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隣に住んでいる父が癌で緩和病棟に入りしばらくたった頃,私が新型コロナウィルスに感染しました。その日は,ちょうど父親が一時帰宅する日でした。朝起きてみると,どうも身体がだるい。午前中仕事に行って4時間授業で子どもたちが下校したので,念のため熱を測ってみました。すると,発熱している。これはダメだということですぐ早退し,クリニックへ向かいました。クリニックでは,慎重を期して車の中での検査です。私は身体のだるさでインフルだろうと思っていたのですが,実は新型コロナでした。この間,きっと父親は家に帰ってのんびりしていたのでしょう。しかし,私が隣にある自宅に帰ったときには,もう病院に戻っていました。この日は,父母の結婚記念日3月11日でした。私はこの日から1週間自宅で療養です。身体がだるくて,ほぼ寝込んでいました。病院に見舞いに行くこともできず,学校の卒業式に出ることもできませんでした。ようやく倦怠感が弱まり,熱も下がって回復したので,翌週から仕事を始めました。が,この週は振替休業や春分の日があってあまり仕事ができませんでした。見舞いにも行きましたが,もう父親は起きることもできず,かなり弱っていました。22日は職場の送別会があったのですが,もしかしたらと思って欠席し家にいました。すると,案の定8時半頃に病院から電話が来て,呼吸が浅くなってきたので来てくださいとのこと。家族全員で向かいました。高熱が続き,血圧も下がってきました。交代しながら24時間ずっと見守っていました。24日,泊まり込んでいた妻と娘に代わり,早朝から私が病院で見守りました。その後昼前に母と交代したのですが,2時過ぎに交代してほしいという連絡を受けて,私が再び見守ることになりました。看護師さんが来て,もう血圧も測れないし,脈もかなり弱くなってきたと教えてくれました。それから数分後,見守っていたら呼吸が止まりました。それまで,長い呼吸のあとになかなか次の呼吸をしなくてハラハラし,次の呼吸を確認してホッとしたりしていたのですが,今回ばかりは次の呼吸がありませんでした。もう動かない胸を見て,ようやく楽になれた父親の気持ちを考えました。がんばったね。最後まで立派でした。お疲れ様。声に出すと涙が出てしまうので,心の中で念じました。ナースコールを押し,家族にもLINEしました。駆けつけてきた家族の前で,お医者さんが静かにお別れを知らせてくれました。何か,自分の目の前で逝ってしまったのが,不思議な感じがしました。自然と涙が浮かんできました。その日は家に無言の帰宅。ずいぶん痩せてしまって,父のようには見えませんでした。あれほど帰りたがっていた家にようやく帰ることができました。昨日,葬儀を終えました。これまで親戚家族の葬儀は何度か経験しましたが,うちの家では実に57年ぶり。もちろん私はその時の記憶はありません。隣に住んでいたこともあって,喪失感がすごいです。どういうわけか力が出ない感じがします。まだ,忌引のお休み期間ですが,年度末なので,すぐに出勤して仕事してきました。3日間の間に山ほど仕事がたまっていて,てんやわんやでした。でも,その間も父のことを思いながら心でため息をついて働きました。元気は出ませんが,自分が生まれて58年。初めて父のいない世の中で自立して働いていることを意識しました。がんばらなくては。そう,しっかり生きていくんだ。近い人の死は,真剣に生きていくことを教えてくれました。やはり,この経験はとても貴重だし,これからの糧にしていかなければいけない。少し経ったら,だんだんいないことにも慣れてくるのでしょうが,今のこの心境を忘れることなく,これからしっかり生きていきたいと思っています。
2024.03.28
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久しぶりの更新です。 コロナが始まる前年のことですから,おそらく5年前のことだと思います。私の父親が膵臓癌の宣告を受けました。初期だったのか,10時間近い手術を受けて無事退院しました。同時期に私の弟も胃がんを患い,手術を受けています。私が中学生の頃に母親が子宮癌で入院していましたから,家族4人で癌になっていないのは私だけとなりました。 その父親ですが,退院して昨年まではコロナにもかからずに比較的元気に過ごしていました。しかし,予後が悪いといわれている膵臓癌です。案の定,昨年転移が見つかりました。その後はだんだんと調子が悪くなり,3度ほど入退院を繰り返しています。昨年の年末には車の運転もできたのですが,今年に入って下痢と嘔吐が続き,脱水状態を危ぶんだうちの妻が救急車を呼びました。現在両親とは隣同士なので,妻がパートの合間を見ながら面倒を見てくれているのです。父親は先日,緩和ケアの病院に入って余生を過ごしています。しきりに自宅に帰りたがっていますが,体が少し不自由な母親は面倒を見切れないので,それを拒絶しています。あまりの冷たさに腹立たしさがこみ上げてきます。うちの両親は非常に仲が悪く,昨年は母親の冷たい仕打ちに怒って暴力を振るった父親が家出をしてしまいました。幸い帰っては来たのですが,先月は自宅でトイレが間に合わなかった父親に向かって母親は,「もう死んでしまえ」。救急車で送られるときには「帰って来るな」と言ったようです。あまりの言い方に,聞いていた周りの人も耳を疑ったそう。普段から,本人を目の前にして「もう死ぬんだから」とか「死んだら…」と平気で話す母親。周りがいくら諫めても,効果ありません。他人にも「もうすぐ死ぬんです」と平気で話します。ボケているようにも見えますが,そうでもないようです。 そんなわけで,おそらく最後になるであろう,自宅を父親に日帰りでも体験させてあげたいと思っています。「もうここで死ねというのか」という父の気持ちを考えると,「もう面倒見れないから,病院にいなさい」という母の言葉は残酷すぎます。日帰りでもいいので一度自宅で過ごさせてあげたいと思っています。行きたい冬の山もたくさんありますが,いつもがんばってうちの両親の面倒を見てくれる妻を置いて,遊びに行くわけにはいきません。
2024.03.02
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軍艦山とは,いわゆる「アンギラス」のことで,会としては数年前にニセイカ側から登っているのですが,今回は平山側からの挑戦となります。札幌方面から来る人は前日に登山口で車中泊したり,白滝周辺で車中泊したりしていたそうです。私は,もう1人を乗せて早朝に奥白滝のICに集合しました。そこから登山口までの林道は何度か走ったことはあるのですが,意外と長く感じました。午後から雨が降るという予報だったので,急いで支度をして出発。沢沿いの登山道をテクテク登っていきます。途中で滝が現れてきます。夏ならば雪渓の残っているところで休憩しました。高度が上がってくると紅葉も見られるようになってきました。登っていると暑さを感じますが,休むと寒くなってきます。秋も本番といったところでしょうか。ここから,稜線までは少し急になるのですが,みなさんふだんから登っている人ばかりなので,どんどん登っていきます。しかし,お天気は今ひとつよくありません。稜線に出るころにはガスがかかってまわりの展望は見られません。天候のこともあるので,平山はパスして右に折れて比麻奈山を目指します。ふざけた名前ですが,本当に一般的な名称なのでしょうか?稜線上はほぼ平坦です。ガスの中ですが,道もはっきりしているので迷う心配はありません。汗もかかないので,ウインドブレーカを着て歩いていくと程なくちょっとした出っ張りの場所に着きました。ここが比麻奈山。ここからは藪漕ぎが待っています。アンギラスまでは,松ヤニ覚悟の獣道。しかし,みんなで話し合った結果,ここで帰ることになりました。天候も悪くなるし,ガスの中の藪漕ぎは迷う危険があるということです。テンションが下がりましたが,松ヤニだらけになって帰ってくるのもいやなので,不満なく同意しました。往路を戻りましたが,稜線の分岐でまた話し合いです。反対側の平山に寄っていくか,そのまま下山するか。行きたいという人もいましたが,パーティーがバラバラになるのも問題なので,みんなで下山となりました。リーダーの意見には従わなくてはいけません。30分もあれば余裕で往復できそうな山頂でしたので,行きたい気持ちもありましたが,従うだけです。今回は,ふざけた山の山頂にしか立てませんでしたが,これも仕方ないでしょうか。あまり満足感の得られない山ではありましたが,仲間で行動できたことは良かったのかもしれません。
2022.10.23
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特に用事もないので,山岳会のLINEに「誰か山行きませんか?」とお誘いをかけてみたら,反対に「愛山渓から裾合平まで行くのですが一緒に行きませんか?」と誘われました。愛山渓には先月行ってきたばかりでしたが,久しぶりにピウケナイ沢を渡るのもいいなということで,参加してきました。愛山渓へ向かっている途中,大きなサンドイッチを頬張ったら顎がおかしくなり,しばらくかみ合わせがおかしくなりました。そんなアクシデントに見舞われながら温泉の駐車場に着くと,既に20台程の車が駐まっていて満車に近い状態でした。そろそろ紅葉が始まっているので,訪れる人が多いのでしょう。待ち合わせた女性2人もぎりぎりで駐車することができました。ここから出発ですが,ポールを忘れてきたので途中落ちていた木の棒をポール代わりにして登りました。ポールと違って重いし,折れるのでほどほどの力加減が大切です。でも,無いよりはましでしょうか。昔は,ポールなしで登っていたので結構足に負担がかかっていたのかと思うと,不思議な感じがします。三十三曲がりを木の杖の力を借りながら登っていくと,視界が広がります。先月は,曇り空でしたがこの日は快晴。すばらしい景色です。沼ノ平からの永山岳方面がとてもくっきりと見えていました。ここから当麻乗越への登りが意外と長いのですが,前回のように川状態ではないので快適に登っていくことができました。途中でオコジョも迎えてくれました。当麻乗越には立派な標識が立っていました。あとで新聞に載って知ったのですが,この標識は誰か個人が勝手に設置したもののようで,違法になるのだそうです。ここで一休みして,いよいよピウケナイ沢へ向けて坂を下っていきます。この沢を渡るのは大学生の時以来,37年ぶりでしょうか。増水時にはなかなか渡るのが難しい沢です。今回は渇水期ではありましたが,やはり飛び石伝いで気を遣いました。沢を渡ってしばらく歩くと裾合平。ここが目的地ではありましたが,時間もあるので中岳温泉まで足を延ばすことにします。同行の女性がこの日誕生日でしたので,ロールケーキでお祝いしました。中岳温泉までの道は,旭岳のロープウェイ駅から来る人が多くて,結構な賑わいです。紅葉にはまだ少し速い感じですが,所々きれいに色づいている木々が見られます。そんな景色を見ながら歩くこの平原は,のんびりしていてとても落ち着きます。基本,木道なのですが,かなり痛んでいるので先週補修の作業をしたとFacebookで見ました。完全に直すにはかなりの時間と手間がかかるでしょうね。着いた中岳温泉は,たくさんの人で賑わっていました。トイレブースもあって用を足すこともできます。ここでお昼を摂ってゆっくりしたあと,往路を戻りました。今回は,山に登ったわけではありませんが,かなりの距離を歩いて疲れました。
2022.10.15
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芦別岳旧道のユーフレ小屋の床板がかなり痛んでいて,中には穴が空いているところもあるということで,その床材を運ぶ作業に2日間参加してきました。当初,どのくらいのいたかも分からなかったので,古い大きめのザックとふだん使っている日帰り用のザックを持っていきました。現地に集合してみて180㎝もの長いいただということが判明し,大きなザックにつけて背負ったもののショルダーベルトがちぎれてしまい,日帰りザックに替えました。壊れたザックは30年以上も前の学生時代に購入したものだったので,経年劣化なのでしょう。2つ持ってきてよかったです。また,出発のときでよかったとも言えるでしょう。山中だったら,大変な事になっていたかもしれません。出発したものの,背丈を超す長さの板のために木に引っかかったり,下りで地面をこすったりかなり木を使って歩かなくてはならないことがわかりました。重さはそれほどではないのですが,芦別の旧道は上り下りが激しい上に道が狭く崖のようなところがたくさんあります。汗を流しながらゆっくり慎重に歩かなくてはなりません。飲み物もザックの中に入れてしまうと板を外さなくてはならないので,横のポケットに入れておくのが○です。休みながら歩きますが,結構な重労働です。初日は,川沿いの道を考慮して長靴で参加しました。水際は安心ですが,上り下りは不安定で気を遣いました。倒れた丸太をくぐるのも5回ほどありました。ようやく夫婦沢を渡渉して分岐に到着。ここからは初めて歩く道。でも,思ったよりも小屋は近くてすぐに姿を現しました。初お目見えです。高校生の頃から話に聞いていたユーフレ小屋。中に入ると,真っ暗でほとんど様子が分かりません。でもよく見ると床板には穴が。少し肌寒さも感じる天気ですが,外でお昼を食べて,下山です。身が軽くなったので,楽なはずですが,下山なのに高巻きの道がたくさんあって疲れました。翌日も同じ作業があるので,会長さんの民宿に泊めてもらう予定でしたが,早く降りてきたので一度旭川に戻ることにしました。翌日も早朝から集合です。富良野に向かう途中,タヌキを轢いてしまい意気消沈した中での作業でした。今回は登山靴での参戦。こちらの方が歩きやすいのですが,水際では気を遣います。昨日と同じ荷物に,細い棒数本を加えたものを背負って出発。2回目ともなると丸太くぐりも慣れたもので,いちいち荷物を下ろさなくても進めます。昨日の影響で多少腰は痛いのですが,それほどの距離ではないので気持ちは前向き。意外と早くに小屋に着いてまわりを散策しました。覚太郎コースは国土地理院の地図には載らなくなっていますが,しっかり通ることができます。ただ,小屋から川を渡るのが大変そうですね。外国人のR氏は,下からセメントを担いできて外壁の石の間を補強していました。後は下山するだけ。疲れた作業でしたが,自分にとってよい経験になりました。ちなみに,床材は次の週には加工されて全て貼り替えられたそうですよ。今度泊まってみたいものです。
2022.10.10
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週末時間があったので,登山仲間と愛山渓から比布岳を目指すことにしました。仲間はGW以来の登山だったので,午前4時に国道沿いの愛山渓ドライブインで待ち合わせ。林道はまだ薄暗いものの,登山口の愛山渓温泉に着く頃には明るくなっていました。ここから準備をして出発です。いつもより歩幅を狭くしてゆっくり歩いていきます。途中の分岐では,予想通り滝コースは通行止め。三十三曲がりを登っていきます。朝一番なので,調子もまずまずでしたが前日の雨のせいで登山道は川のように水が流れていました。沼ノ原分岐で一休み。道標にはクマの爪痕がはっきりとついていました。こんなのに優しくなでられただけでひとたまりもないでしょうね。天気はあまり良くなくて永山岳の上の方はガスで見えません。沼ノ原は木道なので歩きやすかったのですが,当麻乗越までの尾根道は川の道と濡れた笹の中を歩いて,体中濡れてしまいました。靴の中もぐちょぐちょ。たどり着いた当麻乗越では,遅ればせながら雨具を装着しました。既に濡れてはいましたが夏なので寒さを感じることはなく,歩いているうちにズボンは乾いてきました。ところが,ここからの当麻岳への道は所々ハイマツで道が隠されていて,軽い藪漕ぎ状態になっていました。何とか稜線上に上がっては来たものの,正規の道がハイマツで隠され岩だらけのコースとなってしまいました。こんな所は歩いたことがない,さらに左下にコースが見える,ということで引き返し下りていこうとしましたが,なかなかそのコースに下りる道が見当たらないのです。少し迷いましたが,相棒が黄色テープの下に隠れていたコースを発見。無事戻ることができました。後から来たパーティーも間違えてきたことを考えると,しっかりとコース整備をしないと遭難者が出そうですね。ここからは,順調に高度を稼いでいったものの天気は今一つスッキリしません。風は強くないのですが,展望もなく暗い感じの登山です。この段階で比布まで足を伸ばすことは諦め,安足間岳から永山岳に下りることにしました。安足間の分岐で休憩して下りていきます。右側は迫力ある爆裂火口で,覗いたら背筋がゾッとするくらい険しい谷が広がっています。そうこう歩いているうちに永山岳に到着しました。標識の所まで行こうとした途端太ももの内側がつりました。最近つることが多くて注意して歩いていたのですが,下りでつるとは。でも,結局つったのはこの一瞬だけで,後は順調に歩くことができました。しかし,ここから続く長い下りで相棒の足の調子が悪くなり徐々に遅れ出しました。下りで足を曲げるときに痛むそうで,ゆっくり下りていくことになります。さらに歩くのにかなり時間がかかってしまい,下山予定を過ぎてしまっています。下山の報告をしないと山岳会の会長が心配することが気にかかり,先に私が下りることにします。相棒はゆっくりなら何とか下りられそうだということで,三十三曲がりで別れてあとはひとりで下りていきました。でも,下りてみたら温泉は携帯も通じず,電話もなし。連絡は下の国道まで行かないとダメだということがわかりました。そうこうしているうちに相棒も下りてきて,無事下山完了。温泉に入るのも我慢して国道に下り何とか下山の連絡ができました。愛別の食堂でラーメンを食べて自宅に戻りました。同居の家族の体調が良くなくて翌日新型コロナの陽性反応が出たため,1週間の外出自粛となってしまいました。翌週は,30年ぶりウペペサンケ山の計画だったのに残念です。
2022.08.19
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夏休みに入り,どこか遠くに行く山を検討していたところまだ登ったことのない昆布岳が気になってきました。ただ,近くのキャンプ場が予約制になっておりやや利用しづらいので迷っていました。いろいろ検討した結果,予約不要の上無料で未だ登ったことのない徳舜瞥山のキャンプ場が気になってきました。しかし,日曜日は雨予報。土曜ならまあまあの天気だということがわかり,急遽お休みをとって金曜日から出発することにします。そう決めたのが前日の木曜日だったので慌ただしい出発です。4時間かけて伊達市の徳舜瞥山キャンプ場に到着。テントとタープを張りましたが,ここで小川張りを始めて実用でやってみました。なかなかよさげなテントが出来上がりました。ただ,テントのペグが一つだけ足りなかったのが残念でした。夜はひとり焼肉ときれいな星空に満足し就寝。翌朝,テントを撤収しているとタープのペグが足りない! そしてすったもんだしていると,なかったはずのテントのペグが見つかる! 荷物を車に載せて出発前にもう一度付近を確認するとタープのペグ発見! これでやっと完璧になりました。ここから登山口まではほんの数分車で登ればつきます。準備を整えて,初めての道を出発です。登山口が既に5合目なので,半分登れば山頂です。ただ,あまり歩幅を広げると脚がつりやすいことを前回学んだので,できるだけ小幅で登っていきます。涸れた沢を渡って登っていくと,きれいな沢に出ます。ここが6合目。湧き水もあってここで飲み水を確保することも可能です。のんびりすることなくどんどん登っていきます。上の方はガスっているようですが,道は整備されておりとても登りやすいです。ほとんど休むことなく7合目8合目を通過していくと,道はジグを切って登っていきます。地図であと何回曲がれば山頂に着くのか確認し,それを励みに登ります。ただし,ガスの中なのでしっとり濡れ状態。少し心細い雰囲気です。ようやく山頂したの広場に到着。ここから山頂までは1分かかりません。あいにくガスの中で,何も見えませんが,待っていると少し羊蹄山が見える感じです。先を急ぎましょう。ここからホロホロ山へ向けて坂を下りていきます。途中でクマの糞発見。ヤマップで見た岩場も発見。ここでアクシデント発生! しまったはずのスマホをウエストバッグから落っことしていまい,画面破損。ガラスのカバーはぴったりくっついてくれる反面,よく割れます。今のスマホ2年も経っていないのに割ったの3回目です。ちょっと落ち込みながらホロホロ山到着。待っていると,時々羊蹄山や無意根山方面が見えます。でもすぐにガスに隠れてしまうのでしばらく待機してました。ここから折り返しです。徳舜別の登りはどうかと懸念していましたが,だんだんガスが腫れてきて山が見えるようになってきたので,少し元気が出てきて一気に登りました。再びの徳舜山頂では洞爺湖やホロホロ山も見えてきたのでしばらく撮影してました。下山は,休むことなく一気に下りました。久しぶりの登山にしてはよいトレーニングになりました。帰りは,大滝の無料の銭湯で汗を流しました。キャンプ場もお風呂も無料だったのに,ガラスカバー代がかかりましたとさ。
2022.08.15
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今回の山行は,山岳会の事業であり,私の担当でした。個人的に先月のGWから山に入ってなかったし,旧道は長いのでちょっと不安でした。当日5時に5名が集合し,早速旧道の登山口へ。ここから上り下りの激しい沢沿いの道を進みます。天気は曇りで山頂は望めず何となく暗い感じで歩きます。夫婦沢の徒渉地点は,丸太が濡れていて渡る気になれず,飛び石伝いに対岸へ渡りました。ここから1人が少し遅れがちに。年始めに人工股関節を入れている人なので心配です。さらに,先に進んでいた人が道を間違えて夫婦岩の取り付きに向かってしまいます。途中で気付いたものの,時間をロスしました。さらにさらに,稜線に上がるころ私の脚がつります。68番を飲んで回復したものの,稜線の登りで何度もつることになります。時間も相当かかっており,進みにしても戻るにしても下山の時刻がかなり遅くなりそうです。結局68番を3回も飲んで脚つりを防ぎますが,あまり速く歩くことは難しく,小幅でゆっくりと前に進むしかありません。途中で2人組が抜いていきます。焦りますが,脚がつってしまえば痛くて動くことができなくなります。それより少しずつでも歩く方が大切です。ようやく細尾根を抜けて山頂直下まで来ました。視界が悪い上に,飛ばされるかと思えるくらいの強風です。でもここまで来れば登るしかありません。稜線上では,どうなるか不安だったけれど,もう後戻りはできないところまで来たのです。最後は,ちょっとした岩登りで山頂着。時刻は4時過ぎです。急いで下りても下山は7時を過ぎるでしょう。それでも,山頂に来て携帯がつながり,会長に連絡がついたのは明るい材料です。私も脚が痛くなければまだまだ歩けそうなので,不安感がなくなりました。下山もゆっくりではありますが,脚がつる危険が少なくなったので安心して下りられました。途中で暗くなりましたが,ヘッドライトで登山道を照らすことができたので,問題ありません。昨年のトラブルで明るいヘッドライトに替えておいて役立ちました。結局下山は,8時頃になってしまいました。会長が迎えに来てくれていました。追い抜いていった人が心配して警察に連絡していたので,帰りに警察に寄って無事下りてきたことを報告して,何とか遭難しないで帰ることができました。
2022.08.09
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GW最後の山は旭岳。ロープウェイが運行する前に出発する計画で,5時30分に山麓駅に集合しました。思った以上に冷えていて駐車場は雪でした。今回はシールをつけて出発です。始めは斜面が緩くて楽でしたが,盤の沢の登りは急でとても辛くなりました。いつもはへっちゃらな仲間も遅れがちです。調子が悪そうです。石室の前で休んでエネルギーを注入し,ここから旭岳の急登が始まります。できるだけスキーで登っていきます。いつもなら石室の少し上でアイゼンに履き替えるのですが,今回は山頂から滑降するのが目的なので,スキーは手放しません。思ったよりも雪がつながっていて,どんどん登ります。ニセ金庫岩手前のトラバース地点でアイゼンに履き替えて,シートラとなりました。スキーを背負うのは,2年ぶりでしょうか。アイゼンを履くのもそれくらいぶりです。足が軽くなった分,ザックが重くなります。ペースを崩さないように,ゆっくりゆっくり登ります。何度も登ったことがあるところなので,あまり無理することなく動いていたら,ようやく山頂に到着しました。山頂からは,周辺の山が一望できました。とても良いお天気です。一休みした後,山頂から裏旭方面へ大滑降!滑る雪質,丁度よい斜度,テレマークの滑りもまあまあ身に付いてきました。気持ちの良い滑りでキャンプ指定地辺りまで来ました。ここから,旭岳の北面を登りながらトラバースしていきます。ところどころ滑ったりしながら,グルッと回り込みました。こちらは北面なので,良い雪がたくさんありました。途中土が出ていてスキーを外すこともありましたが,歩いていると姿見駅が見えてきました。駅の少し手前で大休止。かなり歩いたので,脚がつり気味です。下りはスキー場のゲレンデでしたが,もう足がいうことをききません。おっかなびっくり慎重に滑り降りてきました。かなり歩いて疲れましたが,充実したスキーを楽しむことができました。
2022.05.15
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厳冬期なら,浄水場から入ってアバレ川を渡るのです。しかし,雪解けも進んでいるのでこの川を渡るのは難しいだろうということで,少し奥に車を駐めて登り始める予定でした。情報では,途中で通行止めになっているとのこと。そこに止めておけば問題はないだろうと思ったのですが,実際に行ってみると解除されており涸沢林道の入口に車を置くことができました。ここから林の中を進んで美瑛富士の登山口を目指します。最近起こった知床の事故の話なんかをしながら、3人で進みます。ところどころ雪が薄くなってきていますが,まだ切れているところはないようです。地図で現在位置を確かめながら進むとようやく見覚えのある登山口の駐車場に到着。ココで林道を使って涸沢左岸に渡り,尾根を登り始めます。ここからは昨年の1月に登ったことのあるルートです。急な登りから始まって,徐々に緩くなりやがて真っ白な壁が現れるのです。この壁を越えていくと急に風が強くなってきました。今日の予報があまり良くなかったので,仕方ありません。下界は雨のようですが,ココでは吹雪です。壁の上にはハイマツが出ていて通過が危ぶまれましたが,何とか間をすり抜けさらに上を目指そうとしました。しかし,さらに風が強くなり,歩くのもつらくなってきたのでココで下山。よくぞここまでウロコだけで登れたものです。壁の下まで滑ると風が弱かったので,この壁で数回滑ることにします。急坂で恐いのですが,思い切って滑ればターンもできそうだと気付きました。少し遊んだ後,車に戻ります。帰りは美瑛富士登山口を見て,涸沢林道を滑りました。後で気付いたのですが,この1時間後に同じ壁を滑っていた別のパーティーをYouTubeで見ました。自分たちのトレースが写っていてびっくり。楽しい1日でした。
2022.05.15
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今回は,2人の山行。集合場所の北見峠に到着すると相棒は既に着いていて,すぐに準備をして出発しました。それにしても昨年の同時期に来たときよりも雪解けが早くてびっくりしました。林道入口からスキーを履いて出発できましたが,所々林道の土が出ていて,道路脇の雪をたどっていかなくてはなりません。晴れ予報なので,のんびりと林道を登り,電波塔付近からは平坦な林の中を進みます。何度も歩いた所なので,春の息吹を感じながらいい感じで急登の坂まで来ました。ここからシールをつけて登ります。これまでのウロコと違い,やはりシールは後ろに下がる心配が無いので,楽に登れます。ザクザクの雪で埋まる心配も無し。順調に高度を稼ぎ,1258Pまで登りました。山頂を見ると,どうも上の方はハイマツが出ているようで黒くなっています。休憩して稜線を進み,最後の山頂の坂を登ります。すると次第に雪が固くなってきました。この山は風が強いのか,厳冬期の山頂付近はクラストしていて,スキーのエッジが効かないことがあります。今シーズンは滑落して怪我をした人もいると聞きました。今は春とは言え,エッジが効かないと危険なので,途中でスキーをデポすることにしました。ここからはツボ足で登ります。結構な斜度がありましたが,ツボだと足跡がつくぐらいの堅さなので,それほど危険は感じません。先行者の足跡を追いかけていくと最後にあのハイマツ地帯にたどり着きました。ある程度雪のあるところを登っていきましたが,数メートルだけハイマツ地帯を越えました。スキー靴が重い上に枝が引っかかってちょっと苦労しました。やはりハイマツ地帯を歩くのは難しいと感じさせてくれます。しかし,ここを越えると待望の山頂。小さな看板がとてもかわいいです。ここからの展望は360度。大雪山や北大雪の山々。天塩岳方面も見えます。遠くに見えるのは,阿寒の山でしょうか? 久しぶりの山頂に立つことができて満足感でいっぱいです。相棒は初めての登頂でうれしそうでした。ただ,予報の割りにはだんだん雲が目立ってきて,それほど青空は広がっていませんでした。少し休んだ後下山です。途中からは,スキーを履いての滑降。テレマークの滑りを確認しながら曲がっていきましたが,まずまず身体が覚えているようで思ったように滑ることができます。急坂も厳冬期と違ってうねっていないので,楽しく滑ることができました。もう一回ぐらい登り返しても良かったのですが,足の指がつり出してきたので,そのまま下山。林道はまっすぐ滑っていきましたが,立っているだけで脚が痛くなってきて,まだまだ体力不足だな~,と感じさせられました。途中寄り道をしようと笹藪を歩いて見たら,膝まで痛くなってきたので諦めて林道をまっすぐ下りました。昼過ぎに峠に到着。早い到着時刻ですが,ここで終了となりました。
2022.05.04
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今月2回目の三段山です。道内内陸は,例年よりも雪が少なく,さらに雪解けも早くなってスキーができる山が少なくなっているのです。そのため,近場で状態の良さそうな三段山となりました。当日の朝は冷え込んでいて,屋外に駐めた車のフロントガラスが見事に凍っていました。さらに,白銀荘への道も凍っているところがあって,慎重に車を走らせました。私,時間を見誤っていて,集合時刻に間に合わないと勘違いして「遅れる」とラインしたもの,あとで逆に早すぎることに気付き,白銀荘には一番乗りしてしまいました。大丈夫か?その後,続々と参加者が集まってきて無事何事も無く出発。一段目の急登を避けて右側のルートに入り,二段目を目指します。ところが,二段目下まで来ると強風が吹いていてあえなくそれ以上の登行を諦め,もっと右側の斜面を目指しました。ここは,まあまあの風で何とか登ることができ,滑降を楽しみました。ちょっとなめていたのか,何度か転倒して翌日軽いむち打ち症状になるという失態も犯しましたが,楽しみながら滑ることができました。滑りやすい雪質で急坂でも何とかテレマークターンをする自信もつき,大分悩みも晴れてきました。
2022.05.01
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先月27日のリベンジということで,日勝ピークに登ってきました。行きは,前回と変えて麓郷を通って狩勝峠経由で。日勝峠駐車場には,既に仲間3名が到着済で準備をしてすぐに出発。お天気は最高の晴れ。登り始めは少しハイマツの木が目立ちましたが,次第に大斜面が広がり,その中を着々と登っていきました。ウロコ板ではありましたが,シールを貼って登る方が効率が良くて,安心して登ることができました。ピークにたどり着くと奥の方はハイマツが出ていて,沙流岳方面は見ることができず。代わりに遠くに見える芽室岳を確認することができました。このピークから登ってきた斜面を大滑降。前回思い出したテレマークの滑りをここでも実践することができ,満足感でいっぱいの自分でした。しかし,休憩中にウエストバッグのジッパーが開いていて,食料を落としたことに気付きました。すぐに拾ったものの,この時に薬を入れたケースも落としていたらしくて,後で無くなっていることが分かりました。斜面だったので,ころがっていったのに気付かなかったようです。残念。3回ほど大斜面を滑降して帰途につきましたが,なかなか楽しく滑ることができて大満足の山になりました。帰りは日高町を通って。行きと帰りで違う道を走れるのはうれしいです。
2022.05.01
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今回は,三段山へ。いつものように,白銀荘で待ち合わせ。ここからシールをつけて登り出します。お天気も良いし,久しぶりに山頂を目指せそうです。しかし,二段目を越えて上部にさしかかると,雪が固く閉まってきました。風も強くなり,あえなく撤退。仕方ないので,二段目周辺で滑りを楽しむことにします。最近,あまりテレマークターンの仕方が上手くできなくなっていて,少し悩み気味であったのが,ここで上体を倒すことに集中して見たら,昔の滑りを思い出しました!何のことはない,足元ばかりに気をとられていて,体重移動が上手くできていなかったのです。後ろ足への加重を忘れないようにして足を前後にずらし,曲がりたい方に身体を倒していけば自動的にターンとなります。後は,エッジを効かせて滑るだけ。それを思い出しながら滑っていると,昔の爽快な気分もよみがえってきました。今回は,とても大きな収穫があって大満足の一日でした。下山後の温泉も気持ち良く入ることができましたよ。
2022.04.30
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コロナ禍でしばらく山行を控えていましたが,そろそろ活動しないとスキーの時機を逸してしまうということで,日勝峠に集合しました。ところが,日勝峠は風,雨ともに強くとても登れるような雰囲気ではありません。そこで,急遽天候回復が見込めそうな新得のオダッシュ山に向かうことにします。登山口に着いてみると小雨は降っているものの,これから良くなりそうな雰囲気。怪我のため2年ぶりに登るという人も含めて総勢4名で出発しました。ピークの下には広大な斜面が広がり,滑るのには最適そうな山です。始めは林の中ですが,徐々に木も少なくなってきて尾根に上がります。尾根からは遠くの然別湖周辺の山やニペソツ,ウペペサンケなども見えてきて,気持ち良く登れました。山頂をめざすパーティーもいましたが我々は滑りが目的なので,雪庇の張り出していない所からドロップインして広大な雪面を滑ることにします。上部こそ木が生えていて急でしたが,途中からは木も少なくて適度な斜度。気持ち良い滑降ができました。一度登り直して,再び滑降。やっぱり気持ちが良い!楽しい楽しいスキーを満喫して旭川まで戻りました。この日は300㎞のドライブ。美馬牛・金山・日高・日勝・狩勝・樹海・美馬牛と7つの峠越えをしてきたことになります。すごいな~。
2022.04.25
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ちょっと古いお話ではありますが,2月に羊蹄山に行ってきました。現地8時集合ということで,真夜中に旭川を出発。支笏湖付近で夜明けを迎えました。真狩村のセブンイレブンで待ち合わせ。遠く十勝や留萌方面からも仲間が集合して,いざ登山口へ。この時間だと結構な車が駐車場に駐まっていました。晴れた絶好のコンディションの中,シールをつけて出発。この真狩コースは夏に一度登っているので,見覚えのある景色が広がります。途中,夏道からそれて別の斜面を登ろうとしたところ,雪崩の跡を発見。無理せずに通常ルートに戻ることにします。山頂を目指すわけでもないし,あくまでも滑りを楽しむための3日間なので,危ないことはしません。右側が大きな雪庇になっている斜面を登り,山頂の外輪山が近くなってきたところで私の脚がつります。前回の国境山でもつりましたが,今回は季節外れの暖かさでかなりの汗をかいたのが原因のようです。一番やっかいな膝付近だったので,無理せず軽いうちに申告して登るのを諦めました。ここから下山となりました。脚のつりに注意しながらも,何とか滑ることができました。気持ちの良い羊蹄山での初滑り。登り返しがないのも素敵なところです。この日は,喜茂別町の雪月花廊に宿泊。学校の校舎を利用した宿で,レトロな雰囲気が最高でした。おいしい夕食と久しぶりの仲間と飲めたので大満足の1日でした。2日目は,通称マッキモコースと呼ばれる,真狩と喜茂別の中間にあるルート。駐車場から出発しましたが,斜面までに到達するのに結構歩きました。昨日の脚つりもこの日は影響なく,高度を上げていきました。羊蹄山はどこも登り一辺倒ですが,小さな沢地形や急斜面があるので,意外と登るルートを考えないといけません。雪崩の事故も多いと聞きます。ただただ登るだけなので,あまり急がず,それでいて足を止めることなく続けて歩くことで,自分のペースが保てます。高度を上げていくと,ガスってきて雰囲気が暗くなりました。時間的にもここが限界ということで下りてきました。尾根や沢付近を滑ったりしながら,楽しく駐車場に着きました。この日はニセコ駅前の温泉に入り,同町で宿泊。夜は,コンビニ弁当とつまみで再び酒宴となりました。3日目は墓地の沢へ。ここは,名前の通り墓地から山に入ります。平らなところを過ぎて登っていきました。どのコースも似たような地形ですが,それぞれちょっとずつ雰囲気が違います。ここは思ったよりも沢が深い印象。尾根に上がってしまえばそうでもないですが,下る際にはちょっと注意が必要です。3日目ともなると疲れがピークで,足も進まないし帰る心配もあるので,早めに切り上げました。それでも滑りはおもしろいです。なかなか満足なテレマークターンはできませんが,何とか安全に下りてきました。帰りは仲間と別れ,眠らないように常に何かを口に入れながら運転してました。疲れたけれど,とても良いお休みでした。
2022.04.25
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山岳会の総会が中止になったので,南富良野の奥にある国境山に登ってきました。8時に道の駅集合ということで,旭川出発もそれほど早くならずに済みました。今回は,8人の大所帯。道の駅でも怪しい連中が集まって話し込んでいるのを見ると,他の人はどう思ったでしょう?早速,ゲート前まで移動して林道を歩き出します。多少登りになっているので,帰りのスキーも滑りそうです。大人数で歩くと,こういった退屈な林道も楽しいものです。高樹橋を越えた辺りから南の尾根に取り付きます。体力に余裕のある人たちが多いので,登るスピードもちょっと速い感じです。3週間ぶりの私は,息が上がる感じで,いつもより少しキツいです。初めての場所だし,多少不安に感じながら登っていくと,さらに斜面は急になりピークから伸びる尾根状の地形になります。ここをジグザグに高度を上げていきます。会員のお友だちである一番若い女の子もスノーシューで登っていますが,救助隊に所属する会員がボードを背負ってあげています。恐ろしい体力です。私は,ヒイヒイいいながら山頂横のピークにたどりつきました。眺めが良くて,中継所がある落合岳が見えます。国境山は地図で想像していたよりもさらに高く見えて,気力が削がれます。さらにあそこまで登るのか?しかし,思っていたよりも長い登りではなくて,ちょっとがんばればすぐに着いてしまいました。山頂からは,落合岳はもちろん,昨年登って物議をかもしたタケノコ山も見えます。ちょっと苦い思い出です。ここから南東斜面へ落とします。前回ちょっと自信をもったテレマークターンですが,今回はX。左ターンが恐ろしく下手くそです。しっかり山足に体重がかけられなくて四苦八苦しました。しかし,滑ること自体は楽しいですよ。登り返してもう一度滑りましたが,さらに登り返したときに異常発生です。太ももに違和感を感じるようになりました。これは,脚がつる合図です。すぐにタブレットを飲みましたが,それでも効き目なくてとうとう痛くなってきました。テーピンもしてあったのにちょっとショックです。最終的に68番を飲んで,このまま下山を決意しました。68番の効き目はてきめんで,痛みはその後起こらず下山も問題なし。山腹にある小道を横切って滑るときに急斜面で手を焼きましたが,無事林道に出て車まで戻ることができました。やれやれといった所ですが,運転して帰宅し,車から降りるときに脚がつりました。結構痛くて,車の中で悶絶~。さらに夜風呂上がりにも再び悶絶~。最後はもう一度68番の助けを借りました。原因は全く不明ですが,スピードあげて登ったため,負荷がかかったのかな? と思ってます。
2022.02.06
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この間,スマホの契約会社を変えた途端,お誘いの迷惑メールが届くようになりました。突然,メールが来るようになったのです。これには,心当たりがあります。携帯電話の会社を変更したということです。,それまでは,携帯会社は電話回線のみにしており,データ―は格安SIMの契約でした。そのため,スマホではデーター通信を格安SIMだけにしていたので,迷惑メールはなかったのです。それが,契約を替えた途端お付き合いしましょうという,迷惑メールが届くようになったのです。端から信用していない私は,しばらく内容を見ていました。プロフィールには居酒屋でバイトしていると書いています,しかし,毎日のやりとりを見ると,5時には退勤しているようです。この世の中で5時に退勤できる居酒屋のバイトってあるでしょうか? これで,違和感の材料はそろっています。さらによく見てみると、写真の女の子がかわいすぎる。その写真がベッドの上で,胸をはだけている。これだけで怪しい雰囲気です。大体,今の世の中で女の子が執拗にお付き合いを促すようなメールをするはずがないじゃないですか。そう考えられれば,冷静に断れるはずなのですが,捕まる人もいるのでしょうか?ともあれ,今回はそんな矛盾を突いて攻撃してみました。すると,アクセスが途切れてしまいました。きっと,やばいと思ったんでしょう。あまりにも,考えの薄い仕事ですよね。皆さんも捕まらないように,細心の注意を払っていきましょう。
2022.01.23
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10月の音江山からしばらく間が空きました。肝心の雪が降らなくてなかなかスキーが始められなかったためです。ようやく年明けに今シーズン初めてのスキー開始です。しかし,年明けからお天気は最悪。低気圧が来ていて気温も低め。集合した和寒峠には我々仲間以外の車はなくて,寒々として雰囲気です。結構な斜面が広がっていて人気の山だと聞いていたのですが,出だしから暗い感じ。もっとも,私は旭川を出るころから好き場での滑降を覚悟していたので,当然かも知れません。でも,登り出すと風は強いものの,雪はそれほどでもなくまずまずのお天気です。山頂付近までたどり着きましたが,滑る斜面を間違えなければ,楽しく滑ることができそう。この山は名前の通り3つの斜面を持つ山なので,風向きで滑る方向を変えることができるのです。我々は北東側の沢に向かって3回滑りました。フカフカの雪で,斜度も丁度いい感じ。こんな滑降にうってつけの山が近くにあるなんて素晴らしいですよ。いつしか太陽も見えてきて明るい気分で楽しむことができました。行きは,江丹別峠を避けて幌加内峠を通ったのですが,帰りは鷹栖峠を通って帰りました。山の中よりも平地での地吹雪が酷くて大変でした。
2022.01.23
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少し古い記録ですが。山岳会の夏山納めということで,深川の音江山へ行ってきました。早朝,深川温泉まあぶに集合。山を見ると白いものがチラホラ見えます。早速,車で林道に入っていきますが,高度を上げるに従って雪が増えていきます。「やばい,夏タイヤなんだけど」そう思いながら上がっていくと,とうとう雪道になってきました。スタッドレスの車はどんどん上がっていきますが,後続の夏タイヤ勢は途中でストップ。しかし,私のパジェロミニは意外と滑ることなく登ることができます。そして無事駐車場まで登り切ることができました。大きなタイヤだったからでしょうか。それほど危険を感じることもなく登ることができたのでホッとしました。ここからわずか数分で沖里河山の山頂に着きます。一同で記念写真。音江山までの縦走路はずっと雪道ですが,それほど深くはないのでつぼ足で何とか歩けそうです。10名の参加者は,おのおの自分のペースを守りながら,黙々と歩き続けます。何度も歩いたことのある道ですが,雪道は初めてなので,とても新鮮です。中間にある無名山に到着。展望はいいのに名前のない山はちょっとかわいそうですね。休憩後,さらに進みます。旧鳩の湯からの分岐を越えるとひと登りで音江山かと思ったら,意外と遠くてびっくり。やっと着いた山頂も肝心の標識がなくて,そそくさと往路を戻りました。再び,無名山に戻ってきました。ここで,参加した中で最年長82歳女性会員のザックの中身が判明しました。何と,行動食が10食分も入っているのでした。なぜそんなにもってきたのか理由を尋ねてみると,計画書の中に「行動食×10」と書いてあったからだといいます。どうやら,参加者10人分という意味と取り違えていたようです。でも,そんなに背負って歩いていたというのはすごいことですよ。82歳ですからね。その後無事駐車場に下山して,夏山納めは終わりました。下山の際の車も危なげなく下りることができ,最後にまあぶでおいしいお弁当と温泉を楽しみ,今年の山行を全て終えることができました。ワイワイ楽しみながら登ることのできた山行でした。
2022.01.23
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一昨年から調子が悪くなっていたソフトバンクの光ユニットを交換して約1年半。交換して数ヶ月で再びLANがつながらない現象が起き始め,デバイスもつながるものがあればつながらないものもあるという有様。おそらく,同じようにまた故障したのだろうと思っていたのだが,交換して2年たっていなかったのでだましだまし使うことにしていた。しかし,先日暇だったのでプリンタも無線LANでつなごうとしたものの,全くつながらず。有線でもダメ。これは完全に光ユニットがおかしくなっているということで,ソフトバンクのHPから回線の確認ができるページで確認をとってみたら,やはり光ユニットが「異常」と出た。そのまま,チャットで相談していたらあっけなく交換してくれるという。別に交換を要求したかったわけではないが,これは助かる。そして本日,朝8時過ぎに新ユニットが届いた。規格は最新のWi-Fi6ではなく,おなじ5のものだった。でも,中継器も5対応のものなので,無理に6にしてもらわなくても良い。早速つなげてみると,切れるような現象は全く起きず, 快適にインターネットができる。プリンタも無線LANでつながった。やはり光ユニットの故障だったのだ。それも1年で2度目。今までの苦労は何だったのだろう。こうなったら,NASもつないでみたいな~と思い,故障したはずのNASをつなげてみたけれど起動せず。新しいものが欲しくなってきた。今度は,RAID機能が備わっていて,故障してもデー保護できるものがいい。でも,けっこうするんだよね。ただいま,検討中。
2022.01.04
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オリックスが25年ぶりの優勝を果たしました。小学校4年生のときに,阪急のファンになったその年優勝。そして,4年連続のリーグ優勝を果たしました。それ以来,何回か優勝を果たしていましたが,1996年の日本一以来遠ざかっていました。せっかく,スカパーでパリーグの試合が見られるようになったのに,一度も優勝の姿を見ることなく,このまま死んでしまうのではないかと思っていたものです。それが,今年は夏前から好調で,新戦力が大活躍しました。ひょっとすると,と思ったこともありましたが,主力の吉田正尚が怪我をして勢いが止まり,首位からも転落。少し諦めムードになっていました。しかし,そこから粘りに粘って,最後はロッテの敗退で優勝が決まりました。その瞬間涙が止まりませんでした。こんなうれし涙は,記憶にありません。25年間のほとんどは,下位に低迷して屈辱的でした。一試合で30点もとられたこともありました。秋口は,既に来年の日程を思う季節でした。よくやってくれました。去年からコロナ禍で試合を見に行けてませんが,来年こそはまた球場で声を張り上げたいものです。今年は転勤して,個人的には忙しくて目が回りそうですが,元気が出ました。ありがとうございます!
2021.10.27
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せっかくの9連休。初日3日間の山行も天候のために日帰りとなってしまい,何だか消化不良気味。それならと,久しぶりに単独行での登山に挑戦することにしました。ただ,あまり人が行くような所は感染防止のためにも良くないし,ということで北海道最北の山敏音知に行くことにしました。山自体は700mそこそこの低山ですが,行くのに3時間もかかるので麓でキャンプを楽しみます。今回は,1人用焼き台も購入して豪勢に焼肉をします。13日の午後に旭川を出発して,予定通り4時半前に目的地に近づいてきました。独立峰の敏音知が見えてきます。 思わず車を駐めて写真を撮ってしまいました。 ところが,いざ道の駅に着いて受付をしようとしたら,「今日は満員です」と言われてしまいました。「えええ!こんな通る車も少ない田舎のキャンプ場が満員?そんな馬鹿な!」誰もいない中で1人で泊まる姿を想像していたのですが,全く逆の展開でした。お盆前だし,自粛生活の皆さんですからこんな時くらいはキャンプなのでしょうね。仕方なく,他のキャンプ場を当たります。隣町のウソタナイ砂金発掘キャンプ場は?ということで,今度は電話をして確認します。「大丈夫ですよ」という返事。でも,現場ではなくて町役場の電話番号のようだったから,行ってみないとわかりません。おそらく5時までの受付だろうから,急いでクルマを走らせます。ナビが大活躍しました。行ってみるとぎりぎりセーフ。泊まる人もほんの数組です。しかも,クルマのすぐそばにテントを設営できます。これは,逆に良かったかもと思いながら,待望の焼肉を始めました。しかし,古い炭が湿気っているのでしょうか?やけに火付きが悪いのです。パチパチという炭独特の音も聞こえません。肉の焼けるのも遅いし,うちわで扇ぐのも忙しいしでとても辛い夕食になりました。酒が飲めたのだけは良かったかもしれません。おかげで,就寝は10時過ぎ。これまでの暑さとは打って変わって寒気が身にしみたのでダウンを着て寝袋に入りました。翌朝,眠れたのか眠れなかったのかわからないまま起き出して,朝食をとりテントをたたんで昨日の道の駅まで戻ります。着いてみると,登山の準備をしている人もチラホロといて,ホッとしました。最近北海道ではクマが出没しているので,例え軽い山でも単独行の時は緊張してしまうんですよね。この山は,小学生の遠足でも登れそうな難易度なので,途中途中に看板がかけられています。ただ,1人だと下ばかり向いて歩いているから見落としてしまうこともありました。特に,下の森林帯ではあまり顔を上げなかったかも知れません。始めのうち緩い登りだった道も,途中から斜面のトラバースになります。地図をもっているとどこ辺りを歩いているのかわかりやすいコースです。あと何回曲がったら,尾根に出るとかいろいろ数えながら登っていきます。1組のご夫婦を抜かして登っていくと軍艦岩にたどりつきました。この辺りから尾根道に変わり,山頂が近いことを感じさせてくれます。視界もだんだん広がってきました。今回のお目当て,利尻富士も見えてくるとガイドブックには書かれていましたが,それらしい山陰は見えません。数カ所の急斜面を登り,そろそろかなと思ったところで,山頂標識が目の前に見えました。2時間弱で山頂到着です。羽虫がたくさん飛んでいて,ここで蚊取り線香を焚きました。山頂からはパンケ山や函岳などが見えていましたが,肝心の利尻富士は確認できませんでした。しかし,昼食をとって隣の神社の場所に移動してみると,北西の方向にうっすらとそれらしい山肌が見えるではないですか!登ってきた地元の人らしい方にも確認すると,どうもそうらしいのです。はっきりとは見えませんでしたが,思ったよりも大きく見えるようで感激しました。帰りは往路を戻ります。見落としていた看板に下りで気付きます。急斜面のトラバースは,足を踏み外したら大変なので,景色に見とれて歩いていてはいけません。ただ,下りも思った以上に時間がかかってしまいました。昼過ぎ,麓について向かいのピンネシリ温泉に入りました。その後は,旭川までのんびりドライブ。お盆前ということで混んでいて,道の駅もどこも盛況だったのでまっすぐ帰りました。残念こともありましたが,1人キャンプは楽しかったな~
2021.08.18
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せっかくの3連休だというのに,天気が芳しくない。当初は,クチャンベツからヒサゴに入ってトムラウシを登る2泊3日の行程であったが,帰れなくなると困るので日帰り山行に変更。どこへ行くかと思案した結果,ちょっときつめの十勝岳中央部の縦走と決定。早起きして仲間と待ち合わせ,望岳台に集合する。集まったのは,女性3名と男(私)1人。なかなかおもしろいメンバーだ。雲ノ平の分岐までは,いろいろ花の名前を教わりながらのんびりと登っていく。ここから,左に折れて美瑛方向に進む。本来ならば,6月に宿泊研修でここを訪れることになっていたのだが,コロナ感染防止のため順延になってしまった。少し残念な気持ちをもちながら,子どもたちと歩いたらどうだったか検証しながら進む。雲ノ平から少し回り込んだ方が高山植物は多く咲いていたようだ。この花たちを見せてやりたかった。我々は,そのお花畑で大休止をとって,凹状になった沢を越える。前回来たときは雪渓を歩いたのですぐ終わったが,この梯子登りはちょっと楽しかった。ここからすぐにポンピ沢へ下りていくが,藪が酷くなってきていた。そんなに長い距離ではないが,そろそろ刈りごろだろう。沢を渡ってからの登りがキツい。遠くからでもすごい斜面だとはわかるが,登ってみるとホントに急で辛くなる。それでも,そんなに長くはないと自分を励ましてグイグイ登る。やっとの事で美瑛岳分岐だ。ここでも一息ついて,いよいよ美瑛の尾根を登っていく。先程より急ではないものの,やはり登りには変わりない。できるだけ息が激しくならないように,ゆっくりを意識しながら登る。今日も見かけたのだが,トレイルランの連中は駆け足で登るらしい。なんでそんな苦しいことをするの?と,山に登っている自分が疑問に思っている。やがて,山頂が徐々に近づいてきて,いつもは見られない爆裂火口が姿を現す。美瑛からだと先だけちょっととんがった丸い山に見えるが,現実はこんなに荒々しい山なのだ。やっとの事で山頂に到着。涼しい風が吹いている。ちょっとガスッたりしているが,遠くの山も見えるし満足の景観だ。エネルギーを吸収して,ここから十勝に向かう。午後から雷雲が発生すると聞いているので,少し急がなくてはならない。美瑛の東吾川の尾根を下っていくが,ここは実は素晴らしいお花畑が広がっている。今は,盛りを過ぎてしまったがチングルマやリンドウなどの花がたくさん見られるところなのだ。そんなのんびりとした下りを楽しんでいたら,遠くに見えていた顔のような雪渓が近くなってきた。そこを通り過ぎるといよいよ十勝岳の登りだ。7年前の前回は1人で歩いていて,若い女性の方に抜かされていった。今回,またしても若い女性が追い抜いていった!何か不思議な感じだ。それにしてもここの登りはキツい。足元の火山灰が体重をかける度に崩れていって,なかなか上まで到達しないのだ。前回ヘロヘロになって登った記憶がよみがえってきてしまった。でも,ここを通り抜けると十勝岳がグッと近づいて月面のような場所に出る。ガスっていて見通しがきかないときは危険だが,今日のように見えるときは不思議な感覚で歩くことができる。キツそうに見える山頂の登りも登ってしまえばそうでもない。無事十勝岳山頂に到着だ。下界は,37度あったようだがここは寒気さえ感じられる。ホッとしたのもつかの間,遠くから聞こえていた雷鳴がだんだん近くなってきた。時間もかなりかかっている。早々に下り始めると,青空なのになぜか大粒の雨が降ってきた。急いで雨具を身に付けると小雨になった。嫌みっぽい天候に文句を言いたくなるが,下の方には虹が見える。しかもよく見ると二重だ。最後に珍しいプレゼントをしてくれた。例によって,だんだんとお腹が痛くなり,仲間は脚が痛くなり,小休止を重ねながら望岳台まで歩き通した。休憩も入れて11時間もかかってしまった。
2021.08.10
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久しぶりに山中でキャンプをして,例によってお腹が痛くなって,明るくなった頃起床時刻になりました。辺りはもう明るくなっていて,早いパーティーは既に出発していたようです。後でわかったことですが,私の高校時代に所属していた山岳部もいたそうで,ちょっとお話しをしてみたかったなあと思いました。朝食をとって出発です。今日は,忠別岳を往復して下山する予定です。遅くならないように,早めに出発。広大な高根ヶ原に突入です。しかし,ここにもコマクサの群落があちこちにあって,その度に足を止めて見とれてしまうのでした。久しぶりに歩くこの高根ヶ原も魅力的で,開放感いっぱいの広さがたまりません。歩いていると,高原沼を見下ろすことのできる場所に出たり,涼しい風の吹いている場所に出たりその度に休んでしまいます。そのためか,平ヶ岳を横切る頃には,忠別岳まで到達するのはかなり難しくなってきました。半分諦めて,とりあえず忠別沼までは行こうということになります。ホトンと忘れかけていた忠別沼ですが,行ってみるとなかなか良い雰囲気で落ち着きます。中にはサンショウウオでしょうか。仲間がその水を浄水して飲んでいました。雪渓は既にないのでぬるかったそうです。残念ながら,今回はここで時間切れ。来た道を戻ります。忠別岳山頂もちょっと心残りですが,またいつか登れるでしょう。帰りは全体的に登りとなる高根ヶ原ですが,暑さにも負けずに歩き通すことができました。帰りも涼しい風が気持ち良かったですよ。白雲岳キャンプ指定地に戻ると,山岳会の仲間がやってきました。なんでも,今晩一泊して涼んでいくのだとか。山の上は涼しいからよく寝られそうですね。私は,用心のためもう一度トイレに行って,重装備を背負って帰宅の途につきます。分岐までの登りは辛かったですが,思った以上にがんばることができ,よく歩けます。ここまで来るとあとはほとんど下り。荷物も昨日よりは軽くなったので,肩に食い込むようなことはありません。下りの長さに閉口しながらも,赤岳登山道の長い下りを最後まで歩き通すことができ,満足満足の登山となりました。
2021.08.05
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今年初めてのテントを背負ってのお泊まり登山です。男2名,女3名の混成チーム。集合時間からトラブルがありましたが,無事銀泉台に集まり,登山開始。18㎏の重荷が肩に食い込みますが,このところ山で鍛えているので,特に不都合はなし。順調に高度を稼ぎます。何度も歩いている道なので,ペース配分も良いのでしょうか? 何事もなく駒草平に到着しました。久しぶりに山に登ったベテランはちょっと辛そうでした。ここのコマクサは,驚くほどの群落です。遠くに目をやっても小さなコマクサのピンク色が所狭しと広がっているのです。しかし,これはまだ前哨戦とも言えるものでした。苦しい第3雪渓も思ったほど辛くはなく,ホイホイと登ることができました。こうなると後は,第4雪渓の登りだけ。急ではありますが,それほど長くはないのでこちらも順調です。そして,とうとう赤岳到着。ここで,大休止をとりました。この後は,なだらかな小泉だけを巻いて白雲分岐を経て避難小屋に入るだけ。北海道だけに生息するキバナシオガマを眺めながらのんびりと高山の散歩を楽しみました。分岐からは,ただ下るだけ。ン十年前に歩いたことのあるルートですが,ほとんど覚えていません。ただ,ハクサンイチゲやチングルマのお花畑がきれいでした。下りきると,本日のテン場である白雲岳キャンプ指定地に到着です。混むような予測でしたが,全然余裕の空きぐらいでした。ここで,テント用具を出していると,またトラブル発生。フライシートと蚊帳テントを間違えてもってきてしまった仲間が出て,やむなく小屋泊まりとなりました。そんな新しい避難小屋を覗いたら,感染予防のため,仕切りができていて,まるで居酒屋の小上がりように見えました。テントを立てて落ち着いたところで,次の行動を話し合いました。白雲岳往復又は緑岳往復,あるいは酒盛り。何だかだるくなってしまった男性陣は,迷うことなく酒盛りを選択。女性陣はその間緑岳へ行っていたようです。ビールで乾杯した2人はとてもいい気分で女性陣を待ちました。帰ってきてから外で夕食。シカくんも遊びに来て,とても楽しくなった私は,寝る前に担いできた日本酒も開けていい気分でシュラフに入りました。しかし,目が覚めてみるとまだ夜中,というよりまだ10時過ぎ。いつものようにお腹が痛くなって,電池が切れていたヘッドランプに四苦八苦して,満月の夜トイレまでの道をヒグマに冷や冷やしながら歩いたのでした。
2021.08.04
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愛山渓からは,高校時代から登っていたので古い地図をもっていました。そこには,松仙園という地名があり,登山道やヒュッテの表記もあったので,いつか行ってみたいと思っていました。ところが,訪れる人も少ないようでいつしか廃道化して行くことができなくなってしまいました。2年程前に沼ノ平を訪れたところ,道が開削されており翌年から通行ができるという話を聞きました。昨年は行けなかったのですが,今年とうとう行くことができました。愛山渓からスタートして,三十三曲がりに通じる登山道に入らずにさらに林道を進みます。すると,松仙園への登山口が現れます。ここからが本番。かなりのぬかるみ道だと聞いていたので,今回長靴を新調して臨んだのですが,晴天が続いて泥道は干上がっていました。ですから,とても歩きやすくて助かります。ギンリョウソウもいくつか発見。坂を登っていくと,広大な松仙園が現れました。落ち着いた雰囲気で,長い木道がアクセントとなってのんびりできそうです。暑さが続く下界と違って,冷えた風が心地よく感じられます。遠くに見える大雪山の山脈は霞んでいますが,なかなか良い景色。一方通行なのですれ違う人もおらず,素晴らしいところでした。後半の登りの後に雪渓が出てきて,高山植物も色々見られるようになってきました。エゾコザクラはいつ見てもピンク色がいいですね。ピンクに染まったチングルマも発見。どうしてこんな色になるのでしょうか?少し歩いたら,このコースの出口になりました。ここから,当麻乗越へ向かいます。のんびりとした半月湖。ここで高校時代写真を撮った覚えがあります。沼ノ平を抜けると,いよいよ乗越への登りです。意外と長くてきつい登り。着く頃には,相当やられていました。しかし,涼しい風のおかげで元気も回復。ゆっくり休んで,下山です。三十三曲がりを下りていきました。最後は,温泉に入って帰宅しました。
2021.08.02
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今回の山行は夕張岳大夕張コース。初めて登る大夕張コースなので楽しみです。ただ,アプローチが長い上に駐車場が狭いので,旭川午前2時半集合という超早朝のため1時半起床。真っ暗な中の集合は冬ならまだしも,夏は久しぶりですね。登山口には予定通り5時半に到着し,仲間と合流することができました。ここから冷水コースを経て山頂を目指す総勢9名。なかなかの大所帯です。しかし,お天気はあいにくのガスもよう。何にも見えないので,撮るのはお花ばかり。大展望を夢見ていたのですが,残念です。ただ,花はまだまだ咲いていて透明なサンカヨウは初めて見ました。ネギのようなシロウマアサツキやユウバリソウの残骸も。ミヤマアズマギクかと思っていたら,変異種のユウバリアズマギクだと後で知り,ちょっと感動しました。山頂に近づくにつれ雨模様となり,雨具を着ての登山となってしまいました。7月だというのに寒さを感じる中,山頂付近でノンアルビールをごちそうになりました。寒い!帰りは馬の背コース。ただただ下るだけではありましたが,したから聞こえる小屋のチェーンソーの音が励みになりました。下りは思ったよりも長くなくて,気付いたら小屋の屋根が見えてきてホッとしました。小屋で摘果メロンをいただきました。今回は,お天気が今一つだったのでいつしかまた訪れてみたい山になりました。
2021.07.23
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緊急事態宣言も明けて,ようやく登山ができるようになりました。1ヶ月以上山に登っていないので,まずは軽いところということで,まだ登ったことのない十勝の剣山に行くことにしました。仲間を誘って日曜日の3時過ぎに起床。かなり早い出発となりましたが,楽しいことには一生懸命になれます。富良野で会の先輩を乗せて登山口の清水町へ。3時間の長いドライブでした。登山口で,別の仲間と待ち合わせて8時過ぎに登山開始です。久しぶりの山登りで調子は上がりませんが,83歳のベテラン女性がトップを牽引します。そんな御年まで元気に登れるなんて本当にうらやましいですよ。結構な急斜面の登り道の周りにはお地蔵さんが続いて立っています。休み休み登っていくと、やがて一の森という看板が。ここが906mの稜線ピークです。お腹が空いたので,ここで腹ごしらえ。これからの登山に備えます。さらに高度を稼いでいくと,岩場が現れます。シーズンになるとここの岩の切れ目に花が咲いているのだとか。急な斜面を登ると,展望のきくピークに到着。ここから山頂がよく見えます。ベテランさんは,ここで断念。山頂に立つ我々の姿をこのピークから撮ってもらうようにお願いして,我々は出発しました。山頂までは,その後もいろんな岩場が現れて,なかなかおもしろいコースです。特に「母の胎内」は,四つん這いで狭い中を歩かねばならず,なかなか変化に富んでいます。もっとも,別の歩けるルートもありますが。終盤は,長い梯子登り。大したことはありませんが,落ちたら一巻の終わりのようなところもあり,高所恐怖症の人にとっては緊張させられる所です。山頂直下の梯子は,足場が岩とほぼくっついており,足を乗せるのに躊躇します。しかし,山頂は素晴らしい眺めでした。遠くに日高の主稜線が見えます。懐かしいピパイロの姿が!十勝平野の広がりも印象的です。ここで,仲間がポーズを撮って,下で待っている83歳のベテランさんに写真を撮ってもらおうとしました。叫べば何となく声も聞こえるのですが,電話がかかってきました。何とそのベテランさんからです。ストレージがいっぱいで写真が撮れなくなったとのこと。そのかわり,通りがかりの若い女性に撮ってもらったので,我々が下るときにすれ違ったらデータをもらって欲しいとのこと。こうして山頂を後にしたのですが,お話通りその女性と会うことができ,写真もいただくことができました。さらに,この方と話していると,帯広住まいで,普段はひとりで登ることが多くて仲間を探していたということを知り,うちの山岳会を紹介しました。一度はここでお別れしたのですが,途中で我々が昼食をとっていると,下山してきた彼女と再会し,またお話をして一緒に下山となりました。後日彼女はうちの会に入会することとなりました。ふとしたことで出会う縁というのもあるものですね。その後わたしたちは,登山口で彼女と別れ,新得で温泉に入って無事帰宅となりました。足が棒のようになったりして,久しぶりの登山はきつかったのですが,楽しい休日を過ごすことができました。
2021.07.04
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少し前の話になりますが,SNSを通じて高校時代の先輩から連絡がありました。山岳部の顧問だったG先生のこと知っていますか?という内容だったのですが,すぐに悪い予感がしました。40年近く前の高校時代ですから,先生も今はかなり高齢のはず。すごく気になっていたのですが,その後続報が来ました。入所していた高齢者施設で新型コロナのクラスターが発生し,感染した後亡くなったとのこと。すごくショックでした。それと同時に,高校時代のことをたくさん思い出しました。遠征でクワウンナイ川を遡行する予定だったのに,天候悪化の懸念から一般道を登って,案の定大荒れとなり山小屋に避難したこと。学校祭の準備で先生を放送で呼び出して叱られたこと。担当の教科の成績が芳しくなく,「まさか受験でこの教科を受ける気じゃないだろうな?」と質問されたこと。そして,一緒に登った山々でのこと。今となっては,本当に楽しかった思い出です。しかし,先生は今回の死を迎えるためにこれまで生きてきたのかと,思えてしまうくらい虚しくなってしまいます。山登りを始めて,たくさんの人と出会って,そして山でしか味わえない体験をして,すばらしい世界を教えていただきました。今では感謝の気持ちしかありません。どうか安らかにお休みください。そして,天国から見守っていてください。ご冥福をお祈りいたします。
2021.06.19
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新型コロナウイルスの蔓延で,北海道にも緊急事態宣言が出ました。それにより,不要不急の外出は自粛するように言われています。昨年もそんなことがありましたが,アウトドアは密にならないので山に登っている人も普通にいました。私も宣言が出ていないときは用心しながら登ってはいました。しかし,さすがに出てしまうと自分の仕事や立場上控えるようにしていました。山に行くときには,必ず買い物したり他の人と会ったり,下山後には温泉に入りたくなったりしますからね。まして,遠く離れた市町村に出てしまうことがほとんどなので,安全を保証できません。でも今年になって,SNSなんかで山に登っている様子を見ると,あまり山屋は自粛していないように思えてきました。みんなどんどん山に登っている。「今日はどこどこに行ってきました~」「楽しかったです!」といった調子です。山をよく知らない一般の人からしたら,みんな我慢しているのに山屋は遊び回っているように見えるし,何か事故があったら医療関係の人に迷惑をかけるし,大きな違和感をもつでしょうね。全く宣言を無視しているとしか見えない。特に,感染者が大量に出ている札幌の人たちがウロウロで歩いているのを見ると,ちょっと怖い気もしますよね。そんな人たちと山で出会って,挨拶を交わしたくはありません。私も山登りが好きですから,登りたい気持ちはわかります。でも,今は我慢ですよ。我慢。私は我慢してるのでそんな人たちに移される危険はないとしても,せめてSNSに上げることくらいは我慢してほしいです。山屋がみんな登っているように見えてしまうし,それを見た人が「山には登っていいんだな」と勘違いして登り出す人もいるでしょうから。自分にとっても我慢している自分が馬鹿に思えてしまいますしね。SNSに上げることくらいは自粛できると思うんです。うちの山岳会は,現在自粛で行事が全てキャンセルです。個人的に登っている人も見かけません。(SNS上では)それがいいのかどうかはわかりませんが,道内のあちこちに住んでいる仲間ですから,集まらないというのは蔓延防止には効果があると思います。山は逃げないのですから,まずは安全な状況になってから,安心して登ればいいんですよ。そうしたら,堂々とSNSにアップできますよ。
2021.06.06
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GWが天候不順でほとんど山に行けず,ちょっと腑抜けのような感じになっていました。翌週も天気がすぐれず山に行く予定ではなかったのですが,仲間に誘われて行ってきました旭岳。温泉に向かう途中の東川で,猛烈な雨に見舞われて先行き不安でしたが,ダムサイトの駐車場で偶然仲間と落ち合うことができてからは天候も良くなり問題なくロープウェイ横から出発しました。ロープウェイが休業中であり,しかも滑走用具持ち込み禁止期間なので,静かな山の中。最近はまりつつあるウロコスキーでの登行です。急斜面では登り切れないので,ジグを切らないといけないのですが,その軽さがデメリットをカバーしてくれます。暖かな春の雰囲気が漂うコース上,日が差すと暑ささえ感じました。今回は滑るのが目的なので,山頂は目指しません。天女が原を過ぎて,姿見駅に向かっていると,やたら人が登ってきました。さらに上から滑ってくる人たちも。滑る人たちはそれほど上手そうではありませんでしたが,近づいてくるのを見てみるとそれもそのはず,クロカンスキーの人たちでした。あの細板と安定しない靴で良く滑ることができるもんだな,と感心してしまいました。姿見駅の前で休憩です。休業中なので,当然中には入れません。後から登ってきた集団は某高校山岳部でした。十数名も部員がいるなんていいな~。私の頃は片手で足りるくらいでしたからね。にぎやかな連中もやがて盤の沢方面へ去り,我々はコースを滑り出します。しかし,折からの黄砂の影響で思ったより滑りません。ワックスを塗り直したりしながら,おそらく今年最後に近い滑走を楽しみましたが,もう少し滑って欲しかったな~。帰りは,勇駒荘で汗を流し,モンベルによってきました。来月の銀泉台開通がどうなるかわかりませんが,コロナ禍の影響で今月は自粛となりそうです。
2021.05.23
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今年のゴールデンウィークは,中岳温泉でイグルーに泊まって周辺の山々でスキー三昧の予定でした。しかし,予報は全て悪天。下手をすると下山も危ういし,イグルーという自然にまかせた宿泊方法では,アクシデントがあったときの対処が難しいということで中止になってしまいました。昨年のコロナ自粛に続いて2年連続の中止です。仕方ないので,唯一天気がもちそうな2日に日帰りで山に行くことになりました。行き先はチトカニ。浮島ICで落ち合った我々は,当初の目的地である旧上越駅の入口に向かいましたが,除雪されて折らずやむなく北見峠から登ることにしました。しかし,前日の降雪のせいで雪が重くラッセルを強いられます。ウロコスキーの我々はその軽さを生かして,スイスイと1258mピークを目指しました。天気は曇り空でしたが,風がなくてとても良い雰囲気。静かでゆったりとした景色に心が癒やされます。仕事で忙しい日々が続いていますが,こんな時間があるとがんばる気持ちが続きそうです。暖かな春を感じさせるような気温の中,気持ち良い汗をかいて無事ピークに着きました。餡ドーナツと紅茶の組み合わせの昼もおいしくいただき,いよいよここから滑降です。しかし,やはり重い雪。テレマークで滑るには少々難しすぎです。テレマークターンだかアルペンターンだかわからないターンで,雪を書き分けながら曲がって下りてきました。ゲレンデの整地された斜面が如何に恵まれているかがわかります。途中の電波塔からまっすぐ峠に下りていこうとしましたが,木が密に生えていて危険なので,登ってきた林道をそのまま下りていきました。峠まであと少しという所で,登りにはなかったクマの足跡を見つけて一同びっくり。鋭い爪痕を見るととても太刀打ちできそうには思えませんでした。無事に下りてきたことを喜びたいと思います。
2021.05.16
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日曜日の朝,雨が降り続く旭川を出ました。1ヶ月ぶりの山ですが,何とも気乗りしない天候です。しかし,前日に山に入っている仲間がいて携帯の電波も通じないことから,とりあえずドライブに終わるかも知れないけれど増毛まで向かうことにしました。登山口に着いても小雨混じりでちょっと迷いましたが,仲間とも合流して登山開始。いつしか雨は雪に変わって,登りやすくなりました。途中,クマの足跡と遭遇。ついさっき歩いていった跡のように見えて,恐ろしくなりました。同行の人は,今月この山で親子連れと遭遇したそうですからなおさらです。さて,今回我々は全員ウロコスキーで挑戦です。シールを貼る必要がないので軽いですし,何より松などの落葉でシールを汚すことがないのが良い点です。小さな起伏も楽々ですし,下りでシールを剥がすわずらわしさがないので,動きがスピーディです。ただ,急斜面には苦手なのでジグをきって登る必要はあります。突然スリップして,転倒してしまうのも注意ですね。尾根上に出てきて,お天気は益々悪くなってきます。1075mピークのとりつきまではきましたが,ここで視界が悪くなったので下山に決定。一度滑ってみて,楽しかったのでもう一度登り直しはしましたが。私は,今一つスキーの特徴がつかめずにあまり上手く滑ることができません。もしかしたらブーツのせいかもしれませんが。途中で,お昼を摂り,東側の大斜面を登ることにしましたが,途中で膝に痛みが出始めました。1ヶ月ぶりの山で,負担がかかったのでしょう。このまま登ると脚がつることは目に見えています。沢方面に滑ることは断念して,私は尾根上を滑って下りることにしました。天気も回復してきて視界が開けてきたので,問題なく下りていくことができました。最後は,登山口まで一気に下りることができました。久しぶりの山でしたが,仲間と楽しく滑ることができて満足でした。
2021.05.01
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今回は,初めての日勝峠に挑戦です。予定では,日勝終了後富良野に宿泊し,翌日富良野岳方面に登ることになっています。旭川からだと峠下まで3時間かかるので,5時出発となりました。市内在住の人をピックアップし,暗いうちからクルマを走らせます。大雪や十勝の山々が日の出とともに浮かび上がってきて,神々しい景色を眺めながらのドライブでした。3時間後,待ち合わせのドライブインで他から来た仲間と合流しました。早速準備をして,旧スキー場の入り口からスタートです。林道をしばらく歩いていると,川を渡る地点にさしかかります。地図では橋が架かっているはずなのですが,実際に行ってみるとこんな感じでした。完全に流されています。仕方ないので,スノーブリッジを探すために荒れた河川敷に下りて,何とか渡ることができました。もう1週間遅かったら,渡るのは相当苦労したでしょう。この後すぐにスキー場の裾を巻いて,熊見山の隣の1150mピークに続く尾根に取り付きます。お天気も良くて,結構な登りなので,すぐに汗だくとなりました。目に汗が入ってきて痛い痛い。夏の帽子持ってきて,したたるのを防げば良かったかもしれません。遠くから見えた国境稜線も,何も考えずにテクテク登っていると,かなり近づいてきました。大きな雪庇がさらに大きく見えています。熊見山から滑っている人の姿も見えました。最後は,雪庇のない1150mピークに登り着きました。そこからは,初めて見る景色が広がっています。国道が見えるので,地図を見てみるとどこに何があるのかがよくわかります。ペケレベツや労山熊見山もはっきりと見えています。遠くにウペペサンケやニペソツの姿も確認できました。シールを外していよいよ滑降です。滑ってみると,雪が重い!なかなか自由に滑ることができません。さらにモナカだったりアイスバーンだったり,雪質も場所によって変化します。途中まで滑って登り直しました。再び滑降です。滑ってみると左回りが上手くできません。身体の傾け方が悪いのか,どうもおっかなびっくりになっています。雪質も良くないのであまり無理ぜず,急斜面はアルペンターンも入れながら滑ることにしました。昼が過ぎて,だんだん雪が柔らかくなり,滑るのも大変です。ちょっとスキーが埋まってしまうと,自由に回せなくなって,足を取られてしまうのです。何度も転倒しましたが,怪我だけはしないように慎重に下りていきました。最後の川を渡るところでは,行きと違うところを渡り,何とかクルマまで到着しました。その後,新得で温泉に入って富良野のペンションに泊まりました。感染防止のため,室内での食事にして久しぶりに仲間と語り合うことができました。翌日の山は悪天候のため中止。わざわざ泊まる必要もなかったかも知れませんが,900円の安さとワインをいただけたので,かえって良かったかもしれません。
2021.04.10
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北竜町の恵岱岳(えたいだけ)に行ってきました。漢字で書かれると,正式な読みがわかりにくい得体の知れない山です。北竜町の交差点で道央から来た仲間と待ち合わせて,登山口の御料峠に着きました。峠近くには,除雪車の回転ゾーン?があるのですが,そこはもうかなりの車が駐まっていました。何とか邪魔にならないような場所に車を駐めて出発です。スマホのガラスカバーがなぜだか割れていて多少ショックを受けた私も,初めての山で少しうれしい気分でした。まずは,徒渉地点までの林道歩きです。既に先行者がいるので,ラッセルはなし。ぐんぐん恵岱別川の左岸林道を進んで行きます。394の標高点近くの枝沢を越えて,渡渉にかかります。先に渡渉した先行パーティーがかなり急な斜面を登っていくのが見えました。我々もそれに続きます。ここの川は,結構渡渉に難儀するという話ですが,まだSBがかかっているので難なく川は渡れました。しかし,ここからの斜面が一苦労でした。かなり急で,キックターンの繰り返しです。そのキックターンも注意していないと滑ってしまうので,恐る恐るといった感じです。でも,私は意外と苦手ではないので,一番先に登ってしまいました。何とかみんな登り切って,ここからは緩斜面を進みます。さっきの斜面がウソのように歩きやすい緩い歩きやすい斜面です。やがて,恵岱岳の壁が大きくなってきました。よく見ると何人もの人がその壁を登っています。中には,滑り降りてくる人も見えます。そんな姿を見て登っていくと,我々もいよいよその壁にかかってきました。アイスバーン状態のところもあり,初心者の人もいるので山頂まで登らずここで戻ることにしました。シールを外して滑降です。急な斜面ですが,フカフカの深雪もあるのでそれほどのスピードは出ません。しかし,アイスバーンのところもあり,あまり無理はできません。壁から緩い斜面にかかると,快適な滑りになります。テレマークの練習ができるくらいで,とても気持ちが良い!渡渉前の急斜面は,ちょっと別の所を下りて,事なきを得ました。最後は,長い林道歩きです。少し飽きてくる頃,ようやく車を置いた駐車帯に到着してホッとしました。帰りに北竜町のひまわりの湯に寄って汗を流し,さわやかな気分で帰ってきました。
2021.03.31
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知り合いと近場の山へ行こうということになり,お手軽な音江山に向かいました。お天気は良いものの,とても寒い日で身体がしばれます。先行者がいて,トレースがついているので,ラッセルもなし。林道を歩いて,難なく登山口に着きます。ここから尾根を一本越えるのですが,ここも問題なし。さらに川に沿って斜面をトラバースし,川を渡る頃に集団の方が登ってきました。この人たちと前後しながら登っていくと,素晴らしい樹氷に出会いました。これも寒さのおかげでしょう。私は,来月の卒業式や転勤のことなど,珍しく仕事のことを考えながら登っていきましたが,呼吸が乱れずに楽に登ることができました。意外と別のことを考えるのは疲れを忘れるのかも知れません。あっという間に山頂に着いて,休憩の後滑降です。知り合いが良い斜面を教えてくれて,フワフワのパウダーを楽しむことができました。これまで音江山には何度も登っていますが,この斜面を知らなかったのは何だか損した気分です。一度登り返して,帰途につきました。滑りもまあまあだったし,体力的にも余裕があったし,なかなか楽しい山行になりました。
2021.03.28
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祝日ではあったが,家族みんな出掛けたので,ここぞとばかり出発する。目指すは,嵐山から半面山までの縦走。とはいっても,いつもと違って低山なので危険度はグッと低い。しかし,出だしから猛吹雪に見舞われてどうしようかとも思ったが,やんでくれたので,北邦野草園の除雪された遊歩道を上り始める。スノーシューで登っている人が多いらしく,スキーの私にとっては少し登りにくいので,スキーのトレースを見つけて道から外れたところを登り出す。仕事のことやらいろいろなことを考えながら,登っているとやがて展望台へ。ここで,シールを外して腹ごしらえをする。展望台から僅かながら旭川の街も見えている。夏の景色とは大違いの白い世界だ。さあ,いよいよ半面山へ向けて出発。踏み跡通り進んで行くと看板があり,半面山へ続く道もある程度踏まれていることがわかる。今回はウロコスキーなので,少々の登りも楽にできる。もちろん下りは滑ることができるので,行動が速い。ただ,あまり急な登りは難しい。ジグをきって,コースを作っていく。いくつかのポコを過ぎると少し踏み跡も心許なくなってきた。最後のコルは送電線の下だった。振り返ると,もう1人登ってくるのが見えた。急いで山頂を目指すが,ジグをきっていく私と違い,シールの相手はさすがに速い。山頂を前に易々と抜かれてしまった。少し疲れ気味で半面山に到着。先行者と少し話をする。年配の方だが,スキーは初心者とのこと。下りでは,私が先になって滑っていくことになる。相手の方は登ってきた場所が違うので,途中で別れてしまった。私は,ショートカットして,最初の展望台に向かっていく。展望台からは再び猛吹雪。何とか到着したが,楽しい一時だった。帰りの山の店に寄ったら,教え子の家族と会った。先週は,この家族の父親に別の店で発見されるし,行動範囲を広げるといろいろな人と会うことになる。田舎の街は狭いものだ。
2021.03.23
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毎年恒例の山小屋の雪下ろしの日です。雪が多い今冬は,かなりの雪が積もっていると思われ,朝からたくさんの会員さんが集合場所の農家さんの駐車場に集まってきました。ここから小屋まで約3時間の林道歩きの開始です。気温が異常に高くて,歩き出すとすぐに汗をかき始めます。それほどきつい登りではないし,宿泊用の荷物はモービルで運んでくれているので楽なはずですが,なかなか大変なのです。でも,大体の現在位置から,あとどれくらいで着くのかわかるので,最後までゆっくり歩いて無事到着しました。お昼近くになったので,腹ごしらえかと思ったのもつかの間,すぐに屋根に上がって雪を落とします。やっぱり雪が多くて,てっぺんの雪を落とすのに時間がかかりました。乾いた汗が再び出てしまいました。30分ほどの格闘の末,無事屋根の上の方の雪だけを落とすことができました。あとは,中からストーブで暖めて落とします。昼からは例会。いろいろな報告事項を聞いて今後の方針を打ち出しました。暗くなる前に宴会が始まりました。山小屋での楽しい一時です。これがあるからやめられませんね~。明日は,前富良野までのハイク。早めに寝床に着きました。残りの屋根の雪は,暗くなる前に落ちてしまったので,夜中に起こされることもなく安心して寝ることができました。が,実はあまり熟睡できませんでした。次の日は,7時に小屋を出発しました。夏道沿いに順調に高度を稼いでいきます。トレースもあるので,ラッセルの手間もかかりません。三の沢に下りる手前から夏道を離れて,前富良野の登りに取り付きます。トレースあとが少し原始が原寄りに登っていくので,途中から尾根沿いに登ることにします。毎年歩いている所ですが,雪の付き方によって様子が変わってきます。どんどん高度を上げていきます。お天気も良いので,山頂近くまで行けるか,と思いましたが,1300mを越えた所で引き返すことにします。スキー初心者の方がいるので,無理は禁物です。ここからは,スキーでの滑降です。初心者の方は,まだまだすぐに転倒してしまうので,ゆっくり付き添います。夏道に出る前の急坂は,木も密に生えているので要注意の場所です。時間をかけてゆっくりと下りていきました。山小屋まで下りてきたら,あとは林道を滑るだけ。適度な坂になっているので,ただ立っているだけでスキーが滑ってくれます。曲がるまでもなく心地よいスピードで滑りました。楽しい2日間が終わりました。
2021.03.13
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山岳会のO氏より連絡を受け,美瑛岳の中腹へBCスキーをしに行くことになりました。聞くところによると,O氏のお友だちが登山口の白金温泉奥にキャンプをして前泊していると言うことでした。しかし,この日はー25℃まで冷え込んだ寒い日。登山口から少し登ったところで落ち合ったのですが,お友だちは調子が悪くて下山するとのこと。何でも,ツエルトのチャックが閉まらず,おまけにガスが低温のために出なくてお湯を沸かせなかったとか。ガスも使えないくらいの低温はなかなかありません。この日一緒に登ろうとしていた2名の年配の女性もそのまま下りようとしていたのですが,わたしたちが登るというので,途中までご一緒することになり,総勢4名で登り始めました。ここは初めて歩くコースで,よくわからなかったのですが枯沢川の南の尾根をせっせと登る定番のコースのようです。緩かった斜面も樹林帯を抜けると次第にきつくなり,台地状の所に出ると一気に展望が広がります。昨年登った美瑛富士や美瑛岳の勇姿がなかなかカッコいいのです。途中で2名の女性とはお別れして,O氏と2人で登ります。そろそろ滑ってもいいかなと思える斜面が出てきましたが,O氏はもっと上を目指します。私は,1250m辺りから沢地形に向かってドロップ。テレマークの加重がやや甘くて,満足できませんが,開放感があってなかなか楽しい斜面です。上から滑ってきたO氏と落ち合ってもう一度登り直し,最後の滑降を楽しみました。帰りは,北コースを辿りながら滑るだけ。楽しかったな~,と思いながら満足感いっぱいの滑りです。あとはクルマに乗って帰るだけでしたが,あまりにも美しいオプタテシケ山が見えたので,停車して写真を撮ってしまいました。
2021.03.02
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今年初めての山は,天幕山。昨年の冬季も登っているのですが,この山を登って帰宅すると,激しい腹痛で病院へ行く経験をしています。今回は,登山口付近の踏み切りを渡って,ちょっとした広場に駐車しました。どうやら軌道が作られていて,何か奥で作業をしているようです。今日は日曜なので,その駐車場をお借りしました。いつもの急斜面から登山は始まります。軽く汗をかく頃,台地状の場所に到着。晴れていてとても気持ちの良いところです。ここからは,平坦に近い道。トレースがあるので,ラッセルもしないで,ずっとその跡を登っていきます。林道を横切ると,最後の斜面が見えてきます。相変わらず疎林の素晴らしい斜面です。トレースさんも上手にジグを切って登っていってくれるので,ゆっくり登っていくとそれほどきつくなく山頂に到着。山頂にいた登山者にお礼を言って,今度は滑降です。今シーズンは,なぜか曲げる方の脚への加重が甘くて,なかなか上手く曲がることができません。色々試しながら滑りますが,恐怖心が勝って,慎重になってしまいます。斜面したまで滑ったら,登り返し。少し,登る自身がなくて,「途中で下りるかも」と仲間に声をかけましたが,登っているうちに調子が出てきて,最後まで登ってしまいました。登るときにあまり急がず,リズム感良く登っていくと,疲れが残りません。だんだん慣れてきて,楽に登れるのです。しかし,最後の滑降もあまり満足いく滑りはできず,下山となります。下山途中に何でもないところでバランスを崩して,立木に肩をぶつけました。軽く当たっただけなので,大事には至りませんでしたが,下山時の怪我は,十分注意したいものです。急斜面の下りも,危なげなく滑り,我々は無事下山することができました。楽しくスキーを滑ることができて,満足満足です。
2021.02.24
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昨シーズンはやけに雪が少なくて滑るところににも苦労しましたが,今年は期待できるだろうということで140㎝積もっているという幌加内に3人が集合しました。それなのに幌加内市街は思ったよりも雪山ができていなくて,半信半疑で廃棄物処分場に移動しました。すると,車が置けないくらいの豪雪。幸い除雪作業をされていた方が道路脇の雪をどけてくれて,駐車することができました。なんて素敵な方なのでしょう!ここから,今回は山頂から北西に延びる388mのコブを目指します。まだ,沢筋は雪が少なくて渡るのが大変だろうと読んだのです。もう一パーティー,若者の3人組がいましたが彼らは沢筋へ進んで行きました。我々はすぐに尾根に取り付いて急登に苦労しましたが,やがて緩やかになり登りも楽になりました。ふと気付くと若者パーティーも後を追ってきました。やはり,沢筋は難しかったようです。しかし,尾根道も思ったよりも雪が深くてラッセルが大変です。膝上くらいのラッセルで,すぐに交代しなければバテてしまいます。若者グループも代わってくれました。中には女性も1人入っていて,今日は山中で泊まるそうです。ラッセルを代わってもらうと,さすが若者。深い雪もなんのそので,グイグイ登っていきます。おかげで,ずいぶん楽をさせてもらいました。尾根沿いのルートは途中ポコがいくつかあって,帰りはシールをつけなくてはいけないところもありますが,なかなか良い斜面もあって楽しみです。そんな期待をこめて登っていきますが,雪がしんしんと降ってきて,さすがの豪雪地帯だと実感させられました。山頂近くの620m程で変えることにしました。別に山頂を目指しているわけでもなく,滑るのが目的だからです。シールを外して滑り始めます。最初は緩やかなので半分歩いて移動。急斜面こそお楽しみです。ところが,雪があまりにも深くて,思ったよりも快適に滑ることができません。滑り始めると,すねに雪がたまってスピードが出ないのです。何だか期待外れでした。さらに,登り返しもあります。ここでは,シールを再びつけて登り直しです。手間がかかって疲れてしまいます。結局,部分部分では滑ることはできたものの,今一つ満足のいくスキーはできずに車まで戻ってきました。さらに,帰りの林道では車が雪壁に突っ込んでしまい,驚きました。幸い,何事もなく脱出でき車にも異常はなかったので,事なきを得ましたが,見えない雪道はやはり恐いものです。欲求不満のわたしたちは帰りにほろたちスキー場に寄って,一度だけスキーを楽しんで帰ってきました。2人とはここで別れたのですが,この夜は旭川市内に泊まって,明日はカバワラ尾根に向かうということです。みんな好きですね~。
2020.12.31
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12月に入ったので,雪を求めてカバワラ尾根へ。昨年は雪不足で、思ったように滑ることができなかったこの時期。今年は果たしてどうでしょうか?白銀荘前に参加者が集合して,今年のスキーが始まりました。まず問題になるのは,富良野川の渡渉。いつも渡るスノーブリッジは、まだできていませんでした。仕方ないので,少し上流の土石流センサー付近のSBを渡りました。しかし,6人全員が渡り終えたところで,少し崩れてしまったようです。帰りは大丈夫かと少し不安になりました。ここから広いカバワラ尾根にかかります。まだ雪が多い感じではなく,所々木が出ていて邪魔くさいです。登るコースを選ばないと,藪の中に入ってしまって身動きが取れなくなるので,先頭のラッセル係のルートファインディングが大切なのです。吹きだまりに入ったり,窪みにはまったりして時々ストップすることもありましたが,何とか上部までたどりつきます。そこはハイマツの斜面でした。ある程度行きに隠れてはいますが,まだ雪がしまっていないので,ズボッと埋まってしまいます。転倒なんてしようものなら起き上がるのに人の手を借りなくてはなりません。仕方ないので,この辺り(標高1400m)辺りから滑ることにします。久しぶりのスキー,テレマークターンができるか不安でしたが,何とか昨年並みには滑ることができそうです。ただ,他の方はハイマツに足を取られて埋まってしまったり,動けなくなってしまったりして苦戦しています。コースを選びながら滑っていきましたが,今回はこの1回で終わりということで話がつきました。最後の徒渉地点は,後から来たパーティーがさらにSBを崩し,渡ることが難しくなってしまいました。仕方ないので,別の所を渡ることにします。ただ,そこも細いSBでさいごの方になった私が渡るときには,30㎝ほど雪がなくて川の上を渡らなくてはなりませんでした。おっかなびっくりどうにか渡ったのですが,久しぶりに落ちる恐怖を味わいました。無事帰還したわたしたちは,最後に温泉に入り,汗を流して解散となったのでした。
2020.12.10
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どうも家のWi-Fiの調子が悪くて,おかしいことが続いています。スマホも購入から4年近くになってきたということで,新しく購入しました。ZenFone7です。特徴は,画面側にはカメラがついていなくて,反対側のカメラが反転して撮ることができるというもの。おかげで,画面側は全てディスプレイとなっています。自撮りの画質も落ちないという利点がありますね。これからデジカメを使わなくなるかもしれません。動作も驚くほどの速さでした。これまで使っていたZenFone3デラックスもあまり遅いとは思っていなかったのですが,大きく違うということがわかりました。4年も経つとやはり進化するものですね。問題のWi-Fiは,相変わらずつながらないことがあるので,原因はルーターの方だとわかるのですが,対処方法が全く見当たりません。初期化したり電源抜いたりしたら,復活することが多いのですが。それはそうと今後はこのスマホを使って行きます。SIMもnanoに変えたし,microSDカードも入れました。重いのが難点ですが,重厚で頑丈と考えれば良いでしょうか?
2020.12.05
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2日目は,宿からとんぼ返りのように前日の登山口近くの東ヌプカウシヌプリへ。途中,コンビニへ寄って買い物をするが2時間弱の山行予定なので,昼食ではなくおやつを購入しました。白樺峠の登山口からは,ちょっと冷え込んだのか雪模様の山頂が見えます。でも,大人数なのでそれほど不安になることはありません。もし,1人だったら緊張していたかもしれませんが。笹原の登山口からどんどん進んで行くと,だんだん斜面が急になってきます。風も強いようです。寒さがしみるので,ウインドブレーカーも着たままです。何となく街中で使っているウインドブレーカーを着続けていました。高度を稼いでいくと,やがて道に雪が現れてきました。積もってはいないので,相変わらず歩きやすい道です。背中の西ヌプカウシヌプリと高度が同じくらいになる頃,稜線に出て,緩やかな尾根道になりました。天望もなかなか良いようです。そして,あっという間に東ヌプカウシヌプリ初登頂。ちょっとゆっくりしていましたがすぐに南方の岩場に下りていきます。ナキウサギの生息地を見てくるためです。しかし,もうすでに冬支度を終えたのか,全く鳴いていませんでした。もう安心して巣穴には行っているのかもしれませんね。わたしたちも山頂に戻って下山開始です。山頂周辺は雪模様でしたが,少し下がると消えてしまいました。のんびり土の上の道を堪能して,今年最後になるかもしれない,夏山を終えました。帰りに新得そばを味わって,帰宅の途につきました。
2020.11.03
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山岳会の毎年恒例の行事。夏山納会と会員の還暦祝いを兼ねて行われているものです。この時期は,雪模様の山も多くなり撤退してしまうことも増えてくるので,その危険が少ない道東の山を選ぶことが多いのです。今回も十勝平野の北方にそびえる大雪山の一部,然別湖周辺の山に行ってきました。富良野からバスで移動して,まずは白雲山の登山口へ。ここから白雲山に登ります。こちらは秋の終わりの装いで,ビュービュー風が吹いています。寂しげな急斜面を登っていくと,チラチラ雪らしきものが舞ってきました。1時間半で登れる山ですが,先頭が80を越えた方なのでゆっくり登っていきます。それにしても,80越えで山に登れるのはうらやましい限りですよ。山頂は,強風ではありましたが,まずまずの展望で満足できました。昼食を摂り,ここから岩石山方面の下山口に向かう人と天望山に寄ってくる人とに分かれて行動しました。私は,そのまま下山方向へ。初めて訪れる岩石山は名前の通り大きな石の積み重なった山でした。底でも天望を楽しみ,気持ちの良い草原を歩いてヌプカの里の登山口に到着。しばらく待っていると天望山チームも下りてきて,宿泊先の士幌温泉へ向かいました。夜は,温泉に入り,会員の還暦を祝い,酒を飲み交わしてぐっすり眠ることができました。
2020.11.01
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上ホロ避難小屋で,休憩をしていよいよ十勝岳に向けて出発。小屋を出ると,風が強くなり毛の手袋では冷たくなってきます。まだスキー用の手袋も持ってきているし,目出帽もあるので不安はありません。ウインドブレーカーのフードを被っていれば耳は痛くありません。それよりも恐いのは十勝岳の登りです。上ホロのように凍っていたらアイゼンをもってきていない自分では登ることはできないでしょう。そんなことを気にしながら稜線を進んで行くと,先行していたパーティーが引き返してきました。「道が凍っているんですか?」と聞いたら,「風が強いので引き返します。がんばってください。」とのこと。確かに強風ではありますが,あの暑寒の時ほどの爆風ではありません。もしかしたら,風を防ぐ装備がなかったのかもしれません。そうして,昔の三段山への分岐を過ぎ,少し強い風に煽られながら小さなピークを越えていくと,一度平坦になっていよいよ十勝岳の登りです。すると,あら風がなくなりました。おそらく風の当たらない場所になったのでしょう。やけに静かになって,登りに神経が集中できます。雪の付き方も浅いけれど柔らかくて登りやすい道でした。岩が出ていない分,夏よりも歩きやすかったかもしれません。さほど,疲れもせずに順調に高度を稼いでいって,山頂到着です。数人の人たちが山頂にいましたが,私は岩陰に入って強くなってきた風を防ぎ,昼食を摂ります。アンドーナツがなかなかうまく,温かい紅茶ともマッチしていました。話し相手がいないので,のんびりしてもおもしろくなく景色を見て下山です。稜線は再び強風に煽られましたが,もう慣れたものでテクテク進みます。上ホロ小屋をパスした後は,巻き道に入ります。何となく雪上に続いていた白い跡をたどっていったのですが,GPSで確認するとどうも正規の道ではないようです。でも,やがて正規の巻き道が現れて合流し上ホロを登り返すことなく上富良野岳にたどり着きました。疲れていたせいか,ここの登りが一番きつく感じました。ここまで来ると,ちょっとした登山者も多くなり,賑わってきます。ただ,この辺りから鼻水が止まらなくなりました。何度ティッシュでかんでも,すぐに鼻水が出ていまいます。「やばい,風邪か?」という不安がよぎります。この後に,修学旅行や山岳会の納会で宿に泊まる予定があるので,発熱は厳禁なのです。そんな不安を抱きながら下山開始です。最初の下りは慎重に,そしてその後は,暑くなってきてウインドブレーカーを脱ぎました。下界はまだ秋真っ盛りなのです。鼻水はなかなか止まりませんでしたが,早朝とはちがう明るい紅葉を眺めながら凌雲閣までの道を楽しみました。登山口は,紅葉狩りの観光客でごった返していました。やはり道路の下の方までびっしり車が駐まっていて,早朝の行動が当たりました。家に帰ると微熱が!早めにふとんに入って休みました。
2020.10.12
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久しぶりに,1人で山を歩きたくなって行ってきました。行き先は,十勝岳温泉から上ホロを経由して十勝岳を目指すというもの。改装された上ホロ小屋を見たり,歩いたことのなかった上ホロの巻き道を歩きたいというのもありました。もちろん,1人で気ままに歩くのも目的です。ただ,山頂付近は前日のニュースでもやっていたように,雪が積もっているので,アイゼンが必要になる可能性もあります。アイゼンは持っていますが夏靴には合わないので,今回は無理だったら引き返すということで,出発です。十勝岳温泉は,駐車場がかなり混むので暗いうちに家を出ました。しかし,6時過ぎに既に満車。路肩に駐めることにします。思ったよりも上の方だったので良かったと言えるでしょう。ここで朝食を食べて出発。凌雲閣周辺は,紅葉が真っ盛りで素晴らしい色合いの景色が見られました。こんなにきれいな工法を見たのは久しぶりです。気温が低いので,ウインドブレーカーを着て歩き出します。テクテク順調に歩いていって45分ほどで上ホロ分岐へ。ここから本格的な登りですが,途中で霜柱が見られたり熊の落とし物が見られたり…。長い階段登りを越えると,迫力ある安政火口からの上ホロが見られます。上富良野岳への登りは雪があって少し恐いところでした。基本的に登山道が隠れていないので,スリップしても滑落まではしないでしょうが,気を付けたいところです。順調に山頂到着です。さらに,上ホロへ向かいます。山頂は目の前なので一息で登れました。久しぶりの上ホロでした。はるか下に登り始めた温泉が見えます。下は秋ですが,山頂は冬になっていますね。風が強いので写真を撮って下ります。ここの下りも雪でスリップ注意です。下れば,上ホロ小屋です。外見はあまり変わったようには見えませんが,入口ドアの取っ手が前とちがうような気がしました。冬に開きっぱなしになっていて,雪が吹き込んでいた話があったので,替えたのでしょうか? ここで中に入って一休みします。
2020.10.11
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余別の朝は,お酒のおかげで気持ち良く目覚めました。朝食まで時間があるので,港まで行って海を見て過ごしていました。朝食もおいしくいただき,登山口に向かって出発。途中で道を間違えてしまい,積丹岬に向かってしまいました。気を取り直して登山口までの山道に入りますが,思っていたよりも相当悪くてびっくり。せめて両側の草刈りくらいはしてもらいたいところです。さて,この積丹岳は昔高校2年生の時に新人戦で訪れたところです。38年ぶりの訪問ですが,全く面影がなくて雰囲気がちがいました。こんなにうっそうとしてはいなかったと思うのですが。でも,登山口に山小屋があったのだけはおぼえています。中は快適そうな板張りと畳の部屋でした。水もトイレもあるから泊まるにはうってつけですね。ここから,登山が始まります。地図で見るように急な登りはありません。おまけに出発して少し経つと3合目の表示が。1,2合目はどうしちゃったんでしょう?きれいなキノコを見つけたり,ミズナラの大木を眺めたりしながら,どんどん登っていきます。今回は,山慣れしていない人もいるのでゆっくり休みながらの登山。時々雨も降ってきて,その度に雨具を着たりしてわずらわしかったのですが,幸い濡れるようなこともなく,森林限界になってきました。山頂付近になると,風が出てきてちょっと不安になりますが,高い山ではないので安全です。そうこうしているうちに,それまで笹の中を歩いていたのが視界が開けて突然山頂に到着です。南からの強風で,風を避けての昼食となりましたが,山頂はやはり気持ちが良いです。余別岳や日本海が見えて見晴らしの良いこと!久しぶりの積丹岳山頂ではありましたが,記憶はもちろんなし。逆に新鮮でした。30分ほどで下山開始。急ではなかったものの,山道は粘土状のぬれぬれ状態。6名全員が滑ってこけてしまいました。体力的にそれほど疲れることもなく無事下山。きつくはなかったけれど,翌日は筋肉痛になりました。この後,入浴・おみやげと時間を過ごして,富良野に寄り,旭川の自宅に帰ってきたのは9時でした。
2020.09.27
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山岳会の事業で,檜山・後志方面へ行ってきました。夜中の3時過ぎに旭川を出て,富良野に集合。そこから6時間かけてせたな町の太田神社へ向かいました。本殿が日本一危険な神社ということでYouTubeなどで情報は知っていましたが,やはり行ってみると最初から140段の階段に度肝を抜かれました。連休初日ということで車もたくさん駐まっています。早速登り始めましたが,一番きついのは最後の崖登りだけではありませんでした。途中の山道が恐ろしく急で,ロープや鉄杭をつかまないときついのです。1時間も登らないのですが,すぐに疲れてしまいます。手ぶらではなく,ある程度の水と食べ物を持っていくことが賢明でしょう。私は,なめて雨具を持っていかなかったので,神様からしっぺ返しをいただきました。急に降ってきて失敗したと後悔しました。幸い,すぐにやんだので濡れることはありませんでしたが,雨具も必携です。疲れながらも何とか吊り橋まで到達し,滑りやすい所を登っていくと最後の鎖場です。7m程の登りです。ここがよくクローズアップされるところですが,鎖が岩に沿って垂れ下がっているので,足をかけるのが難しいのです。手はよいとしても,足は岩に直接かけた方が安心ですね。でも,昔クライミングをやっていたので,そんなに恐怖心はありませんでした。上の祠に到達して,お参りをしました。あとで来た人はガイドさんのようで,鎖を使わずにフリーで登ってきました。その一行には神主さんもいるということでしたが,10人くらいいるようなので,我々は下ることにしました。下りでは神主さんが鎖を引っ張って足がかりを作っていただき,恐縮しました。下りも急なので気が抜けません。ロープをつかみながら慎重に下りていきました。下山後,拝殿によってきました。ここは海沿いでこれまた雰囲気がちがいます。ここから見える本殿はかなり高いところに見えました。次に向かうのは,今日の宿です。積丹の余別ですので,かなり距離があります。眠かったのですが,昔行った島牧の道の駅や初めて通る道などが楽しくて寝ている暇はありませんでした。6時過ぎに到着しました。その夜は,豪華な海の幸に舌鼓を打って明日のために寝床に入りました。
2020.09.26
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