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January 3, 2008
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草原をつくるには クローバーと蜜蜂がいる
クローバーが一つ 蜜蜂が一匹
そして夢もいる――
もし蜜蜂がいないなら
夢だけでもいい
(エミリ・ディキンスン)



タイム

皆さま、あけましておめでとうございます!! 


今年もどうぞ宜しくお願い致します。
変わらぬ私、変わっていく私、どちらも良しとして、お付き合いいただければ幸いです。

年末に本棚の整理をしつつ、お正月に読み返そうと何冊かの本をひっぱりだしていました。
『エミリ・ディキンスン詩集-自然と愛と孤独と』もその一冊です。
1981年の第7刷、詩集というものに漠然と憧れを抱いていた年頃に、お気に入りの一冊でしたが、
今あらためてページをめくると「ちょっと暗いなぁ」と感じます。
あふれる感性や瑞々しい表現のすぐ隣に、ひきずりこまれそうな暗闇が横たわっている…、
そんな詩も何篇かあります。
20年以上前にこの詩集を愛読した頃は、その絶望さえも甘美に思え、心地よかったし、ひきこまれるように泥に沈んでいったとしても、なぜか泥まみれにはならない不思議な強さがあったように思えます。しいて言えば、それが若さ、体力だったのかな(笑)?

だから、あえて近寄りたいとは思えません(^^;)

でも、ひとつの風景も色んな角度から、色んなふうに切り取って、自分の人生のアルバムを少しでも賑やかに彩どりたいという思いは、強くなるいっぽうで、詩人の目線には大いに憧れます。時おり詩を諳んじたりすると、狭い路地から、大きな広い道に出るような開放感があり、刺激的です。
「ああ、すてき。こんなふうにも見えるよね」って思ったり、「そうなの、そうなの、私もそんなふうに言いたかったけど、言葉が見つからなかった」という共感に嬉しくなります。

とても素晴らしい感性の持ち主が、ガラスのような壊れやすい人であることは珍しくありません。
私はそんな人がわりと好き。
でも…、自分がそうなることは、もう避けなければならないのだと、強く思うから、魅惑的な絶望のそばに近寄るのはやめました。
人並みに大人になって、守られる人ではなくて、守る人になる覚悟を決めた時から・・・。

この詩集は「自然」「愛」「孤独」の三つのテーマに分かれていますが、自然をテーマにした詩は、暗いものばかりではありません。
上で引用させて頂いたものも、そして次にご紹介するものも、自然を高らかに賛美する類の詩ではないけれど、淡々と、小さな確信の光る、秘密の宝物のような詩です。



私は荒野を見たことがない
海を見たこともない
だがヒースがどんなに茂り
波がどんなものかも知っている

私は神様と話したことがない
天国に行ったこともない
だが私にはきっとその場所がわかる
まるで切符をもらったように






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Last updated  January 4, 2008 12:14:15 PM
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