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今日、もらった感動へのお礼を綴りたい。
そう思って書いていると嬉しさがよみがえって
笑っているうちに楽しくなる。
読み返した時、また嬉しくなる。
だから、明日が楽しみ!
October 24, 2010
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待ちに待った10月22日の朝。

上演時間の1時間前から発売される
昼の部の当日券を買うために早くから
西ノ丸庭園を散策していると

向こうから歩いてくるのは橋吾さん?!

なりきり歌舞伎体操のワークに参加した人は
みんな橋吾さんのファンになっちゃう。

爽やかな好青年ぶり、
指導をする時の真面目な様子、

歌舞伎へのひたむきな想いを語る時の熱さ。

そして名古屋の試演会でつとめた
「傾城反魂香」の主役の吃又の
圧倒的な素晴らしさ。

平成中村座は座組が好きだけど、
橋吾さんの存在も大きいです。

大阪平成中村座2010.jpeg

試演会のチケット。

「熊谷」観るなら、席はここ がいいなと思った
席がとれて準備は万端♪

この日をずっと待ってました!

さて、ご本人。

きっと大丈夫!そう思わせる何かが。



本日、昼の部は予算の関係で3000円の立見。

一番に並んだから、お大尽席のすぐ横。
つまりセンター、花道上なのでほとんど見切れなし。
人の頭にも邪魔されない。



2階の竹席あたりのお客さんが上演中も
出たり入ったり落ちつかない。

連鎖反応だろうか。

この日のお大尽様もトイレが近いらしく
何度も往復。

カメラマンさん、
そのたびに、どかされて気の毒。
イラッとしないのかしら、と
コチラが気になるくらいなのに
ベテランのカメラマンさん、
物静かで大人の対応。ステキ。

舞台上ではどの演目も、
文句なく楽しませてくれ、
それを観て楽しむお客さんも
みーんな見られるので
この席は意外と好き。

歌舞伎座の幕見のように座れたら
更にポイント高いけど。

紅葉狩、従者は橋吾さんといてうさん。

同期で仲良しだから
橋吾さん並んでいるだけで嬉しそう。

勘太郎くんに似た面差しのいてうさん。

さて、 夜の部は試演会。

お弟子さん達の演じる一日だけの舞台。

今年は勘三郎さんの中村屋、橋之助さんの成駒屋、
彌十郎さんの大和屋のお弟子さんだけでなくて
澤瀉屋さんのお弟子さんも選ばれていて
それはそれでいいんだけど、

その分中村屋さんとか成駒屋さんのお弟子さんたちの
出番が減ったらヤダなーとちょっと思ったりして。

試演会、いよいよ幕が開きました!

熊谷が敦盛を討った年齢に近く、
子どももいる橋之助さんが
熊谷を演じるのはわかるけれど、

橋吾さんの若さで熊谷はだいじょうぶかしら、
がんばってほしいけど大役過ぎないか、と
実は気が気じゃなかったんですが…

その心配が徒労だったことを
橋吾さんが鮮やかに実証してくれました。

そして7列目の花道の隣だったので、
体を震わせ最後のセリフをふりしぼる橋吾さんを
間近に観られて、もうなんにも言うことはない!
って感じです。

泣き崩れる橋吾さんの熊谷に
たくさんのお客さんが涙していました。

橋吾さんは
橋之助さんのかっこよさに憧れて門下にはいり、
若旦那からいろいろ教わったそうですが、

大旦那の芝翫さんともつながりをもったことによって
芝翫さんからも多くの刺激を受けたり、
教えていただいたこと以前うかがいました。

そして、芝翫さんにも尊敬と憧れを
持つようになったことも。

芝翫型の熊谷を演じることができて、
橋之助さん共々、嬉しいんだろうなと
観てる私達まで嬉しくなります。

熊谷陣屋は好きじゃなかったんです、私。

團十郎型の熊谷は男の美学でいいかもしれないけれど、
妻の相模にとっては子を失い、夫に去られってひど過ぎ。

芝翫型は正確には頭を丸めた熊谷が花道を一人で去らず
相模と悲しみを分かち合うので、一度観たかったのです。

一枝を切るべからずの札の見得の違いやメイクは芝翫型でも
ラストは今回、中村座に合うように折衷案だそうですが。

世の無常に打ちひしがれて泣き崩れる橋吾@熊谷

この日の橋吾さんの熊谷が最高になるよう
橋之助さんが、惜しみなく
指導してくださってこそでしょうが

橋之助さんの堂々と立派な熊谷も、
橋吾さんの渾身の演技も
両方味わうことができて平成中村座って
やっぱりスゴイ。

古の江戸があり、未来があります。

試演会は平日なので仕事を休めない、と言っていたのに
橋吾さんの晴れ舞台、気が気じゃなかったんでしょう、
結局のところ、ずいぶんとたくさん、
なりきり歌舞伎体操のワーク参加仲間の顔がありました(*^-^)

そのはずですよね。
私よりずっと前から橋吾さんを応援している方たちですもんね。

そして、白浪五人男、
ズラッと勢ぞろいした役者さん達。
その熱演ぶりが伝わって来て、
感動的な試演会でしたよ。

白浪の方は短かったので、
もっと長く観たかったと思わせてくれました。
一回なんて、ホントもったいない。
もっと演ってほしい。

花道脇なので、ドキドキも伝わってくる。
後ろ姿の帯のところにそれぞれ、煙草入れ。
そんなところまで良く見えました。
細部までホントに白浪男。良かったね~。


本公演と同じように
してくれて
今日の試演会があったわけだけど、

橋吾さん達の演技以外に
今日一度だけのものがあったんです。

それは 山さき徹さんが打つ附け。

橋吾さん達に合わせて附けている山さきさんの姿を見ていたら
柝の音で橋吾さん達を守ってくれているような気さえしました。

附け板のところからビームのように
山さきさんの想いも飛んでいるみたいな。

勘三郎さん以下、全員が一丸となって
今年もいい試演会でした♪





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最終更新日  November 4, 2015 02:10:36 AM
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