「本を読もう」という気持ちにはなったものの、気がつくと夕方になっていました。
昨日はガンが楽しみにしていた 空手
の稽古に戻る日でした。
道場をお休みして1年。
ずっと、
「もう、きっとついていけないなぁ…」「みんな、うまくなっちゃってるよね…」
とばかり繰り返していたガンでしたが、1月の半ばになって
「あー、空手やりてぇ!」
聞いたときは、とても嬉しかったです。
体調がおかしかった私は、 「でかけて貧血でもおこしたら…」
とも思ったのですが、先生にご挨拶もしたかったので付き添っていきました。
ガンの稽古友達はもちろん、ママ仲間も「お帰り!」と迎えてくれました。
久しぶりに…1年ぶりに、汗をたらたら流して、肩で息をして、真っ赤な顔で笑っているガンを見ながら、ママ仲間と近況報告を2時間たっぷり。
帰宅して気がつくと私、肩から背中にかけてとてもスッキリしていました。
何かがサラサラ「流れてる」という感じ。
おしゃべりって、いいものですね!
昨晩は、しばらくぶりに(もしかすると、年明けて初めて)前後不覚に眠りました
今朝、筋肉痛に顔をゆがめながら登校していったガン。
次の練習も楽しみなのだって。
ガンダムのアムロではありませんが
「嬉しいな、僕には帰る場所があったんだ」
というところではないでしょうか…
小学校、週末には学習発表の催しがあって、準備も今追い込みです。
だけど、ねぇ…
ちょっと、その小学校生活、……なものがありまして…
ガンの担任は、若々しい、子供とのかかわりにとても熱心な男性教師です。
ほとんどの中学受験ママは、6年生になり担任が決まると、
「この先生は中学受験反対派か?賛成派か?…」
様子を伺う気持ちになるのではないでしょうか。
私も同じでした。
このあたりは受験人口も少なくて、中にはあからさまに
「受験するなんてそんなに特別の存在になりたいとでも思ってるの?」
と他の生徒の前で言われた子も(数年前ですけど)います。
(その先生、今は転出されたのですけどね)
ポンはいい担任に恵まれたのですが、ガンはどうかしら…
と思っていたのですが、5月ごろ
「先生がね 、
『ガン君は受験するのなら、シャーペンではなくて鉛筆に慣れておいたほうがいいですね』
って。
受験のこと、反対じゃないんだね。」
と帰宅したことがありました。
良かった!
と、思っていました。
とりあえずは。
夏休みが過ぎ、日光修学旅行、研究授業の平和学習。
先生はそのたびに熱心でした。
下調べも資料作りも、それは一生懸命になさっていました。
ガンも、受験生とはいえ、学校にいる間は精一杯やっていました。
それが、平和学習のピークを迎える頃から…
下校が遅くなりました。
日に日に、放課後もプロジェクトを続けなければならなくなったようです。
ガンが言うには
「先生、昨日とおととい、学校に泊り込みでやったんだって!」
…熱心な、あまりに熱心な。
ご自身がそうされるのは(百歩譲って)構わないのですが、子供達にも、ある限りの時間と力を傾けさせようとしているのがわかりました。
懇談会で、放課後は他のクラスと同じ時間に帰宅させてほしいと申し上げた話は、以前書いたところです。
わかっていただけたようでした。
3日間!
学級は、研究授業が終了しても、その続きの形のプロジェクトとして、2月の発表にむけて動き出しました。
12月。
個人面談がありました。
もう、そのときには帰宅時間の話をしなかった私。
1月になったら、給食後下校をお願いするとか、大変なようなら休ませても…という思いがあったので、何も申し上げませんでした。
面談ではもっぱら、そのプロジェクトについて。
「ガンさんにはチームのリーダーをがんばってもらっています」
というような話を、
和やかにした後…
「あの…年明けになりましたら、中学受験を予定しておりますので、入試の日には学校をお休みさせることになってしまいます…」
ちょうど、ブログ友達のぱんころさんが、小学校に出す書類に受験校などをまとめて書いたというお話しを読んだ後だったのですが、書面はないにせよ、もちろんある程度のことは届けなければと思ったのです。
「そうですか。発表の少し前になりますね、当日は来られますよね」
「おそらく…それまでには決まっているかと…それで、お休みの日は年明けのお届けでいいでしょうか?」
「ああ、いつでもかまいませんが」
「学校名などは…」
「別に、いいです。もう志望校は決まっているんですか?」
「はい…第一志望校から、いくつか…2月初旬の試験がメインなのですが1月中にも受験をします」
「そんなにたくさん、受けるんですか?」
「はい…」
この先生は、どの程度の関心や、
もしかすると非難の気持ちがあるの?
「第一志望校から、順位をつけてはおりますが、
ガンと一緒に足を運んで見せていただいたり説明会にうかがったりして、
どこも、いい学校だと思えました。
通わせたいと思うところばかりでしたので、合格を頂いたら
その中のどこに通わせても満足だという気持ちでいます」
と、言いました。
すると、先生
「そりゃそうでしょう。会社ですから。」
は?
「良く見せるの、うまいに決まってますよ。会社ですから。」
この瞬間。
バラエティ番組でよく見る、シャッターがガーンと下りてくるシーン。
私の心はまさにそれでした。終了。
もう何も言うの、やめることにしました。
年明けて、連絡帳で休みの日を届けて、数日後
「来週月曜日は、ガンさんこれを…」
という先生に、
「あ、僕入試なので休みます」
「え?1月に試験?休むなんて聞いてませんね!」
さすがのガンもこれにはムッとしたらしい、連絡帳を見せると
「あ、そうでした…すみません、では、ちゃんと引継ぎをしていってくださいね」
だけ
だったそうです。
「だけ」というのは…いえいえ、それ以上の言葉を人様に期待するのがいけませんよね?
ガン 「引継ぎっていてもさあ。仕事分担するじゃん?やらないで遊んでる奴、何人もいるんだ。
でも『リーダーさん、しっかりしてください』なんだもんな!」
そして1月の最終週。
風邪をひいて、結局学校をお休みさせることになりました。
月曜、連絡帳をお友達に届けてもらったのですが、夕方、帰ってはきませんでした。
そのまま入試まで休ませることにしたので、前の週に置きっ放しにした荷物もあるかと、火曜の午後、私は学校に伺いました。
「ああ、連絡帳や何かは、どのくらいお休みするかわからなかったので、出て来る連絡を頂いたら届けさせようと思っていたんですよ」
「…お手数おかけします…」
「彼には発表のチームのリーダーをしてもらっているので、早く来てほしいんですが。
ああ、もうすぐ入試ですよね?」
「はい、あさってからです。」
「…」
「…」
(間)
ここで、「 頑張ってくださいね
」という言葉になるかとちょっと待ってしまった私、受験への思い入れ強すぎでしょうか?多分そうですね?
「来週の頭まで、長くお休みさせてしまいますが…」
「そうですか。なるべく早く、出てきてくださいね。」
脳内、とうとうブチ切れ。
その日まではかかるんじゃ!予定組んだっちゅっとろーが!
「…はい…ですがどうしてもそこまではかかるかと…悪くすると、もう少し長引くことも…」
「そうですか。まぁ、できるだけ早く来てください。
来られる前の日には、連絡ください。」
おー。連絡、したろーやないけー。
とは申し上げず、 「はい」
とニッコリ頭を下げて辞去したのでありました。
そして、今週。
明日から登校させるという日、お約束どおり連絡したわ。
「お陰様で、入試を終えまして、進学先も決まりましたので明日から登校させます」
「そうですか。週末は発表ですし、間に合ってよかった。では、お便りは今日届けます、わからないことがあったらまた連絡ください」
「はい」
終わり。
「 おめでとう
」はともかく(!)「 どちらの中学に
」とかも、無し。
ガンは 「先生、授業中いきなりブチ切れしたりしてんの。言い返す奴とかもいたけど、俺もう、何でも『はい』って言っとくことにした。めんどくせ。」
「大人になる、ってやつかしらん?」
「そう、そう」
あとひと月ちょっと通う、小学校生活です。
よかったです、ガンが喜んで、帰る場所があって…と思った昨日でした。
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