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2009年06月14日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
ただ、鳩山(邦)さんが


「当面、離党・新党は考えてない」

というように、
今後については
多少不透明な点がある。

鳩山(邦)さんについての懸念材料は
選挙地盤がどれくらい固いものなのかと
いうことだ。


元々東京の出身なのに、
離党を繰り返した結果、
確固たる地盤を持つことができず
前回の総選挙から
母・安子さんの実家である
ブリジストンの城下町である
福岡を選挙区としている。

つまり、福岡ではまだ
1回しか選挙をやっていない。

閣僚歴5回のベテラン政治家には
意外なことだが、

固まっているものなのか
自民党の地盤を
借りただけの状態なのか
いま一つわからない。

今後は、選挙区が「鳩山党」で

思い切った行動を取れるだろうが
そうでないなら、
静かにしているしかないだろう。

それと、新党という話になると
現状では鳩山(由)代表の下
「政権交代」で再び固まりつつある
民主党からの離党者は期待できない。

では、自民党はどうかというと
難しいだろうね。

「自民党」という
看板を外したほうが
戦いやすいと考える候補者は
いるかもしれないけど、
では、それで二大政党の一角
民主党の候補者と
戦えるかという問題がある。

それに、自民党から離党すれば
「刺客」を立てられる。

以前、塩崎恭久さんの選挙区事情を
書いたことがあるけれども
(2008年12月22日
麻生批判から考える(後編):「リーダー」なき麻生批判はどこへいくのか )
前回の参院選で惨敗した結果、
自民党には「刺客」候補となれる
浪人が意外なほどたくさんいるわけだ。
結局、小選挙区制下での

「二大政党で戦えない選挙の恐怖」

を、克服することができる
候補者がほとんどいないので、
新党結成は無理なのである。

そして、これが「世代間闘争」において、
若手・中堅が執行部を抑えるベテランに対して
行動を起こせない、
最大の原因となっている。

これまで、マスコミが興味半分で
煽ってきた、平沼赳夫さんや
渡辺よっすぃーの新党結成が
あきれるほど
しぼんでしまったのは、
彼らの政治力や
人望の問題ではなくて
小選挙区制という
制度がもたらす力学によって
起こっていることだと
いうことだ。

だから、私は
「政界再編」という言葉には
実態がないと言うのである。

細川護煕さんがブームを起こした
「日本新党」や、
武村正義さん・鳩山(由)さんが
決起した「新党さきがけ」は
中選挙区制時代で、
中小政党からでも
3位とかで
当選できる時代だった。

96年に民主党が第3極として
結党されたのは、
小選挙区制での初の選挙を前に
当時の二大政党であった
自民党・新進党に属さない
小政党に属する議員が
100人近くいて、
彼らが二大政党の間に
埋没することの恐怖から
まとまったからである。

これと現在は、状況が全く違うのである。

公明党、社民党、国民新党、共産党と
ちょっとクセのある人たちの
小政党を除くと
ほとんどの政治家は
二大政党のどちらかに
収斂されてしまった。

この状況で新党を作っても
小選挙区制の下では
二大政党の間で埋没して
ほぼ全滅する運命にあるのだ。

かつて新党が
どういう状況下で
結党されたか、
現在の政界の状況は
どうなのかを考慮せず
「政界再編」を論じても
ほとんど意味は
ないだろうと思う。

最後に、麻生首相について
書いてみたいのだけれども、
私は側近中の側近に
鳩山(邦)さんを
置かなければ
ならなかったこと自体が
問題だったと思う。

これはどういうことかというと、
結局、麻生首相は小派閥のボスでしかなく、
首相になるために

「太郎会」

という、実態がよくわからない
派閥横断型の組織に
頼らないといけなかったことが
麻生政権のアキレス腱に
なったということだ。

「かみぽこ政治学」では
何度も繰り返していることだが、
やっぱり「数の力」は
軽視してはならない。

「派閥」は確かに弊害も多くなったが、
「首相の座」という権力を握るために
仲間を集っていくという作業は、
基本的に大事なことである。

そして、その仲間というのは
単なる仲良しグループではダメで
ある意味、残念なことかもしれないけど
やっぱり選挙や金の面倒を見たという
「貸し借り」がないと、
政界という世界では
厳しい時に私心を捨てて
協力してくれる関係は築けない。

麻生首相には、「貸し借り」の関係があって
強い政治力を持つ側近がいなかった。

だから、セレブ同士で気が合う(?)
単なる「お友達」でしかない
鳩山(邦)さんに頼るしかなかった。

そこがそもそもの誤りであり
麻生首相の限界だった。

麻生政権が苦境に陥った時、
鳩山(邦)さんは
「正義」という私心を捨てて
政権を守ってはくれなかったのだ(涙)。

歴代の自民党政権で
小派閥から首相になったのは
ショートリリーフ的だった
三木武夫内閣、海部俊樹内閣を除けば、
ほとんどない。

麻生内閣も、元々自民党内では
ショートリリーフ的に
考えられていたわけだ。

小泉内閣は政権基盤が弱かったと
いう見方があるかもしれないが
それは全くの間違いで、
小泉内閣こそ、
党内最大派閥・清和会が
森喜朗会長や
町村信孝・中川秀直さんと
いった幹部を先頭に
全力で守った内閣だった。

そしてそれは、小泉さんが
「加藤の乱」を鎮圧し、
森政権を最後まで
守ろうとしたことに対する
恩返しであった。

小泉さんと清和会は
いわば「貸し借り」で
成立していたわけだ。

私は、誰が次の首相になろうとも
仲間を集め、政権構想を練り
様々な役職で研鑽を積んでいくという
政権を担うためにやるべきことを
きちんとやってきたかどうかを
評価するという
ある意味当たり前のことを
もう一度見直すべきだと思う。

それはもちろん、
鳩山(由)民主党代表の
民主党結党以来の
さまざまな挫折や復活の経験が
政権担当に値する研鑽を積んできたと
言えるのかどうか
評価することだ大事と
いうことでもあるよね。

それでは、またね。



「かみぽこ政治学」バックナンバーは こちら。





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最終更新日  2009年06月14日 12時55分07秒


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