わたしのこだわりブログ(仮)

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2009年06月04日
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カテゴリ: 歴史の旅

​​ 古代ローマ水道 9 ( イングランド・ バース編 2)

ケルト人と温泉とローマ浴場( イングランド・

先住ケルト民族の移動。

バース(Bath)の温泉の歴史は、伝承によれば、 イングランドの建国神話の王様、フラダット王が泥の沼に浸かってライ病を治した事に始まると言わる。
その後このバースの街を造ったとされる。つまりローマ人が侵略する前から温泉はすでに存在していたわけです。

​先住ケルト民族の移動。
​​ BC800年頃ケルト人と称される人々が大陸から渡来 。鉄器文化を運んで来た。
彼らは初期にやって来た ゲール人と、後に来たブリトン人に代 別される。​​

​ ゲール人はブリトン人に追われる形でアイルランドに渡り、一部がさらに、スコットランドの西部に 住み着く。​
​一方、 ブリトン人は現在のイングランドとウェールズに住み着いた とされている。​
​また、 ガリア人も同族のケルト人で、彼らはフランスに移住 。​
因みに、「
ブリテン」の地名は、 ローマ人が「ブリトン人の地」と言う意味でブリタニアと呼んだのが最初です。


​ ブリトン人の時代になると、この泉は女神スリスの霊場とし、人々に畏怖の念を起こさせる特別な泉として祀られる 。
ドルイド(神官)が祭祀を司どり、泉の中に捧げものを投げ込む儀式が行われたらしい。

​それは ローマ人がここに浴場を建設してもこの泉の神秘性は有効で神聖視 された。​

​女神スリスは、ローマ女神のミネルヴァに同一視され、スリス・ミネルヴァと呼ばれ神殿が建てられ、その横に浴場が建設された。
※ ローマ人が浴場を建設する前は温泉とは言え、泥土の中、熱い湯が湧き出てる小川そのもの。湯気をたてながらエイヴォン川に流れるだけだったようです
星 「神様にお参りして、温泉に入れば病も癒える。」をうたい文句として。霊場の隣にローマの温泉が建設された わけです。

下は、女神の泉に捧げられた品です。神聖な泉から、鉛職人達によって泉に投げ込まれた2つの鉛のインゴットが発見されました。
古代ローマの鉛のインゴットA
鉛は、ローマ水道や、温泉の導管や分配管の素材として、非常に大切なものでした。
このインゴットには「ハドリア・アウグストス帝の所有」と刻印されています。ハドリアヌス帝時代の物であることが偲ばれます。

バースの大浴場 長さ約25m 幅約12m。1世紀頃建築。
今でも、バース中心部の3つの泉から1日46度以上の100万リットル以上湧き出ているそうです。
バースの古代ローマ浴場 3B​
前回の写真とは反対から撮影。(浴槽の防水は、やはり鉛版が使われていたそうです。)
ローマ人は日に一回は入浴したいほどの風呂好きだったようで、自分たちが快適に入浴し、余暇を楽しみ、同時にブリトン人の指導者達にもローマ式の生活を理解してもらいたかったのかもしれません。

つづく
リンク  古代ローマ水道 10 (イングランド・バース編 3) 終章 ​
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Last updated  2020年11月03日 04時33分09秒
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