緑の温もりを感じる庭づくり〜クラピアちゃんねる〜

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2026年09月28日
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クラピアの冬越しに向けて、良かれと思ってやっていたことが、実は耐寒性を弱める原因になっている場合があります。

メーカーや販売店の案内で、次のような記述を目にすることがあります。
「秋に入って本格的に休眠する前に、追肥をしてあげましょう。この時期に行う追肥を“お礼肥え”と呼び、休眠に入る時期を遅らせる効果や、来春の芽吹きの助けになります」

これを実践している方も多いと思いますが、実はこの秋の施肥は、耐寒性を向上させるという点においてはマイナスに作用します。

推奨されている秋の追肥(お礼肥え)は、秋口の「見た目の緑色」を長く楽しむことを優先したものです。クラピアが本来行う冬支度という観点からすると、むしろ耐寒性を弱めるリスクを伴います。





09月27日のクラピアМ1

なぜ耐寒性を弱める原因になるのか、植物生理学の観点から詳しく説明します。

秋に肥料(特に窒素分)を与えて人為的に成長を維持させると、植物は越冬のために根に蓄えるべき炭水化物を消費してしまいます。同時に、緑色を保っている細胞は含水量が高く柔らかいため、霜や凍結に対する耐性が著しく低下します。

したがって、クラピアM1の耐寒性を高めるためには、以前のブログでもお話ししたように、春先に緩効性肥料を一度与えるだけで十分です。





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ここからは、クラピアM1の大きな特徴の一つである「耐寒性の向上」についてお話しします。



私が居住する岩手県盛岡市も、本来であればクラピアが越冬できずに枯れてしまうエリアに属しています。それにもかかわらず、我が家のクラピアが元気よく育っている理由には、クラピアM1ならではの秘密が隠されています。

クラピアの表面をホウキなどで定期的に撫でる(ブラッシングする)と、植物は物理的な刺激を感じて上への成長(徒長)を抑制します。これは「接触形態形成」と呼ばれる植物の生理反応です。



09月27日のクラピアМ1

上へ伸びることをやめたクラピアは、そのエネルギーを横への広がりや、地中深くへの「根張り」に集中させます。根が深くしっかりと張ることで、地表面の凍結や乾燥から身を守る力が強くなり、結果として厳しい冬の寒さを乗り越える強靭な体、すなわち耐寒性を獲得するのです。

接触形態形成が耐寒性を向上させる原理はお分かりいただけたかと思います。

秋はあえて肥料を与えずに、ブラッシングによる刺激を与えることで上への成長を抑え、根を地中深くに張らせて越冬に備えさせます。本格的な肥料(追肥)を与えるのは、暖かくなり成長が再開する春先になってからで十分です。

最後に、秋の管理における注意点を一つお伝えします。
この時期にブラッシングを行うと、通常よりも早く葉が赤く色づく(紅葉する)場合があります。少し驚かれるかもしれませんが、これは早期に休眠への準備を促し、根を張ることにエネルギーを集中させている証拠です。クラピア本来の耐寒性を最大限に引き出すための自然な反応ですので、ご安心ください。


「クラピアM1」は特定の公式販売品種ではなく、既存のクラピア(K5、K7、S1、S2など)を独自のブラッシング手法で管理して生み出す「究極のローメンテナンス仕様のクラピア」の通称です。また、実際の生育状況は植栽地域の気候、土壌環境、管理方法によって大きく異なります。ブログでの紹介内容が、すべての環境において同様の結果を保証するものではございませんので、あらかじめご了承ください。


​​​​​​​​​​​​​​​「クラピア®」は(株)グリーンプロデュースの登録商標であり、種苗法に基づき保護されている登録品種です。無断での増殖・譲渡は法律で禁じられています。





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最終更新日  2026年09月28日 22時50分56秒


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