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 一家5人を同時に失う悲しみ。


 記録的な降雨量をともなった、のろのろ台風12号は、東紀州、紀伊半島南東部に大きな爪痕を残した。山は抉り取られ川は氾濫し、その被害は想像をはるかに越え、多くの被害者をだし、今尚、多くの行方不明者もいるほどだ。

 NHKのクローズアップ現代でも「降り止まぬ雨」と表現されたのろのろ台風のもたらした記録的な雨のもたらした災害。犠牲になった被害者の家族の悲しみを思うと心が痛む。


 那智勝浦町内で見つかった男女4人の遺体は行方不明になっていた市野々の一家だった。自動車修理業の45歳の男性と、46歳の妻、町立那智中2年で14歳の長女、同1年で13歳の次女。8日には町立市野々小2年で7歳の次男の遺体が確認されているから、一家5人がなくなったことになる。


 一家5人の犠牲は、これまでの災害、東日本大震災や阪神泡時代震災でさえ、あったかどうか分からないが、信じ難い事実である。家族とはなれて都会暮らしの長男は、一家全員の死の現実を前にして、どんな思いかは、予想もつかない。一家5人の死を受け止める強い精神力を思うが、それ以上のことは私には表現のできない。


 一人の青年に神が与えた試練などと言う表現など、一家5人を同時に失う悲しみのまでは意味もなさない。それでも神に対しての問いかけの中に、一家5人の死を受け止め、乗り越え、強く生きる青年の心が保たれ強くなっていくような気がする。一家5人の死の悲しみが消えることは無いが、悲しみを強い力に変えて彼は強く生きるだろう。この試練に立ち向かう若者に、神は強い力と信念と、そして優しさを与えるだろう。これほどの悲しみはこの世には無い。この悲しみを乗り越える力を持つ若者の未来は栄光に満たされると信じる私は、何日も那智勝浦町井関の知人の家で泥出しを手伝った。一家5人が亡くなった市野々は井関の近くで、那智の滝に向かって進んだら、直ぐ上の方である。


 一家5人を失う悲しみは、私には表現も説明できないが、せめて悲しみの一片を共有する心だけは持ちたいと思う。そんな思いを胸に、ボランテイアーに参加する。






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最終更新日  2011.09.13 09:32:24
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