アメリカ社会への批判



『アメリカナイズした彼女からのメール。』

昨日と今朝はたくさん話せて、楽しかった!年越しそばと、年明けすぐの初詣を友達と初体験させてもらってよかったよ。


さてさて、昨日は恋愛の話で盛り上がったけど、私達はいいアドバイスをこばくんに出来たでしょうか?

こばくんは、私の数少ない日本人の友達の中でも、人間的に凄くいい人で信用出来る人だなあ、といつも思うので、次回はいい恋愛が出来る事を願ってるよ。

性格だけではなく、背も高いし、ルックスだっていいんだから、もっと自信持ってね。お世辞じゃないよ。(アメリカ人はいつでもすごいみんな大げさに言うけど。)昨日話してみて思ったけど、こばくんはいい人だから、平和な恋愛を求めて、いい人でいたくて相手を悩ませたり迷惑とかかけたくないんだろうなあというのは分かるけど、こばくんの昨日の友達(名前を覚えるのが苦手なのです)みたいに、もっと積極的に自分の感情を相手に見せて、自信を持って接したらいい恋愛ができるかもしれないよ。私も元彼と何回も口論して、喧嘩して、感情を毎回表に出してちょっと疲れたけど、でも相手が本当に好きでいてくれたり、心配してくれてるんだなってそういう時に凄く感じた。意外と自分と正反対の性格の子とか、こばくんの母親みたいに社交的で頭のいい女性と出会って欲しいね。絶対うまくいきそうだから。

今まで付き合った女の子とは全く違うタイプの子も試してみたら?私も毎回違うタイプと付き合ってみて、色々学ぶことも多いし、自分に合う人はどんな人かだんだん分ってくると思うよ。あともう一つ昨日話してて感じたことは、すっごくシャイなんだなってこと。恥ずかしがらないで、こばくんの友達みたいにもっと大胆に行動してもいいと思うよ。


『僕は彼女に送った返信メール』


こんにちは。

いろいろとアドバイスは参考になるけど、まあ、僕は僕なりのやり方でそれなりの成功を収めるよ。


昨日の話は主に、彼女関係についてだったけど、
別に、女に好かれるために生きているわけじゃないからね。

モテる人の意見が正しいとはいえないよ。それに僕の求める答えではないしさ。

僕が自信を持ってないみたいにいうけど、それは違うね。


アメリカにはいろいろな人種がいて考え方も様々だから、自分の持ってる能力を1から10まで相手に言葉で説明しないといけないけど、日本では以心伝心というのがあるので、そこまで、自分を力を誇示する必要はないんですよ。


また、いろいろと意見交換とかしましょうぜ。
ほんじゃあね。またメールでもしましょう。


============ここまで=====================


彼女は僕のことを親身になって考えてくれてありがたいけど、正直ちょっとムッとした。

彼女自身が実行してる「アメリカ的な生き方」が絶対正しいという言い方に対してだ。

僕から言わせれば、アメリカは世界の工場だ。確かに、生産効率を求めたら世界一である。

しかし、人間が生きていく上で必要なのは効率だけかい?

アメリカ独立戦争が1776だから、アメリカという国が出来て高々230年。

遅く出来た国アメリカの方が、今の社会に柔軟に対応しているのは当たり前だ。
過去のシガラミがないのだから。アメリカの道路にしたって、整然としている。
日本で都市計画をしようと思うなら、立ち退きをする必要があり、地域の住民との戦いを強いられる。

アメリカには歴史も文化もなく、現在の勝利だけを求めている。
これは文化的にレベルが低いと感じる。


モノを相手に伝えるのに、1から10まで説明しなくてはならないのも文化レベルが低い証拠である。


「イギリス人のようにアメリカには勝てないのはわかっていながら、心にゆとりを持ち、お茶をすするのがジェントルマンというものだ。」
みたいなことを誰かが言っていたな。。


アメリカを批判しつつも、僕がアメリカに興味を持っているのは、
文化うんぬんを抜きにして、
単に道具として使えるから
である。

英語が喋れれば、多くの人の意見に耳を傾けることもできる。
技術の交流もスムーズに行く。


日本人が自分の国に自信を持っていないのは、アメリカによる戦後教育の賜物である。

アメリカ人は戦後、
「こんなスバラシイ人種が再び軍事力を持ったら自分の地位を脅かす存在になるに違いない」
ということを懸念して、日本人の牙を抜き、まさに骨抜きにしたのだ。


日本人よ。自分の国に誇りを持て。

生産効率の点においてすら勝機は十分にあるぜ笑

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