ただ、ひとつ笑っちゃったのが、花嫁の父がバージンロードを一緒に歩く時に、ほっぺにキスをしなくちゃいけなかったこと!!式の直前に神父さんからその事を聞いて、パパと二人で「えっ…!?」って戸惑いました…だってアメリカではお父さんが娘にチュッなんて当たり前だけど、うちは海外生活が長いとは言えれっきとした日本人家族。もうめちゃくちゃ恥ずかしかったよ~!!しかも式の前にちょっとした写真撮影があったんだけど、その時もカメラマンが「Ok Dad, get closer to your daughter and kiss her cheek!!」なんて言ってさ~…パパも緊張してるせいかうまくいかなくて、「Relaaaaax!!」なんて注意されて、結局何度もチューされる羽目に…(笑)でも、こんなことも滅多にあることじゃないからいい経験だったかな…
それにしても式はとっても緊張した。Tとは水曜日にラスベガスについて、それっきりお互い家族や友達と過ごしてたから、式で会うまで顔を合わせてなかったの。Tのタキシード姿を見るのは初めてだったし、もちろんTも私のドレス姿を見るのは初めてだった。まずはじめに、Maid of Honorだった私の妹が式場に入って、その後ドアが閉まって、次にドアが開いた時に私とパパが入場、っていう設定だったんだけど、ドアが開く瞬間は本当にどきどき。そして「Here comes the bride~」の音楽がかかってぱっとドアが開いた。まさに映画そのものだった…!!そしてTと目が合った瞬間、いつもは見慣れた顔なのに、なんともいえない気持ちになって涙がこみ上げそうだった。そのまま、神父さんの前で愛を誓って指輪を交換して、誓いのキスをして…
さて、いざ結婚して何が変わった?って考えても実は何も変わっていない。左手に指輪が増えたことくらいかな…今まで6年間も付き合ってきたし、一緒に住んでたし、だから「新婚さん」みたいな新鮮な感じは正直なところない…でも、式の夜に泊まったホテルで、ルームサービスをオーダーした時に、電話口で「Is this Mrs. ○○(Tの苗字)??」って聞かれた時に堂々と「Yes」と言った時はなんだかこそばゆかったな!!そっか~。ミセスなんだ!って感じ。