タイとタイ語に魅せられて

タイとタイ語に魅せられて

PR

カレンダー

プロフィール

Lamyai_daeng

Lamyai_daeng

サイド自由欄

★タイ旅姉妹ブログ★
『タイ~バンコク周辺バス日帰り旅~』


★オススメのタイ語学習★
☆タイ語教室(カフェレッスン)☆
タイコムランゲージセンター

☆タイ語入門書☆
『らくらく話せる!タイ語レッスン』 ナツメ社

バックナンバー

2025/11
2025/10
2025/09
2025/08
2025/07

コメント新着

サブロウ@ Re:ヘルファイア・パス 泰緬鉄道跡を再び辿る旅[16](11/06) 参考になりました 近日中に訪問してみます…
さわでぃん@ Re:サタヒープ海軍基地内へ サタヒープ海軍基地内のビーチへ![6](10/29) このブログはどこかに移転したのでしょう…
サイコロ@ Re:サタヒープ海軍基地内へ サタヒープ海軍基地内のビーチへ![6](10/29) はじめまして、だいぶ前の記事ですが、調…
ウーテイス @ Re:プラナコーンキリ ペッチャブリー城壁を探して[2](12/04) 人生の達人。タイの国民性素晴らしい! …

お気に入りブログ

月一バンコク202… New! masapon55さん

🔥休日….高市早苗政… New! かもめ72&35さん

C58、C50 亀山機関… GKenさん

孫と一緒にミニカー屋 放浪の達人さん

わたしのブログ ウーテイスさん
バンコク竹亭日記 バンコク「竹亭」さん
法喜が語る 法喜さん

キーワードサーチ

▼キーワード検索

2014/11/06
XML
テーマ: タイ(3443)
カテゴリ: タイ旅行記
涼も取れたのでいよいよヘルファイア・パスへ向かうことにして、
ヘルファイア・パス・メモリアル・ミュージアム(HELLFIRE PASS MEMORIAL MUSEUM)
の横から裏手へと下る遊歩道を進むと、

  • 16_01.jpg


こんなところに出ました。

ここで道が左右に分かれています。
左はここと同じく木の板張りの立派な遊歩道。
右はコンクリートの細い道。

うむむ。どっちだ?

あんな険しいところまで板張りの遊歩道が続いているわけないよな。


と判断し、「HELLFIRE PASS」との看板が立っていたこともあり、
右のコンクリートの歩道を歩いていくことにしました。

この選択が大きな間違いであることをこの時は知る由もなく… -_-;)

  • 16_02.jpg


歩いていくと「HELLFIRE PASS→」との看板が再び出現。
やっぱりこっちで正しかったんだー。

と安心したのも束の間。

  • 16_03.jpg


うげげっ、この長い階段を登らなきゃならないの!?

息を切らせて登り切ると先には、

  • 16_04.jpg


急な下りが待ち受けていたのでありました。

そしてまた登って、下って…。

まったくもって登山のレベル。



出発して10分、またまた急で長い階段を下りた先に何かありますよ。

  • 16_05.jpg


展望台だ!

乗って見下ろすと…、

  • 16_06.jpg


おおぉーーー!!

ヘルファイア・パス が眼下に!




  • 16_07.jpg


ヘルファイア・パス の入口に出ることができました。
ちなみに下って来た階段が左端に見えています。

ここは 泰緬鉄道 の線路を通すために岩山を削った場所。

作業にはシンガポールなどで捕虜となった連合国軍兵士や
雇われた近隣国の労働者(当時は労務者と呼ばれていましたが)が従事しました。

過酷な労働と環境で多数の死者を出した場所です。
壁面には犠牲者を悼むプレートや十字架が掲げられていたり。


ここがなぜ ヘルファイア・パス (HELLFIRE PASS)、
訳せば「地獄火の切り通し」と呼ばれているかと言うと、
ミュージアムのパンフレットによれば、「痩せ衰えた労働者を照らし出して
ゆらめくたき火の明かりにちなんで名付けられ」たのだそうです。

その光景が映画『 レイルウェイ 運命の旅路 』でよく再現されています。
リンク先の予告編でも一瞬ながら登場しますのでぜひ見てみてください。
37秒あたりです。

ここは「 コンユウの切り通し 」とも呼ばれているんですが、
このタイ語っぽくない名称の由来は何なんでしょうね。


では ヘルファイア・パス を歩いてみますか。

  • 16_08.jpg


お、枕木がところどころ残っているではないですか。
でも砂利は新たに敷き直したもののようで。

中央に針のような細い木が一本すっと立っています。

切り通しは高いところで11m。

作業は雨季に重なったためコレラの蔓延で多くの死者が出たそうですが、
デング熱やマラリアも流行ったんでしょうね。
さっき展望台から見下ろして撮影している時、
気が付くと無数の蚊が私にまとわりついてきていましたから。

ここを訪れるなら蚊除けスプレー必携です。


切り通しの出口付近まで来て振り返ると、

  • 16_09.jpg


ここにだけ線路が残されていました。
顔を近づけてまじまじと見ると、

BARROW STEEL

との刻印が。イギリス製ですね。
マレーかビルマの鉄道からはがされて転用されたものでしょう。


ふと顔を上げると十人ほどの欧米人グループから
視線を注がれているではないですか。

「あなたが去るのを待ってるんですよ」

笑顔のタイ人男性ガイドさんが英語で声をかけてきました。

あ、そうか。
みんな写真を撮りたくて待っていたんですね。
どうもすみません ^_^;)

Sorry sorryと駆け足で場所を譲ると、
みなさんににこにこ顔。軽く声をかけてくれる年配の女性も。

英語が苦手で気の利いた返事ができないのが悔しいったらありゃしませんよ。

  • 16_10.jpg


オーストラリアからの団体さんのようです。
年配の方も数人いたんですが、よくあの道を歩いて来られたもんですね。


線路跡は カンチャナブリー 方面へまだ続いています。

  • 16_11.jpg


朽ちかけた枕木がところどころに。

短い木橋を渡った先には、

  • 16_12.jpg


あっ・・・。

全て謎が解けたぞ。
分かれ道を左へ行っていれば難なくここに出て来れたんだな。
さっきのオーストラリア人団体さんもここを下りてきたのか。

きっと私の選んだ道は当初設けられたルートで、
その後楽なこっちの新ルートが整備されたということなんでしょう。

要らぬ苦労をしてしまった… -_-;)

大いに凹みつつ、さらに行けるところまで線路跡を辿ります。





<旅費交通費>
歩いただけなので:0バーツ
ここまでの合計:1,664バーツ

※旅は2014年5月12日(月)~13日(火)に行いました。

つづく

※当ブログから1日旅の記事だけを抜粋し見やすくまとめたブログ
『タイ~バンコク周辺バス日帰り旅~』 もぜひご覧ください。

そちらのブログは左側の「旅ごとに見る」欄で旅名を選ぶと順を追ってお読みいただけます。
旅の参考になれば幸いです。

  • カンチャナブリー2.jpg


『あなただけのタイ語家庭教師』小野健一著、国際語学社





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2014/11/06 09:00:57 AM
コメント(7) | コメントを書く


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


Re:ヘルファイア・パス 泰緬鉄道跡を再び辿る旅[16](11/06)  
masapon55  さん
コメントありがとうございました。
バス旅いつも楽しみにして読ませていただいていました。わたしも行ってみたいな~と思いながらまずバスはどれに乗ったらいいのかタイ語がわからないので残念です。
今回は一度見てみたいと思っていたロイクラトン。やっと念願がかないました。なんでも船のパレードもあるということで今晩楽しみにしているんです。昨日もいくつかチャオプラヤ川を灯篭が流れていて、行き交う船が通るたびに大きく揺られながら流れていきました。 (2014/11/06 03:37:46 PM)

Re:ヘルファイア・パス 泰緬鉄道跡を再び辿る旅[16](11/06)  
こういう場所があるとは知りませんでした。
この岩を切り崩して線路を敷いたのだから、どれほどの難工事だったのか想像に難くありません。
ここで多くの方が亡くなったのですね。

今の平和がずっと続くように祈ります。
(2014/11/06 04:32:14 PM)

Re:ヘルファイア・パス 泰緬鉄道跡を再び辿る旅[16](11/06)  
Tui☆  さん
ヘルファイア・パスですか。ヘヴィメタルのバンド名に使えそうだな(≧∇≦)
これは生々しい史跡ですね。日本の悪を印象づけるのにはピッタリといえますが、そういうのを別に考えても、われわれは事実のひとつとして、こういう風景をしっかり記憶していかなくてはなりませんね。
(2014/11/06 06:39:34 PM)

Re[1]:ヘルファイア・パス 泰緬鉄道跡を再び辿る旅[16](11/06)  
Lamyai_daeng  さん
masapon55さん
>コメントありがとうございました。
>バス旅いつも楽しみにして読ませていただいていました。わたしも行ってみたいな~と思いながらまずバスはどれに乗ったらいいのかタイ語がわからないので残念です。

当ブログを読んでいただきありがとうございます!
タイ語ができなくてもバンコク市内バスなら英語版のバス路線番号入りバンコクMAPが売られていますのでなんとかなると思いますよ。機会があったらチャレンジしてみてはいかがでしょうか ^^

>今回は一度見てみたいと思っていたロイクラトン。やっと念願がかないました。なんでも船のパレードもあるということで今晩楽しみにしているんです。昨日もいくつかチャオプラヤ川を灯篭が流れていて、行き交う船が通るたびに大きく揺られながら流れていきました。

ロイクラトンに合わせて行かれたんですね。船のパレードまであるとは知りませんでした。
きっとmasaponさんのブログでレポートがそのうちありますよね? 楽しみに待っています。
どうぞタイ旅行を楽しんでいらしてください!!
(2014/11/06 09:12:33 PM)

Re[1]:ヘルファイア・パス 泰緬鉄道跡を再び辿る旅[16](11/06)  
Lamyai_daeng  さん
バンコク「竹亭」さん
>こういう場所があるとは知りませんでした。
>この岩を切り崩して線路を敷いたのだから、どれほどの難工事だったのか想像に難くありません。
>ここで多くの方が亡くなったのですね。

>今の平和がずっと続くように祈ります。

欧米人観光客には有名なようですが、不便なところにあることもあって日本人観光客で訪れる人はそれほど多くないようです。バンコクから日帰りだとかなり厳しいですからね。サンクラブリーと合わせて訪れるのがいいと思います。

こうやってここに観光で訪れられる平和な世の中になったのも先人たちの苦労のお陰です。また綺麗に整備し維持してくれているオーストラリア政府にも感謝です。
(2014/11/06 09:23:19 PM)

Re[1]:ヘルファイア・パス 泰緬鉄道跡を再び辿る旅[16](11/06)  
Lamyai_daeng  さん
Tui☆さん
>ヘルファイア・パスですか。ヘヴィメタルのバンド名に使えそうだな(≧∇≦)
>これは生々しい史跡ですね。日本の悪を印象づけるのにはピッタリといえますが、そういうのを別に考えても、われわれは事実のひとつとして、こういう風景をしっかり記憶していかなくてはなりませんね。

旧日本軍がここで無茶な切り通し掘削工事をしたことは事実なのでそれはそれで仕方がないのですが、オーストラリア政府はミュージアムでの展示をことさら日本軍の残額性を誇張するわけでもなく、淡々と客観的な内容で解説しているところが、さすが先進文明国家だと敬服するとともに感謝の念を抱かずにはいられませんでしたよ。日本はオーストラリアともぜひ交流を深化させていってほしいですね。
(2014/11/06 09:28:04 PM)

Re:ヘルファイア・パス 泰緬鉄道跡を再び辿る旅[16](11/06)  
サブロウ さん
参考になりました
近日中に訪問してみます。 (2025/07/03 12:57:54 PM)

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: