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カテゴリ: カテゴリ未分類
紀伊半島は台風銀座。
紀伊半島は台風の通り道、
紀伊半島は台風の上陸地、
台風北上にニュースに、
紀伊半島の住人の私は、
憂鬱に名日々を過ごす。



今年の台風の速度はこぞって遅い。
台風6号はだらだらと進む感じだった。
12号も速度は遅く、

そして、知らず知らずに目標は、
紀伊半島となっている。



 台風12号は大型で強い台風で、2日から3日にかけて日本列島のど真ん中に上陸する可能性がある。日本列島のど真ん中は中部東海地方で、日本列島に上陸し、内陸部を北上する縦断コースの可能性もあるとか。ややこしい言い方する必要などないと言いつつ、ややこしいい方を続けると、日本のど真ん中に向かうルートを、やや西寄に進路を変えつつ、ゆっくりと、しかも勢力を維持したまま進んでいる。日本上陸は2日夜から3日の朝の予想だという。


 しかし、台風の現在のルートは紀伊半島上陸ルート。紀伊半島直撃ルートだ。紀伊半島の住人である私は、二日前から台風状態の生活だ。昨日は荒れ狂う熊野灘沿いの国道42号線を北上して、三重県熊野市鬼ヶ城まで行ったが、フロントガラスには潮が張り付き、視界不良となった。水を噴出し、ワイパーを動かしながらの走行が続いた。


 今日も台風の真っ只中の感じで夜が明けた。窓から見える港には、多くの船が鬩ぎ合うように係留されている。見慣れない船が、重なり合っているよう港の風景は、御伽噺の場面のようでもあり、未来の港のようでもあり、宇宙的な港とのようである。


 木々は揺れ、電線も唸りつつ揺れ動くが、大きな港の中の、小さな港は、二重三重の防波堤に守られ、係留する船は殆ど動かない。大きな港の港口の両側の防波堤に波は砕け舞い上がっている。舞い上がる波涛は台風の接近を証するが、大きな港の中の小さな港は静かだ。


 重なり合うように港に係留される船は、時速10キロ以下ののんびり台風の通過を待って、何日も身動きできないくらいの狭苦しさの中で過ごす。大海を我がもの物顔で航行する船には、何とも哀れな風景だが、台風と切り離して、船が犇きある港を見ると、御伽噺の場面のような、未来都市の中の港のような、宇宙都市の港のような気がすると繰り返す。


 ゆっくり台風6号は多くの雨量記録を塗り替え、ゆっくり台風の特徴を示した。台風12号もまた、ゆっくり台風で、6号同様に多く雨を降らせそうだ。速度の遅さは、雨の時間を長引かせる。現在は強風だけで、雨はふってないが、もうそろそろ、大雨が降り始め、本格的な暴風雨となりそうだ。


 速度の遅さは、同じ場所で大雨が続く事になる。紀伊半島は暫くは暴風雨の中と言うことになりそうだ。何日間強風の中、何日間暴風雨の中の生活が続くかと、ため息混じりに呟き空を見上げる紀伊半島の住人は憂鬱だ。






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最終更新日  2011.09.01 08:34:17
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