まった~り行こうぜ!

まった~り行こうぜ!

はじめての設備投資



設備投資なんていうと大げさだけど、
会社を設立後半年くらいだったかな?

はじめて会社の売上の中からパソコンを買った。

あれは本当に嬉しかったなぁ。

大の男4人が集まっている割には
情けない売上だったのだけど、
だからこそムチャクチャうれしかった。

たったパソコン1台かもしれない。

でもひとつ会社として
成長できたことを実感できて本当にうれしかった。


「まだパソ使う?」
『あっもうちょっと待って』
1台しかないパソを、そんこといいながら取り合いだった。

新しく買ったパソを誰が使うか?
そんなことでプチ会議までしたっけな(笑

そんな状況だから、
会社の運営費も苦しく名詞のメールアドレスはフリーアドレス。
今からするとありえない。
今では買収されていろいろと賑わせている
ライブドアのメルアドだった。

ちなみに会社のネットもライブドアで繋ぎ
しかも電話回線も1本だったから
いつも話し中。電話代にヒヤヒヤしていたのを覚えている。


当然給与なんて出せるはずもなく、無給の日々。
会社の唯一の資源は若いエネルギーだけだった。

僕は一人暮らしをしていたから家の家賃も厳しく
深夜のアルバイトをはじめた。

このころは月の睡眠時間が20時間。
「人間の体ってここまで起きていられるんだなぁ」
と僕が一番ビックリしたのを覚えている。

今思うと情けない判断をしたと思う。
バイトするくらいなら、もっと会社の売上をUPする
ことを考えて実行するべきだった。

ま、そんなスキルもなかったのも事実だけど・・・。

当時はドメイン取るのにも
とてもシビアに判断していた。

2、3万のお金だったけど、
それを支出するのが苦しかったからだ。

こうして振り返ってみると、よく途中で廃業しなかったと思う。
ある意味バカだ。
バカだからやってこれたんだなぁ。


苦しくてコストに対してシビアだった。
でもこれは本当によかったと思う。

コストに対するシビアさは今でも受け継がれていると思う。
今でも1万円だろうが、100万円だろうが
投資をするときはかなり検討してから行う社風になっている。

会社が大きくなってから体質を変えるのは大変なことだ。

この経験がなければ、コストという投資に甘くなっていたと思う。


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