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2011.07.17
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カテゴリ: スペクタクル


製作 J・J・エイブラムス
監督 マット・リーヴス

 ニューヨーク・マンハッタンを正体不明の怪獣が襲い、人々が逃げ惑う様子を、全編、被害者自身の手持ちカメラの映像で撮った、ドキュメント風作品。

 面白いといううわさを聞いて、DVDで見てみたら、やられた、こういうやり方があったのか、という感じで、はまってしまいました。

 なにがすごいって、とにかく被害者の手持ちカメラの映像そのまま、という設定に、とことん徹底していること。以下、どう徹底しているか述べていこう。

 まず、合衆国国防総省、事件目撃記録、暗号名クローバーフィールド、回収地点かつてセントラルパークとよばれた公園、というテロップで始まること。冒頭から意表を突かれます。カメラの持ち主は無事じゃないなと思わせます。

 次に、主人公ロブと彼女のベスのデート場面がところどころ出てくること。これは、カメラの持ち主がロブで、デートのテープの上に重ね撮りしていることと、撮影者のハッド(ロブの友人)が、カメラの操作がよくわかってなくて、止めるときに録画だけ止めてテープを動かしているからでしょう。

 それから、最初、ロブの兄ジェイソンと彼女のリリーの買い物と、ジェイソンがハッドにビデオ係を頼むところから始まり、日本に転勤になるロブの送別パーティの様子がこれでもかと20分近くにわたって映っていること。これが長すぎるという声があるが、この場面があることで、主要人物の関係や性格がよくわかり、サイドストーリーのロブとベスの恋愛がよくわかるのです。



 結局、ロブたちは、最後軍隊のヘリに乗ることができ、助かるかと思いきや、セントラルパークで……。怪獣の全形や正体、退治できたのかなど、事の顛末は、わからないまま、ビデオテープが終わるとともに映画も終わります。何もかも謎のままです。観ている人は、キツネにつままれた感じで終わるのです。

 今回、この記事を書くにあたって、ネット上の意見など調べてみましたが、消化不良とか、結末がないとか、続編で謎が明かされるんだとかの意見がありました。しかし、この映画はこれでいいんだとか、モンスターの正体はどうでもいいとかの意見もありました。

 ぼくも、謎が明かされる続編はないと思います。実際災害にあった人の状況ってこの通りだと思います。何が起こったのか分からないまま逃げ回り、何だかわからないまま被害に合う、そこに臨場感があるわけだし、それを描くのが、この映画の目的だから、こういう手法をとったのだと思います。謎を明かす続編は興ざめですよ。続編があるとしたら、ロブたちとは違う場所で被害にあった人の、同じような手持ちカメラの映像でしょう。でも、今更それは、二番煎じみたいで面白くないかな。

 しかし、邦題だけについている「HAKAISHA」という副題、必要かね?Wikipediaで調べたら、J.J.エイブラムスプロデューサーが、わざわざ日本側につけてくれと頼んだようですね。わけわからん。





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Last updated  2011.07.17 08:22:50 コメント(1) | コメントを書く
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