静かな時が流れる｢風の庭」

１０日かけて完熟させたキーウィのジャム作りを始めます。

まずは、キーウィの実の表面のケバを、古布でこすりとる作業です。

１２月とは思えない暖かな日。

手伝いに来てくれた友人と二人、外のテーブルで始めました。

こすられたケバは、ふわふわと風に吹かれて、どこかに消えていきます。

ケバ取りが終わったので、今度は家の中のテーブルで、皮を剥いていきます。

すーっ、すーっと、気持ちよく剥けていきます。

途中で食べながら、あまりのおいしさに、大きいのはジャムにするには勿体ないよね、

と、 意見が一致して、急遽１０ヶずつを袋に入れ、ご近所に配りました。

ざっと包丁で刻み、さ～て、グラニュー糖を投入し、一時間放置。

その間に、温泉に行ってきましたよ。

家から五分、源泉かけ流しの湯で、五百円で入れます。

露天風呂で、暮れなずむ空に浮かぶ金星を眺め、

気持ちよくポッカポッカで帰ってきました。

お腹は空いているのですが、ワイン(友人のお土産) を飲んだあとから、

続きをやるのは辛い、 ということで、 夕飯前に、ジャムの最終段階に入ることに意見が一致。

ぶくぶく出るアクをすくい取りながら、二十分ほど煮詰めます。

その間にビンを消毒。大量のビンなので、キャンプ用の大鍋で煮ました。

ビン詰めは、彼女が一人でやりました。

その間に、私は、夕食作り。

こんなに遅くなる予定ではなかったけれど、ちょっと大量に作り過ぎました。

でも、その私たちのバカさ加減が我ながらおかしくて、げらげらと笑います。

ビン詰め終了！　と彼女が叫び、二人でパチパチ拍手して、大喜びしました。

ビンに蓋をして、本当に完了です！

やれやれ、本当にご苦労様でした！　ワインで乾杯！

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