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(毎年11月の第4木曜日に制定)
ナショナルホリデーとは日本の旗日(はたび)にあたり、国旗を掲揚するような大切な国の祝祭日です。
この日アメリカの国民は家族と過ごす為に故郷に帰り、親族や友人と共に食卓を囲む風習があります。
その為に交通機関は1年で一番混雑し、料金も割高になるのがこの「サンクスギビング・デー(Thanksgiving Day)」の前後
だそうです。
たとえ恋人がいようと、家族と共に過ごす事が優先される日だそうで、甥は恋人が故郷に帰ってしまい、シブシブ実家に戻って来ました ![]()
サンクスギビング・デー(Thanksgiving Day)
感謝祭の由来
感謝祭のディナー(Thanksgiving Dinner)
七面鳥 (英名 ターキー・Turkey)
Yam 、Apple and Cramberry Casserole
日本の勤労感謝のような日だと思っていましたがそうではなかったようです。
サンクス・ギビング・デー(Thanksgiving Day)とは、文字通り感謝祭。
では何に感謝しているのか?
一言で言うと、 17世紀にアメリカに渡ってきた清教徒たちが土着のインディアン達に助けられて、過酷な大地と戦い、秋の収穫を迎える事ができた
。・・と言う事を 神様に感謝すると同時に、助けてくれたインディアンたちに感謝をささげた事が起源とされている
そうです。
感謝祭の由来
1621年、メイフラワー号で新大陸に来たピルグリム・ファーザーズ(Pilgrim Fathers)。
ニュー・プリマスでは半分近くが最初の年に亡くなったそうです。
そして翌年の最初の収穫は豊作で、助けてくれたインディアンと共に神に感謝して3日間祭典を開いた。その時に七面鳥や鹿肉がふるまわれたと言う。
その後、収穫祭は地域で不定期に行われて来たそうですが、初代合衆国大統領であるジョージ・ワシントンにより、1789年10月正式にサンクスギビングを決め。
32代フランクリン・ルーズベルト大統領が1941年にホリデーを毎年11月の第4木曜日に決定
。
アメリカ人にとっては、この感謝祭はアメリカ建国の歴史につながる大事な要素が含まれている
。・・と言う大切な日のようです。
因みに1941年と言う年は第二次世界大戦への参戦による史上最大の軍拡が始まり、軍事特需など戦時経済の増大によりGDPは回復。まさにアメリカ経済は好景気の時代を迎える時でした。
感謝祭のディナー(Thanksgiving Dinner)
サンクス・ギビング・デー(Thanksgiving Day)には特別な料理が食卓に並ぶ
。
伝統的なのはスタッフィング(詰め物)をしたターキー(七面鳥)の丸焼き。
これを特別なソース(グレイビー・ソースとクランベリー)でいただくのだ。
デザートは多少地域性もあるのか? パンプキン・パイは定番だが、アップル・パイやハワイではカスタード・パイが加わる。
他に同じく収穫に関わる特別なお芋がある。
ヤム芋は何らかの形で調理される。今回はデザートになったヤム芋のキャセロールを紹介。
ちょっと高級スーパーSafewayの冷凍ターキー売り場のコーナー
今日は当日なのでかなり激安。
日本では滅多にお目にかかれない食材であるが、こちらでは、クリスマスにも食される鳥肉である。
鶏の数倍あり、調理の下ごしらえだけで数日かかるそうだ。
だから手間のかけられない人は暖めるだけのセットを購入。
今回はSafewayのデリ・コーナーでスペシャルセットを予約購入
54.99ドル(約6人前)
ほぼ出来上がりが来るのかと思いきや、仕上げに2時間もかかるらしい ![]()
どうも安いはずであった・・。
13.11ポンド(5.9kg)のターキー
七面鳥 (英名 ターキー・Turkey)
ターキーはポンド幾ら・・で値段が決まるが、今回は一律セットで13ポンド程度のターキーが付いてきた。
ターキーの値段はいろいろ。大きさだけではない。
Organic(オーガニック)であったり、Free range(放し飼い)であったり、品種もあるからだ。
一般的に食べられているのがBroad-breasted white turkeys(ブロード・ブレステッド・ホワイト・ターキー)と言う品種改良された白いターキー
である。
そもそも ターキーはメキシコ、中米。北米、カナダに広く野生していたキジ科の鳥
である。
スペイン人が欧州に持ち込み、地中海沿岸から広まったらしい。
ところで、 ホワイトハウスで毎年恒例なのが大統領による七面鳥への「恩赦
」(毎年2羽命拾いする)である。
由来はジョン・F・ケネディ大統領がプレゼントされたターキーを食べられなかった事
かららしい。
今年はミネソタ州育ちの「ポップコーン」と「キャラメル」が助かった。
セットの中身(その他の付け合わせ)
前左、スタッフィング。中左、クランベリーソース。上左、グレイビーソース。
手前右、マッシュポテト。中右、パンプキン・パイ。 上右、パン。
オーブンで焼き上げたターキー。味は淡泊でクセがなくヘルシー。
加熱時間は1ポンドにつき8~10分。
今回は13ポンドあるので、焼き時間は104分(1時間44分)が目安
。
華氏375度(摂氏190.56度)で焼き上
げる。
その焼き上げ30分前にソースをかけて再び加熱。
そのほかのソースも全て冷凍で来ているので加熱解凍する必要がある。
なんだかんだと時間がかかった。
でも最初から下ごしらえする事を考えると格段に手間が省ける。たいていの家はこうした物を購入しているのかもしれない。
あるいはZippysなどのファーストフードでは小さいけど焼き上げられてそのまま食べられるターキーが小売りされているらしい。
もっとも感謝祭でターキーを焼くのは夫の役目だ・・とも聞くが・・。
ターキーにグレイビーソース。クランベリーソースを添えて。
付け合わせはマッシュポテトとスタッフィングの素材。
本来はターキーのお腹の中に詰めて焼く物らしいが、調理の問題でバラされて来ている。
デザートにはカボチャのタルトがついていた。
写真の品はスーパーで売られていたもの。
味はどれも意外に美味しく良かったです ![]()
もう一品料理を紹介。
Yam 、Apple and Cramberry Casserole
ヤム芋とりんごとクランベリーをバターとブラウンシュガーをかけてオーブンで焼いたもの
ヤムイモは見た目はサツマイモ。でも中はオレンジ色で水っぽい。
お世辞にも美味しい芋とは言えないが、 なぜかこのヤム芋は感謝祭にはずせない食材のようだ。

上 ヤム芋
下 フレッシュ・クランベリー
ヤム芋と青リンゴ
バットに交互にはさむように並べてクランベリーを載せる
さらにブラウン・シュガー、メープルシロップなどで甘みを足す。
後はバターとシナモンパウダーをかけてオーブンに入れる。
ターキーと同じく華氏375度(摂氏190.56度)で焼き上。
ヤム芋に火が通らず結局2時間近くかかった。
ヤム芋と言う食材に意味があるのだろう。
りんごもクランベリーもほとんど溶けで甘酸っぱいソースとなり、ヤム芋を美味しく包む。
Yam 、Apple and Cramberry Casserole
この料理は、スイートポテトで作ったらさぞ美味しかろう。
つまり、水っぽくて、あまり美味しくなかったヤム芋をいかに美味しく食べさせるか・・と言う料理法につきるかもしれない。
さて、サンクスギビング・デー(Thanksgiving Day)は終わった。
こちらでは 29日0時を越えて、Black Fridayがやってきた
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