黒パンダの旅行記

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Kuropanda

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2006/02/05
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テーマ: 中国&台湾(3344)
カテゴリ: 雑文 - 軽い話し
いつも行く床屋で、髪を切ってきました。今日は、そこに初めて行った時のこと。。。


さて、よほど長髪の似合うハンサムさん以外、企業勤めの男なら、髪はさくっと短めにしときたいものです。それは日本に居ようと、中国にいようと同じです。

で、中国で髪を切る場合。

どこで切ったらいいんでしょうか?

一番楽なのは、一流ホテル内や外人居住エリアの美容室です。
日本語OKの美容室だっていくつか有りますし、そもそも日本人経営の所もあります。

ただし、どこも結構高いです。日本円で3千~1万円くらい。

日本では1000円床屋を愛用していた「短くなれば良し」派としては、それがどうも面白くない。

中国に来て2ヶ月が過ぎた頃、とうとう散髪が必要な長さになりました。


さて、まず店を選びます。

1.例のくるくるサインが回っていても、
  店内が ピンク だったり、入口横になぜかソファーがあり、
きわどい衣装のおねーさん が座っているところは、名前は床屋ですが、
  目的の店ではありません。入らないようにしましょう。

2.路上で散髪してるのは、格安ですが違法だそうです。
  警察が通ると カット途中で逃げだしたりする そうですので、
  ある意味危険です。避けましょう。



結果、私は毎日通勤時に通り過ぎる、近所の道端の美容院に目をつけました。客も割と男女まんべんなく、いつも誰かが切られています。

値段は、髪を洗ってカットして15元(約220円)。
ドライヤーでセットまですると20元(約290円)。

まあそれぐらいは払いましょう。大体これくらいが相場のようです。


店の前に立つと、ささっとドアが開いて「 いらっしゃいませ!!

店に入ります。

こっちも笑顔で「髪を切って下さい!(入店前に何度も反復した中国語)」
「こちらへどうぞ」と言われ、変な鏡台の前に座ります。

「まず頭を洗いますか?シャンプーの種類は?」
このあたりから当時のヒヤリング力では怪しくなってくる。

「えーっと、もう一度言って下さい」店員も「ん?」と思い始める。
後ろで「この人、(普通語が)解らないみたい」「外人だよ」「何人かな?」「韓国人じゃない?」と会話が始まる。

「韓国人」の発音は散々言われて知っていたので「日本人だぁ」と主張する。

「へぇー日本人なんだ」「見えないね」大きなお世話だ。

さて、リストの中で特別料金不要のシャンプーを選び、椅子に座ったままごしごし。田舎から出て来たばっかりっぽい女の子が爪を思いっきりたてて頭をひっかく。

痛い。血が出てるんじゃないかと思うほど痛いが何ていったらいいかわからない。。。持ってきた電子辞書をひく。

痛! 」、一文字中国語。「痛いか?」お、通じた。
軽~ 」、一文字中国語。「好的(OK)」お、通じた。(軽=弱く)

言葉なんて、こうして覚えていくもんです。
(本当は出来れば「有点儿痛」「軽一点可以ま?」くらいは言いたい)

ぐしぐし洗った後、シャンプー台に移動し、ざばざば洗う。
陶器製でこれも頭が痛い。後頭部がごつごつ当たる。。

頭にタオルをまかれた時点で、按摩は要るか?と聞かれる。
一時間30元とのこと。按摩専門店は50-60元前後なので、約半額。

「どこで?」と聞くと、すぐ隣の台が3つ並んでる部屋。
怪しげでもなさそうなので、お願いする。

頭洗ってた女の子がそのまま按摩。
とにかく力強い。肩腰首とごきごき揉まれる。技なんて何も無い。
折れるんじゃないかと思うほど。「軽」「軽」一文字中国語再び。

隣で同じくばきばき揉まれてるおっさんも交えて、会話の練習。
聞き直し、聞き直し、相手にとっては迷惑この上ない。

この子は安徽省(上海の西にあるド田舎)からの出稼ぎで、
給料は月700元(1万円)、休みは月に2-3日とのこと。
勤務時間は長い(12時間/日)が、仕事はそこまで忙しくは無いらしい。

で、聞かれる。
「あなたの給料はいくら?」

正直に「○万元」なんて答えるのもいかん気がしたので、
ドルや日本円や人民元で貰ってるので、合計は良く解らない、と答える。

それに対して彼女が言った、
「でも5000元(7万円)くらいはあるんでしょうね。私は学も何にも無いから、これぐらいの稼ぎでもしょうがないのよね」と淡々と、本当に淡々と、言った言葉がとても印象的でした。


さて、1時間経過。

生乾きで頭もごりごり按摩されたので、キノコ雲のような髪型になって、
鏡の前に座る。ここからが本日のメインイベント。

「どうしますか?」
「短一点(短くしてください)」
「どれくらい?」
「これくらい」髪をつまむ。
「OK!」

じゃき。 って、待て、それはいきなり切り過ぎ。

「少しずつ、少しずつ」
「OK!」

で、紙とペン(今でも必需品)と身振りを駆使し、幸い客が少なかったので、
長いやり取りにつきあってくれたカットの兄ちゃんの協力もあり、

予定よりは大分短くなりましたが、
思った程、変な状態にはなりませんでした。

家帰って軽く洗ってムースつけたら、まあまあ。
ネタ獲得失敗。
(パーマとか毛染めとかに手を出すと、またニューワールドが見れそうですが。。。)


そんな訳で、そっから1~2ヶ月に一度、ずーっと同じとこに通ってます。
最初に按摩してくれた女の子が次に行った時には田舎に帰っちゃってたり、店名がいつの間にか3回ほど変わってたり、カットの兄さんも割と入れ替わりが激しく、実は初回が一番仕上がりが良かったなあ、とか思いつつも、

たぶん、ここが潰れるか、私が引っ越すかまで通うんでしょう。





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Last updated  2006/02/06 02:28:47 AM
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