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2006年05月18日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
さて、「かみぽこ政治学」です。

いわゆる「ポスト小泉争い」は、
中盤戦に突入したようで、
ポスト小泉候補と言われる人たちは
ゴールデンウィーク中に
それぞれ活発な動きを見せたようだね。

基本的に私は、
ポスト小泉争いを巡る

これらのエントリーで書いた
見方を今もほとんど変えてない。
(2005年11月1日
「小泉内閣改造を読む(1):麻生外相の重要な意味。」
「小泉内閣改造を読む(2):安倍官房長官の試練と竹中総務相の飛躍。」
「小泉内閣改造を読む(3):政敵は閣内に、忠臣は党に。」
「小泉内閣改造を読む(4):そして、森喜朗と古賀誠。」 )

まあ、私は予想屋ではないので、
この時もポスト小泉が誰かとか
予想したわけじゃないのだけど、
今の政局の動きは、
ここに書いてあることで
ほとんど説明可能ではあるね。

まあ、ポスト小泉争いは、


「安福戦争」

の様相を呈しているので、
全然かみぽこの言った方向と
違ってるんじゃないのって
言う方もいるかもしれないけど、


マスコミが「安福戦争」を
煽り立てるのは
結構なことだけれども、
そもそも突き詰めて考えるとね、

「安倍さんと福田さんは
9月に総裁選で戦うことはない」

んだよね。おそらくね。。。

今、仮に安倍さんと福田さんが
争っているとしてもだね、
それは、あくまで

「清和会(森派)内の総裁予備選」

でしかないんだよね。
そして、9月の自民党総裁選で
総裁の座を争うのは、

「安倍さんか福田さん、
どちらか1人と、
他のポスト小泉候補」

でしかないのだ。

だから、今「安福戦争」を
熱く注視していても、
9月にはしらけるだけなので
あんまり真剣に安倍さんと福田さんに
注目しないほうが
いいと思うよ。

9月にむなしくなるから。。。(苦笑)

確かにこの2人、
特に安倍さんのほうは

「派閥は、かつてのように強烈な領袖がいて、
一致結束、乱れなく進む性格ではなくなっている。
小泉政権5年を経た後の総裁選は
大きく変わっている」

などと発言しているわけで、
もう派閥単位で行動する時代ではない
みたいに言っているみたいだけど、
よくよくこの発言を注意して
読み直してほしいんだけどね、
安倍さんは総裁選に関して

「清和会の支持はなくてもいい」

とは、一言も言ってないでしょ。
これはあくまで一般論のレベルの
話でしかないわけだし、
もしなんらかの意図があっての
発言だとしたら、
それは、

「他派閥所属の議員への呼びかけ」

だろうね。
なぜなら安倍さんが
総裁選に出るとなった場合、
清和会だけの支持では
勝てないからね。

自民党の派閥の人数って
流動的なんだろうけど、
一応 このサイト によるとね、
自民党所属議員中406人中、
清和会は87人、
これに現在党役員などで派閥離脱中の
小泉さん、中川秀さん、
細田さんを足しても
90人にしかならない。

全然、過半数に足りないわけだから、
他派閥所属議員の支持が必要なわけだ。
その他派閥にもポスト小泉候補がいるからね。

(派閥にこだわってもらっちゃ困る。。。)

というのが、
本音なんだろうね。

まあ、まだ総裁選のやり方自体が
決まってないわけだから、
(武部さんの「国民参加型」うんぬんの
主張もあるわけだし。。。=苦笑)
なんとも言えない部分があるわけだけど、
安部さん、そして福田さんにとっても、
脱派閥的の発言とは、実は

「清和会はしっかりまとめた上で、
他派閥に関しては
派閥にとらわれずに行動を」

という意味でしかない。
少なくとも発言を
素直に読む限りはね。

もっと平たく言えば、

「清和会を解体する!」とか
「清和会をぶっこわす!」

とは、誰かさんみたいなことは
一言も言ってないわけだ。(苦笑)

そして、安部・福田両氏は
派閥を割ってまで
総裁選に出馬しようとは
しないだろうね。

安倍さんが総裁選に出馬するなら
福田さんは出ないだろうし、
福田さんが出馬するなら、
安倍さんは出ないだろうね。

なぜかと言うと、
安倍さんも福田さんも、

「自分こそ、清和会のオーナー」

と、内心思っているからだ。
口ではなんだかんだ
言いながらもね。

ご存知の通り、
清和会(森派)というのは、
岸派(岸信介)が源流なわけだが
福田派(福田赳夫)になって、
その後、安倍派(安倍普太郎)
→三塚派(三塚博)→森派(森喜朗)と
引き継がれてきたわけだね。
((  )内は派閥領袖)

この歴代領袖のうち、
福田赳夫は福田康夫さんのお父さんだし、
安倍普太郎は安倍普三さんのお父さんだから、
どちらも清和会のオーナー意識というかね、
まあ特別に金を出しているわけじゃないから
オーナーというのは言い過ぎとしても
我こそは正当な後継者だと
思っているのは間違いないだろう。

自分が清和会を離脱することなど
0%も頭の中にないはずだ。
極端に言えば、

「清和会とは自分のこと」

だと思っているのだからね。

だから、安倍さんや福田さんにとって
派閥を出て総裁選に出馬するというのは
我々庶民の想像することをはるかに超えて
ありえないことなのだと
思ったほうがいいだろう。

したがって、
安倍さん福田さんは
総裁選出馬に絡んで
派閥を出ることはないのだけど
では、清和会から2人とも
出馬するということは
あるのだろうか?

これもありえないね。

同じ派閥から2人
総裁選に出馬するというのは、
そんなに綺麗事ではいかない。

いい先例がある。

かつて、あの亀井静香さんや
平沼赳夫さん、中川昭一さんらが
清和会にいたことを知ってますか?

彼らは、小泉さんが
2回敗北した総裁選で
小泉さんと同じ清和会にいながら、
対立候補を応援した。

結果、亀ちゃん一派は
亀ちゃん自身が
小渕内閣で政調会長となったし、
一派全体で猟官運動に成功し
自民党の主流派として
力を持ったけれども、
やっぱり派閥内では
感情的なしこりが残り、
最終的に亀ちゃん一派は
清和会を出て行かざるを
得なくなったのだ。

選挙というのは甘いものじゃない。

同じ派閥といえども、
選挙になったら、
多数派工作で
血で血を洗う戦いになる。

クリーンに戦って
選挙が終わったら
また一緒にってのは
無理だ。

選挙を戦ったら、
必ず最後は袂を分かたねば
ならなくなる。

そんなことは
自らの政治家としての経験だけでなく
秘書として父親の権力闘争のすさまじさも
ずっと見てきた安倍・福田両氏が
わからないわけがない。

繰り返すけれども
安倍・福田両氏にとって

「清和会とは自分のこと」

なのだ。

清和会分裂の引き金を
自らが引くことは
あってはならないことだと
考えるだろう。

では、安倍・福田両氏のうち、
どちらが総裁選に出馬することに
なるのだろうか?

それでは後編に。






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最終更新日  2006年05月19日 19時51分59秒


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