墓石の前で泣かないで下さい 私はそこには居ませんから~!
私は百の風、千の光となってあなたのそばに居ます。
いのち芽生える春には太陽となって照らし育みます。
暑い日ざしの続く夏には木木となってそよ風を貴方に届けます。
穀物の実る秋には優しい雨となって降りそそぎます。
寒い冬にはダイヤモンドのように雪の上で輝きます。
朝、貴方が目覚め、窓を開ければサラサラと貴方の髪をなびかせる風はこの私です。
夜、貴方が眠りにつく時、外で星となって貴方を見守って居ます。
墓石の前で泣かないで下さい。
私はそこには居ませんから 私は永遠に眠ってなんかいませんよ~!
私は死んだのではないのです。
ただ 生まれ変わっただけですから。
帰るよ~!