなる。
だから、明日が楽しみ!
November 11, 2009
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記念すべきチケットです。

(そのわりには、良い席でないのが残念ですが、
ま、とにかくウレシ)

3階の後方、サブセンターから観ました。
ゆったり観たかったので

二人で行ったのに、
わざと通路をはさんだ席をとりました♪
出入りがしやすいのが良かったね。

11月5日のカウントダウン時計さて、「通し狂言 仮名手本忠臣蔵」


大序 鶴ヶ岡社頭兜改めの場


ふだんより、
ゆっくり、ゆっくり幕が開き、いよいよ始まり~。

鶴岡八幡宮のセット、
七之助君の足利直義、
勘三郎さんの塩冶判官。

昨年の浅草の平成中村座を思い出して、
ああ懐かし…

二人以外は 違う配役だけど

富十郎さん@高師直の黒、
梅玉さん@若狭之助の浅黄、
勘三郎さん@塩冶判官の卵色。

この衣装の美しさも好きだな~。


あの浅黄は勘太郎君だったとか、
顔世御前は(かおよっ何?と思ったら 顔良しって意味ですって)
孝太郎さんだったな~とか、
いちいち思いだして困ったな~。

平成中村座は
中村屋ファミリーと
仁左衛門親子の良さを堪能しつくしたので

私の歌舞伎熱に拍車をかけたのが、
この仮名手本忠臣蔵だったと改めて気づく。

さよなら公演とあって、
ベテランの皆さんの重厚なお芝居が続いて・・・



三段目 足利館門前進物の場
    松の間刃傷の場

三段目、
高師直の家臣、團蔵さん@鷺坂伴内と
中間(チュウゲン)たちが笑わせてくれるシーン。

本蔵が訪ねてきたら、「バッサリ」と斬ってしまえと命じるところ。


浅草では片足を上げるのを合図に斬りかかれ、だったから
片足を上げるたびに、大笑いだったけれど

今日のは「エッヘン!」と咳払いをするのを合図に
斬りかかれだった。

演出は毎回変わるのかしら。

ここの場面のオチは分かっているけど、
楽しいから
また観たいな!

鷺坂伴内は
着物を短く着ているけど
(これはなんと呼ぶのでしょう)

※追記
働きやすい工夫だそうで高股立(タカモモダチと読みます)

この時のひざ当ての形が
丸いのが悪役で三角なのが良い役なんだって。
ちょっと、詳しくなったでしょ。o(*^▽^*)o~♪

※追記 三里あて。
土下座する時の用意、冷え対策、お灸の後隠しなんですって


松の間の刃傷の場面。
斬りつけた判官を囲む武士たち。

ブルーのバリエーションの衣装が美しく
花のよう。

八幡宮に並ぶ人も、坂内と絡む中間も、
ここの場の武士の数も、浅草の平成中村座より多いのは、
さすが歌舞伎座なんだと変なとこに感心。


四段目 扇ヶ谷塩冶判官切腹の場
    表門城明渡しの場

盆が回ったり、
そのために急いで黒衣さんが畳をたたんだり、
セットのほうがひいていく演出なども
歌舞伎座ならでは。

定式幕が閉じた後、
下手で立って三味線を弾いてましたが
なかなか良かったですね~。

まだ音楽の関係は、ちっとも詳しくなりませんが、
今後の楽しみ♪


力弥が孝太郎さん!って
ショックな配役だったのですが、
だって、少年じゃないんだもん。

はたして
鶴松君や新悟君が演じる
正味少年の健気さに打たれたのとは
別の力弥がそこにいました。

悲しみを湛えた力弥を見て、
役者さんって、孝太郎さんってスゴイ!と
ますますファンになっちゃったもんね。

私は孝太郎さんの顔世と
お才とお石がホントに好きです!

切腹の場面は、
初めて観た時にあんなにカンゲキしたのに、
二度目はそれほどでもなかったので

ファーストインプレッション!って
影響が大きいんだと今更ながら、
ナットク。


さて、仮名手本忠臣蔵といえば、口上人形!

口上人形が見たい人はこちら

お人形が配役を読みあげてくれるのもお楽しみ。
トザイ、東西とはじまりを告げてくれます。

だから、仮名手本忠臣蔵の時は
いつもより早めに着席してね。

(切腹シーンのある4段目は
遅刻したら中に入れてもらえなくなるから
ここも注意。

「通さん場」といってこだわっているところです)


昼の部も夜の部も読みあげるので、
おかるなどは、それぞれ
腰元おかる、遊女おかる、ってな具合に呼ばれます。


人形が読みあげる。拍手!の段取り。

この口上は
「なーかむら、とみじゅーろー。なーかむら、とみじゅーろー。
エ~ッヘン、エッヘン、エッヘン!!」てカンジに呼びあげる。

名前を2回、セキ払いを3回が最高で、
この数が何回かで大物度がわかる。

人気若手よりも、
大先輩の渋い役者さんの方がエッヘンの数が多いわけで、
「格」がわかるようになっているから、興味深い。

エッヘンの数は
たとえば、勘三郎さんが3回、福助さんが2回、
七之助君が1回で、

一番少ない人は名前を一回だけでセキ払いはない。

お人形が抑揚をつけたエッヘンを言うたびに
場内から笑い声が起こる。

歌舞伎座ではなぜが、平成中村座より拍手が少ない。

三番目だったか
勘三郎さんが呼ばれた時ちょっと拍手が起こっただけ。

ところが、ところがなのです。

最後のほうに
仁左衛門さんの名前が呼ばれたときに、会場のあちこちから
自然発生的に大拍手が起こったのには、ビックリ!

今、歌舞伎座にくるお客さんが
一番楽しみにしている人が誰なのかって
歴然でした。



石堂右馬之丞の仁左衛門さん、その表情に釘付けでした!

夜の部の由良之助、いい席で観たいな~。
幸四郎さんの由良之助はスケールが大きくて、四段目にピッタリ!


※追記 この時の幸四郎さんは当代白鸚さんです

浄瑠璃 道行旅路の花聟

道行は
ただウットリと、
菊五郎さん@早野勘平、時蔵さん@腰元お軽と
背景の桜や菜の花、富士山の美しさに見とれて
オーシアワセ!


時蔵さん、年々、ますますお美しくなっていくのがブラボーです。
※追記 この時蔵さんは当代萬壽さんです


(2009年11月5日 吉例顔見世大歌舞伎 昼の部 歌舞伎座)






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最終更新日  April 14, 2025 05:36:53 PM
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