古河市がんばれブログ

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2010年11月30日
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カテゴリ: ふるさと自慢
11月27日、古河庁舎隣のスペースUにて、「古河歴史シンポジウム」があったので行ってきました。「古代・中世の古河地方を見直す~川戸台遺跡から古河公方まで~」と題されたこのシンポジウムは、朝9時半に始まり、お昼をはさんで、夕方5時半までという、たいへん本格的なものでした。

登壇された先生は総勢7名。ゲストの先生方もいらっしゃいました。テーマは、川戸台遺跡(平安時代の製鉄遺跡)、古河公方(関東公方)、当時の河川の流れ、蝦夷(えみし:北方の豪族)征討、平将門の乱、下河辺荘(中世の荘園)などです。いただいた資料もたいへん詳しく、よかったです。

歴史といえば、学校では暗記というイメージがあります。年代、人物や事件などの名前などを覚えるということです。もちろん、いつ、だれが、どこで、何をしたかという事実を押さえることは必要不可欠です。しかし、なぜそうなったのか、どういう事情があったのかということを知ることこそが歴史のだいご味だと思います。

古河歴史シンポジウム単なる知識ではなく、なぜその出来事が起こったのか、考えてみるということですね。そうでないと、「へぇ」、「ふーん」、「ああそう」で終わってしまいます。今回のシンポジウムでは、5代目鎌倉公方だった足利成氏がなぜ、古河を本拠地として選んで来たかがより明らかに理解でき、たいへん有意義でした。これは合併のおかげによるところが大きいと思います。

総和の水海に城があったことや、前林近辺に安倍墨縄(あべのすみなわ)という人物がいたことなど、合併前はほとんど知りませんでした。そして平将門の乱とも無関係ではなかったということも。また、古河の歴史というより、中世の畿内(近畿)に対する東国としてどういう役割を果たしていたのかから考えるという視点が得られたことは収穫でした。

そして、この2点、つまり、発展するための必然性を見出すことと、広い視野をもって物事を見るということは、単に過去をどう解釈するかにとどまらず、これからの歴史、すなわち未来を築いていく上でカギになるのではないかと感じました。





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最終更新日  2010年11月30日 20時27分59秒
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