永遠の沈黙[著：マイクル・ベイデン＆リンダ・ケニー]

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2006年08月15日

永遠の沈黙[著：マイクル・ベイデン＆リンダ・ケニー]

テーマ：お勧めの本(7899)

カテゴリ：読書

『永遠の沈黙』
ハヤカワ・ミステリ文庫
著者：マイクル・ベイデン／リンダ・ケニー
出版社：早川書房
発行年月：2006年06月
ISBN:4151763015

サスペンス＆ロマンスが絶妙に絡みあう全米ベストセラーの話題作

日本人作家が続いたので、久しぶりに海外ミステリを読みました。
ハヤカワ・ミステリ文庫の新刊で、著者のベイデン＆ケニーの処女作です。
「パトリシア・コーンウェル＆リンダ・フェアスタイン絶賛！」 とあったので、この2人が絶賛するんだったら～と思い、買いました。

主人公は、美人でオシャレで人権派弁護士のマニーと、ダサいけど一流検屍官だけどマッドサイエンティストのジェイクです。
2人は、本書の中で次第に惹かれあって恋人同士になるのですが、お似合いなのかどうなのか微妙なコンビです。
検屍のシーンがリアルに描かれたり、妙にスプラッターだったり、難しい薬品や、とても恐ろしい事実を描いているのですが、主人公の2人が絶妙の会話を繰り広げたり、笑わせてくれるので、思い話にも、どこかユーモラスな雰囲気が漂っています。
コーンウェルやフェアスタインよりも、ずっとライトな感じです。

実は、作者のマイクル・ベイデンとリンダ・ケニーも夫婦で、なんと超一流検死官と人権派弁護士です。
なので主人公たちの姿は、きっと作者夫婦とかなり似通っているところがあるのだろうと思われます。そう思って読むのも楽しいです。
しかし、マイクル・ベイデンがジェイクのようだとするとちょっと怖いかな・・・。だって、本当に死体が好き（？）で、お家には骨や標本がいっぱいだし・・・。

脇役たちも、個性的で良い味出しています。
続編は出ていないようですが、ぜひぜひシリーズ化して欲しいな～と思いました。

スプラッターな描写は絶対にダメ！！という人以外は、どうぞ読んでみてください♪

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