静かな時が流れる｢風の庭」

カクトラノオ。どこにでもある雑草に近い丈夫な植物です。

地下茎で広がるので、増えすぎると困ります。

だから、ここ！と決めた場所にだけ咲かせています。

垣根涼介作「光秀の定理 (レンマ)　 」という本を読み終えました。

光秀はなぜ信長を討ったのか。

この本の中に、何度も、「確率」というテーマが出てきます。

私には、残念ながら最後まで読んでもよく理解できなかったのですが・・・(笑)。

ところが、私の周辺で起こることですから、たいしたことではないのですが、

確率を考えさせられる面白いことが起きました。

私は、内職のような洋服のお直しの仕事をしていますが、

過去の経験からして、夜七時までは、お客さんが来ることがあるので、

お風呂へは入らないようにしています。

なのに、昨日は、傾聴ボラに出かけたので、早くお風呂に入りたくて、

もう誰も来ないよね、と確信して、七時五分前に入りました。

頭を洗おうと、濡らしたとたんに、ピンポ～ン。　ドキっ！しまった！

しらばっくれることにしました。

そしたら次は電話が鳴りました。

これはどうしても急用なのだな、と分かるので、バスタオルを巻いて電話へ。

よく利用して下さる若いお嬢さんでした。会社からの帰りです。

すみません～、いま玄関の前 にいます、と盛んに謝ってくださいます。

ちょっと着替えますので、待っていただけますか。

どうぞ慌てないでください。

でも、大慌てで着替え玄関を開けたら、お友達が一緒でした。

そのお友達のお直しでした。紹介した手前、やや強引だったのよね。

ごめんなさい、こんな格好で、頭も濡れたままで、と

可笑しくて笑いながら、お互いが謝り合います。

まだこの話は続きます。

やれやれ、とお風呂に入りなおした途端に、またピンポ～ン。

また上がり、今度はインターホンに出ました。

友人のＫさんです。　

今、お風呂なの。あ、じゃあ、ちょっとしたお土産だけれど玄関前に置いておくね。

友人なので、こちらはこれで済みました。

夜に来る人は、もともと少ないのに、その中でも、お風呂のときに二人も来るなんて、

このドタバタ劇は、高い確率で起こったな、と可笑しくてたまりません。

でも、「光秀の定理」とは違って、私の定理は簡単ですね。

七時以前は絶対にお風呂に入らない、というのが答えですから（笑）

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