【手のひらにのせた焼岳】
―15年の絆と、還暦のご褒美登山―
その瞬間を、私は忘れない。
上高地・大正池のほとりで、
焼岳が湖面に映る時間
その雄姿を、まるで未来をのせるように
私たちは手のひらにそっと乗せて――
「明日、あの山に登るんだよ」
と、笑い合った。
まるで運命を予告するような時間。
前日に登る山を見上げるって、なんてロマンチックなんだろう。
風はやわらかく、雲は高く、
心のどこかが静かに震えていた。
宿は中の湯温泉♨️
素敵温泉♨️と美味しい夕飯🍽️
深夜3時に目覚めても、まずは温泉で静かに身体を起こす。
そして4時、まだ夜の気配が残る中、
登山口から一歩ずつ、私たちは歩き出した。
中嶋豊さんの手作り地図を片手に、
中の湯新道から登る絶景の活火山🌋焼岳。
この山は武藤さんにとって、もう3度目のチャレンジだけど、
今日は1対1の特別な時間。
武藤さんとの15年。
幾度も山を共にし、
過酷な裏銀座、東釜尾根からの槍ヶ岳3度登頂⛰️
共に見てきた景色が、語るまでもなく心を満たしていく。
「ここでシャボン玉、飛ばしてみようか?」
武藤さんのひと声で、ご来光とシャボン玉のファンタジーがはじまった。
朝日を浴びて虹色にきらめく球たち。
その瞬間、まるで時間が止まったかのようだった。
途中、「そういえば、武藤さん初心者ルートで槍ヶ岳行ってないよね」
という話に花が咲き、
私が康記と一緒に初めて登った時のことも思い出した。
あの時はあんなに長くて単調だと思った道も、
今は全部違って見える。
年齢と共に、見る景色が変わっていくことも、登山の魅力だね。
焼岳の山頂に立ったとき、
2年前に登った笠ヶ岳の勇姿が迎えてくれた。
大学の登山部の学生たちと語り合いながら、
約1時間の至福の山頂タイム。
その後、上高地ルートから登ってきた裕二君と山頂で合流。
またシャボン玉🫧で遊ぶ。
下山後は
梓川の清流でアーシング🌊✨
大地に足をつけ、水に触れ、
「生きてる」ってことを、まっすぐ感じられた。
帰宅して諏訪の温泉へ♨️
そしてサプライズ――
武藤さんが、なんと私の還暦祝いにフレンチレストランで乾杯をしてくれたのです🥂
言葉では言い尽くせないくらい、嬉しかった。
この美味しいフレンチのお話は、
次回のブログでお届けしますね💫
また一つ、忘れられない夏の思い出ができました。
🌈「NO MOUNTAIN, NO LIFE」
私にとって山は人生。
がんを宣告された今も、こうして登れることが、
ただただ嬉しい。
そして、今がいちばん幸せだって胸を張って言える。
命ある限り、一歩ずつ、
これからも、私らしく登っていきます⛰️✨
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