『仔羊の巣』（著：坂木司）を一気読み

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2006年08月08日

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テーマ：お勧めの本(7418)

カテゴリ：カテゴリ未分類

『仔羊の巣』
創元推理文庫
著者：坂木司
サイズ：文庫／318p
発行年月：2006年06月
ISBN:4488457029

あらすじ

『青空の卵』に続く、坂木司＆ひきこもりの鳥井真一のシリーズ第2弾です。

7月27日の『青空の卵』の感想
ということは、やっぱり面白いんでしょうね・・・・。
なんで、微妙かというと、私はやっぱりこの主人公たち２人に、共感しきれない部分が大きいから。
ひきこもりの鳥井真一は、もちろん心に障害を抱えているわけですが、その鳥井くんの保護者である坂木司も、鳥井を保護することで何かを必死に守っているような感じがします。

しかし、色々な人と出会い、少しずつ変わっていく二人の姿を最後まで見届けなくては・・・という気持ちにもなります。
次のシリーズ最終刊『動物園の鳥』で、どんな答えが得られるのでしょうか。

少し作品の内容にも触れると、1冊目の『青空の卵』が4編＋1から成っていたのですが、今回は以下の中篇3篇から成ります。

野生のチャシャ・キャット
銀河鉄道を待ちながら
カキの中のサンタクロース

中篇から成立していますが、今回は全てのお話が「地下鉄」がキーワードになっていて、それぞれの話が繋がって、前回よりも1冊で一つのストーリーとなっている感が強いです。
ちなみに、最終刊は長編一つになっているようなので、この辺の段々長くなる物語にも何か作者の意図が込められているの？とちょっと思ってしまいました。

それと、前作では「いかにも」な地方の銘菓を食べていたのに、今回も食べてはいるのですが特定のお店の、もうちょっと庶民的でない銘菓になってきました。

だって、鳥井くんが「いかにも」な地方の銘菓を好きなのには理由があるんだもの・・・。
最終刊では、どんなものを食べるのかも興味があるところです。

ちなみに、『動物園の鳥』は、文庫がまだ出版されていません・・・。ハードカバーでまで読む気合はないので、文庫が出るまで気長に待ちます～。

今回食べたお菓子

浜松銘菓うなぎパイミニ

静岡県内の数ある名物・名産品の中から選りすぐった逸品を、発送日当日に「おとりよせ」して詰...

浅草金龍山の揚げ饅頭（該当商品なし） with ジャスミンティー

秋田銘菓さなづら with ダージリンのストレート

梅むらの豆寒（該当商品なし） with 緑茶
鎌倉名物厄除け仏足飴（該当商品なし）

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最終更新日 2006年08月09日 00時58分05秒
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■コメント

Re:『仔羊の巣』（著：坂木司）を一気読み(08/08)

あむあむ108 さん

はじめまして。

私も先ほど、こちらを読み終えました。
主人公の２人に共感できず、でも見届けたい気持ちが抑えきれないでいます。

タイトルにこめられたメッセージだけでなく、
第１作から３作までの、各エピソードの長さや、
全国銘菓のポピュラー度にも、何かを読まれたのですね。
驚きながら頷いています。なるほど～、ありかもしれませんよね。

ＴＢさせていただきました。
これからもよろしくお願いします！

(2006年08月16日 15時56分40秒)

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