LYNNのいたずら毎日

LYNNのいたずら毎日

2004年04月16日
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 と、最近考えることが多い。三月に結婚した学生時代の友達、michelleさんは一生仕事を続ける、専業主婦は性に合わない、と宣言されておられるし、何らかの仕事をかかえている人も多い。多いというか、20-30代で子どもがいなくて完全に家庭に入っているのは、友人・知人たちの中でも私ぐらいなものだということに気が付いた。私、生産性がない女だったんだ…と気づき、かなり落ち込んでいる。

 もともと中距離恋愛だったので、結婚を機に退職、県外へ転居。その後新しい土地と結婚生活に馴れるために、しばらくは仕事をしないことにした。それがきっかけだったのだろうか。

 それはともかく、落ち込んでいても仕方がない。自分の考えを整理してみることにした。私が専業主婦を選んだ理由。

1:夫の仕事を家庭からサポートしたかった
 端的に言って、「内助の功」を狙うつもりだったわけ。多忙かつなかなか責任のある仕事をしているであろう(想像)夫の仕事や生活のリズムを家庭から整えてあげること。これは妻の大切な役目だと、まず考えた。きっちりした食事や着る物の整備は、必要だ。夜は家で殆ど摂れない夫が昼も外食すると、家で食べる食事は一食になってしまうため、東京時代は毎日お弁当を作っていた。三段の弁当箱だったので、周りの人に密かに驚かれていたらしいけれど(苦笑)。

2:家庭と仕事を両立する自信がない
 私はなんでも打ち込んでしまうタイプだ。仕事にのめり込んだら、おそらく家事は余り出来ない状況に自分を追い込んでしまうだろうし、そうなったら、私が仕事をすることに理解を示してくれている夫は私がすべき家事を、かわりにやりかねない。そんなことは、させられない。
 そんなふうに私は不器用だから、どっちもはできない。どっちもやろうと思っても、きっとできない。どちらも中途半端になってしまう。そう考えた。仕事をやるなら、仕事も責任をきっちりもってしっかり、そしてそれと同時に、家事も8割方完璧にせねばならない。職場にも、家庭にも迷惑をかけないように。そんなこと、私には、残念ながら、無理。できない!

3:長いものには巻かれろ→自我を捨てる

 自分の幸せだけを考えていればよい独身時代は、もう終わったのだ。もともと気が強い部分もあった私が、人のために溢れる自我を心から納得して押さえ、日々尽くすことができる。自分がそういう人間に変われるチャンスは、そうあるものではない。

 要するに、私は古風な人間だったのかもしれない(まるっきりそうは見えないけれど)。「夫は外で金を稼ぎ、妻は家で、外に出たら7人の敵がいる夫のために家をまもり食事を作る」という、昔から続いてきた男女の枠組みを、今でも大切にしているのだ。我が家では「あなた稼ぐ人、わたし家のことをやるひと」という役割分担に則って、生活している。これはこれで、心地よいものなのかもしれない。

 ここまで書いて、気持ちも落ち着いてきた。周りには「もともとキャリアウーマンだから、家にいると辛いだろう」と言われることもあるが、そうでもない。上にも書いたけれど、自分のことはさておき、家族のために尽くすことは、とても生き甲斐があることなのだ。仕事をしていたときは、自分のために仕事をしていたけれど、会社のためにも仕事をしていた。それと同じだ。まさに、私は「○○家」に「永久就職」したのだ。主婦として、自分の職分を誇りをもって全うすることは、私の任務なのかもしれない。

 ちょっと元気が出てきた。また明日から、頑張ろう。家族と自分のために。家族を幸せにすると、その幸せは自分にも返ってくるものだもの。

(といいつつ、実は和服の着付師になりたいと考えているんだけど…)





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最終更新日  2004年04月16日 19時10分16秒
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