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♪きまぐれ*じゅんこちゃん♪
恋愛中毒 4 5 6
Iは大抵は電車通勤なのだが たまに車で来る時がある
Iの車のナンバーはIの実家のナンバー
関東でコレを見ると結構インパクトがある
いつか あの助手席に乗ってみたいなぁ~
なんて また妄想がはじまる
運動音痴の私は会社に入ってからスキーを始めた
転んでも痛くないのは 臆病な私には似合っているかもしれない
先日 同期の仲間とスキー一式セットを注文した
Iの助手席に乗るには...
ちょっとトライしてみよう
「ねぇ お願いがあるんだけど...」
それとなく 切り出してみる
I 「なに?」
ぶっきらぼうだけど一応は聞いてくれるようだ
「この間ね スキーセット注文したのが出来たらしいの
スキーの板って長いでしょ?
どうやって持って帰ったらいいのかなぁ~?
初めてなんだ スキー」
I「車って事?」
「えっ?だしてくれるの?
お願いしてもいいの?」
(ちょっと わざとらしいかな?
ちょっと 強引すぎるかな?)
少しの間が二人の間に流れる
I「○○日だったら いいよ!」
「えっ!いいの?ありがとう」
やった~!!
助手席に乗れる!
勇気を出して 言ってみてよかった~w
ドライブの日は ほどなくして訪れた
定時に仕事を終え
車に乗り込む
助手席の居心地はなかなか良い
スポーツ店までの1時間は仕事中のそれとは違い
ちょっと 私の声は いつもよワントーン高い
Iは 時々相槌を打つくらいで 運転に集中しているようだ
でも そんなぶっきらぼうな感じが私には堪らない
1時間は あっという間のような気がしたのは私だけ?
店に着いて 荷物を入れるのはすんなりといった
I 「で どこまで行くの?」
今なら ナビに住所を入れれば良いのだが その頃は...
更に肝心の案内人は方向音痴ときている
そしてIは...東京の道に慣れていないのだ...
私の家までは すんなりいけば 30分もかからない
なのに...
1度2度の間違いは黙っていたIも3度目はなかった
I 「もうダメだ!」
そう言うと そこから1番近い駅へ向かった
「あっ!その駅だったら 次の駅だから
そこからなら 判るから...お願い」
I「本当だな!
もう限界だからな!」
荷物を受け取ってからのドライブは 私の戸惑いの声ばかり...
Iは不機嫌きまわりない様子
ごめんなさい 方向音痴で
でも そんなドライブも私には楽しいひとときだった
Iがどうだったかは 判らないけど...
もし次があったら
3度めの正直?
楽しいデートがしてみたい
って これってデートっていえるのかな?
私の強引なデート♪♪
゜・*:.。. .。.:*・゜゜・*:.。. *5* 告白.。.:*・゜゜・*:.。. .。.:*・゜゜・*:.。.
私の誕生日は3月27日
Iの誕生日は3月24日
その年の3月は25日が日曜日だった
Iが誕生日を迎え 私が未だ誕生日を迎えないで確実に会える日・・・
それは3月26日月曜日しかない
この日を逃したら 二度と告白できないだろう・・・
私は覚悟を決めた
研究所は昼休みに1時間 それと午前中に1度午後に1度15分間の休憩時間がある
私は午前中の休憩時間に Iに話があるから昼食が終わったら隣にある喫茶店に来て欲しいと告げた
Iはいつも通り 研究所の食堂で昼食を済ませ 隣の喫茶店に来てくれた
私は隣の喫茶店でランチを食べて待っていた
I 「話って 何だ?」
面倒くさそうな ぶっきらぼうな言い方だ
私 「少し遅くなったけど お誕生日おめでとう♪」
I 「?! ありがとう・・・」
私 「私ね・・・ 明日誕生日なの
だから 今日話さなくっちゃ!って思ったの」
Iは私の いつもとは違う緊張した話ぶりに少し戸惑っているようだ
私 「私 Iさんに彼女がいるの 知っています
だから ずっと感情を抑えてきました
でも それでも抑えきれない感情に押しつぶされそうなんです
だから 告白します
Iさんが好きです」
暫く沈黙が続いた・・・
そして おもむろに Iが話し出した
I 「気持ちは分かっていたよ。 ありがとう。 でも ダメなんだ・・・
彼女とは 結婚を前提に もう4年付き合っている
4年前・・・
彼女には婚約者がいたんだ・・・
その人が大阪に転勤になって 彼女は大阪に行く為に会社を辞める事になっていたんだ
ちょうどその時 僕が会社に入社して 彼女に一目惚れ
で 彼女に「大阪に行かないでくれ!僕の為に残ってほしい」と嘆願したんだ
そして 彼女は会社は辞めたけど こっちに残った・・・
でも 新入社員の僕には まだ結婚をするための資金もなく 今まで4年が経った
でも・・・だから・・・ 僕は彼女と結婚しないといけないんだ
君の気持ちは 良く判る
だって 僕もそうだったから・・・
ただ 違うのは 僕は彼女じゃなく君を選ぶ事はできないんだ
暫く沈黙が続いた・・・
君は まだ若い
これからだって いっぱい 恋愛ができる
でも彼女には もう僕しかいないんだ
失恋の痛手は次の恋愛で癒す事ができる
君には 未だ その可能性とパワーがある
僕は婚約者から彼女を奪った責任があるんだ」
時間は無限にある訳ではない
お昼の休み時間は あと5分だ
I 「もう時間だ 悪いけど 先に行く」
そう言ってIは喫茶店を出た
どうにも 抑えられない感情を どうすることもできないまま
5分後に私も喫茶店を後にした
*******************************************
6は只今 執筆中♪
乞うご期待!
って 誰も読んでないか><;
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