夢見る夢子を観察日記

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超大型爆弾の名前は「マザー・オブ・オール・ボムズ(MOAB)」 全ての爆弾の母 だそうだ。
ふざけた名前・・・
母という立場で言わせていただくなら、人の命を奪う武器である爆弾に、
母などと名づけてほしくない!

今回、アメリカ軍は、湾岸戦争や、コソボでの軍事行動の際に使用した武器よりも、
ず~っと強力な爆弾やミサイルを用意している可能性がある。
それも、劣化ウラン弾で・・・

劣化ウラン弾とは、強い毒性を持つ金属物質・劣化ウランを弾頭などに使用したものです。
劣化ウランは鉄の約2.5倍、鉛の約1.7倍比重が重いため
砲弾の弾芯に利用すると強い運動エネルギーが得られ、頑丈な戦車でも貫通します。
貫通時の衝撃で高熱を発して燃焼し、戦車内の兵士をも殺してしまいます。
劣化ウランは、加工が容易らしいです。
原料もアメリカ国内に大量に蓄積されています。
数十万トンの劣化ウランが、金属製の入れ物に入れられ、山積になっているそうです。

劣化ウラン弾が、被弾したさいに、微粉末化し飛散し、周りの土地、空気が汚染されます。
ウランは種類によって半減期に違いがあります。
1年に満たずに半減する物もあれば、45億年かかる物もあります。
劣化ウラン弾に含まれるウランがいくつかはわかりませんので、半減期はわかりません。
が、
半減期の間、影響は消えないのです。

半減期   放射性物質の原子は放射線を出すことにより安定した状態へと変化する。
このため放射性物質の量は時間が経つとともに減少する。
この放射性物質の量が半分になるまでの時間を半減期という。


今も、劣化ウラン弾を投下され汚染された可能性のある土地で、暮らす罪のない人々がいるのです。
半減期の間、汚染された土地で作物を作り、汚染された作物を食べ続けているのです。
アメリカは、今回も、劣化ウラン弾を使用するでしょう。
たとえ、フセイン政権が倒れたところで、汚染された土地は元には戻りません。
劣化ウラン弾は、何代にもわたって、被害者が出続ける、 とても非人道的な武器 です。

劣化ウランの危険性についてはアメリカは湾岸戦争で使用する前に知っていたようです。
しかし、兵士たちには予防教育もしなければ、防護措置も取りませんでした。
知識のないまま、防護措置をとらないまま、被弾して土地で作業したおかげで、
最前線にいたアメリカ兵も被爆していると見られます。
もっとも、アメリカは、お得意の
「因果関係が証明されていない」
で、かたずけていますが・・・
今回のイラク攻撃で、イラク国内だけでなく、アメリカ国内でも、被爆者が増えることでしょう。

日本政府は、いち早くアメリカ支持を打ち出していますが、
唯一の被爆国(劣化ウラン弾の被爆を抜いて)である日本が、
劣化ウラン弾を使用して被爆者を作り続けるアメリカを全面支持するような発言はやめて欲しい。
と、思っています。


どんな武器であっても、人の命を奪う行為は良くない!
ましてや、
何代にもわたって・・・・
半永久的に、被害者を作り続けるような可能性のある武器の使用は絶対してはいけない!
と、私は思う。

戦争反対!




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