** 長島便り **

2004/11/13
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今日は私の「オタク」な趣味を告白します。



↑捨てていなかったPlaybillほんの一部。

Yuko RNさんが、6回目だか7回目だかの
ミュージカル「RENT」を観に行くそうです。
劇場では役者と一緒に歌うそうです。

んまぁ、なんと迷惑な!と思いますが、
実は、私も 全く同じ事をします。
同じ舞台を何度も何度も観に行って
歌とセリフを覚えて、役者と一緒に、一人二役どころか


日本でもアメリカでも、語りたい舞台は沢山沢山あるのですが、
今日は私の一番お気に入りのミュージカル2本について、
語りたいと思います。

過去の記録 その1
日本の「ミュージカル・ピーターパン」15回。
これは榊原郁恵ちゃんが勤めていた7年間のみの記憶です。
彼女の後を沖本双子姉妹や相原勇ちゃんが継ぎましたが
1度づつ観てあまりに落胆してしまったので、
以来日本でピーターパンは観ていません。
榊原郁恵のピーターパンがもう一度観たいっ!

ピーターパンは歌もセリフも殆ど完璧に言えてました。

(当時はCDなんて無かった)と、舞台で実際歌われる
歌は違うのです。その舞台版がセリフも歌も
全部頭に入っていたのです。

うちの親も「その情熱の半分を学校のお勉強に向けてくれれば。。。」
と思っていたに違いありません。


味わえます。オーケストラの演奏とセリフが重なって、
そのセリフがいつの間にか歌になり、歌のリズムに合わせて
役者が踊りだす。この一連の流れがスムースに決まると、
もうゾクゾク~っとくるんですよねぇ。
客席でぶるぶるっと震えてしまいます。

あの場面のあのゾクゾクが味わいたくて
私は「新宿コマ劇場」に足げく通っていました。
まだ子供だったので、母に連れられて。

榊原郁恵時代のピーターパンのゾクゾク見所は、
ウェンディーがピーターの影を縫いつけてあげると
さっきまでべそをかいていたピーターはたちまち
いつもの調子モノに戻り、自分はやっぱりすごいんだ
と威張って見せるのです。その辺りからオーケストラの
ズンチャッチャ、ズンチャッチャが静かに始まっており
そこでウェンディーは一言
「まぁ、ピーターったら、しょってるわ!」
ピーター:「しょってる?何を?(ここまではセリフで
この後が自然にオーケストラの音楽とマージして歌)
♪いつもの通りの、ピーター・パン~!♪
♪無理な我慢、野暮な遠慮なんてバカなことさぁ~♪
♪心ウキウキ威張りたくなるのさぁ~♪」
と歌い、踊りだすのです。あ~、書いてるだけでゾクゾクする~!

元祖ミュージカル・ピーターパンはブロードウェイの
サンディー・ダンカンです。私はCathy Rigbyの
「Peter Pan」を4年位前にブロードウェイで観ましたが
フライングシーンでグルングルン廻る彼女に圧倒されました。
郁恵ちゃんも飛んでたけど、あんなに廻ってなかったもの。
私は舞台のキャシーと一緒に「日本語版」の歌を
「♪さぁフライング!ごらん、こんなに高くオレは飛んでる~!」と
客席で歌ってました。あ~、迷惑な話やねぇ。。。

ひとつ残念なことに、大事なシーンが抜けていました。
「榊原郁恵ピーターパン」では、ネバーランドからロンドンの
両親の元へ帰ってしまったウェンディ達を、ピーターが一人
ダーリング家の煙突の陰に隠れて寂しそうに見つめ、
そしてサ~ッとネバーランドへ向けて一人飛んで行くシーンが
ブロードウェイには無いんですよねぇ~。
ここが一番泣かせるのにねぇ。。。


私がアメリカに住み始めたのは1994年です。
そう、その年はブロードウェイで「Beauty and the Beast」が
開幕された年です。私の記録その2です。

私は開幕当時のオリジナルキャストから4年間は
ベルの役が変わるたびに観に行きました。
7回はタイムズスクエアーの劇場に足を運んだと思います。
今はあの劇場は「AIDA」に取られてしまって
「Beauty and the Beast」は引っ越してしまいました。

「Beauty and the Beast」も「ピーターパン」と同じで
現実離れしたおとぎ話なので、劇場に一歩足を踏み入れると
そこはもう非現実の世界なのです。

オーケストラの音楽に添って
「Once upon a time・・・・」とナレーション。
ナレーションの後も続くオーケストラの演奏に
自然にベルの歌声が重なって「♪Little town it’s a quiet village♪
♪Every day like the one before~♪Little town, full of little people
waking up to say…..♪」
村人その1「ボンジュール!」
村人その2「ボンジュール!」
村人その3「ボンジュール!」
村人その4「ボンジュール!」
村人その5「ボンジュール!」
ベル「♪There goes the baker with the tray like always♪」
と始まるのです。

このオープニングの歌ではベルが「ボンジュール!」と
村の人々にセリフで挨拶を交わしながら、村中が
「美人で変わり者のベル」を噂する歌を歌います。
セリフと歌が、交互に、交互に、うま~くリズムに乗って
組み合わされているのです。Alan Menken(曲)と
Howard Ashman(詞)は天才です。
このオープニングは一緒に歌ってセリフを言うと
と~っても口が疲れます。村人がいったい何人出てくることか。。。
しかも何人ものセリフが重なって言われるので
舌を噛みそうになりながら、それでもゾクゾクしながら
ひたすら客席からも唾をとばすのです。

本屋に本を返しに来たベルと、本屋のご主人の掛け合いは
舞台の役者二人と全く同じタイミングと息つぎで、私も
主:「Good morning, Bell!」
べ:「Oh, good morning ムッシュー. I’ve come to return a book I borrowed…」
主:「Finished already?!」
べ:「Oh, I couldn’t put it down! Have you got anything new?」
主:「Not since yesterday」
べ:「んふふ、That’s all right, I’ll borrow… this one!」
主:「That one? But you’ve read it twice!」
べ:「well it’s my favorite. Far-off places, duelings, warriors’ fights,
magic spells, and prince in disguise…」
主:「If you like it that much, it’s yours.」
べ:「But sir!」
主:「I insist.」
べ:「Oh, thank you, thank you very much!」
と一人二役を(客席で)こなす私。
あ~、久しぶりに言ったなぁこのセリフ。。。
(間違ってたらゴメンナサイね~)

そしてベルのこのソロ
「♪Oh~, isn’t this amazing! It’s my favorite part,
because you’ll see here’s when she meets prince Charming
but she won’t discover that it’s him till chapter three~♪」
そしてガストン登場。。。もう、ゾクゾクです。。。

エンターテイナー・ルミエールの
「Be Our Guest」なんて、もう全身鳥肌状態になります。
ひとつの曲が、ワルツのリズムになったり
タンゴのリズムになったり、コーラスラインになったり。。。
あ~、ゾクゾク~ッ!!!

「Beauty and the Beast」は歌も、セリフのタイミングも、
衣装も、舞台装置も、何も取っても良いですよ~。
「おとぎの国」で完全現実逃避したい時には絶対これです。

もっともっと語りたいミュージカルが
沢山、沢山あるのですが、キリがないのでこの辺にします。
私ってものすごく「オタク」だわ、でも好きなものは好き。

なんでこんなに舞台が好きだったんだろう。。。
他界した祖母が私を「宝塚」に入れたかったから
お芝居によく連れて行ってくれたからだろうか。。。
たしかミュージカル「アニー」を
何度か観に連れて行かれたなぁ。
アントニオ猪木と賠償美津子の娘の猪木たかこちゃんが
主演の年は、自分が彼女と同じ年だということもあり
「もっと観たか~」と母に無理を言って
2度連れて行ってもらったのを覚えています。
アニーは幕が開くと、孤児院のベッドのうえで
一番小さな女の子が「ママー!ママー!」と呼ぶ声から
始まるんだったなぁ。。。


そういえば、長島に引っ越してきてから一度も
舞台を観に行っていません。
夫~!釣りばっかりじゃなくて、たまには劇場に連れて行ってよ~!

Yukoさんも、7回目の「RENT」enjoyして欲しいです。
一人全役、舌噛まないように。。。







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最終更新日  2005/03/17 05:08:32 PM


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