弥生おばさんのガーデニングノート「花と緑の365日」

2022.04.20
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カテゴリ: 誕生花のない花
春に、羽状に切れ込んだ葉をつけて毛の生えた茎の上部から伸びた長い花茎の先で、うなだれていたつぼみを持ちあげて、紙細工のような薄い4弁のオレンジ色の花がはかなげに咲きます。

誕生花のない花は、南欧原産の帰化植物で野生化して広がったオレンジ色のヒナゲシ、ナガミヒナゲシ(長実雛芥子、長実雛罌粟)。

花の名は、花がヒナゲシ(雛芥子、雛罌粟)に似ていて、実の形が細長いことから名づけられました。

ヒナゲシの名は、小さい、かわいいを意味する雛と、実の形が罌(もたい=酒を入れる器)に、種子が粟(あわ)に似ているという意味の漢名の罌粟(けし)からつけられています。

ナガミヒナゲシの長い実は円柱形で、8本の放射線が残った柱頭の上部の蓋の隙間が開いて、多数のタネを散布します。


花言葉「慰め」はヒナゲシと同じ花言葉で、ヒナゲシに似ていることからでしょう。
ヒナゲシの花言葉は、アヘンで知られるケシの花に似ていることからつけられています。

ケシの花言葉「慰め」は、ギリシャ神話(ローマ神話)で眠りの神ヒュプノス(ソムヌス)が豊穣の女神デメテル(セレス)の疲労回復のために眠らせようとつくったことからつけられています。


最初ナガミヒナゲシは国道の街路樹の下や植え込みをオレンジ色に彩り、タネが生活道路沿いの空き地などにタイヤなどに運ばれて広がり、数年後には路地わきの玄関の鉢の中で咲いていました。

玄関わきの鉢植えや駐車場横の花壇から庭に広がることはなく、株が枯れるまで抜かなかったのに、姿を消し、今では国道でもご近所でも群生する花は見られなくなっています。

株が小型化して、道路脇やアスファルトの割れ目でひっそりと咲いています。

ケシ科ケシ属、一年草、原産地:地中海沿岸

ナガミヒナゲシ(長実雛芥子、長実雛罌粟)の花言葉:心の平静、慰め、癒やし。

ナガミヒナゲシ(長実雛芥子、長実雛罌粟)の誕生花:―

流通時期:―

タイツリソウ
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Last updated  2022.04.20 10:30:05
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