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実は,この映画、11月半ば頃に試写会で一度見たのですが、その時は、字幕版だったんです。今回、吹き替え版を改めて見たら、多分、こっちのほうがよりシンプルに楽しめるような気がしました。【あらすじ】ある日、タンタン(ジェイミー・ベル)は、ガラスケースに陳列されていた帆船の模型に魅了され購入する。ところがその直後から、彼は見知らぬ男たちに追いかけ回されるハメになる。何とその船は17世紀に海賊の襲撃によって消息を絶った伝説のユニコーン号で、模型のマストにはある暗号が記された巻物が隠されており……。(シネマトゥディ)主人公のタンタンが、帆船の模型を偶然手にしたことから巻き込まれれる謎の財宝を巡る大冒険。彼の相棒・愛犬スノーウィが、メチャメチャ可愛いんです!!そして、かなり賢い♪財宝にまつわる一族の末裔であるハドック船長も、いいキャラクターしていますwwスピルバーグがこの作品の監督を務めているということだけあって映像全体の迫力やスピード感は見応えがあり!!あと、アニメであるはずなのに、まるで人間が演じているかのような細かいキャラクターの動きは表情なども、一見の価値ありです。ちなみに、ハドック船長の口癖の「びっくりフジツボ アコヤガイ」って台詞があるんですがこの意味不明の台詞、最初は何??って思ってましたがなんか凄く耳に残っちゃうんですよね・・・ww何かあちらでは、意味がある言葉なのかな??2D版、3D版、どちらも見ましたが迫力ある、スピード感溢れる映像を楽しみたい人は、是非、3D版上映を見て下さい。結構、楽しめますよ(^^)
2011年12月12日
この映画のタイトルを見たとき、誰もが”何??アントニオイノキ??”って思ったんじゃないかなぁ??【あらすじ】高校時代、とある事件がきっかけで心を閉ざしてしまった永島杏平(岡田将生)は、遺品整理業を父親に紹介してもらい働き始める。そこで出会った久保田ゆき(榮倉奈々)や仕事仲間と共に過ごすうちに、杏平は少しずつ心を開き始める。そんなある日、ゆきは衝撃的な過去を杏平に告白し、彼の前から姿を消してしまう。(シネマトゥデイ)この映画のサブタイトルには-あの時の命-と書いてあります。アノトキノイノチ=アントキノイノチっていうことなんですが、このタイトルについては、映画の中でも主人公の杏平とゆきとの会話の中でも出てきますww人って、誰もが色々な悩みを抱えて生きていてほんの小さなきっかけで、心を閉ざしたり、自分をコントロールできなくなったりします。主人公の杏平も、自分のコンプレックス故に人との関係性が上手く築けないのですがある事件をきっかけに、さらに大きな傷となって彼自身に重くのしかかってくるんです。そういう彼が「遺品整理業」という仕事に就いて色々なことを経験して変わっていくのですが彼を指導する上司の原田泰造が、なかなかいいんです!!一方、もう1人の主人公であるゆきも、大きな傷を負った過去があり、そんな2人が出会い、一緒に働きながら、お互いに心を許しあっていく過程がとても温かく、丁寧に描かれています。2人とも、強く”生きたい”と願う気持ちが、伝わってくるんですよね。物語の後半で、2人が海辺を歩きながら会話するシーンがあるんですがそのシーンでの、榮倉奈々が演じるゆきの”生きたい”って台詞が、ず~んと心に響きました。そして、映画のラスト・・・。う~ん、こんな風に終わるのか。どういう結末なのかは、実際にこの映画を見て、感じてくださいね。
2011年12月07日
すっごく楽しくて、Happyになれる映画です!!親子愛とか、仲間たちとの友情、信頼の心などなど、色んな要素が入っていて、子供から大人まで、みんなで楽しめるんじゃないかな。【あらすじ】タップダンスを得意としているマンブルは、自分の息子であるエリックがダンスを嫌っていることを悩んでいた。そんなエリックはマンブルのもとから逃げ出した後、飛べるペンギン、マイティ・スベンと出会う。ペンギンなのに飛ぶことができるマイティ・スベンを前に、エリックは……。(シネマトゥディ)実は、前作を見逃して、まだ見てないのですがそれでも、すっごく楽しめました。でも、前作を見てたら、もっと楽しめたのかなぁ・・・って思う部分も多々あるのでとりあえず、レンタルショップで前作もチェックしたいと思ってます。さてさて、今回私が見たのは日本語吹き替え版なのですが鈴木福くんが、主人公のエリックをすっごくいい感じに演じてました。オリジナルでは、「ロード・オブ・ザ・リング」で主人公を演じたイライジャ・ウッドが吹き替え役らしいのですがエリックがまだまだ子供のペンギンということを考えれば案外、適役だったのかもしれません♪そして、掛け合いが面白かったのは、オキアミのウィルとビリー。日本ではバナナマンの二人が演じてますが、オリジナルではなんと、ブラッド・ピットとマット・デイモンがやってるんですよね!!二人の掛け合い、見てみたかったなぁ・・・ということでDVDが出たら、絶対、オリジナルで見ようと堅く心に決めてますwwストーリーも、しっかりとメッセージ性のある内容だけどペンギン達の踊るシーンがすっごく楽しいしもちろん音楽もすっごくノリノリで最初から最後まで、一気に時間が過ぎたって感じでした。これから冬休みになりますがこういう映画を親子で見て、どのシーンが良かったのかとかどのキャラクターが好きなのかって会話をして、コミュニケーションを取るのもいいかもしれません。もちろん、デートで行っても、楽しめると思いますよ(^^)
2011年12月06日
タイトルのコンテイジョン(contagion)は、伝染・感染(人から人への接触感染)の意味。ちなみに、空気感染の場合にはインフェクション(infection)だそうです。【あらすじ】ミッチ(マット・デイモン)の妻・ベス(グウィネス・パルトロー)は、香港への出張後にシカゴで元恋人と密会していたが、せきと熱の症状が出始める。同じころ香港、ロンドン、東京で似たような症状で亡くなる人が続出。フリージャーナリストのアラン(ジュード・ロウ)は、伝染病ではないかと考え始め……。(シネマトゥデイ)伝染病とか感染症と言えば、あのSARSが世界的に流行したことが記憶に新しいと思いますが伝染病の恐怖が、映画や小説の世界ではなく、本当に我々の身近にあるのだとこの映画をみるとひしひしと迫ってきます。この映画、2日目というテロップの入った映像と空港から携帯電話で会話をするグウィネス・パルトローの様子からスタートします。空気感染ではなく、接触感染でも瞬く間に広がっていく原因不明の病気。そして、発症から症状の悪化までの早さ・・・。病気の原因究明に奔走する国の研究機関やWHOのスタッフ達。音も立てず、目に見えない迫り来る恐怖。薬を求めて発生する民衆達の暴動。情報操作により、国民をコントロールしようとする政府関係者。あちこちで発生するパニックの様子。こういう事象が実際に発生したら・・・。絶対に起こらないと言い切れない内容だけに本当に恐ろしくなります。すごい映画だと思います。そして、この映画を見終わったときに今の地球の置かれている状況を考えずにはいられないそんな1本でした。
2011年11月14日
これまでの三谷映画の中で、私はこれが一番好きかな♪♪【あらすじ】失敗が続いて後がない弁護士のエミ(深津絵里)は、ある殺人事件を担当することになる。被告人は犯行が行われたときに自分は金縛りにあっていたので、完ぺきなアリバイがあると自らの身の潔白を主張。エミはそのアリバイを実証するため、被告人の上に一晩中のしかかっていた幽霊の落ち武者、六兵衛(西田敏行)を証人として法廷に召喚させるが……。(シネマトゥデイ)なんと言っても、豪華な役者陣の顔ぶれが凄いよね~!!超贅沢な使い方・・・だって、あの人とかこの人とか、本当に、ほんのちょい役で出てくるんだよね~♪どの役者さんたちも、すごく良い味出してるんだけどその中でも、阿部寛さんと中井貴一さんの役柄が絶妙ですww特に、中井さんの後半の演技、笑わせてもらえました(^^)深津さんと西田さんの掛け合い、メチャメチャいいですよ☆あと、唐沢寿明さん、佐藤浩市さんもGOOD!!こう書いちゃうと、どの役者さんも自分の持ち味を最大限、いや想像以上に発揮してくれてるなぁって感じかな。ストーリー展開のテンポの良さ、話の展開のメリハリ、笑わせてじーんとさせて、見ていて飽きることなく、そして見終わった後に温かい気分になれる。疲れていたり、落ち込んでいたりしててもこの映画をみたら、きっと元気がもらえる。一言で言うと、そんな映画♪そうそう、エンドロールにご注目!!えっ、この人出てたっけ??という人を発見。その名前を見つけた後に、なるほどねぇ・・・さぁ、これって誰でしょうね(笑)
2011年11月11日
宮崎あおいと堺雅人という、「篤姫」で夫婦を演じた二人が再び夫婦役を演じるということでも話題となっている映画、「ツレがうつになりまして。」この映画を見に行った感想を以前書いたのですが、映画の公式HPでTwitterキャンペーンを見つけたので、なんとな~く応募してみたら・・・当たっちゃいました♪♪『ツレうつ。』ふわふわシール(2枚1組)なんだ、見ているだけでもほっこりしそうな優しい色合いとふわふわしたシール。映画の雰囲気になんとなく似ています(^^)『ツレうつ。』本当にすっごく素敵な映画だと思います。みんな心に色々な悩みを抱えているし、悩んでいるし、こういう世の中だからこそ、みんな何かしら感じる物がある映画だと思います。まだの方、是非、見てみませんか??お勧めです!!
2011年11月02日
いよいよ本日公開となった『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』TOHOシネマズで映画の上映前に流れていた、鷹の爪団のこの映画の紹介で「オーランドも34(さんじゅうし)」というフレーズに超はまったのは私ですww 【あらすじ】17世紀フランス、銃士にあこがれを抱きパリにやってきたダルタニアン(ローガン・ラーマン)は、気が強く向こう見ずな性格が功を奏したか、あることがきっかけで三銃士の仲間入りを果たすことに。その後、フランス国王側近の裏切りで奪われた王妃の首飾りを取り返すため、イギリスへ向かうことになるが、彼の前には事件の鍵を握るバッキンガム公爵(オーランド・ブルーム)と正体不明の美女ミレディ(ミラ・ジョヴォヴィッチ)が立ちはだかる。(シネマトゥデイ)この映画の3Dは、かなりオススメです!!特に飛行船のシーンでは戦闘の迫力を伝えるために、かなり3Dが効いてたと思います。見所は本当に沢山あるんですが、一言で言うと、「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズの面白さって感じかな。テンポの良さ、色々な趣向の楽しさに加え魅力的な配役がいいんです!!三銃士やダルタニアン役ももちろん格好いいし、いいんですですがこの映画の話題と言えば、やはり、オーランド・ブルームとミラ・ジョヴォヴィッチが悪役というところ。悪役独特の憎々しさはあまり感じられないんだけどでも、悪巧みに長けているという人物設定には、なかなかぴったりって感じwwオーランドのお髭がなかなかセクシーでしたよ♪あと、忘れてならないのは、この映画を世界遺産の中で実際にロケしたというところ!!世界遺産のひとつであるドイツのヴュルツブルグの宮殿やベルサイユ宮殿で撮影したとあってそのシーンたるや、すっごく豪華で美しかった~!!アクションシーンもバイオハザード仕込みのワイヤーを使った空中でのスローカットが随所に散りばめられてるし剣での決闘シーンも迫力満点で楽しめました。これぞまさしく冒険活劇!!って感じかな。そして、映画のクライマックスからラストにかけての展開はちょっとニンマリって感じww最近、3Dじゃなくてもいいじゃん!!って感じの映画が結構あるように思いますがこの映画は、2Dではなく、是非、3Dで見ることをオススメします♪あ~、面白かった(^^)
2011年10月28日
この映画、ともかく豪華!!だって、ハリソン・フォードにダニエル・クレイグのタッグですよ!!しかも製作総指揮にスティーヴン・スピルバーグと聞けば、見なきゃね~!!【あらすじ】過去の記憶をなくした男(ダニエル・クレイグ)が砂漠の町アブソリューションに迷い込むが、住民たちからは歓迎されなかった。また、すべては町を牛耳るダラーハイド大佐(ハリソン・フォード)の支配下にあることを知る。男の記憶の手掛かりは片方の手首にはめられた手かせだけだが、そんな中、町の上空から未曾有の脅威が襲い掛かってきて……。(シネマトゥデイ)西部劇&エイリアン???この奇想天外な組み合わせって、一体どうなんだぁ???って感じで鑑賞開始。ストーリーが進む毎に、???の部分が徐々に解き明かされていく面白さ。ふ~ん・・・って感じ。それに、ハリソン・フォードがこれまでとはちょっと違ったタイプの傲慢で身勝手、権力を振りかざす嫌な男で登場!!でもね、ラストはやはりハリソン・フォードでしたwwダニエル・クレイグって、007シリーズのジェームズボンドよりはこういった役のほうがぴったりかな。特に、あのマッチョな筋肉とか、すっごく逞しいんだもん♪♪ストーリーは、遊びの要素がいっぱい!!って感じでともかく楽しめます。出てくるエイリアンは、あの「エイリアン」を彷彿とさせるようなキャラクター設定だし、ラストシーンも、ありがちといえばありがちかな。でも、娯楽映画という視点でともかく、発想の意外性を楽しむ映画だと思います。
2011年10月27日
「不倫をする奴なんて馬鹿だと思っていた」主人公、渡部のこんなモノローグから始まるこの映画。東野圭吾のベストセラー小説が原作だそうですが、ミステリー作家の描くラブストーリーはやっぱりひと味違いますね。 【あらすじ】大手建設会社の課長・渡部(岸谷五朗)は理想的な家庭生活を送っていたが、ある日、会社に派遣社員として入ってきた仲西秋葉(深田恭子)と一夜を共にしてしまう。自分の中にまだときめく感情が残っていたことに驚きを感じた渡部は秋葉との逢瀬を重ねるが、あるとき彼女から自分は殺人犯という衝撃の告白をされ……。 (シネマトゥデイ)不倫に陥るきっかけ・・・「あれは事故だったんだ」という渡部の言葉。人って、いついかなる時にどういう風に転がるなんて、誰も解らないものですよね。それにしても、幸せな家庭があり、仕事も順調という環境にありながら不倫というドロドロした世界に引き込まれていく状況は男性目線と女性目線じゃ、きっと捉え方が違うのでしょう。男性の虚栄心をくすぐりながら上手に引き込んでいく秋葉の手法。世の男性諸氏は、気をつけた方がいいかも・・・wwあと、様々なシーンで光がすごく効果的に使われているように感じましたね。夜景であったり、暗い部屋での月明かりなど映像の美しさも印象的でした。それと、久保田利伸の音楽も、切ない感じ満載で良かった~!!ちなみにこの映画のラストは、かなり効きますよ!!その伏線はきちんと盛り込まれてますからしっかりと観ておいて下さいね。映画を見終わった後で、予告編を見ましたがなるほどなぁ・・・って感じで、面白かったですよ。
2011年10月19日
高度な知能を持った猿に支配される衝撃的な世界を描いた『猿の惑星』なぜ、地球は猿に支配されるようになったのか・・・この映画のタイトルの意味、『猿の惑星』を見ている年代にとってはこの作品のラストシーンこそが、全てなのかもしれません。【あらすじ】現代のサンフランシスコ。高い知能を持つ猿のシーザーは人類に裏切られ、自分の仲間である猿を率い、自由のために人類との戦いに向けて立ち上がることに。人類のごう慢さが、猿の知能を発達させてしまう要因となり、人類にとって最大の危機を巻き起こしていく。高い知能をもつ猿のシーザー。でも、周りの人間は、あくまでも彼を”動物=人間以下の存在”という認識でしかないのです。それこそが、人間の持つ傲慢さなんでしょうね。人間の心を理解し、人間よりもより人間らしい心を持った時、自らの待遇の不条理さに気づき、何をなすべきかという行動に走ったシーザー。その気づきの過程であったり、何をなすべきかと言うことに向けて様々な策を講じる姿など、まさしくリーダーシップそのもの!!シーザーの心の動きを表す表情ひとつひとつが本当に見事であり、見応え十分の場面です。この映画のラストシーンこそが1968年に第1作が作られた、あの衝撃的な「猿の惑星」への前章なんですよね。(これって、超ネタバレですか??)まだ、「猿の惑星」シリーズを見たことのない方は、これを機にご覧になることをお勧めします!!余談ですが、この映画で、シーザーが近所の人の苦情を受けて動物保護センターに入れられるシーンがあるのですが、ここで出てくる飼育係のいや~な男性、どっかで見たよねぇ・・・と思っていたらあの「ハリーポッター」シリーズのいじめっ子キャラ、ドラコを演じていたトム・フェルトンでした。あと、この映画の中心となる研究者ウィル・ロッドマンを演じていたのは登山家アーロン・ラルストンが体験した実話を基に作られた「127時間」で主役を演じたジェームズ・フランコ。どちらも、要チェックだと思います!!
2011年10月14日
この映画も、『サンクタム』同様、当初は今年の春の公開予定が3月11日の東日本大震災の影響で公開が半年遅れた作品。宇宙人が地球を侵略するというお話しなのですが、この作品が、69年前に現実に起きた「ロサンゼルスの戦い」にインスパイアされて作ったというスペシャル映像を映画鑑賞後に見て、単なる映像の出来事という感覚から、現実的な問題として怖くなってきました。【あらすじ】1942年、ロサンゼルス上空で発光する謎の飛行物体25機を空軍のレーダーがとらえる。その後もブエノスアイレスやソウル、ロンドンでも未知の飛行体が目撃されたが、その真相は不明だった。そして2011年、これまで世界各国で確認されたUFO事件を通して人類を監視してきたエイリアンたちがついに侵略を開始し、ロサンゼルスで海兵隊と市街戦を繰り広げる。(シネマトゥデイ)エイリアンとの戦いって、これまでも色々ありましたがこの映画は、まるでドキュメンタリー映画のような作りで見せてくれています。特に前半は、飾りっ気の一切ない、ある意味淡々とした映像が流れるので、退屈とも見えてしまいます。しかし、エイリアンとの戦闘シーンになると、この映画、究極の状況に追い込まれたときに、指導者としてどうあるべきかとか、チームワークや協力することの大切さとか、人としての姿がとてもよく描かれていたと思います。ただし、すごくリアルな感じで描かれていた反面、ラストシーンへの流れが、ちょっと強引な展開にちょっと思えてしまいますね。まぁ、あれだけ追い込まれて追い込まれて、一体どうなるの??という状況に陥るわけですから、そういう終わり方もある意味仕方ないのかもしれませんが・・・。
2011年10月07日
はっきり言って、めちゃめちゃ笑えます!!もともとこの映画って、コミック売り上げ148万部を突破した、人気コミック『モテキ』(原作:久保ミツロウ)をテレビドラマでやってたものの続編という作りになってるみたいですが私はドラマを全く見てないんです。【あらすじ】金もなく恋人もいない藤本幸世(森山未來)に、怒とうのように恋のチャンスが訪れた“モテキ”から1年後。4人の女の子たちとの関係は終わってしまったが、再び新たな女の子たちが幸世に接近し始め、“セカンド・モテキ”がやって来ようとしていた。この話の面白さって、絶対主人公の藤本幸世を演じる、森山未來の演技力だと思う!!彼の演技の幅の広さに脱帽です♪まず、第一に私がはまったツボは、音楽の使い方。ドラマの紹介をHPで見ると、全12話にはぞれぞれ「モテ曲」なる曲の紹介があるので映画でも同じような音楽の用い方をしているようですね。大江千里の”かっこ悪い振られ方”をBGMに、泣きながら走るところとか、Perfumeの3人と一緒になって、"Baby Baby Crusing Love"を踊るところとか、まるで、ミュージカルのような手法で音楽が取り入れられていたりめちゃめちゃ楽しかったです。特に踊りのシーンの森山君のダンスの巧さは、凄かったですね!!幸世くんの妄想の世界も面白かったし彼を振り回す女性陣のキャラクターの違いも、楽しめましたね。それから、今のネット社会を代表するツィッターにまつわるあれこれ。ネットの関係って、ある意味、ブライドデート的な部分が大きいので、長澤まさみ演じる松尾みゆきとの出会いのシーンとか、今の世の中ならではの繋がりですし、彼女とのネットのやりとりの様子をこそっと見ていて盛り上がる仲間達の姿とかめちゃめちゃ笑っちゃいました!!でも、私の好みから言うと前半のアップテンポで楽しませる運びと後半の恋模様の結末への流れがなんかもたついてるような気がして、見ていてちょっとストレスを感じちゃいました。だから、なんか勿体ないかなぁ・・・。まっ、好みですけどね。エンタテイメント作品としては、単純に笑えるし楽しめる1本だと思います。映画のエンドロールも、凝っていて面白かったですよ!!
2011年10月05日
あの「アバター」で3D映画という新たな手法で我々を驚かせてくれたジェームズ・キャメロンが製作総指揮で作られたこの作品は、もともと4月22日が公開予定でしたが、3月11日の大地震に配慮して半年遅れで公開となりました。【あらすじ】南太平洋にぽつりと浮かぶ島にある、熱帯雨林の奥地に広がる洞くつ。その地は、人が足を踏み入れてはいけない聖域(サンクタム)の様相を呈していた。そんな洞くつの謎に挑もうと探検隊がダイビングによる調査を試みるが、巨大なサイクロンが襲い掛かり……。(シネマトゥデイ)自然には、決して人間が手を触れてはいけない聖地がある・・・。そんなことを改めて考えさせられたこの作品。ストーリーとしては極めて単純なもの。未知の洞窟を探索しているさなかにサイクロンが襲来し、洞窟から逃げ出す人々のサバイバルの様子を描いているだけ!!でも、そこには、生き抜くための残酷な決断があり、親子の信頼関係があり、人間のエゴがあり、単なる自己満足のプライドがあり、人間が生きるための”生”の姿があるのです。自然の美しさに驚嘆させられながら、あまりにも醜い人間の姿。その対比が、なんともいえず複雑な心境に・・・。決して楽しい映画ではありません。見ていて目を覆いたくなるような、残酷なシーンもあります。映像美の中に惹きつけられて、心が痛くなるようなシーンも幾つかあります。色々な事を考えさせられる映画です。究極の選択を迫られたときに、人はどう対処すべきなのだろう。人間として、こういう場面に陥ったとき、どうすべきなんだろう??そして、今、環境破壊が叫ばれている現実の中で我々は何を考え、何を行動すべなのだろう???人として、地球に生きる静物として、色々なことを考えさせられる作品だったような気がします。
2011年10月03日
すっごく温かい映画です。きっと、みんな何かしらこの映画を見て感じるものがあるんじゃないかな。私は、じ~んときて、涙が出ましたよ。【あらすじ】仕事をバリバリこなすサラリーマンの夫、通称ツレ(堺雅人)が、ある日突然、心因性うつ病だと診断される。結婚5年目でありながら、ツレの変化にまったく気付かなかった妻・晴子(宮崎あおい)は、妻としての自分を反省する一方、うつ病の原因が会社にあったことからツレに退職を迫る。会社を辞めたツレは徐々に体調を回復させていくが……。(シネマトゥデイ)今の世の中、数多くのストレスに囲まれ、心の病に悩む人って本当に増えてますよね。そんなごくごく誰にでも起こりうる”うつ病”をストレートに取り上げているという点でも見る価値のある作品なのかもしれません。主人公の夫婦を演じる宮崎あおいと堺雅人は、あの大河ドラマ「篤姫」で夫婦役を演じたということでも話題になってますが確かに、二人の醸し出す雰囲気というか空気感がすごくいいんです!!あと、ツレの様子を一コマ漫画で描く様子とかこの映画の温かい雰囲気にすごくマッチしています。この映画で印象に残ったのは、キャッチフレーズにもなっている”ガンバらないぞ”という言葉。あと、”割れずに残っていることに意味がある”ということ。この2つがどういうシーンで出てくるのか、映画で確かめてみて欲しいな。人を思う心、お互いに信じ合い、いたわりあい、助け合う心。親子だったり夫婦だったり、友人だったり・・・。本当に凄く素敵なシーンがたくさん描かれている映画だったと思います。DVD化されたら、もう一度見てみたいな♪
2011年09月29日
前作の映画のラストシーンを考えるとどういう展開が待ってるのか??と思って、ワクワクしながら映画館に足を運びました♪【あらすじ】検挙率ナンバーワンの美人刑事・雪平夏見(篠原涼子)は、のどかで平和な北の大地・紋別署で勤務する日々を送っていたが、ある日、彼女に連続殺人事件の容疑がかけられる。警察内部の機密が隠されているといわれるUSBが事件と関係があることを突き止めた雪平は、追跡を交わしながら事件の全ぼうを暴くため逃避行を開始する。(シネマトゥディ)今回は、雪平の”オンナ”としての姿がかなり描かれています。冒頭、いきなりアルコールを飲む口のアップ、さらにセクシーな下着姿へとカメラが移り、篠原涼子の美しさが、すごく際立つシーンから始まります。この”オンナ”としての姿が、結構キーポイントだったのかな。誰が善人で、誰が悪人なのか、相変わらず疑心暗鬼になりながら画面に見入る展開が続きます。前作から数年後、雪平は都会ではなく北海道の紋別に赴任しているのですが何故、彼女はココにいるのかということも重要なポイントです。人としての姿、刑事としての姿、オンナとしての姿色々な雪平夏美を通じて犯罪の姿が描かれます。詳しく書きたいけど、映画をこれから見る人のためにグッと我慢ww一番の黒幕は誰なのか、そして何故、こういう事件が起きたのか、全ての謎が解けたとき・・・映画館に、足を運んで楽しむ価値はあると思います!!それにしても、篠原涼子っていいよね(^^)
2011年09月29日
個人的には、大泉洋が、ルパン3世の雰囲気に重なってしまう私wwおちゃらけとハードボイルドが良い感じに解け合っていてすごく楽しめました!!【あらすじ】行きつけの札幌・ススキノのバーにいた探偵(大泉洋)と相棒の高田(松田龍平)は、コンドウキョウコという女からの依頼の電話を受けて早速行動を開始。しかし、何者かに連れ去られ、雪に埋められてしまうという事態に。報復しようと立ち上がった2人の前に、謎の美女・沙織(小雪)と実業家・霧島(西田敏行)という人物、そして四つの殺人事件が浮かび上がり……。 (シネマトゥディ) ストーリーの進行は、主人公の探偵の視点からの語りで進んでいきます。ちょっと気取った語り口と、実際の映像のギャップも楽しめる要素の一つ。あと、舞台がススキノってところも、なんだかすごく人間臭くていい!!それに、雪を使った演出が、すっごく効いてます♪そして、ストーリーの展開も、色んな要素が盛り込まれていてかなり楽しませてもらいました。また、小雪や西田敏行、竹下景子という配役も絶妙です。加えて、高嶋政伸の役柄が、めちゃめちゃ面白い!!必見ですwwさらに、松田龍平演じる助手の高田の飄々とした雰囲気が、これまたいい感じで・・・。でもね、北大で研究してるって設定なんだけどその研究者として位置づけというか意味合いが今ひとつ見えなくて普通に格闘技の強い、クールな若者って感じだったのがちょっと惜しいかな!!といいつつも、大泉洋との掛け合いのシーンは、かなり笑わせてもらいました。ネタバレになりますが、ラストに、小雪との出会いのシーンが出てきたのも凄く洒落てましたね。絶対に、これ、シリーズ化されるような気がするというかシリーズ化して欲しい1本です。だって、なんだかテレビドラマ見てるような感じだったんだもの・・・ww
2011年09月16日
トランスポーターシリーズを見て、すっかりジェイソン・ステイサムが大好きになった私。結構、鹿児島では上映されないB級作品も多いんですけど、今回のこの作品は、ちゃんと上映されてたので見に行ってきました!!【あらすじ】完ぺきな仕事ぶりから“メカニック”と呼ばれる殺し屋のアーサー・ビショップ(ジェイソン・ステイサム)に、友人であり恩人の暗殺命令が下る。とまどいつつも任務を遂行したアーサーは、自分が殺した標的の息子スティーブ(ベン・フォスター)と知り合う。やがてアーサーはスティーブを助手に迎え、殺しのテクニックをたたき込んでいくが……。(シネマトゥデイ)クールな役柄が、ホントぴったりのジェイソン・ステイサム。今回も、凄腕の殺し屋を演じてますが、やっぱり絵になります!!その彼が任務として殺してしまう友人を演じているのがドナルド・サザーランド。あの「24シリーズ」のキーファー・サザランドのお父さん。本当にそっくりです!!さて、物語はジェイソン・ステイサム演じるアーサーが、その大切な友人の息子を殺し屋として仕込んでいく様子を中心に描きつつ、クールな殺し屋アーサーの心の動きが随所に見え隠れしてて人間臭さと冷酷な殺し屋の姿の葛藤がなかなか面白かったです。きっと友人の息子・スティーブの面倒を見ながらも決して心を許すことのないアーサー。もちろん、スティーブ自身もアーサーに心を許していないという緊迫感がこのお話をより盛り上げている気がしました。さらに、緊迫感の中にも、”くすっ”と笑える要素も入っていて、メリハリが効いてました。そしてラストの展開の面白さ!!見終わった後、単純に”面白かった♪”って言えるアクション映画、やっぱり日頃の疲れやストレスを発散するにはぴったりです!!
2011年09月06日
医療現場の抱える問題を扱ったこの映画。辻井伸行さんのpianoの美しさと背景となった信州の自然の美しさが、なんともホッとさせてくれるような作品だったと思います。【あらすじ】自然あふれる長野・松本の本庄病院で、内科医として働く栗原一止(櫻井翔)。24時間365日体制で医師不足の問題を抱える病院で、前向きな職員たちと共に診療をこなす一止にとって、最愛の妻・榛名(宮崎あおい)らと語らうことが日々の楽しみだった。そんなある日、一止はある患者と出会い、人生の岐路に立つこととなり……。(シネマトゥディ)原作は夏川草介の小説で、「ビッグコミック」で漫画化されているそうですが私は原作は全く知りません。生と死の隣り合わせの医療現場。24時間の救急体制の病院であるために夜遅くまで患者が待合室に溢れるある地方の病院の姿。受け入れたくてもキャパシティの問題で受入拒否をせざるを得ない医師の苦悩。悲惨な状況の中で苦悩する主人公の栗原一止。この主人公の姿が、ある意味淡々と描かれているように見えますが、一止の妻が発する言葉「心の中で、泣いているんです」という一言が、とても重く感じられましたね。地方病院の医師として患者と日々向き合う一方、大学病院の教授に見込まれ、医師として大きく成長するであろう機会を与えられた時、一止の選んだ道・・・。物語の流れからいうと、やっぱりそうだよねぇ。でも、患者を救うという医師の使命を考えた時どっちが彼にとって最善の選択だったのかなってちょっと感じました。それにしても、宮崎あおいの持つ空気感って、やっぱり凄いです!!彼女の言葉、彼女の表情一つが、重いテーマを扱っているこの作品の中でほんわかと暖かい空気を醸し出しているんです。やっぱり好きだな♪また、一止の上司を演じた江本明さんと、末期がん患者を演じた加賀まりこさんはさすがです!!ちなみに、岡田義徳、原田泰造の演じる学士や男爵というキャラクターの持つ意味というかこの作品の中での存在感が私にはいまひとつよく解りませんでした。これって、原作の持つ人物像というか役割を描き切れてなかったのでしょうか??原作が気になるところです。人の命を扱う作品って、結構デリケートだと思うんですががんに冒されながら前向きに生きようとする患者を支える医師と看護婦の姿。実際の医療現場ではなかなか行き届かない部分もあると思うのですが、人の命を繋ぐと言うことは、人の心を繋ぐことでもあるんだなぁって改めて感じた1本でした。
2011年09月02日
父さん、あの頃の僕はあなたが嫌いだった・・・というキャッチコピーと、ブラッド・ピットとショーン・ペンの競演というところに惹かれて見に行きましたが、かなり重い作品で、見終わったあとは、ぐったりきてしまいました。【あらすじ】1950年代、オブライエン夫妻は3人の息子にも恵まれ、テキサスの小さな町で満ち足りた生活を送っていた。一家の大黒柱の父親(ブラッド・ピット)は西部男らしく子どもたちに厳しく接し、逆に母親(ジェシカ・チャステイン)がすべての愛情を彼らに注ぎ込んでいた。一見幸福そうに見える家族の中で、長男ジャックは孤独を感じ……。(シネマトゥディ)この作品、父親と息子の関係を軸に生命の営みとか人類の進化なども含めた時の流れを描いています。途中、「これって、ネイチャー系の映画だっけ??」と思うほどのシーンが長々と続くところがあり、私の目の前の列に座っていた2人連れは、このシーンの途中で退席してしまうほどでした。ストーリー展開は、どちらかというと淡々としており面白いかというと決して面白い作品ではありません。あらすじにあるように、この映画の主人公はジャックという男の子。そしてそのジャックの父親がブラッド・ピットでありジャックが自分の父親と同世代になった姿をショーン・ペンが演じています。時代背景となっている1950年代のアメリカの姿とその時代に生きた家族の姿、特に父親が強い男、子供から尊敬されるような厳格な父親でありたいと奮闘する姿がとても切実で、自分の父親の姿と若干重なる部分もあったりしてなんだかぎゅっと胸が締め付けられるような気持ちになっちゃいました。でも、この映画って、西欧の宗教観みたいなものが根底にあるような気がして見る人の視点によって、全く共感できない人もいるかもしれません。本年度のカンヌ国際映画祭のパルムドール受賞作品ですが見る人によって、感じ方が随分変わる作品だと思います。
2011年08月19日
本日、7月29日から正式に公開されるトランスフォーマーシリーズの第3作目。『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』昨日の7月28日が、先行上映スタートということで、仕事の後のレイトショーで、早速見てきました!! そしたら、入場の際に公開記念のトレーディングカードをもらいました♪【あらすじ】1969年7月20日、アポロ11号は月面着陸に成功し、ニール・アームストロングとエドウィン・オルドリンは人類で初めて月に降り立ったが、全世界が見守ったこの歴史的偉業の陰で、NASAとアメリカ政府は、ある事実をひた隠しにしてきた。実は月の裏側には、彼らよりも先に未知の宇宙船が不時着しており……。(シネマトゥデイ)今回のお話は、1961年からスタートします。そのときに、何が起こったのか??ということが、今回のお話の発端!!あらすじにもありますが、1969年のアポロの月面着陸のニュース映像がそのまま使われていてよくこういうストーリー展開を思いついたなぁって感じ。そういえば、この前見た『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』もキューバ問題がストーリーの中に組み込んであって、面白かったけどちょうどそんな感じでした。人類の危機を救ったヒーローであるはずの主人公サムなのに、現実問題は、就職活動に苦しんでいるというギャップ!こういう細かい味付けが、ますます親近感を増すんですよねww善と悪の対立の構図という解りやすいストーリー展開と「絶対に諦めない心」というテーマが誰でも楽しめる作品である理由なんでしょう。加えて、今回は3D映像と言うことで、オートボットのトランスフォームするところとか戦闘シーンでビルが倒壊したり、破片が飛び散るところなんかの迫力が凄くて2時間半という上映時間を全く感じることなく楽しめました。個人的には、サムをガードするバンブルビー(通称:ビー)が凄く好きなんです!1作目は、本当に幼い感じだったビーがしっかりとサムを守るために活躍する姿。今回もサムを守るために身を挺して敵(ディセプティコン)の捕虜になるんですがその時のサムとのアイコンタクトしてるとことかビーの表情とか、見ていて”キュン”って来ちゃいました。映画の後半部分は、人間とオートボットが協力してディセプティコンと戦うシーンのなのですがこの迫力は、本当に必見です!!もちろん、突っ込みどころも満載なんですけどそういうことは忘れて、3Dの迫力を存分の楽しんで下さいませ♪あと、明日の夜9時から、フジテレビ系列で「トランスフォーマー:リベンジ」が放送されますがどちらかというと、これを見ていた方が笑えるシーンが結構あります。私も明日、改めて見て、映画のシーンを思い出して、楽しみを反芻しようと思いますww
2011年07月29日
「SUPER 8/スーパーエイト」って何のこと??タイトルを見たときに思ったのですが、映画を見る前にネットで情報チェックすると、これは8ミリカメラのことだと解りました。確かに、映画の予告編とかでは、8ミリカメラを使って撮影をする子供達のシーンが出てましたよねww【あらすじ】1979年、アメリカ・オハイオ州。8ミリカメラで映画撮影をしていた6人の子どもたちのそばで、貨物列車の衝突事故が発生。貨物列車は空軍施設・エリア51からある場所へと研究素材を極秘に移送中だった。アメリカ政府が隠す秘密を目撃してしまった子どもたちのカメラには、事故の一部始終が記録されていたが……。(シネマトゥディ)この映画を表現するのに、「ET]と「スタンドバイミー」を足して2で割ったような作品ということが言われていましたが、見てみて確かに納得!!テーマは親子関係や友情、そしてほのかな淡い恋心。子供の好奇心をかき立てる事件に、謎めいた大人達の行動。ある日突然起こった事件に巻き込まれていく町の人々。色々な要素が盛り込まれているお話です。でも、これだけ盛りだくさんなのにラストにはきちんと纏めてくれる。上映時間が、すごく短く感じました。それにしても、政府が隠す謎って何??って部分や見えそうで見えない演出が、すごく良かった!!そして、「ET」のラストシーンを彷彿とさせる部分とかなんだかじ~んときちゃった(^^)この映画で活躍している子供達、これからきっと色々な作品に出演して、大人になっていくんでしょうね。特に、子供達の中の紅一点、アリスを演じたエル・ファニングはあの名子役、ダコタ・ファニングの妹だそうで雰囲気が似てるなぁって思ったんです。彼女、小さい頃のジョディ・フォスターにもよく似ています。今後が楽しみな女優さんです♪小学生高学年位の子供だったらきっと、色々なことを感じてくれそうな気がする映画なので夏休みが近いこの時期、親子で見てみるのもいいかもしれません♪
2011年07月05日
ミュータントたちの戦いを描いたX-MENシリーズ。善と悪の対立という解りやすいテーマで、いつもワクワクしながら見てました。善のリーダー「プロフェッサー」と悪のリーダー「マグニート-」この二人の出会いから、何故、二人が戦う宿命となったのかというこれまでの映画の前のお話、エピソード0(ゼロ)とでも言うべき『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』を見てきました!!【あらすじ】 裕福な家に生まれ、名門大学に通うチャールズ(ジェームズ・マカヴォイ)は強力なテレパシーを使うことができるミュータントだったが、自分と同じような能力を持つ者の存在に気付き始めていた。やがて強力な磁力を発生させ、金属を自在に操ることのできるエリック(マイケル・ファスベンダー)と出会う。彼らは親友となり、自分たちと同じような若者たちを探し始めるが……。(シネマトゥデイ)人類には色々な民族の対立があります。過去の歴史における、ナチスドイツのユダヤ人虐殺や南アフリカにおけるアパルトヘイト問題、パレスチナ問題等々・・・そんなことを思ってしまうテーマがこの映画には描かれていると以前から思っていましたが今回のこの作品では、特にその部部分が色濃く出ているような気がしました。作り物の世界のお話だけど現実世界の抱える問題をこういう形で投げかけているのかもしれません。更に、この映画で面白かったのは物語の展開に[キューバ危機」が絡めてあったこと。「キューバ危機」とは、1962年10月15日から13日間に渡って米ソ間の冷戦の緊張が核戦争寸前まで達した危機的な状況のこと(wikipediaより)。その米ソの対立の構図を物語の展開に織り込みながらしかも、ケネディ大統領の演説風景を使用するなどしてよりリアルな演出を図っているところが、凄く心憎かったです!!若き日のプロフェッサー役のジェームズ・マカヴォイのウィットに富んだ言い回しや身のこなし。マグニート役のエリック・レーンシャーの冷たくスマートな雰囲気。将来の人物像に繋がる過去を描く上で、どちらの役者も、すごく魅力的でしたね~!!そして、本シリーズファンのためには、あのウルバリンの姿もちょこっと出てきたりして、さらにニンマリ♪また、ミスティークやビーストなども楽しませてくれます!!あと、個人的に楽しめたのは、この映画の中での一番の悪役としてケビン・ベーコンが出ていたこと。なんか懐かしかった(^^)今回のこの関係を頭に入れながら本シリーズを見たら、また違った印象になるかもしれませんww
2011年06月14日
5月20日に封切られた『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命(いのち)の泉』シリーズ第4弾ですが、この前のテレビ放映された第3作目のラストシーンを見てこの、第4弾のプロローグ的なものがあったってことをすっかり忘れてたのに気づいた私ww【あらすじ】美しい女海賊アンジェリカ(ペネロペ・クルス)と再会したジャック・スパロウ(ジョニー・デップ)。しかしジャックは、アンジェリカが不死の泉を見つけ出すために自分に近づいたのではないかと疑いを抱く。アンジェリカと史上最強の敵である黒ひげ(イアン・マクシェーン)と共にリベンジ号で船出したジャックだったが、そこには予想だにしない冒険が待っていた。(シネマトゥデイ)これまでの3作は、ジャックの冒険物語というよりも、ウィル・ターナー(オーランド・ブルーム)とエリザベス・スワン(キーラ・ナイトレイ)の恋愛を軸に話が展開していたような気がするのですが今回の主役は、あくまでもジャック!!新たなキャラクターとして加わった女海賊アンジェリカもジャックとの対比で描かれていて、これまでの話とは若干キャラクターの色付けが違っているような気がしました。あと、アンジェリカの父親としての新たなキャラクターの「黒髭」いや~、いい味出してましたよ!!特に、ラストシーンなんて・・・wwでも、アンジェリカを演じたペネロペ・クルスは、かっこいい!!最近見た彼女の作品『シカゴ』でもかっこいいって思ったけど、あのナイスボディの迫力と雰囲気は、アンジェリーナ・ジョリーと並ぶ位かっこよかった!!エンタテイメントという意味では何も考えずに、ハラハラ・ドキドキ・ワクワしながら楽しめるからやっぱりこのシリーズは面白いです。これまでの過去3作とは、監督がロブ・マーシャルに変わったこともあり雰囲気が若干違うような気もしますが、あまり細かいことは良く解りません。私のような人間は、監督が違うからという事前情報を知らなければその違いなんて気にしないってものですからwwさて、この映画もエンドロールの最後にも1シーン残ってます。劇場では、このエンドロールの最後を見ることなく席を立った人も結構いました。これ、次回作へのヒントですから、これから映画館に足を運ぶ人はきちんと最後まで見て下さいね!!
2011年06月09日
豊臣秀吉の末裔が、現代に残っていて・・・まさしく奇想天外な物語。単なるエンタテイメントと考えるならばこういう話もありかなww 【あらすじ】会計検査院の調査官である松平元(堤真一)、鳥居忠子(綾瀬はるか)、旭ゲーンズブール(岡田将生)の3人が、府庁など団体の実地調査のため東京から大阪にやってきた。順調に調査を進める中、不審な財団法人を見つけ徹底的に調査するが、変わった様子もなく引き上げようとしたとき、大阪国総理大臣と名乗る男が現れる。そして、大阪中を巻き込む思いも寄らぬ事態へと発展していき……。(シネマトゥデイ)会計検査院が題材なんて、これまでそんな話あったっけ??一般の人には、直接関係のなこの組織をよくもまぁ取り上げたものだという作者の目の付け所がまず面白い!実地検査に、ピリピリとした態度で対応する組織の図。結構、現実に近いものもあるかも・・・wwさて、堤さんですが、スーツを着て立っているとどうしても「SP」の尾形に見えちゃうのは私だけ??それにしても、登場人物が、松平であったり、真田であったり、豊臣家や徳川家にまつわる名字なのも面白い!そして、真田のいるお好み焼きやさんが「太閤」というのも洒落てます!!そんな遊び心が鏤められているという点では、結構楽しめるかな。そして、ちょっと感動したのは父から子へ脈々と伝えられていくというしきたりの部分。時代を経ても受け継がれていくという考え方、結構好きです♪こういう奇想天外の物語のラストはとかくちっちゃくまとまってしまう傾向があるように思うのですがそれも見る人の感じ方なのでしょうか。
2011年05月31日
今年のアカデミー賞の話題の中でも一番盛り上がった作品はやはりこれじゃないかと個人的に思ってる私。なかなか感想を書かなかったけど、実際は、どうしても早く見たくて公開初日(5月11日)に見に行きましたww【あらすじ】ニューヨーク・シティ・バレエ団に所属するバレリーナ、ニナ(ナタリー・ポートマン)は、踊りは完ぺきで優等生のような女性。芸術監督のトーマス(ヴァンサン・カッセル)は、花形のベス(ウィノナ・ライダー)を降板させ、新しい振り付けで新シーズンの「白鳥の湖」公演を行うことを決定する。そしてニナが次のプリマ・バレリーナに抜てきされるが、気品あふれる白鳥は心配ないものの、狡猾(こうかつ)で官能的な黒鳥を演じることに不安があり……。 (シネマトゥディ)この映画の一番の見所は、やはりナタリー・ポートマンの演技に尽きますね!!この役柄のために、バレリーナとしての身体作りに打ち込んだだけあります。もともと、バレエの経験はあるそうですが、それでも彼女の演技一つ一つ、動きの一つ一つが美しいことといったら!!踊りの部分は自分が吹き替えたと主張するダンサーとの騒動もあるらしいですが、今回のアカデミー賞受賞の理由の一つが彼女自身がほぼ吹き替えなしで演じたということにあるらしいことを考えればこの騒動の行方は気になるところではありますwwさて、陰と陽、表と裏、人間の心の中に誰もが持っている隠された部分。普段、押さえられている秘められた部分の姿。それがあるからこそ、人間らしいのだと思うのですが、主人公のニナは、母がかつて果たせなかったプリマドンナとなるという夢と期待を一身に担い、日々努力を続けている・・・自分ですら、自らの心の中の奥底に潜む深い闇の部分に気づいていないのです。しかし、その彼女の抑圧された部分は彼女自身の癖として現れてきます。この癖こそが、ある意味、衝撃のラストシーンへの伏線だったように私は思いました。美しいバレリーナの踊りとピアノの調べクラッシック音楽が背景に流れながら描かれていく闇の部分。プレッシャーとストレスに押しつぶされそうになりながらその迷いや恐れを押し殺してひたすら努力する姿。これだけ見事に陰と陽、表と裏、光と闇を表現するってやっぱり凄い!!もちろん、ナタリーの演技も良かったんですがそれを更に際立たせていたのは振り付け師を演じるヴァンサン・カッセルと奔放なバレリーナを演じたミラ・クニス。配役の妙といったところでしょうか。映画の予告編は断片的な部分のつなぎ合わせで構成されていますがあの予告編から感じられるひとつひとつが、なるほど・・・と思えるほど映画の内容に満足できる紹介となっています。話題作ということを抜きにしても見応えのある作品でした。
2011年05月27日
以前、『剱岳』の映画を見たときにも自然の美しさに感動しましたが、この『岳 -ガク-』も、大自然の美しさと厳しさを改めて感じさせてくれる作品でした。【あらすじ】世界の巨峰を登り歩き山をこよなく愛する島崎三歩(小栗旬)は、山岳救助ボランティアとして登山者の命を守ってきた。春、長野県警山岳救助隊に配属された椎名久美(長澤まさみ)は三歩の指導のもと成長していくが、実際の現場では遭難者を救うことができず自信を失っていた。そんなある日、猛吹雪の冬山で多重遭難が発生し、久美は仲間と共に救助に向かうが……。(シネマトゥデイ)ともかく、この映画の撮影のためにあの険しい山の中に登って演技をした役者さん達って本当に凄いなぁと感心することしきり・・・。あと、主演の小栗旬の笑顔が、すっごく爽やかだし格好いいし、見ているだけでも、なんだか心が癒されてくる感じなんですよね。私も、あの笑顔で「よく、頑張った!!」って言ってもらいたいww明るくてあっけらかんとして見えるけど心の中には熱く燃える信念と何よりも人に対する思いやりに溢れている山男!!山での逞しさと裏腹に、下界に降りたら方向音痴でうろたえる姿が、またまた微笑ましい♪この映画を見て、自分も山に登ってみたいって思う女子(山ガール)が結構いたりしてwwこの映画で印象に残っているのは、三歩が久美に出した謎々。「山に決して捨てては行けないものは何??」目新しい問題じゃないけど、やはり、ああいう自然の中での演技を見ると本当にそうだなって改めて感じます。それにしても、本当の山岳救助隊の人たちって厳しい自然の中、遭難者の捜索や対応で、本当に大変だと思う。自然に対して敬意を表し、我々はその自然の力を絶対に侮ってはいけないって、今更ながら感じました。あと、命の大切さ、絶対に忘れちゃダメだと思う。ましてや、自分で生きようという気力を亡くして自らの命を絶つなんて絶対に考えちゃいけないって、自らの命を絶った某アイドルのニュースをたまたま耳にしてつくづく感じます。
2011年05月12日
以前、壇れい主演で放送されたテレビドラマも、私は全く見てませんし原作も読んでいません。全くの予備知識無しで見に行った映画、まじに、泣けました!!【あらすじ】子どもを身ごもるも、相手が結婚していたために出産をあきらめるしかない希和子(永作博美)は、ちょうど同じころに生まれた男の妻の赤ん坊を誘拐して逃亡する。しかし、二人の母娘としての幸せな暮らしは4年で終わる。さらに数年後、本当の両親にわだかまりを感じながら成長した恵理菜(井上真央)は大学生になり、家庭を持つ男の子どもを妊娠してしまう。(シネマトゥデイ)冒頭、映画は、子供を誘拐した野々宮希和子を裁く法廷の場面から始まります。自分の犯した罪を冷静に分析、告白する希和子のまなざしと口調。それとは対照的に、娘をさらわれた実の母・秋山恵津子の狂気にも満ちた取り乱す姿。このシーンから、いきなり物語の中に引き込まれていきます。やがて、場面は、希和子に誘拐された過去を持つ恵理菜が大学生へと成長した現在へと移り、その後は、希和子と一緒に薫として過ごした4年間の過去のシーンと自らも希和子と同じく妻子ある男性との交際に悩んでいる現在の恵理菜の姿が交錯しながら、進んで行きます。井上真央という役者は、これまで明るく素直でひたすら前向きな女性を演じることが多かったのですが、この作品で過去に誘拐の経験があるという複雑で暗い影のある女性という今までとは180度違った姿を見せてくれます。その演技たるや、ぐいぐいと引き込まれていってしまいます。そして、年齢を感じさせないそのキュートで可愛い姿の永作博美が不倫の末、子供を産めなくなり、その不倫相手の子供を誘拐してしまう誘拐犯の姿を本当に苦悩に満ちた、でも子供を本当に愛しているのが伝わってくる深い演技で更に、惹きつけてくれます。映画の中で、誘拐した恵理菜(薫)と一緒に逃げるシーンがあるのですが、ホテルでの部屋で、泣き止まない子供を抱いて、永作ちゃんが泣くシーン。見ているこっちが、本当に苦しくて切なくて、今こうやって感想を書いている途中でも、涙がにじんでくるくらい辛かった・・・。それ以外にも、子供に対して注ぐ愛情のまなざしや苦しむ姿の一つ一つ、本当にどれをとっても、目が離せないくらい切なかった・・・。「子供が欲しい!」その思いだけで、他人の子供を誘拐してしまう心。私にはその複雑な心境はよくわかりません。でも、子供に向ける愛情の深さや純粋さがすごく伝わってきて、心に染みこんでくるのです。自分の過去をめちゃめちゃにした希和子を憎んでいる恵理菜。しかし、封印していた過去の自分の姿を探す旅にルポライターの千草とでかけていきます。この千草を演じた小池栄子がまた良いんです!!千草自身、何かを持っているような気がしていたのですがそれは映画の後半で明らかになります。その千草の持っていた過去の思い出こそが、恵理菜の心の解放に繋がっていくんです。映画のタイトルとなっている「八日目の蝉」蝉は7日目でみんな死んでしまう。もし8日目の蝉がいたら、ひとりぽっちで寂しいね。でも、8日目まで生きていることが出来たら他の蝉たちは決してみることの出来ない、新しい世界を見ることができるから幸せなのかもしれない。そういう台詞が映画の中に出てきます。なんだか、めちゃめちゃ深いし重い言葉です。書きたいことは本当にいっぱいあるのですが、これ以上書いちゃうと、映画をこれから見に行こうと思う人の楽しみを奪っちゃうので、このくらいでやめておきます。この映画、本当にいい作品だと思います。今でも思い出すと、涙が湧いて来ちゃうくらい、いい映画だったと思います。ちなみに、中島美嘉が歌うこの映画の主題歌「Dear」Gayo!で、映画のロングバージョンのダイジェスト版を、今見ることが出来ます。この動画を見て、音楽を聴くだけで、今でもまたウルウルきちゃう位いい映画でした!!
2011年05月05日
4月2日放送のナマ・イキvoiceで、『洋菓子店コアンドル』の映画プロデューサーの前田浩子(こうこ)さんが出演されて色々なお話をしてらっしゃいました。震災の影響で、日本全体がなんとなく停滞している今こそ、希望に向かって進む勇気とパワーをもらえるこういう映画が本当に必要なのかもしれません♪【あらすじ】8年前、突然スイーツ界から姿を消した十村(江口洋介)は有名店からの誘いを断り続け、伝説のパティシエと呼ばれた腕前を披露することはなかった。一方、鹿児島でケーキ屋の娘として腕を振るっていたなつめ(蒼井優)が恋人を追い掛けて上京し、ひょんなことからスイーツ激戦区の東京で大評判の有名洋菓子店で十村と出会う。(シネマトゥデイ)ナマ・イキvoiceで、前田さんが言っていたこと、夢を諦めなければ、きっと適うという言葉、この映画から、すごく伝わってきます♪蒼井優ちゃん演じる、主人公のなつめは本当に、まっすぐに前を向いて一生懸命に生きています。まぁ、彼氏を追いかけてそのまま上京するのですが、その彼からの別れの手紙をそのまま別れの手紙と全く思わないところが思い込みが激しいというか、勘違いが甚だしいんですけどねww自分の思ったことは、そのまま口に出す。おかしいと思ったことは、おかしいとすぐに言う。彼女のそのストレートな感情は東京で出会った色々な人たちに影響していきます。時には相手の感情を逆撫でしたり、怒らせたりもするけど、でも、彼女の一生懸命な姿は、そんな人々をも巻き込んでいき、そしてそれがいい方向へ向かっていく。真剣さであるが故に、きっと周囲の人たちも影響されるのでしょうね。”私は逃げない!!”これこそが、一番大切なことなんだと思います。なつめの話す鹿児島弁。我々鹿児島の人間だからこそが楽しめる面白さがあります。これも、ナマ・イキのOA中に前田さんが言ってました。鹿児島弁を話すキャストは3人。蒼井優ちゃん演じる、主人公のなつめ。そのなつめが追いかけてきた元彼の尾上寛之さん演じる海千尋。なつめのおばあちゃん役の佐々木すみ江さん。その他にも、サプライズが・・・って前田さんが話してたのですが、それが最後の最後に明かされたときには、思わずニンマリ(^^)いいなぁ、こんな遊び心・・・(*^_^*)何にでも一生懸命、諦めずに夢を信じて頑張っていけばやがてそれは結果に結びつくってこと。人生って、絶対に平坦じゃないしくじけたり、落ち込んだり、悲しんだりすることもホントに多いけど、でも、前を向いて一生懸命に頑張ればきっと明るいことがあるような気がします。大きな結果じゃないにしろ、きっと自分で自分を褒めてあげられるような何かが待っててくれているんじゃないかな♪映画館を出たときに、すごく清々しくて、勇気をもらえる、そんな1本でした♪
2011年05月02日
♪ラプンツェ~ル!! 髪の毛を下ろして~♪♪この台詞とフレーズが、頭にこびりついてますww【あらすじ】深い森に囲まれた高い塔の上から18年間一度も外に出たことがないラプンツェルは、親以外の人間に会ったこともなかった。ある日、お尋ね者の大泥棒フリンが、追手を逃れて塔に侵入してくるが、ラプンツェルの魔法の髪に捕らえられてしまう。しかし、この偶然の出会いはラプンツェルの秘密を解き明かす冒険の始まりのきっかけとなり……。 (シネマトゥデイ)鹿児島で上映されたのは、吹き替え版のみ。『トイ・ストーリー3』も吹き替え版の上映しかなかったのが、ホントに残念だった。この映画の主役のラプンツェルの吹き替えを演じたのは”しょこたん”こと中川翔子。テレビCMでは、しょこたんと江角マキコがこの映画について話してるのが流れてますが私はそのCMを見ずに映画を見たので、彼女が吹き替えてるって全然気づかなかった(^^;)そのくらい、しっかりと演じてた!!グリム童話のヒロイン「髪長姫」らしいけど、すみません、私、知りませんでした。ネットで調べてみましたが、映画のお話とはちょっと趣が違うような・・・でも、映画のストーリー展開のほうがず~っと夢があって好きかな♪映画全体がミュージカル仕立てになってるので、見ていてすごくワクワクしちゃうのが良かったなぁ~!!そして、お話そのものが、誰もが夢があるという内容なので見終わった時に、気持ちがすごく前向きになれるしとても楽しい作品でした。あっ、私がこの映画の中で気に入ったのは警備隊の隊長が乗っているお馬さん!!凄くウィットに富んでいて、この作品を盛り上げてくれてたと思います。暗い話題が多い昨今、大人も子供もこういう作品を見て明日の希望に繋げていけるといいなぁ♪
2011年04月07日
ジョニー・デップとアンジェリーナ・ジョリーという二大人気スターの競演ということで話題となっている「ツーリスト」を見てきました。【あらすじ】傷心を癒やすためイタリアを訪れたアメリカ人のフランク(ジョニー・デップ)は、ベニスに向かう車中で上流階級の美女エリーズ(アンジェリーナ・ジョリー)に声を掛けられる。魅力あふれるエリーズに誘われるがまま、アバンチュールに酔いしれるフランク。しかし、それはすべて仕組まれたわなだった……。(シネマトゥデイ)ネットでの評判は今ひとつだったのでどうなのかなぁ・・・と思いつつ見たのですが、あまり深く考えずに、見る分には十分楽しめます。ストーリー展開も、ある意味予想を違わない結末なのでお話そのものはあまりひねっているという感じではないのです。ただ、美しい水の都、ヴェニスの町並みや運河を見るだけでも十分に観光気分が味わえますwwもう10年以上前に、ヴェニスには行ったことがあるので個人的には、その点でも楽しませてもらえたかな♪♪ジョニー・デップは、トラブルに巻き込まれる教師ということで決してヒーローではないし、どちらかというとたどたどしいし滑稽だしなんとなく、パイレーツ・オブ・カリビアンのジャック・スパロウのイメージが頭をよぎるんですよね。でもそれはそれで、彼の持ち味ですから大丈夫!!アンジーは、お話が進むにつれてなんとなく「ソルト」の映画を思い出しちゃったのですがそれもある意味、あたりという所でしょうか(^^;)折角のお話が、ラストに向けてなんとなくこじつけっぽい感じで終わったのはやっぱり勿体ないかなぁ・・・。
2011年03月22日
『SP 革命編』の公開に向けては事前に、それまでのダイジェスト版が放送され、その翌日には「革命前夜」のドラマが放送されて、復習はバッチリ、そして新たなドラマに向けての基礎知識もバッチリ入れて映画館に足を運びました!!【あらすじ】官房長官を狙ったテロから2か月。警視庁のSPである井上(岡田准一)は上司の尾形(堤真一)への不信感を募らせながらも、尾形の指令で国会での警備を担当することになる。そして麻田雄三(山本圭)内閣の不信任案の採決が行われようというそのとき、国会議事堂で銃声が鳴り響き……。 (シネマトゥデイ)前回の、「野望編」で見えなかったことが、この「革命編」では一気に明らかになってきます。尾形総一郎が何を目指していたのか、前回の野望編で登場した香川照之演じる与党幹事長・伊達國雄と尾形の関係。国会議事堂の占拠というとんでもない計画の結末。今回も、やはりドキドキワクワクしながらスクリーンに目が惹きつけられちゃいました!!!ちなみに、私は以前、国会議事堂の参議院を見学したことがあったので、自分としては、イメージがよく解ったかなと勝手に自己満足してましたwwちなみに、あのシーン、実際の国会議事堂でのロケなんて出来ないので模したセットを作っての撮影だったようですが、本当によく出来ていたと思います!!これから見ようと思っている人にネタバレになっちゃうので書けないのですが、色んなシーンをしっかりと注意して見ておくことでより楽しめると思いますよwwそれにしても、公開前にこれが完結編で最後だって監督も出演者のメンバーも言ってたけどなんだか勿体ない気がするんですよね・・・。あと、井上の病気とかも気になるし。いずれにしろ、色んな謎の多いラストであるということだけは教えちゃいましょうかねww
2011年03月20日
この映画のタイトル、ヒアアフター(hereafter)とは”来世”のこと。私の大好きな監督の一人、クリント・イーストウッドと大好きな俳優の一人、マット・ディモンがタッグを組んだとなるとそりゃ、絶対に、いい作品のはずですww 【あらすじ】霊能力者としての才能にふたをして生きているアメリカ人のジョージ(マット・デイモン)、津波での臨死体験で不思議な光景を見たフランス人のマリー(セシル・ドゥ・フランス)、亡くなった双子の兄と再会したいイギリスの少年マーカス。ある日のロンドンで、死に取りつかれた3人の人生が交錯する。(シネマトゥデイ)人の生死を、3人の視点で描いているこの作品。アメリカ人の霊能力者のジョージは、自らの才能故に悩み、苦しみ、そしてその能力を封印して、ごくごく普通の生活を送りごくごく平凡な恋愛をしたいと願っていますが、彼を取り巻く環境・・・兄であったり、知り合った女性であったりなのですがその周囲故に、人間関係が彼の意図する方向とは違う方向へと動いてしまうんですよね。そして、津波での臨死体験をしたフランス人のリリーはジャーナリストとしての自らの役目を果たすべく、自らの体験を世の人々に伝えようと奔走するのですが、その不思議な体験の真意を認めてもらえずに仕事も恋人も失ってしまいます。もう一人の主人公、双子の弟、イギリス人のマーカス少年は交通事故で突然この世からいなくなってしまった大切な兄を思いなんとか兄とコンタクトを取るために、様々な情報を収集しながら奔走します。その彼の健気な姿も、見ていてじ~んときてしまった私。この全く関係のない3人が不思議な力に導かれるように出会い、そして、新たな展開へと進むんでいくお話はそれぞれに抱える悩みや苦しみがパワーとなり新たな運命への道筋を開いていく、見ている私自身も心が引きよせられ、そして温かい気持ちになれるそんなラストシーンへ導いてくれます。クリント・イーストウッドの映画を見ると思うのですがゆったりとした時間の流れと人の心の動きが見ている我々の心にふっと入ってくるしそのためのBGMが、何とも心地良いんですよね!!その音楽の担当も、監督のイーストウッド自身です。来世の世界は、現世の我々の何へと繋がっているのかラストシーンのマット・デイモンの笑顔がとても印象に残った作品でした。
2011年03月08日
今年のアカデミー賞、とうとう決まりましたね!!数あるノミネート作品の中から、作品賞、主演男優賞、監督賞、脚本賞の4部門を制したのが、『英国王のスピーチ』でした。この映画は、先週末の公開だったのですが、その公開前にアメリカに住んでいる私のSNSで知り合った友人がわざわざこの作品の素晴らしさをメッセージで知らせてくださったこともあり、公開後、すぐに見に行ってきました!!【あらすじ】幼いころから、ずっと吃音(きつおん)に悩んできたジョージ6世(コリン・ファース)。そのため内気な性格だったが、厳格な英国王ジョージ5世(マイケル・ガンボン)はそんな息子を許さず、さまざまな式典でスピーチを命じる。ジョージの妻エリザベス(ヘレナ・ボナム=カーター)は、スピーチ矯正の専門家ライオネル(ジェフリー・ラッシュ)のもとへ夫を連れていくが……。(シネマトゥデイ) この映画の主人公のジョージ6世は、今のイギリス女王のエリザベス2世のお父様です。お兄様のエドワード8世は、「王冠をかけた恋」として愛する女性との結婚のために王位を捨てた人。今回のこの映画の中でも、そのエピソードが出てきます。しかし、愛のために王位を捨てるってすごくロマンティックな気もしますが視点を変えれば、こういう描き方になるんだなぁというところが結構面白いです(^^)次男坊として産まれ、王位を継ぐことは、全く想定していなかった彼にとって、元来の引っ込み思案の性格と吃音というハンデを差し引いたとしても突然の王位継承に伴う様々な重責との葛藤は、「国王」という、我々にとっては絶対に手の届かない未知の地位の人の隠された真実とでも言えばいいのでしょうか。この映画の中に描かれている姿は我々一般の人と変わらぬ、悩み多き一人の男の姿なんですよね。国王ともなると国民の前で自分の考えを伝えるスピーチこそその大きな仕事の一つ。元来、吃音というハンデを持つ彼にとっては人前で話すことは、本当に大変なことだったはず。それを克服するために葛藤する姿とそれを支える妻の姿、そして、ある一人の言語学者との出会いと信頼。決して派手な話ではありませんが一つ一つのシーンが、とても人間らしいんです。この映画の見所は、国王となったジョージ6世の戴冠式のリハーサルをするシーン。ここのシーンは、私的にはかなりお勧めです!!あと、第二次世界大戦のきっかけとなったナチスドイツの進軍への抵抗を全イギリス国民達に対して呼びかけたスピーチ。この2つのシーンは、見ていてかなり心が動きました。映画は見ているこちらが、ハラハラドキドキする緊迫感のあるシーンが幾つかありそのシーンが終わった瞬間になにやらこっちまで、ホッとして嬉しくなっちゃうほど真に迫ってくる演技で、良かったですねぇ・・・。コリン・ファースの演じるジョージ6世はその不器用さと誠実さが凄く伝わってきましたし、ジョージ6世を側で支える妻、エリザベスの明るくウィットに富んだ姿もとても素敵でした。もちろん、この映画の中で欠かすことの出来ないのはジェフリーラッシュの演じたスピーチ矯正家のライオネル。自らの信念に基づき、国王と時には対決しながらも二人三脚で吃音矯正の指導をする姿は、なかなか見応えがある仕上がりだったと思います。118分の中に、夫婦愛、家族愛、師弟愛(といっていいのかな?)といった色々な愛の姿と、ぎゅっと凝縮されたかなり中身の濃い作品で、カデミー賞受賞も納得という感じでしょうか。皆さんも,是非映画館に足を運んで、自分の目で確かめてください。
2011年03月01日
このアニメが流行った頃はあまり興味がなくて、矢吹丈と力石徹という主人公の名前とか力石徹が最後に死んじゃうと言うことは知っていても詳しい内容はほとんど知らなかったんですよね。でも、映画の予告編を見たら、やっぱり気になって映画館に足を運んじゃいましたww【あらすじ】東京の下町で捨て鉢な生活を送る矢吹丈(山下智久)は、元ボクサーの丹下段平(香川照之)にボクサーとしてのセンスを見いだされるも、問題を起こして少年院へ入ることに。丈はそこでプロボクサーの力石(伊勢谷友介)と運命の出会いを果たし、やがて少年院を出た彼らは良きライバルとしてボクサーとしての実力を磨いていく。(シネマトゥデイ)テレビでも評判となった山下智久と伊勢谷友介の身体!!やっぱ、これは確かに凄かった!!特に、伊勢谷友介のあの腹筋といい上腕二頭筋から胸筋にかけての素晴らしさといったら俳優さんの身体とは思えないほどの仕上がりでただただ、目を見張ってしまいました。あの、龍馬伝の中で不治の病に冒された高杉晋作の頬の痩け具合を更にバージョンアップさせた絞り方!!自分のウェイトを落とすために、鍵のかかる部屋に閉じこもって幾つものストーブが並ぶ部屋で毛布をかぶって耐える姿とその後に水を求める狂気寸前の演技。お見事でした!!あっ、もちろん山Pーもかっこよかったんですがついつい私はこっちに目が行っちゃいました(^^;)あと、香川照之さん演じる丹下段平!!ここまで成りきるって、これもお見事でしたねぇ(^^)ボクシングの対決シーンもスローモーションでの顔の筋肉の震え方とかが工夫されていてなかなかの迫力。アニメの実写化ってなかなか難しいと思うのですがかなり楽しめた作品だったと思います。実際のところ、あしたのジョーの原作をこよなく愛した人たちってこの映画を見てどう思ったのかな??ちょっと興味がありますね♪
2011年02月18日
この映画で言う”RED”とは、RETIRED EXTREMELY DANGEROUS のこと。つまり、”引退した超危険人物”という意味ですから、かなり笑えますww【あらすじ】元CIAの腕利きスパイ、フランク(ブルース・ウィリス)は、心静かに引退後の日々を送っていたが、ある日突然何者かの襲撃を受ける。調査の結果、背後にCIAが絡んでいることを割り出した彼はかつて苦楽を共にした仲間たちを招集。フランクの元上司のジョー(モーガン・フリーマン)や、元イギリスの元MI6諜報部員のヴィクトリア(ヘレン・ミレン)ら引退した超一流のスパイたちが続々と集まる。(シネマトゥデイ)親父達が大暴れ!!というと『エクスペンタブルズ』とか『特攻野郎Aチーム』と似てるけどこれらと大きく違うのが暴れ回るのはみ~んなリタイアした面々と言うこと。かつて、一世を風靡したスパイ達が組織に狙われて、その理由と黒幕を暴くべく大奮闘するこの映画かなり楽しめます!!だって、メンバーが楽しいんだもん♪ブルース・ウィリスでしょ、モーガン・フリーマンでしょ、そしてジョン・マルコビッチ!!それに加えてヘレン・ミラーまで加わるんですから、いや~、若手がバンバン走り回って大活躍する作品とは一ひねり、二ひねりされていて、かなり面白かった!!歳を取ったなぁとお互いに良いながらまだまだ現役には負けないと自負している姿って凄く人間的でいいんですよ(^^)クールでタフガイのブルース演じるフランクが年金担当者の若い女の子に真剣に恋をする姿なんてすっごく微笑ましいし、そんな彼の姿に徐々に惹かれていく彼女の心の動きとかも物語全体の流れの中で、いいスパイスになってると思います。そして、ジョン・マルコビッチは一癖も二癖もある人物を演じたらホントにピカイチです(^-^)敵方のロシアに協力を求めに行った場所で明かされる秘密とかその背景にある人間関係とかともかく、単純なアクションものではなくて色々な味付けが加わっていて、とっても楽しめる映画に仕上がってると思います。ハラハラ、ワクワク、ドキドキしながらあちこちで笑えて、そして最後はすっきりする。こういう映画は、ホントにいいですよ♪
2011年02月04日
日頃から色々な交流を楽しんでいる鹿児島のテレビ局KTSが主催するの地域SNSのNikiNiki。そのNikiNiki会員を100名を試写会に招待してくれるということで喜んで見に行きました。年末から多忙を極め、日々残業続きの私でしたが、日頃の行いなのでしょうか(?)。この日だけは、6時半頃には仕事場を後にすることが出来て素晴らしい映画を一足先に見る機会に恵まれました!!【あらすじ】2003年、ハーバード大学の学生マーク・ザッカーバーグ(ジェシー・アイゼンバーグ)は、学内で友人を増やすためのサイトを親友のエドゥアルド・サヴェリン(アンドリュー・ガーフィールド)と共に立ち上げる。サイトは瞬く間に学生たちの間に広がり、ナップスター創設者ショーン・パーカー(ジャスティン・ティンバーレイク)との出会いを経て、社会現象を巻き起こすほど巨大に成長していくが……。 (シネマトディ) 世界最大のSNS、「フェイスブック」を作ったきっかけが女の子にふられた腹いせだったというのが、ある意味凄いこと!!人って、いろんなきっかけがエネルギーとなってとてつもない出来事を巻き起こせるのだと改めて人間の底力を感じさせられましたね。そして、自分に対して絶対的な価値観を持っているというところが主人公のマークの凄いところ。親友のエドゥアルドであったとしても、自分のことを理解してくれないとなると見事に切り捨ててしまう。自分の親友との繋がりさえ切ってしまう冷淡さというかシビアな人間が人との繋がりを求めるサイトの生みの親というところのギャップ。5億人の人の繋がりを生み出しながら自らは大切な友人を失ってしまう。そして、巨万の富を得た代償はその友人からの賠償請求訴訟という悲しい現実。今のこの時代だからこその世界観。ゆっくりと流れる映像とBGMの緩やかなリズムとは対照的に、一気にまくし立てるマークの言葉。そのミスマッチに違和感を感じながらついつい引き込まれてしまう不思議な作品。歴史上もっとも若い億万長者となった若者の実話。なかなか見応えがありました!! .
2011年01月17日
やっぱりこういうテンポのいいラブコメものは、な~んにも考えずに単純に楽しむのが一番!!バカバカしさ故に、頭を空っぽにして大いに笑いましょうww【あらすじ】お嬢様のジェン(キャサリン・ハイグル)は、旅行先の南フランスで理想の男性スペンサー(アシュトン・カッチャー)と出会い、あっという間に結婚してしまう。郊外で幸せな新婚生活をスタートさせるジェンだったが、スペンサーがすご腕の元CIAのエージェントだったため一緒に命を狙われ、銃を手にして戦うハメになってしまう。 (シネマトゥデイ)キャサリン・ハイグルは「幸せになるための27のドレス」や「男と女の不都合な真実」といった恋愛を描いた作品での演技が印象的な可愛い女優さん。アシュトン・カッチャーも、最近では「バレンタインデー」で恋愛を扱った作品に出てましたよね♪このチャーミングな二人の組み合わせだから楽しくないはずがない!!って感じでした♪ストーリー展開はかなり笑える部分が満載で、ひとつひとつの仕掛けや細かい設定が馬鹿馬鹿しくて笑えます。特に、キャサリン演じる主人公のジェンの性格や彼女をとりまく両親・・・ある意味、ここがこの映画のポイントなんですけどの設定が、かなり面白くて楽しめます。CIAの凄腕エージェントが、恋に落ちて足を洗うという設定はどこかからか借りてきたような設定だけどまぁそんなことはお構いなし!!単純に、二人の恋愛模様を楽しむことに集中すればいいんです(^^)先日公開された『ナイト&デイ』に比較すると、ちょっと物足りない感じもしますけが、気分転換に見るには、なかなか楽しめるかな(^_-) .
2010年12月13日
とうとうラストとなるハリー・ポッターシリーズの『『ハリー・ポッターと死の秘宝』今回は前編・後編の2部構成になるそうですが、まずはその前作となるパート1を楽しんできました♪【あらすじ】17歳に成長し、ホグワーツ魔法魔術学校の最終学年7年生となったハリー(ダニエル・ラドクリフ)。親友のロン(ルパート・グリント)とハーマイオニー(エマ・ワトソン)と共に、宿敵ヴォルデモート卿の魂が宿った分霊箱捜しの旅に出るが、すぐには見つからず、困難な旅の中で仲間割れが起きてしまう。(シネマトゥデイ) 実は、映画の公開に先立って原作本を借りて読もうとしたのですが導入部分がどうも解りづらくて途中で断念してしまった私(^^;)しかし、映画を見て「こういうことかぁ・・・」と納得したんですよねww宿敵ヴォルデモートを倒すために分霊箱を探す旅に出る3人なのですが、ヴォルデモートの手下達がハリーの命を狙って襲いかかる中ハリーを守ろうとする仲間達が命を落としたり、怪我をしたりするんです。仲間達が傷つくことに悩むハリー。ともかく今回は全体的に暗いトーンで話が進んでいきます。そして映画のスクリーンの中の色合いも結構暗いし重いんです。それは、ハリー達の苦悩の現れのように感じました。そして、あれほどまでに仲の良かったハリー、ロン、ハーマイオニの3人ですが、そこにも微妙な感情のずれが生じてくるんですよね。これまでのファンタジー色溢れる楽しいハリー・ポッター映画とはかなり雰囲気が変わっています。が、これが、第2章へ続く序章であると考えればこのパート1自体がこういう内容になるのも当たり前なのかもしれません。本作でとても重要な役割を担っているのは以前、ハリーが奴隷から解放してあげた、屋敷しもべのドビー。このドビーの活躍で、私はホロリとしてしまいました。これまでの舞台の中心だったホグワーツ魔法学校が全く出てこないというのも、これまでのシリーズとは異色の作りになっていると思います。ラストとなるパート2は3D作品ですから、ますます迫力満点の作品になることでしょう☆ .
2010年11月30日
『ゴースト/ニューヨークの幻』が公開されたのは1990年。今からもう20年も前のことなんだなぁと改めて時の流れを実感。あの大好きな映画がリメイク、しかも日本映画としてリメイクされるのは正直言ってちょっと複雑だったのですが自分が想像していた以上になかなかの出来だったと思います♪【あらすじ】会社経営者として多忙な日々を送る七海(松嶋菜々子)は、ある晩、陶芸家志望の韓国人青年ジュノ(ソン・スンホン)と出会う。やがて二人は運命的な恋に落ち、新しい生活をスタートさせるが、七海はある事件に巻き込まれて突然命を落とす。彼女の魂は天国へ行くことを拒み、地上でゴーストとなって愛するジュノのそばに寄り添うが……。(シネマトゥデイ) 基本的な流れは、オリジナル版とほぼ同じ。 ただ、リメイク版では死んでゴーストになるのは女性のほう。リメイク版では、二人の出会いのシーンから物語が始まります。なんかこの出会いにしても、七海が年収数億円の女社長という設定にしても見ていてあまりにも現実離れしているのはある意味ご愛敬wwでも、そんな設定の不自然さを払拭してくれたのは松嶋菜々子&ソン・スンホンという二人の主役の持つ透明な空気感。二人の間に流れる穏やかな透明感溢れる素敵なつながりが映画の中に引き込んでくれるように感じました。オリジナル版では、ゴーストになった自分が側にいることを伝えるために使われたのはコインでしたが本作では、違います。でも、相手に自分の気持ちを伝えたいという心がホントによく伝わるいいエピソードだったように思いました。そして、忘れてならないのは樹木希林さん演じる霊媒師。これ、絶対にはまり役だと思いますね!!あの、ウーピー・ゴールドバーグと雰囲気が凄くよく似てるんだもんwwこの映画の副題は「もういちど抱きしめたい」ってありますがこの台詞が出てくるシーン、二人の心の繋がりというか相手を思う気持ちがすっごく溢れていて、見ていてじ~んと来ちゃいました。でもね、この映画、絶対に男性には解らないんじゃないかなぁ。男性にとっては、甘ったるい感じに思えて、なかなか感情移入できないように思います。なので、もし見に行くなら、女性同士で見に行くことをお勧めします。
2010年11月23日
衝撃の第1作から 7年間。1作目を偶然レンタルビデオで見かけて見たときの衝撃の結末!!その後、続編が作られる度に映画館に足を運んで見続けてきましたが徐々にそのエグさに辟易としつつ、でもラストがどうなるかという好奇心故に見続けてきたその「ソウ」シリーズが、やっとラストを迎えるということでその衝撃の結末(?)を見届けるために公開初日(10/30)に映画館へ足を運びましたww【あらすじ】ジグソウ(トビン・ベル)の発案した殺人ゲームから奇跡的に生還した人々は心に深い傷を負い、救いを求めていた。彼らは自身もゲームの犠牲者であるとともに生存者でもある精神的指導者、ボビー(ショーン・パトリック・フラナリー)のもとに集まってくる。だが、次第にボビーの暗い過去が明らかになってくるにつれ、新たな恐怖が忍び寄る。今回のテーマ、一言で言うとホフマンの暴走って感じε-('д';)前作のラストで、ジグゾウの妻・ジルに罠にはめられたホフマン。しかし、彼はその罠から抜け出し、凄まじいほどの執念でジルへの復讐を始めるのです。この時点で、ジグゾウのゲームとは全く違った方向に進んでおりこれまでのストーリー展開の流れとは変わってしまっているのでまず????って感じ。あと本作で出てくるのがボビーなる人物。本編でのゲームの主役が彼なんですが、いかにも胡散臭い!!このシリーズ、やっぱり一番見ていて衝撃的だったのは第一作だと続編を見るたびに思うんですよね・・・。そして、衝撃のラストというか一番最後に「Game over」と言ったのは、これもなんとなくなんとなくって感じで思っていたあの人物。でもね、ホントこれでラストなんだよねって思った人は私だけじゃないはず。願わくば、これがラストであって欲しいとつくづく思いますww
2010年11月23日
人間とヴァンパイアの禁断の恋をテーマとした映画の3作目。前作もそうでしたが、今回はオオカミ族のジェイコブとの三角関係が前面に出てきており、ますます目が離せません!!【あらすじ】人間のベラ(クリステン・スチュワート)とバンパイアのエドワード(ロバート・パティンソン)は、苦難を乗り越え再び結ばれる。だが、エドワードに恋人を殺されたバンパイアのヴィクトリアは、執拗(しつよう)にベラの命を狙っていた。そこでエドワードは恋敵でもあり、宿敵でもあるオオカミ族のジェイコブ(テイラー・ロートナー)と協力することに。 (シネマトゥデイ) 映画の冒頭、前2作の簡単なあらすじが紹介されますので前2作を全く見たことのない人でもそれなりにお話は解ると思います。しかし、細かい人物の相関図とかが頭にないとやっぱりその面白さは半減かなww今回は、ベラ、エドワード、ジェイコブの三角関係が全体のストーリーの中でとても重要な意味合いを持っています。ベラを巡るエドワードとジェイコブの争い、ベラの持つ特殊な血液を巡る他の肉食系ヴァンパイア族からの襲撃、さらに第2作目でベラが将来ヴァンパイアになることを条件にエドワードの命を奪わなかったヴォルトゥーリ族との関係。前2作から更に様々な要素が加わりよりスリリングにそして美しく展開していきます。エドワードを含むカレン一家のメンバーにまつわる話も加わりヴァンパイであるが故の悲しい運命の姿も描かれますます今後の展開が楽しみに!!本作でエドワードはベラに正式にプロポーズをします。このプロポーズがまた、思わぬ展開へと動くのですが、ともかく第3作目は、凶悪ヴァンパイア軍団との戦いなどもありこれまでよりもずっと激しい物語になっています。今回はエンドロール後には特別なしかけはありませんでしたが次回作を期待させるラストシーンが気になってしかたありませんww .
2010年11月18日
時代劇、結構好きです♪今年は、色々と面白い時代劇が封切られてますよね。最近では、『半次郎』とか『13人の刺客』とか・・・。でも、時代劇でも色々な描き方があるんだなって改めて思ったのがこの『桜田門外ノ変』でした。【あらすじ】水戸藩士の下級武士の家に長男として生まれ、30歳のときに迎えた12歳年下の妻・ふさ(長谷川京子)や長男の誠一郎(加藤清史郎)と共に穏やかな暮らしを送っていた関鉄之介(大沢たかお)。しかし、藩主父子が井伊大老(伊武雅刀)の専断により処罰されたという急報が、彼の日常に影響を及ぼし始める。(シネマトゥデイ) 江戸末期のペリー来航に始まった激動の混乱期。この時代の倒幕や開国に向けての様々な動きは坂本龍馬や西郷隆盛達の活躍により実現へと向かいます。そんな中、大きなきっかけとなったのが誰もが知っている大老・井伊直弼の桜田門外での暗殺事件。その事件に焦点をあてたこの映画はまるで、歴史ドキュメントを見ているかのような淡々とした運びが印象的。しかも、この作品は井伊直弼襲撃の現場総指揮を執った関鉄之介の視点から襲撃の様子はもちろんのこと、その後の志士たちが描かれており、私にとってはとても新鮮でした。もっとも、この映画の原作となっている吉村昭の小説「桜田門外ノ変」が関鉄之介の視点によるものですから、当たり前なんですけどね(;^ω^)映画は、その背景に至る様々な出来事が遡る形で描かれるので頭をきちんと切り換えながら見ないと、ちょっと混乱します。更に、登場人物も結構多いので、歴史的背景や人物をあまり知らなかった私にはかなりの集中力を必要としましたww後生に生きる私達にとっては、この「桜田門外の変」の持つ重さは十分に知るところですが、国を憂い、自らの行動に信念を持って襲撃に参加した志士たちが幕府はもとより忠誠を誓った水戸藩からも終われる身となり、追いつめられていく姿は、本当に見ていて心苦しいものでした。そして、関鉄之介が口にした自分たちの行為への疑問・・・なんだか、凄く切なかったです。大河ドラマの「篤姫」や、現在放映中の「龍馬伝」もそうですが幕末の人達の日本国を思う気持ちって本当に今の我々からは考えられないくらい深いものだったのだろうと感じます。こういう信念を持って行動する政治家が増えれば今の日本も、変わるのかなってついつい思ってしまいました。 .
2010年11月02日
先週の土曜日は『SP』三昧!!15時からのレッドカーペットイベントを見て、18時からは『SP 野望編』の試写会へ♪♪この試写会、応募数が5000通あったって司会の上片平アナが言ってましたww【あらすじ】チームリーダー尾形(堤真一)の、耳を疑うような発言に疑心をぬぐい切れない井上(岡田准一)は、表面的には平和な姿をしている日常の中に、特殊能力で脅威の存在と四六時中シンクロしていた。そんなある日、六本木で大規模テロ事件が勃発(ぼっぱつ)。テロリストの魔手は笹本(真木よう子)ら第四係のメンバーにも向けられていた。(シネマトゥデイ)テレビシリーズのラスト、覚えてますか?リーダー尾形の「大儀のためだ・・・」というこの言葉。テレビシリーズでも、先の展開が読めないストーリー運びにドキドキしましたが今回もやはり目が話せないスピーディな展開にドキドキしっぱなし!!ストーリー展開もさることながらやはり見所は、岡田君の切れの良いアクションの数々。冒頭20分は犯人を追いかけるために走る走る・・・。そして見所の一つ、格闘シーンは、これまでのどの映画のアクションシーンとはひと味もふた味も違います!!相手との組み方一つ、攻め方一つが迫力満点なんです♪いろんな映画のアクションを見てきましたがこれまでのどの映画と比較しても決して引けを取らない本当に凄いというか見事だったと思います(^^)というのも、岡田君自身、カリやジークンドといった武術のトレーニングを積み今年9月に師範の資格を取得するに至ったというのですからその技術たるや、本物中の本物。リアルなのも当たり前ですよね(^_^)第四係のメンバーのそれぞれのキャラクターはテレビシリーズの頃よりも、それぞれの個性がパワーアップしてたような・・・。直前にテレビシリーズの再放送を全て録画して予習してた私にとっては各々のキャラクターが頭に染みついているので凄く楽しめちゃいました。さて、今回の『野望編』は、アクションシーンが満載だと波多野監督も岡田君自身も話してました。次回の『革命編』で、色々な謎が解き明かされるっていうことらしいので見終わった瞬間から、もう来春の『革命編』への期待感でワクワクしまくってますww映画の公開は、今度の土曜日10月30日からです。もう一度、映画館に足を運んで、再度じっくりと見返したいと思っている私です(^_^)v
2010年10月29日
タイトルのナイトとは「night(夜)」ではなく、「knight(騎士)」というのがこの映画のミソ!!コメディとアクションの両方を存分に楽しませてもらえる作品です!!【あらすじ】ジューン(キャメロン・ディアス)はある日、えたいの知れない男(トム・クルーズ)と思いがけない出会いを果たすが、その男はジューンが夢に見た理想の男性どころか、重要任務を負ったスパイだった。予想外の裏切りや暗殺者による執拗(しつよう)な攻撃が日増しに強くなる中、ジューンは男に対して疑念を抱き始める。 (シネマトゥデイ) ラブコメ&アクションの楽しさを同時に味わえるこの映画。MI2とチャーリーズ・エンジェルのエッセンスがふんだんに散りばめられてるって感じかなwwトムもキャメロンも、このところはシリアス物への出演が多かったけどやっぱりこういう作品が好きだなぁ・・・!!まず空港での出会いの後、それを勝手に運命の出会いと飛行機のトイレの中で自問自答するキャメロンに対し、機内ではトムが敵対するスパイを全て殺している場面なんて、めちゃめちゃおかしい一方、すごく微笑ましくて、ついつい彼女のキャラクターに引き込まれちゃうんです!!あと、キャメロンがことあるごとに睡眠薬をだまされて飲まされて全く違った場所で目覚めるという設定、馬鹿馬鹿しくもその設定のありえなさがかえって新鮮で楽しいし・・・♪このお話、いろんなトラブルに巻き込まれつつ二人の関係が徐々に深まり、お互いのスタンスが徐々に変化していく姿が、クライマックスに向けての大きな要素となります。あと、トムの持つ携帯に時折入ってくるメッセージの意味も、とても素敵な伏線になってます(^_-)テレビCMでも流れているバイクのシーン、ここのキャメロンの姿は、まさしくチャーリーズ・エンジェルでの戦う姿そのもので、格好いいんですよね(^^)そして、全てのカタがついたあとの展開はまさしくニンマリもの・・・。キーワードは『with me,without me,with me,without me』ですww上映時間109分が、あっという間の楽しい作品でした!!
2010年10月18日
上映時間141分のうち、ラスト50分が戦いの場面というこの映画。「斬って斬って斬りまくれ~!!」というテレビスポットのとおり、凄いバトルが繰り広げられてます。【あらすじ】幕府の権力をわが物にするため、罪なき民衆に不条理な殺りくを繰り返す暴君・松平斉韶(稲垣吾郎)を暗殺するため、島田新左衛門(役所広司)の下に13人の刺客が集結する。斉韶のもとには新左衛門のかつての同門・鬼頭半兵衛(市村正親)ら総勢300人超の武士が鉄壁の布陣を敷いていたが、新左衛門には秘策があった。 (シネマトゥデイ) 300÷13≒23単純に、1人が23人を斬れば勝てる計算なのですがそれ以上の人をみんな、斬ってたような迫力!!あの、「クローズZERO」での、見事な格闘シーンと重なってしまう映像のダイナミックさなくしてはこの映画は語れないでしょうね♪それにしても、個性溢れる13人のメンバー。優しい眼差しの中にも信念を貫く強い意志を持つ新左衛門の人物像は私の中では、役所広司さんそのもの!!山田孝之、伊勢谷友介、石垣佑磨、高岡蒼甫などの人気・若手俳優達を揃え、その一方では、伊原剛士、沢村一樹、古田新太、六角精児といった中堅どころで周りを固め、さらに、松方弘樹でがっつりしめる配役。sらに、敵役の稲垣吾郎、市村正親。いや~、お見事です!特に、松方さんの殺陣は、さすがですねぇ☆もちろん、他の役者さん達の殺陣も切れ味鋭く素晴らしかったのですが松方さんのシーンは、やっぱりひと味違うと思いましたww自分の命を賭けてまで挑む戦い。集まったメンバーに「今日はみんなの命を使い捨ていたす」とまで言い放つ新左衛門の覚悟。暴君・松平左兵衛督斉韶の残虐さを表す様々なエピソード。そして、自分の主君の理不尽さを解っていながら武士の忠義は、主君に尽くす事という信念を貫く鬼頭半兵衛の姿。一つ一つの設定や、描かれるシーンに、ぐいぐいと引き込まれていしまいました。勧善懲悪もののお話は概して、結論が解っているので安心して見られるのですが戦いのシーンでの様々な仕掛けや展開ではすっごくドキドキしたり、切なくなったり、笑ってしまったりと色々な要素で楽しませてもらいましたよ。そして、全ての戦いが終わった時のラストシーン。勧善懲悪のお話といいつつ、「あ~、面白かった!!」と言い切れない何かを感じさせてくれる1本だったと思います。
2010年10月01日
大好きなジュリア・ロバーツの久々の映画ということでワクワクしながら映画館へ・・・。【あらすじ】ニューヨークでジャーナリストとして活躍するエリザベス(ジュリア・ロバーツ)は、離婚と失恋を経た後、すべてを捨てて自らを探す旅に出る。イタリアでは食の快楽を追求し、インドのアシュラムでは精神力を高めるべくヨガと瞑想(めいそう)に励む。そして、最後に訪れたインドネシアのバリ島では、彼女の人生を大きく変える出会いが待っていた。 (シネマトゥデイ) 率直に感想を述べるとすると、私好みの映画じゃないって感じかな。まず、上映時間が長い!!140分という長さは、内容次第ではあまり感じないのですがこの映画に関しては、かなり長く感じました。ストーリー自体が流れを単純に追いかけるという作りになってるからかなぁ・・・。自分探しのために、1年の休みを取って旅するなんて私のような生活を送っている人間には、あまりにも非現実的なお話。確かに、日々の生活に迷いがあったり悩んでいる人が多いと思うけど、実際に仕事を辞めたり、長期休暇を取れる人ってごくごく恵まれた一部の人だと思うんですよ。そして、長期休暇によって得たものというのがあまりにも単純だし・・・(´-ω-`)ウーンそういう意味で、私のような人種にとっては今ひとつ映画の中に入り込めなかった作品なのかもしれません。映像は確かに美しかったですよ。イタリアの料理の数々。色彩や湯気の立ち方一つみるだけで生唾もの!!インドやバリ島の自然の美しさは確かに素晴らしかったです。もちろん、映画から何を感じるかとか何を得るかと言うことは見る人の感性によって全く違います。この映画の原作は世界中の女性から絶大な支持を受けるエリザベス・ギルバートの自伝的ベストセラー小説ですが、案外、原作を読んだ方が共感できるのかもしれませんね。この映画の良さが解らない私は単なる小市民の現実主義者なのかもしれません・・・(;^ω^)
2010年09月26日
待ちに待った『半次郎』の公開初日となった9月18日。榎木孝明さんや五十嵐監督の舞台挨拶もあるということで16時10分上映の上映を、早速見てきました!!映画の上映前に、榎木孝明さん、五十嵐監督、白石美帆さん、音楽を担当した吉俣良さん、そして映画にも出演していた吉俣とよしげさんの5人による舞台挨拶があり、すっごく盛り上がった空気のまま、映画の上映が始まりました。【あらすじ】幕末の動乱期。薩摩の若き侍たちの中心的存在である西郷吉之助(田中正次)が京に上ると聞いた中村半次郎(榎木孝明)は一行に加わることに。上京した半次郎は、人並み外れた度胸の良さと剣の腕などで、たちまち名をとどろかせるようになる。さらに半次郎は、長州藩士の鮎川小次郎(葛山信吾)や薩摩藩士の永山弥一郎(AKIRA)と交流を深め……。 (シネマトゥデイ)明治維新で、それまで江戸幕府が支配する社会と大きく変わった日本。同じ薩摩の出身でありながら、その方向性の違い故に西郷と大久保は大きく袂を分けていきます。そして新政府に抱いていた希望を大きく裏切られた薩摩の若者が西郷を中心に集結し、日本最後の内戦「西南の役」へと繋がっていく。そんな時代の流れに翻弄される人間の姿が、深く伝わってきます。信じる仲間達がいること。命にかえてまでも守らなければならない使命。絶対に死ぬと解っていても、やらなければならないという気持ち。見ていて、本当に痛々しく、そしてその重さがひしひしと迫ってきます。演じる役者さんたちの演技の一つ一つが、本当に素晴らしくて、榎木さんの鬼気迫る演技は、引き込まれました。そして、EXILEのAKIRAが演じた永山弥一郎は、鹿児島弁の言葉も全く違和感ないアクセントでしたし殺陣の切れ味も素晴らしかったです!!そして、田原坂の戦いのシーン。実は、5月に、田原坂を実際に行く機会があり、戦いの様子などを見聞きしたのです。大砲1基を押して通るだけの道幅しかない本当に狭い道でその地形を直接見ていただけに、田原坂の戦いのシーンは当時の戦いの写真とかが脳裏に浮かんできて、苦しくなってしまいました。映画のラストに 生きる道しるべを持たない若者 道しるべになれない大人達というフレーズが出てくるのですが、混沌とした世の中だからこそ中村半次郎のような生き様を学ばねばならないのかもしれません。 さて、この日は、映画のCDやパンフレットを購入したら榎木さんや吉俣さんのサインがもらえるサイン会もあり私も、音楽のサントラ盤をGETしました!!CDを聞いて、また『半次郎』の世界に浸りたいと思います♪
2010年09月20日
9月11日に封切られる妻夫木聡&深津絵里主演の話題作『悪人』を一足お先に試写会で見てきました。【あらすじ】若い女性保険外交員の殺人事件。ある金持ちの大学生に疑いがかけられるが、捜査を進めるうちに土木作業員、清水祐一(妻夫木聡)が真犯人として浮上してくる。しかし、祐一はたまたま出会った光代(深津絵里)を車に乗せ、警察の目から逃れるように転々とする。そして、次第に二人は強く惹(ひ)かれ合うようになり……。 (シネマトゥデイ)映画のキャッチコピーのなぜ、殺したのか。なぜ、愛したのか。ひとつの殺人事件。引き裂かれた家族。誰が本当の”悪人”なのか。このキャッチフレーズ、本当に良く内容を表してます。一時の感情で、人を殺してしまった祐一。その祐一の自首の機会を奪い、逃避行を望んだ光代。自己中心的で、出会い系サイトでの出会いを単にSEXだけのものと割り切って楽しんでいる佳乃。苦労を知らず、いいとこのボンボンで、事件のきっかけを作った増尾。さらには、殺人犯の祖母を追いかけ回すマスコミ達。ある意味、みんな悪人です。殺された佳乃の父親、佳男(柄本明)が話す言葉あんた、大切な人はおるね?その人の幸せな様子を思うだけで、自分までうれしくなってくるような人は。今の世の中、大切な人もおらん人間が多すぎる。自分は失うものがないち思い込んで、それで強くなった気になっとう。だけんやろ、自分が余裕のある人間て思いくさって、失ったり、欲しがったりする人間を、馬鹿にした目で眺めとう。そうじゃないとよ。それじゃ人間は駄目とよ。映画の中で発せられるシーン、映画を見ている全ての人間に対する重大なメッセージだと思うんです。(映画館においてあるチラシにも、この台詞がありました)江本明、宮崎美子、樹木希林といった脇役達が本当に素晴らしく主人公二人が徐々に追い詰められていく姿と相まって緊迫する運びとなっています。そういう緊迫感のある流れの中で、バスの運転手さんが祐一の祖母(樹木希林)に発する一言が、光ってました☆☆舞台が九州(長崎、博多、佐賀)ということで会話が九州弁だということも、よりリアルさを演出しており描かれる一つ一つのシーンが、すごく心に迫ってきて、ハラハラしたり、苦しくなったり、切なくなったりと一時もスクリーンから目を離すことができませんでした。そして、ラストシーンに光代がタクシーの中でつぶやく言葉、この言葉の重さが見終わった後も心に残っています。
2010年09月06日
寺島しのぶが、第60回ベルリン国際映画祭で最優秀女優賞を受賞した作品で、あの『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程(みち)』を作った若松孝二監督と聞いて気になっていたこの作品。通常の映画館ではなく、鹿児島に今年オープンしたマルヤガーデンズの7階にあるガーデンズシネマで上映されています。【あらすじ】勇ましく戦場へと出征していったシゲ子の夫、久蔵。しかし戦地からシゲ子(寺島しのぶ)の元に帰ってきた久蔵(大西信満)は、顔面が焼けただれ、四肢を失った姿だった。多くの勲章を胸に、「生ける軍神」と祭り上げられる久蔵。シゲ子は戸惑いつつも軍神の妻として自らを奮い立たせ、久蔵に尽くしていくが……。 (シネマトゥデイ) タイトルの「キャタピラー」とは、芋虫のことだそうで四肢を失って動き回る久蔵の姿は、確かにそのように見えます。帰還した夫の変わり果てた姿に、シゲ子は当初嫌悪感を覚えます。しかし、周りから戦争での功績を称えられ、「軍神」と崇められれ、立派な勲章を3つも与えられた夫に世間は頭を下げるのです。更に、それをお世話することこそが、妻としてお国に貢献することと言われシゲ子は、徐々に夫の世話をすることに自らの意義を見いだしたかのように見えるのですが・・・。この映画に描かれる人間の本質「食べて、寝て、食べて、寝て」というシゲ子の言葉が重くのしかかってきます。頭で解っていても、感情では押さえきれなくなるシゲ子の姿。彼女の心の葛藤を、寺島しのぶは本当に様々な表情で見事に演じています。ある時には、夫に対して尽くす貞淑な妻の姿。そして、自由に動けない夫へ浴びせる言葉や暴力。でもそれは、彼女の感情の爆発であり、夫に謝罪の言葉を述べつつ抱きしめるのです。色々な感情が交錯する中、物語はラストを迎えるのですが、あまりの重さに見終わった後はどっと疲れてしまいました。更に、エンディングで流れる元ちとせの「死んだ女の子」。その歌詞とメロディライン、元ちとせの声が、一層深く心を沈ませていきます。戦争の悲惨さや不条理さが伝わることはもちろんですが人間の本質の醜さや生々しさのほうが強く感じられた1本でした。
2010年09月03日
あの一青窈の大ヒット曲「ハナミズキ」をモチーフにしたこの作品。薄紅色の可愛い君のね果てない夢がちゃんと終わりますように君と好きな人が百年続きますように【あらすじ】 東京の大学を受験すべく、大きな夢に向かってひたむきに突き進んでいる紗枝(新垣結衣)と、漁師としての家業を継ぐため、水産高校に通う康平(生田斗真)。互いを思い合う中、やがて二人は紗枝の上京をきっかけに遠距離恋愛を始めるが、故郷に残った康平は、都会の暮らしを通して美しさが増していく紗枝との別れを選ぶ。 (シネマトゥデイ) ハナミズキ(花水木)の花言葉・・・返礼あと「私の想いを受けとめて」という意味もあるようです。端的に言えば、高校生で恋をした2人が10年間、相手を思い続けて・・・というお話なのですが、これを見て感動して涙するかどうかはその人のこれまでの恋愛観や人生観によるのかなっていうのが私の率直な感想です。高校時代から社会人に至るまでの10年間って当然、この主人公2人には様々な仲間や友人、そして大切な家族の支えが必要なわけでそことの関わり方が、自分のことのように疑似体験出来る人にはすっごく共感できるでしょうし、あくまでも絵空事と思ってしまう人にはなんかなぁ・・・って感じになると思うんですよ。ちなみに、私の場合は、残念ながら後者の方でした。まぁこれは感性の違いだから、それぞれの感覚で楽しめばよいのだと思います。というか、そもそもそんな想いを経験してないのかなぁ・・・(≧w≦;)とはいえ、演じる役者さん達の演技はなかなかのものでしたよ。新垣結衣ちゃんは、高校生→女子大生→社会人と成長していく女性を見事に演じてましたし、生田斗真くんも、高校生→荒々しいけど純粋な漁師への変化はなかなかでした。あと、紗枝の大学の先輩・北見を演じていた向井理くんは、あの笑顔を見るだけでホッコリきちゃうんで、なんかはまり役って感じかなwwそして、私の一押しが、新垣結衣演じる紗枝の母親役の薬師丸ひろ子。夫に先立たれ、女手一つで紗枝を育てた彼女は、逞しくそして純粋で優しい、本当に格好いい女性で、娘を思う気持ちを体いっぱいで感じさせてくれる、そんな演技でした。あと、映像はかなりお勧めです!!移りゆく四季の美しさ、本当に綺麗でした。モチーフとなる、ハナミズキの花も、実はこの映画で初めて見ました(;^ω^)そして2人にとっての大切な場所・・・灯台での夕陽は必見です♪この映画、実は主人公2人よりも、本当に純粋な気持ちを貫いたのはある別の人物だったように思えます。その純粋な気持ちを貫いた人・・・それは映画を見た人だけのお楽しみです(@^▽^@)
2010年09月01日
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