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母親が押すベビーカーにゆったりと 身を

沈める切人似のガキを今夕見かけた。

【切人】 は藤子不二雄の作品の中で

最も魅力的な キャラクターの一人である。

　http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AD%94%E5%A4%AA%E9%83%8E%E3%81%8C%E3%81%8F%E3%82%8B !!

『 魔太郎がくる!! 』（またろうがくる!!）は 藤子不二雄A 作の ホラー漫画 作品。 1972年 から 1975年 にかけて『 週刊少年チャンピオン 』（ 秋田書店 ）に連載された。

特徴として毎回「袋」・「ロープ」等さまざまなアイテムが題材となり、魔太郎はそのアイテムにちなんだ苛めを受けるが、終盤で魔太郎がそのアイテムを効果的に使用した復讐を展開するというコンセプトで描かれていた。「正義の味方」が活躍する勧善懲悪のストーリーでありながら、陰湿な人間の心の側面を描いたサスペンスフルな怪奇ドラマとなっている。

藤子不二雄Aは本作についてのインタビューにおいて『 自分がいじめられっ子だったこともあるのですが、いじめられっ子が実は凄く強くて、やられた相手に大逆襲するような作品なら面白いだろうと思ったのが本作の出発点です 』等と語っているように、この作品は全国のいじめられっ子のうっぷんを代弁し、それを豪快に晴らしていくカタルシスに満ちた作品である。「 笑ゥせぇるすまん 」「 ブラック商会変奇郎 」「 黒ベエ 」など、藤子A氏の発表した一連のブラックな作品群の中でも、その完成度の高さと読み応えから一際ファンの間では人気がある。

登場人物

浦見魔太郎（うらみ またろう）

主人公。友愛学園中等部に通う中学生。小柄で風采が上がらず善良な性格ゆえに、悪人から騙されたり利用されたりする。しかし超能力「うらみ念法」の使い手で、魔王サタンと契約しており、相手を猟奇的な恐怖に陥れ恨みを晴らす。同級生の南由紀子に思いを寄せる。共通の趣味などで友人が出来ることも複数あるが、大抵いじめっ子や悪い大人のせいで離別する羽目になったり、悲惨な目に遭わされたりする。テレビに出演したことも幾度かある（霊能番組（予知能力者として）、クイズ番組（一般回答者として）等）。本当の素性については本人も知らず、最終回で明らかにされた。

浦見陽太郎（うらみ ようたろう）

魔太郎の父親。魔太郎をかわいがりお土産を買ってきたりする。お人良しでひどい目に遭っても相手のせいだとは思わない。

魔太郎のママ

魔太郎の母親。しっかり者でこづかいには厳しい。魔太郎がいじめに遭っている事には気付いていないらしい。

浦見清三郎（うらみ せいざぶろう）

魔太郎の叔父。世界各地を放浪しており、見聞が広く、日本へ帰国した折には魔太郎の家を訪れて土産話を語ると共に珍奇な土産物をもたらす。

南由紀子（みなみ ゆきこ）

魔太郎のクラスメイト。美人でマドンナ的存在である。魔太郎に気遣ってかばうこともあるが、世間の言い分に負け見捨ててしまうことが多い（しかし魔太郎は彼女を誘導した人物のみ復讐する）。由津子という2・3歳くらいの妹がいる。いとこが数人いるが、1人を除いた全員が魔太郎の「うらみ念法」の餌食となった。

阿部切人 （あべ きりひと、藤子不二雄ランド版以降ではきりと）

浦見家の隣に引っ越してきた一家の子ども。3歳。かわいらしい赤ん坊でありながら腹話術で話せる。可愛い赤ん坊ながら魔力を持っており、性格は陰湿で残忍。執拗に魔太郎を罠にはめようとする。一方で魔太郎が誘拐に遭った際には助けたりする等、憎めない一面もある。由紀子の妹・由津子に恋しており、顔を見ると興奮の余りおもらししてしまうほどである。最終エピソードで親ともども正体が判明する。一般的に名前の読みは「きりひと」だが、正確には「きりと」であると本人が断言している。