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今日、もらった感動へのお礼を綴りたい。
そう思って書いていると嬉しさがよみがえって
笑っているうちに楽しくなる。
読み返した時、また嬉しくなる。
だから、明日が楽しみ!
March 4, 2010
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カテゴリ: ミュージカル


最初は、どんな話だろうとワクワクで、ストーリーを追う為
通り過ぎてしまったところを、ジックリ噛みしめながら観られる
2回目は、ひときわ、この作品の良さがジワーって沁みてきて
ああ、やっぱり来て良かった!と実感。

2回目、と観るか、他の舞台を観るかは、迷うところ。
でも、謝珠栄さんの作る舞台、それを通して伝わってくる
メッセージは好きだなとつくづく思いながら観た。

この日は残業で、冒頭のサカケンの歌をひとつ落としたのが痛い!

サカケンのまっすぐな歌が大好きで、それがこの作品ではいつもに増して
たくさん聴けるのがウレシイ!

隣の染子と「謝さんも、サカケンのこの歌声大好きだよね、ゼッタイ♪」

そして「AKURO」でもサカケンと良いコンビを見せてくれた吉野さん。
ナイーブなリーダーを好演していて、カツオさん良かったな~。
割と奇をてらった役が多い吉野さんだけど、こういう役もなかなか…

その分、畠中さんや西村さんが楽しい味付けしてくれて、そこもグッド!
畠中洋さんが実に、細かいお芝居をみせてくれるので目が離せない!
伊礼さんも、今までは名前くらいしか知らなかったけれど
ちゃんと認識しました。甘いマスクだけでなく、歌、良かったです、ハイ


ブラジルの格闘技のカポエイラ。
相手に蹴りや攻撃を当ててしまうものは
下手とされ、基本的に相手には触れず、プレッシャーをかけてゆく。
そのため、格闘技とダンスの中間に位置するものとも考えられている。


まさにミュージカルにうってつけで、ダンスもお手の物の
カンパニーが、ふんだんに見せて(魅せて)くれる。

ブラジルに行ったら楽な暮らしが待っていると夢を持って
日本から渡ってきた一世、そしてそこで生まれた二世、
劇中劇になっている移民の話と
時を隔てた今の日本、一つにまとめたい気持ちが相反して、
解散に向かいそうな劇団の若者達の複雑な想いが、
違和感なく、いい塩梅にシンクロして、スーッと入ってくる。

日本人ならだいじょうぶと信頼されていることを表した言葉が


苦労の上に移民の人たちが得た信頼。
それが崩れたのは戦争のせい。水泡に帰した信頼を取り戻すために
苦難に立ち向かったブラジル移民の人たちのこと、
一端にせよ、知ることが出来たのはつらいけれど大事なこと。

そして想像もしなかったラストが待っていて、胸が詰まる。

カーテンコールの拍手に応えて、並ぶカンパニー。

清々しい(これは、やりきった俳優さん達の気持ち)
誇らしい(これはブラジルに生きた人たちの気持ち)

表情とGarantidoの歌に力をもらって、満足して席を立てる。



「・・・・

生きた証は 消えはしない
この世に生まれたその意味も
重ねて積まれた 時間の彼方に
一筋の光が 伸びてゆくように

求め続け 走り続け
築き上げた 命のガランチード
助けもなく 救いもなく
この手で掴んだ

生きた証は 消えはしない
この世に生まれたその意味も
重ねて積まれた 時間の彼方に
一筋の光が 伸びてゆくように」

ガランチード





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最終更新日  April 18, 2016 03:54:13 AM
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