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Blatt*Blume

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August 20, 2009
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テーマ: 愛が欲しい(414)
カテゴリ: Life*Live*Love






このタイミングで、





お家の人から電話があり、ふしだらな女とののしられ、

『連絡をします』と言っていた契約者に裏切られ、



あの人との会話で大変なことになり、

ミナミくんに、告白される。





今日一日で、寿命が8年、縮んでしまった。





唯一救われたのは、

看護師さんの契約者さんが、ちゃんと約束を守ってくれたこと。




… 吐 き そ …




20時に、お家の人と、あの人と、そして私。

3人で、電話で話すことになった。



私は、帰り道で、何度も吐きそうになりながら、自分のことを励ました。




『……がんばれ……』




私の想いは、一貫しているから、そのまま思ったことを、ただ言えばいい。





どう転んでも、私の気持ちは、変わらない。



蜃気楼みたいな感覚の街中を歩く。

気持ちわる…………吐きそ…………

さっきから、ツバがごくごく鳴る。

吐いたりしないように、一生懸命堪える。









きいん、と、耳鳴りが鳴った。

お家の人と喋ってから、耳がずっとおかしくて、詰まった感じになっている。

自分の話し声に、耳詰まりの篭った感じがする。




吐 き そ う




淡々と、していましょう。

私の気持ちは、ずっと一貫しているから。

それを言葉にすればいいだけだから、逃げも隠れもしません。



壊れないように。自分を守ることが出来るように。



取り乱したら、自分に負けてしまうから。





涙が出てしまう。

耳が詰まってる。

胃から何かが出そう。



無理やり、動いてる。





覚悟をして、メールをした。

“今、仕事が終わり、帰宅しましたので、大丈夫です。”



『…………そっか』



それだけで十分だから。


取り乱さなくていい。


泣かなくてもいい。


どうせ強がって、泣けはしないから。




あの人から、電話がかかってきた。

私は、動けなくて、視線をふよふよと天井に泳がせて、

全ての覚悟をして、電話を取ったんだ。




『………もしもし』

『もしもし………』




あなたの声は、沈んでた。



私の声は、……かすれてた。



『………何から話せばいいですか………?』



沈んだあなたの声が、篭っていた。



『……………そちらに、任せます……………』



かすれた私の声は、落胆していた。








『妻に、話しました。

 もう、戻ることはないと………………』




『それは、私とってことでいいのかな』




がんばれ。



にげないで。



めげないで。





『…………いいえ、妻とです』









!!









予想に反した答えが、返って来た。

私は、思わず飛び起きた。








『………ただ、向こうの心の整理や、子供に何て話すかを決めなきゃいけないから、

 かなりかかるとは思うけど………』



『それは、どのくらいの目処で考えていますか?』




言葉が、途切れた。




『ちゃんと、お家の人とはお話しましたか?』


『……まだ途中……』





『途中じゃだめでしょう?

 その言葉は、信じていいのかな? 大丈夫なのかな? あなたはそれで大丈夫ですか?』





『………はい』




かき消されそうな声で、返事が聴こえた。




『……そんなに、沈まなくていい。

 私には、ものすごく責任があると思う。

 だから、それなりの責任と、覚悟はしています。

 もし本当に、それでいいのだと言うのなら、私も責任は負います。


 本当に、それで後悔しませんか?



 そしてね、ちゃんとお家の人とも、途中じゃなくね、ちゃんと話さなきゃ。

 じゃなくちゃ、同じことを繰り返してしまうでしょう?

 私もね、思っていること、ちゃんと言って欲しかったよ。

 だから、しっかりしましょう?

 私も、責任を負わなきゃいけないんだから………』




『……そんなに、責任を感じる必要はない……』





そう、あの人が言ったときだった。


そのときだった。






『騙された!! ふざけんな!! 私絶対別れないから!!!!』





後ろで、叫び声が聴こえた。




『……ぇえっ……ちょ…………』


『………向こうも、あんな調子で、心の整理がつかないから………』


『……だから……中途半端じゃだめでしょう………?』


『向こうに言ったことと、違うこと言ったんじゃないの…?』





えっ!?

あ、あたしのせいですか!?





『……ちょ……私、5時間近く話してるのよ……

 お家の人にも、ちゃんと言ってるよ、私の気持ち、言ってるよ……

 今更違うこと言うわけないじゃない……………』




私の意見は、変わっていません。

相手が必要としてくれるなら、私にもそれなりの覚悟がいる、と。

相手が必要としてくれるなら、一緒にいたいと思ってる、と。




この日記で、書いている通りです。





そして、ドカン、ガシャン、ドスンと、激しい物音が後ろから聞こえてきた。





『………一回電話切ったほうがいいと思う………』


『ごめんなさい、切ります』





……………………………………………………………………………………。





困った。

自分の感情がわからない。




取り乱すでもなく。

悲しむでもなく。



ただ、真っ白なのです。



吐き気は、治まっていました。



涙も、止まっていました。




きぃぃぃぃぃ………んと、耳鳴りが鳴りました。




なんで、取り乱すのは、私じゃないんだろう。

なぜ、私は、取り乱さないんだろう。



私は、人間らしい気持ち、どこかへ置いてきてしまったのかな………?



カナシイトキドンナフウニ ナイタライイカワカンナイ



“ アルエ ”みたいなことを思って、また私は、へなへなとベッドに横たわった。



いろんな気持ちがごちゃごちゃでした。

ただ、ものすごい物音が聴こえたとき、なんだかいたたまれない気分になりました。



そうか、だから………………………………。

だから、私を必要としてくれたのか、と。



ただ、真っ白な灰みたいな自分の身体の中で、

そういう気持ちだけが、ふと浮かんでいました。










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Last updated  August 20, 2009 10:07:24 PM


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