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2004年10月26日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
松山千春氏の楽曲を全く音楽理論的根拠のない、私の勝手な解釈により紹介することで、人生と恋愛を考える(?)このコーナー。

さて、今回は番外編でこの曲。

香西かおり「白い雪」

まずは曲の世界から紹介します。



貴方の 優しさに あまえている 自分がいる
 このままでは いけないから
 さよなら 言おうと 思った
貴方に 嫌われて すてられると 辛いから

 さよなら 言おうと 思った

  白い雪 舞う 大空を舞う

貴方の手のひら 溶けて消える そんな恋でよかった

貴方に 見送られ 私は この 町を出る
 行くあてなど ありもしない
 泣くなと 心に 誓った
大きく手を振った とても感謝してるから
 ふり向くのは これが最後
 泣くなと 心に 誓った

  白い雪 舞う 大空を舞う



そんな恋でよかった

(JASRAC許諾第J070214365号)


香西かおりさんが、松山千春作詞作曲の

「白い雪」



「松山千春が演歌を作ったの??」

と驚かれる方も多いだろう。
しかし、千春さんが演歌歌手に楽曲提供したのは
これが初めてではない。

森進一「待たせたね」、美川憲一「花」。。。。

演歌ではなくムード歌謡と言ったほうがいいだろうが、

伊東ゆかり「もう一度」

という曲もある。
別にそれ自体は珍しいことではない。

しかしこの曲は、
実に15年越しの
香西さんからのラブコールが実現して
完成したものだという。

香西さんは学生時代から千春さんの大ファンらしい。

「初期の頃の曲ならほとんどソラで歌える」

ということである。
ちなみに千春さんはコンサートで
歌詞カードがないと歌えない。

歌詞カードがないと
『君』だったか『お前』だったか
『貴方』だったか混乱してわからなくなるそうだ。(苦笑)

ゆうかさん。
千春さんのステージって
一輪のバラの花があって、
その横に楽譜が置いてあったでしょ?

話がそれてしまったが、
要するに千春さん本人すら覚えてない曲を
ソラで歌えるというのだから、
香西さんの大ファンぶりがわかるというものだ。

香西さんは15年前、
新人時代に大胆にも

「曲を作ってください」

千春さんにお願いしたという剛の者だが、
それ以来ずーっと

「ねえ。まだですか。まだですか。。」

お願いし続けて、
ようやく15年も経って、(苦笑)
完成したのがこの「白い雪」といいうことだ。

この曲は昨年発売された千春さんのアルバム
「風光る」にも収録されており、
曲自体は私もよく知っているのだが、
香西さんの「白い雪」はまだ聴いていない。(苦笑)

聴きもしないで書いているのかと
お叱りを受けそうだが、
聴かなくても大体イメージは湧く。

だから1日平均1000以上のアクセス数を誇る
このブログでせっせと宣伝活動(?)をしているのだが。(苦笑)

香西さんの代表曲と言えば、言わずと知れた
レコード大賞も受賞した玉置浩二作曲の

「無言坂」。

この曲は、いわゆる演歌ではない。

香西さんは定期的に演歌以外の作家の楽曲に挑戦しており、
レパートリーの幅は民謡から演歌、ポップスまで非常に広く
(ちなみに紅白で民謡「津軽じょんから節」を
熱唱したことを覚えている方もいるだろう)
歌唱力は抜群である。

心配しなくても、すばらしい出来ばえに決まっている。

そして、もう一度歌詞を読み直してみてほしい。
この曲、いわゆる

「芸のためならニョーボも泣かす。。。。」

みたいな、演歌の世界の恋愛模様を描いたものではなく、

「ザ・松山千春の世界」(笑)

とでもいうべき恋愛模様が展開している。
なんてったって、

「貴方の手のひら 溶けて消える そんな恋でよかった」

である。もうそのまま一点の曇りもなく
千春ワールドである。

香西さんがこの曲を初めて聴いたとき
千春さんに、

「ああ、松山千春の曲ですね。。。」

という、あまりにも当たり前のことを
思わず千春さん本人に向かって
つぶやいたとか、つぶやかなかったとかいうほど、(苦笑)
どっぷり「ザ・松山千春の世界」である。

これが演歌ファンにどういう印象を与えるか
非常に興味があるところだ。

そしてメロディー。

ここではそれは描けないのだけど、
香西さんのファンサイトの掲示板に
こんなようなことが書いてあった。

「早速聴いてみたけど、
カラオケで歌うと

『ごまかしがきかない』

難しい。。。。
でも、一生懸命練習します。」

こんなようなことが。。。
千春さんの曲は、
カラオケで歌うと難易度は極めて高い。

例えば「恋」や「君を忘れない」
を歌ったことがある方はわかると思うけど、
千春さんの曲で歌うのが難しいのは、

「ああああああああ」

と伸ばすところではない。
それも難しいのだけど、
まあこれは声さえ出ればごまかせる。

それよりも難しいのは、
サビの前のゆっくりと聴かせる部分。

一言一言を
押さえに抑えて
音程を正確に刻むよう
丁寧に歌わないと、
ちょっと油断すると音が

ヒュー

っとどこかへ飛んでいってしまうような感じになって、
歌いながら恥ずかしい思いをすることになる。

だから、軽い気持ちで
「恋」とか歌わないほうがいいよってことなのだが、(苦笑)

要するに言いたいのはこの「白い雪」、
まだ声が出ればごまかしがきく
「あああああああああああ」
の部分は全くなくて、
最初から最後まで
一言一言をゆっくり抑えて
聴かせる曲なのだ。

カラオケで歌うには難易度があまりにも高い。

そして、これはこの曲込められた
千春さんのいかにも千春さんらしい
演歌に対する挑戦があるように思う。

近年、演歌が売れなくなった大きな理由の1つに、
楽曲がワンパターンでつまらなくなったというものがある。

これはなぜかというと、
カラオケの普及が原因なのだという。

演歌ファンが、カラオケで歌える曲を求めるようになった。
その結果、カラオケで歌いやすい、
音域が狭く、声量を必要としないワンパターンの曲が氾濫した。

その結果、演歌は一部のコアなファンだけのものになり、
広く国民に歌われる楽曲が出てこなくなったのだと。

まあ演歌が売れなくなったのは、
それだけではないだろうが、
これが大きな理由であることは理解できる。

しかし、演歌歌手というのは、
歌手としての実力は高い。

それが音域の狭い、
声量を必要としない、
ワンパターンな曲ばかり
歌わされているのは
残念なことである。

千春さんにこの認識は当然あっただろう。
(もちろん、これは私などの素人考えであって、
千春さんにはもっと深い考えがあるだろうが。。。)

とにかく、「白い雪」という曲は、
歌詞といいメロディーといい、
旧態依然とした演歌の世界に
千春さんが投げ込んだ爆弾という感じがする。

こういう挑戦って、
千春さんが最初に出てきた頃を思い出しますね。
既成の歌謡曲を真っ向から否定して出てきたもんね。

髪の毛がなくなっても、
松山千春、いまだ死なずって感じでしょうか。

まあ、昨年の森進一・長渕剛の
「狼たちの遠吠え」
ほどの話題にはならなくても、
スポーツ新聞には取り上げられているようだし、
ワイドショーにも出るでしょう。

そこそこ以上に話題にはなるでしょうね。

香西かおり「白い雪」

とにかく、一度聴いてみてくださいね。

松山千春アルバム「風光る」収録 2003年11月19日発売
香西かおりシングル「白い雪」  2004年10月27日発売



「松山千春」バックナンバーは こちら。





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最終更新日  2007年04月08日 07時37分28秒


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