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銀色の手紙@ Re:『お札を置きに……』&『メジロの観察……』(01/12) 小鳥と柿のお話、興味深く拝見させていた…
2019.02.15
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カテゴリ: 街角
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 2月4日……池上梅園の梅を見ていから、寺社をウロウロしてたどり着きました。この日の最終目的地です。


​  蘇峰公園 ……​徳富蘇峰(そほう)の居住跡(山王草堂)を公園にしたところです。
 以前、大森を歩いた時の独り反省会で存在を知りました。徳富蘇峰氏のことは名前すら知らなかった私ですが、「知ってみよう」と行ってみた次第です。

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 居住跡とのことですが、とっても広いです。庭園は植え込み、梅林や池などがあり落ち着いた雰囲気です。イチョウ、松、クヌギ、アジサイやカタルパなんて樹木や花が見られるそうですから、四季折々楽しめることでしょう。当日も、庭園整備の方々が働いておられました……ご苦労様です。 ​


 ​ 廿三夜(にじゅうさんや)碑 ……​陰暦八月二十三日の夜、月待をすれば願いごとがかなえられるという二十三夜待ち信仰に由来するそうです。はっきりとは見えませんが、上部に信仰のシンボル=日輪と月輪が彫られているみたいです。


 ​ 徳富蘇峰銅像 ……​『明治から昭和期にかけて活躍したジャーナリスト、評論家。「国民之友」を主宰・創刊し、1890年に「国民新聞ん」を発刊。当初は平民主義を主張したが、後に皇室中心の国家主義思想家として活動。作家の徳富蘆花は実弟。』(2006-07-15 朝日新聞 夕刊 文化芸能1 より) 
 蘇峰氏は知らなかったけれど、作家・徳富蘆花(ろか)は私もコピット知っています。蘆花氏は、兄とともに雑誌を発行した「民友社」の記者から作家になったんですね。兄弟そろって秀才だったのでしょう。

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 ​ 山王草堂記念館 ……​月曜日なのに開いていました。入園無料もありがたいです。
 昭和61年(1986年)に静岡新聞社から大田区が蘇峰の旧居を譲り受け、昭和63年(1988年)4月に開館したそうです。
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 蘇峰により山王草堂と名付けられた旧居の一部が拝見できます。


 与謝野晶子夫妻や勝海舟などゆかりのある人々から寄せられた書簡が多数展示されていました。管理者の方が丁寧に説明してくれたのですが、私には存じ上げない方も多く恐縮至極でした。「よくご存じなんですね」と言うと、「学芸員から教えてもらいました」とおっしゃっていましたが、勉強しないとすらすらでてきません。学芸員による説明会も時にはあるみたいです。これこそ予備知識なくしては参加できませんね。


​​  斎藤茂吉 ……私も知っています。
のど赤き玄鳥ふたつ屋梁にゐて足乳根の母は死にたまふなり
 16歳のころ出会いましたっけ……「垂乳根」垂れた乳ではなく、満ち足りた乳=若い母と使われた歌は少ないみたいです。
 ちなみに「蓮華寺小吟​」とあるのは「近江番場八葉山​
蓮華寺小吟 」の原稿でしょう。与謝野晶子も親近感がありましたが、文字が小さかったので撮りませんでした。自筆を拝見できただけで、ただ幸せです。

 ​ 蘇峰と勝海舟のコーナー ……「老龍庵」は勝海舟自筆とのこと​


​  徳富蘇峰 ……昭和9年(1934年)​成簣堂文庫(せいきどうぶんこ)内での写真だそうです。1863年生~1957年没……長生きされました。


 ​ 蘇峰自筆の扁額「和神養素」と屏風 ……​「和神養素」とは、精神をやわらげて平素から学芸を養っておく、という意味らしいです。日頃の鍛錬なくして緊急時には役に立ちませんものね。


​  書 斎 ……​山王草堂2階にあった書斎を再現したようです。代表作とされる『近世日本国民史』は、大正7年(1918年)56歳のときに着手し、昭和27年(1952年)90歳にして完結。全100巻のうち半分以上を大森山王時代に書いたそうです。
 ちなみに蘇峰は大正13年(1924年)この地に移り住み、昭和18年(1943年)熱海伊豆山に移るまで山王草堂に暮らしたそうです。



​  カタルパの樹 ……​アメリカ原産の落陽樹で、6月には香りのよい白いベル状の花をつけ、秋にはサヤエンドウのような実をつけるって……国内では全国的にみても珍しい木のようです。覚えていたら白い花を見たいですね。
 同志社英学校(現同志社大)時代の恩師・新島​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​襄氏が、アメリカから持ち帰った種を蘇峰に贈ったと伝えられているそうです。



 ​ もみじ池 ……って言うそうです。​紅葉が映った池はきれいでしょう。


 ​ 梅一輪 ……わずかにほころびだしていました。​


​  ランシンボク・欄心木(和名) ……昭和15年、中国山東省にある「孔子廟」からもたらされた苗木を、正装した蘇峰自らが移植したとのこと。蘇峰氏は、毎朝草堂の一木一草に挨拶をかわすほどの人物だったと……良い人だ…​…だから様々な方が贈ってくださるんですね。


​ ​ 記念館の裏側の木戸 ……たぶん、実際に使われていたのでしょう。​​


​  成簣堂文庫跡 ……木戸の傍に記されていましたから、​ 成簣堂文庫は ここにあったのでしょう。文庫には収集した10万冊におよぶ和漢書が保管されていたそうです。
 静嘉堂文庫も先日知ったばかりですが、似たような名前にちょっと困惑する私です。



 なぜか馬頭観世音……いくつかの石仏も目につきました。


 休憩所があったのでベンチで一休みしました。ここまで立ちっぱなしだったものね~


​  池の向こうに記念館 ……一休みしながらパチリ……わかるように園内は起伏があります。​


 天気はこんな具合でした……気持ち良いのでのんびりしたかったけれど、いつまでも座っているわけにはいきません。


 ​ 徳富蘇峰の胸像があった台座 ……​戦時中に供出してしまったと……戦争はいけません!!!


 布袋さんかしら……笑顔に惹かれました。園内の各種石造物は、二男・萬熊氏が収集したと言われているようです。


 井戸でしょうか?……脇の梅がさいたらもっと絵になります。


​  カタルパ ……​札が立っていますがまだまだ子供です。「カタルパの小径 開通記念樹・平成25年6月」とあります。裏の入り口・階段が出来た時なのでしょう。


 そしてカタルパの小径を園外へ……


 大森駅から訪れる方には、こちらの入園通路はありがたいでしょう。


 こんな入り口ですよ~ うっかりすると通り過ぎるかも?


 さてさて、蘇峰公園カタルパの小径を出て右に……


​  尾崎士郎記念館 ……あっという間に到着です。​昭和29年に建てられた居宅のうち、書斎、客間と書庫を再現したそうです。


 門の前にちゃんとありました……


 ということで、建物内には入れませんでした。


 外からはOKみたいなので、木戸をくぐって……


 庭に行ってみました……


 みなさん石が好きなんですね~


​  鉄砲の稽古をしたケヤキの木 ……​相撲好きで有名だったそうで、昭和7年(1932年)大森相撲協会を結成して文士仲間と相撲をとり、戦後は横審の委員も務めたそうです。しばしばふんどし姿で鉄砲の稽古をしたって……


 書斎でしょうか? 『エネルギッシュな執筆活動を伝えるために、特に机周りの雑然として雰囲気を活かした展示を行っている』らしいですが、整理整頓されているじゃない?


 お酒も好きだったようです。お猪口や徳利は実際に使われた物でしょう。


 尾崎士郎が癌で危ないらしいと耳にした文士仲間の川口松太郎が送った色紙……尾崎士郎の臨終まで枕頭の床の間に飾られていたと……


 書庫でしょう……川端康成、吉川英治、谷崎潤一郎などの本が目に入りました。


​ 「人生劇場」文学碑 ……​昭和8年(1933年)に都新聞に連載され、昭和10年に挿絵を担当した中川一政の斡旋で出版……しかし人気がなかった折に川端康成が絶賛すると一変して一躍有名になり、様々なシリーズが刊行されたそうです。川端康成様様ですが、認め合えた仲間たちなのでしょう。


 ​ 藤 棚 ……​陽も陰りだしたのでベンチには腰掛けず退散です。


 ​ ジャーマン通り ……幹線道路はこう呼ぶみたいです。云われは不明です……​

 ということで​​​​​​​​​​​​​​​​​​​池上梅園を見学してから、けっこうウロウロした私でありました。よせばいいのに写真を取り過ぎたのでアップが面倒でしたが、懲りずにこれからも続けることでしょう……






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Last updated  2020.02.25 12:30:04
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