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私の施設で働いている18歳の女子職員
この頃、夜勤の日に必ず具合が悪くなり休むと介護主任からの報告がありました。
取りあえず私が話してみることになりました。
あれやこれやと話しているうちに
「人が死んでいくのが恐い」とポツリ
私の職場は老人ホーム
毎年、人生の最期をここで迎える人が何人もいます。
徐々に老衰して、ここで看取らせて頂く方
突然亡くなる方、昨日まで元気だったのに・・・・
最期はいろいろです。
老人介護の勉強をしてきたといってもまだ18歳、来月で19歳です。
先月、夜勤をやっている時に急変した方がいて、
看護師や私たちが駈けつける前に亡くなり
自分がその方の最期に立ち会ったことがショックだったようです。
仕事と割り切っていても恐かったと言っていました。
私の施設ではターミナルケアを実施しているので
死生観教育も定期的に行っているのですが、
若い子にはとても難しい問題です。
その方の生と死に向き合うわけですから。
しばらく夜勤から外して様子を見ることにしました。
「お年寄りは好きなので、続けて頑張ります」と、しっかりした言葉が返ってきたので
乗り越えてくれるとは思っていますが。。。。
ほんとうに幼くて可愛らしい子なのですよ~
みなさんの排泄のお世話も嫌な顔ひとつせず
「は~い」と明るい返事でいつも笑顔でやっています。
恐いと言いながら、自分の仕事に必死で向き合おうとしている。
そう思うとなんだかとてもいじらしく思えます。
介護とういう仕事は本当に大変な仕事だと改めて思いました。