わたしのこだわりブログ(仮)

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2014年10月14日
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加筆しました スマイル

グラーベン通りがコールマルクト(Kohlemarkt)通りに突き当たった所に今回紹介するウイーン老舗高級食材店があります。
そもそもはホテルの部屋で食べる美味しいフルーツやスイーツを探しに入ったのですが、実はコーヒーの焙煎で世界的に有名なお店だったそうですびっくり
ついでに店内にあるレストランも、オーストリアの中でもトップ5に入る有名店だったそうで、たまたま食事もしてきたので紹介します。スマイル

ウイーンの高級食材店 ユリウス・マインル(Julius Meinl)

ユリウス・マインル・アム・グラーベン(Julius Meinl Am Graben)
Restaurant Julius Meinl Am Graben

ユリウス・マインル(Julius Meinl)の創業は1862年 に遡る。
最初はスパイス店として店を開きスパイスの他に紅茶やココア、コーヒー豆、砂糖などを販売。
その後息子の ユリウス・マインル2世(Julius Meinl II)は、1877年にコーヒー豆を美味しくローストする技法を編み出したそうだ。
そして、ユリウス・マインル(Julius Meinl)は世界初、コーヒー豆を焙煎して売り出す店となった

コーヒーのパイオニアである ユリ ウス・マインルは世界中から最高のコーヒーの生豆を入手する事が可能らしい。
そして美味しい豆の焙煎技術。
今でもユリウス・マインル(Julius Meinl)と言えば美味しいコーヒー・・と絶賛される理由はそこにあるのでしょう。

入り口とその上のレストランの外壁が修復中でちょっとガッカリ
pict-ユリウス・マインル 1.jpg

入り口左には喫茶が併設。軽食もとれるようです 。(前がコールマルクト(Kohlemarkt)通り)
pict-ユリウス・マインル 2.jpg
因みにコールマルクト通りの名は石炭市場の意だそうです。

店内はさしずめ紀伊國屋と言った感じ。
下は商標となっているマインル・ムーア(the Meinl Mohr)少年の人形。
pict-ユリウス・マインル 3.jpg
1924年にグラフィックデザイナーのJoseph Binderが手がけたらしい。
Logo von Julius Meinl
pict-ユリウス・マインル 4.jpg
1階は生鮮野菜にフルーツ、牛乳ヨーグルトやワインショップの他にチョコレートなどお茶や雑貨一般が置かれている。1階は単に高級スーパーと言った感じ。
2階は主に高級デリカテッセンに紅茶やケーキやパン、生ハムやソーセージ、オリーブやピクルスなどを扱う専門店が入っている。
pict-ユリウス・マインル 5.jpg

ユリウス・マインル(Julius Meinl)が成功したのはコーヒーの焙煎だけではなかった
もともと食材店である。 ユリウス・マインル2世は第一次世界大戦中に自社開発のビスケットを陸軍省に独占納入して成功。
1913年にはオーストリア・ハンガリー帝国だけでなく、コーヒーの輸入と焙煎で世界最大手の会社に成長。


ところで2代目ユリウス・マインル2世(Julius Meinl II)(Julius Meinl II)(1869年~1944年)は日本人の女優でオペラ歌手の田中路子と1931年頃に結婚し10年ほど暮らしている。
pict-ユリウス・マインル 6.jpg
2階にはMICHIKOの名を冠した紅茶が売られていた。

年の差40歳。ユリウス・マインル2世は時の財政界の重鎮であり、財力もある。彼女のヨーロッパ・デビューを支えたが、彼女は恋多き女だったようだ。

ハムやソーセージの種類はハンパないびっくり
pict-ユリウス・マインル 7.jpg
つい食べたくなり生ハムもスライスしてもらった。ぺろり
ここで買ったチェリーは一粒がこの上なく大きい。そしてケーキやパン、トマト、オリーブ、チーズも購入。
今までいろいろ食材店には行ったが、確かに最高の品揃えのお店であった。
(枠の関係で紹介できないのが残念)

今でもユリウス・マインル(Julius Meinl)のコーヒーは世界に流通しているが、食材店は最盛期には欧州に1000店あったらしいが今はウイーンにあるこの店だけ のようです
おそらく転機がきたのは第二次大戦後、そして1960年代、業務提携? あるいは買収されたか? 創業以来の店舗は縮小。2000年には食料品部門の撤退をして残り店舗はドイツ系の「Billa」や「SPAR」が買収。
ユリウス・マインル(Julius Meinl)は立て直しの為にコーヒー部門のみに特化したようです。

Restaurant Julius Meinl Am Graben
2階にあるレストランはユリウス・マインル・アム・グラーベン(Julius Meinl Am Graben)の直営のレストランでした
1969年創刊のフランスで最も強い影響力を持つレストランガイドブック「ゴー・ミヨ(Gault et Millau)では高い評価をされているレストランだそうです

入り口が割と地味な所にあり見落としやすい場所。

pict-ユリウス・マインル 8.jpg

pict-ユリウス・マインル 9.jpg
オープンと同時に入ったのだが、空いていた。
pict-ユリウス・マインル 10.jpg

pict-ユリウス・マインル 11.jpg

窓から見えるのはグラーベン(Graben)通りとペスト記念柱
pict-ユリウス・マインル 12.jpg

何より美味しかったのだが、その飾り方に感激。アートでしたスマイル
pict-ユリウス・マインル 13.jpg
パンと一口前菜 一口サイズのクロケットです。

モッツアレラ・チーズ(Mozzarella) 19ユーロ
pict-ユリウス・マインル 14.jpg

前菜にローストしたフォアグラとテリーヌ(Biogansei Eber) 25ユーロ
pict-ユリウス・マインル 16.jpg

フィレ肉のパイ包み(Meinl's Wellington) 41ユーロ
pict-ユリウス・マインル 15.jpg

ウイーン風カツレツ(Wiener Schnitzel)とサラダ 26ユーロ
pict-ユリウス・マインル 17.jpg

コーヒー・メーカー
pict-ユリウス・マインル 18.jpg

本来なら食後のコーヒーとデザートははずせない。
でもこの日突然の胃痛で苦しくて食べられなかったのです 号泣

振り返ってみればレストランは当然ながらお店のお総菜や生ハム含めて今回の旅行で一番美味しい店だったかも・・ぺろり






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Last updated  2014年10月16日 13時29分25秒
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