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2026.09.26
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続×80・続・続・映画の話をさせて戴く。
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[オデュッセイア]
期待を集めるクリストファー・ノーラン監督作品である。9月11日に公開,主演はマット・デイモンさん,トム・ホーランドさんだ。さすがはノーラン監督,なかなか見応えのある作品である。ビジュアルも素晴らしいのだが音響,音楽が重厚だった。アカデミー賞では「音響」「音楽」「撮影」関係の受賞候補に挙がるのではなかろうか。しかし,「作品賞」「監督賞」には届かないと思う。他にもベテラン監督が存在感を示しているからだ。
私が観たのは日曜だったのだが,観客は40人程度だった。興行的にも成功するするかもしれない。
「ルックバック」
さすがは是枝弘和監督である。9月11日公開,主演は出口夏希さん,蒔田彩珠さんだ。
是枝監督は家族の絆について描くことが多いが,この作品は二人の女の子の友情物語である。秋田県にかほ市(横手市かも)の美しい風景をバックに紡がれる心に響く話だ。情緒がある音,美しい映像,お薦め作品だ。私はこの作品を中学生,高校生に観てほしいと思う。日本アカデミー賞では作品,脚本,監督などの部門で受賞候補に挙がるのではないか。
私が観たのは月曜日,古川シネマリオーネであった。観客は20名程度だっただろうか。大ヒットまでは行かなくても,そこそこ観客を集めるのではなかろうか。
[ヒンド・ラジャブの声]
第98回アカデミー賞の国際長編映画賞にノミネートされた作品だ。フォーラム仙台では9月18日から上映された。監督と脚本はカウテール・ベン・ハニアさん,女性監督である。ガザ侵攻中にイスラエル国防軍によって殺された5歳の少女ヒンド・ラジャブの実話を基にしたドキュメンタリー映画である。この主人公の少女がパレスチナ赤新月社という団体に救助を要請した電話がストーリーの中心になっている。この電話に狼狽える大人,必死に対応するのだがなかなか救助は進まない。ハッピーエンドではないこのドラマは「反戦」映画という枠には収まらない胸を締め付けられる作品になっている。
私が鑑賞した上映回では客席が半分以上埋まっていた。祝日であったということもあっただろう。多くの人に観てほしい作品である。
[踊る大捜査線 N.E.W. メトロポリスを駆け抜けろ!]
9月18日公開,期待の「踊る大捜査線」続編である。正直言って私は不満だったのだが,「踊るファン」の皆さんはどう思ったのだろうか。
あまりにも過去作に頼り過ぎではないのか。そしてコミカルな場面が多く泣かせる場面が少ない。本広克行監督は緊迫感のある場面の演出,ふざけた話の中に泣かせる場面を鏤めるという印象があるのだが,今回の作品は観客を満足させるものではないだろう。
私が観たのは平日の午前中だったのだが,観客は30名程度だった。それなりの興行成績は残すだろうが,メガヒットということにはならないだろう。
エンディングでは続編があることを予告していた。それに期待しよう。
[交渉人 真下正義]
2005年製作の「踊る大捜査線」スピンオフ作品である。監督は勿論本広克行さん,主演はユースケ・サンタマリアさんだ。「踊る大捜査線 N.E.W. メトロポリスを駆け抜けろ!」の公開に合わせて,wowowと民放で「踊るシリーズ」を次から次へと放映していた。
私が「踊る大捜査線シリーズ」で最も忘れられないのはこの「交渉人 真下正義」の「ボレロ」の曲の中で電車が暴走する緊迫した場面だ。大袈裟かもしれないが,私は名シーンだと思っている。稀に観る緊迫感だった。台詞の速さと画面の切り替えが映画における緊迫感を表現するポイントだと思うのだが,この作品のように「ボレロ」を使って音楽をとシンクロさせて緊迫感を出すというのはなかなかのアイディアではなかろうか。
私はこのような場面が観たい。ふざける場面が少なく,シリアスな場面が多い作品だ。「レインボーブリッジを封鎖せよ!」もそうであった。新作「踊る大捜査線 N.E.W. メトロポリスを駆け抜けろ!」とはここが違う。
最も興味深いキャラクターは寺島進さん演じる木島丈一郎である。パワハラ刑事だ。ストーリーを引き立てる重要なキャラクターになっている。
また,エンドタイトルの写真も意味深で洒落ている。
この作品には青島刑事は出て来ない,室井さんは最初と最後にだけ出てくる。そうであっても十分に見応えのある作品なのである。
「交渉人 真下正義」は本日(9月26日)フジテレビ系列で放映される予定である。

.                   木津川俊彦

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Last updated  2026.09.26 08:29:27 コメントを書く
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