おおっ、lynnさんらしい年明けですねー♪こんな風に書かれると、自分も行きたくなるなあ。

光のレンブラント、自分も実は大好きです。油絵の経験も一応はある癖に(←あるだけ)知識は例によって全くないので(爆)どこがどう、とは自分も言えませんが...なんてんですかね。明るさなのか、柔らかさなのか。

今年もいろいろ、触発される年にしたいと思っています。lynnさんのページが事実上きっかけでお知り合いになれたマリさんとも、懇意にさせて戴いておりますので♪

最後になりましたが、本年もどうぞ、お見限りなきよう、宜しくお願い致しますm(__)m (2003年01月07日 08時19分39秒)

LYNNのいたずら毎日

LYNNのいたずら毎日

2003年01月06日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
 私は絵画が好きだ。好きだといっても、音楽ほどには情熱を傾けているわけでないので、必然的に詳しくもない。だけれども、好きなタイプの絵画を見ることは、好きな音楽を聴くのと同じくらい、楽しい。

 1月3日に、京都の「大レンブラント展」に行ってきた。レンブラントは子供の頃に「夜警」(ポピュラーで恥ずかしいのだが)の実物をこの目で見て以来、好きな画家の1人となった。門外漢なので彼のどこが好きなのか、優れているのかと問われたら答えに窮するけれど、それでも惹かれるものがある。昨年5月に訪れたインスブルックの宮廷美術館で偶然レンブラントの小品に出会ったときも、その老婆の小さな絵に釘付けとなった。同じ美術館にある皇后エリザベートの著名な肖像画よりも、この見るからに美しくない老婆の絵画のほうが、私には興味深かったのだ。

 その日は生憎非情な雨が降り続けたせいか、並ぶこともなくすぐに入館できた。最初の作品「エチオピアの宦官の洗礼」は、宦官の豪奢な光り輝く衣装の質感描写に驚く。初っ端からこれでは、と内心ワクワク、ドキドキ。歩を進めるうちに、とうとうサムソンに行き着いた。余りにも生々しい描写に軽い眩暈を感じたが、半ば狂気を感じさせるような表情のデリラは女の怖さを感じさせる(そういう自分も一応女のハシクレだ)。
この調子で書き続けてしまうと長くなってしまうので、このあたりでやめておくが、結論としては京都まで足を運んでよかったと思う。世界中に散らばっているレンブラントをこれだけ纏めて展示する機会などないと思われるから、これが日本で開催されるだけでも有難いことというべきだろう。

 これで天候に恵まれていたら…と残念に思うけれど、そこは並ぶことなく入館できたのだから、これも感謝せねばならないことかもしれない。未だの方は是非どうぞ。レンブラントの生涯の一端が理解出来る良い展示会であることは間違いないですから。





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最終更新日  2003年01月06日 22時26分38秒
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Re:「大レンブラント展」行って来ました(1/6)  
Tawashi  さん

Re:「大レンブラント展」行って来ました(1/6)  
シャイママ  さん
遠い昔、レンブラントの絵を見て、…描きたい…と思いました・・・あの光と影からかもし出すものが何故か好きです (2003年01月07日 21時58分36秒)

Re:「大レンブラント展」行って来ました(1/6)  
レンブラントの光と影の描写には、西洋画の真髄、尋常ならざるものを感じます。
所謂「日本画」として括られる、明治以前の絵画にとっては、対岸の表現方法なのでしょうけれど、同様のダイナミズムを思わざるを得ません。
ルネサンス時代に盛期を迎えたフレスコ画が、描法として、膠を用いる日本画と共通項が多いのと同じく、優れた作品には重なるところが多いのでしょうね。

実り多く、格調ある新年こそ、敬愛する佳人「lynn」さんに、何と相応しいことでしょう。 (2003年01月07日 22時34分19秒)

Re:「大レンブラント展」行って来ました(1/6)  
michelle0504  さん
私の中で、レンブラントはベスト3に入る画家です。息子を描いた作品が好きで部屋に絵葉書を飾っています。あの光と影の世界には引き込まれてしまいます。

ちなみに、一番好きな画家はカラヴァッジョです。ムフ♪
陰影に富んだ彼のタッチはレンブラントにも影響を及ぼしているのかしら??

京都まで「大レンブラント展」観に行きたくなったよ。 (2003年01月07日 22時58分06秒)

Tawashiさんの油絵  
lynn  さん
Tawashiさん!
>おおっ、lynnさんらしい年明けですねー♪こんな風に書かれると、自分も行きたくなるなあ。

そうでしょ、そうでしょ? 是非行かれてください。なかなかよかったですよ。一人の画家の一生を追えるのもそうそうないですし、それがレンブラントであるなら、推して知るべし、です。

Tawashiさんが油を嗜まれていたとは。意外や意外(失礼)。きっと雄大な絵を描かれるのでしょうね。

今年も宜しくお願いいたしますね。 (2003年01月08日 20時18分28秒)

マリさん  
lynn  さん
マリさん、昨年は沢山のご厚意を頂き、ほんとうにありがとうございました。今年もどうぞ宜しくお願いいたします。

>所謂「日本画」として括られる、明治以前の絵画にとっては、対岸の表現方法なのでしょうけれど、同様のダイナミズムを思わざるを得ません。

私は日本画の素晴らしさがよくわからなかったのですが(平山先生だけはなんだか好きでしたが)、マリさんの先生の絵を拝見してから、その品格と繊細さが素晴らしいと思うようになりました。

>ルネサンス時代に盛期を迎えたフレスコ画が、描法として、膠を用いる日本画と共通項が多いのと同じく、優れた作品には重なるところが多いのでしょうね。

そうかもしれません。私はフレスコ画が大好きです。絵としても、ルネサンス時代のものが、見ていて一番楽しい。

>実り多く、格調ある新年こそ、
そんなそんな。でも冷たい雨の中、足を運んでよかったと思いました。美味しいお昼ご飯もいただけましたし(笑)。なかなか良い新年のスタートでした。

今年もどうぞ宜しくお願いいたします。
(2003年01月08日 20時26分10秒)

Re:Re:「大レンブラント展」行って来ました(1/6)  
lynn  さん
michelle0504さん、こんばんは。お元気かしら?

>息子を描いた作品が好きで部屋に絵葉書を飾っています。あの光と影の世界には引き込まれてしまいます。

わかります。息子のティトゥスが14歳のときの絵が私は大好きで、あの夢見るような、その一方で思索にふけるような、微妙な老成さをかいま見せる表情が、非常に魅力的でした。

>ちなみに、一番好きな画家はカラヴァッジョです。ムフ♪陰影に富んだ彼のタッチはレンブラントにも影響を及ぼしているのかしら??

michelleさんのカラヴァッジョってわかる! 「桂冠のキリスト」ってカラヴァッジョじゃなかったかしら?
12月に「ウィーン美術史美術館展」に行って来たのですが、そこで「桂冠の~」を初めてみて、感動しました。あのダイナミックな構図と色使い、陰影にノックアウトされましたよ。

>京都まで「大レンブラント展」観に行きたくなったよ。
是非行って来て下さいな。図録もM嬢のおすすめ通り、よい出来でした。 (2003年01月08日 20時35分13秒)

Re:「大レンブラント展」行って来ました(1/6)  
藤枝梅安  さん
lynnさん、こんばんは。
今年もよろしくお願いします。

3日は京都にいらしたんですね。
私は息子と国立劇場、歌舞伎座をハシゴし、風邪を引いて帰ってきました(オイオイ^_^;)

息子は昨日奈良に戻りましたが、「時間を見つけて京都国立博物館にも行っといで」と伝えました。

この年始は浅田次郎さんの「壬生義士伝」をいい年して涙を拭きながら読み返しました。
(2003年01月08日 22時18分55秒)

Re:Re:「大レンブラント展」行って来ました(1/6)  
lynn  さん
藤枝梅安さん、今年もどうぞ宜しくお願いいたします。

>私は息子と国立劇場、歌舞伎座をハシゴし、風邪を引いて帰ってきました(オイオイ^_^;)

なんだか、似たようなものでした。でもご子息と一緒に歌舞伎ハシゴって良いですね。私も将来子供と一緒に映画や美術館、コンサートのハシゴをしたいものです。あ、お酒のハシゴでも良いですが(笑)。

>息子は昨日奈良に戻りましたが、「時間を見つけて京都国立博物館にも行っといで」と伝えました。

そろそろ「ウィーン美術史美術館展」も京都で開催されますから、それこそハシゴして行かれると良いのではないでしょうか。


>この年始は浅田次郎さんの「壬生義士伝」をいい年して涙を拭きながら読み返しました。

なんだか面白そうですね、赤穂浪士の話でしたっけ?(違ってたらごめんなさい)今度読んでみますね。
(2003年01月08日 22時24分02秒)

Re:やられた(笑)>lynnさん  
Tawashi  さん
さすがにこの時期、ちょっと京都までってのは、今の自分には厳しいです(苦笑)
輸送機関は相棒ぐらいしか、ありませんから(爆)

>一人の画家の一生を追えるのもそうそうないですし、それがレンブラントであるなら、推して知るべし、です。

そうですねー。興味津々なんだけどな(苦笑)
も少し暖かくなるまでやってて貰うか、展の方にこっちに来てもらう訳には、行きませんかねえ(苦笑)

>Tawashiさんが油を嗜まれていたとは。意外や意外(失礼)。きっと雄大な絵を描かれるのでしょうね。

あははは(爆)いや、嗜むどころか、ホントに
「ヤッタコトアリマス」(←なぜか合成音)
程度ですよ(苦笑)。
デフォルト抽象画(爆)本人大真面目の実写主義なのに(爆)

>今年も宜しくお願いいたしますね。

こちらこそ♪
椿荘訪問記、楽しんで戴けてなによりでした。
あの楽しさが幾分かでも伝わったなら、書き手としては満足です♪

なにげに本編からリンクが貼られてたの、お気付きですか?
自分の知識不足は、お友達に埋めて戴く主義なので(爆)

ではでは、またいらしてくださいね♪ (2003年01月09日 18時20分12秒)

Re:Re:やられた(笑)>lynnさん  
lynn  さん
Tawashiさん、こんばんは。
>あははは(爆)いや、嗜むどころか、ホントに
「ヤッタコトアリマス」(←なぜか合成音)程度ですよ(苦笑)。デフォルト抽象画(爆)本人大真面目の実写主義なのに(爆)

ううむ。拝見いたしたいような気が。私は色づけが非常にへたなので、絵はもっぱら鑑賞専門。

>椿荘訪問記、楽しんで戴けてなによりでした。あの楽しさが幾分かでも伝わったなら、書き手としては満足です♪

本当に楽しく面白かったです。マリさんとTawashiさんとの組み合わせ、絶妙なような気がします。リンクのほうも、わかりました。ありがとうございます。

Tawashiさんの今年のご多幸を心よりお祈りいたします。 (2003年01月14日 21時59分17秒)

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