晩秋から冬に、小さなうろこ状の葉をつけて細かく枝分かれした枝に、白やピンク、赤紫などの粒状の小花がたくさん咲き続け、晩秋から春まで葉が黄や赤に紅葉します。
10月17日の誕生花は、冬の庭を彩る枝にびっしりとつく小さな鐘形の花、カルーナ・ブルガリス。
花の名は、学名のCalluna vulgarisで、属名はギリシャ語の kallyno(掃く)で、枝で箒を作ったことから名づけられ、種小名はvulgaris(普通の、通常の)です。
カルーナ・ブルガリスは夏咲きと冬咲き、緑や黄、紅、灰白などの葉色に、樹姿が立ち上がるもの、這うように伸びるもの、クッション状にこんもり茂るものがあります。
花言葉「自立」は、スコットランドでヒースランドと呼ばれる厳しい環境の乾燥した荒れ地に生えて小さな花を咲かせることからつけられたのでしょう。
花言葉「連理の枝」は、荒涼とした荒野で互いの枝と枝をからめ合うように一面に生い茂る姿からでしょうか。
連理の枝は2本の木の枝が1つにくっついている様子を表し、白居易(中唐の詩人、白楽天)が8世紀の唐の玄宗皇帝と楊貴妃の悲劇的な恋を詠んだ漢詩「長恨歌」にあります。
在天願作比翼鳥、在地願為連理枝
(天に在りては、願わくは比翼の鳥となり、地に在りては、願わくは連理の枝とならん。天上にあっては、羽が繋がった二羽の鳥になり、地上にあっては、枝がくっついた2本の木になりましょう。)
カルーナ・ブルガリスの園芸品種ガーデン・ガールズはコンパクトで、花色は白、紫、ピンクの濃淡があり、葉色が濃く、晩秋から寄せ植えに使われています。
カルーナの花は花弁が小さく、色づいた大きい萼(ガク)に隠れるように咲き、つぼみのまま開かずに長く咲いているよう見えます。
ツツジ科カルーナ属、耐寒性低木、原産地:シベリア、ヨーロッパ、北アフリカ別名:ギョリュウモドキ(御柳擬き)、へザー
カルーナ・ブルガリスの花言葉:連理の枝、自立、旅立ち、誠実。
カルーナ・ブルガリスの誕生花:10月17日
流通時期:ポット苗を春~秋に見かけます。
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