ふたりめしゅっさんにっき

ふたりめしゅっさんにっき

2006.09.08
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カテゴリ: 2児の母生活♪
そして何とかだんごは診てもらう事になった。

でも診察時間はいつになるかわからないとの事。さすがに混んでる。
もじゃ子もお昼ご飯も食べさせてあげる暇がない。
こんな時に限って何も食べ物を持ってきてあげてない。ごめんね。
そして「診察が終わったらおいしいもの食べに行こうね~。ラーメンにしようか?」と
眠くてお腹がすいてぐずりそうなもじゃ子をなだめて待った。
すると意外と早く診察時間が。
そして診察室へ。
少し前から熱が出たり下がったりしてたこと。

昨夜はぐずっておっぱいも飲まず眠れなかった事。
問診をした女医さんは、何だか鼻で笑って私の話を聞いていた。
そして一言。
「お母さん・・・これ、結構悪いですよ」

「え??」

「これ・・・今日帰らないで欲しいんですけど」

「え???」

入院する事になりました。
びっくりです。

なんでも、胸の音を聞く限りかなり苦しそうだし、
夜も眠れない、おっぱいもろくに飲めない、ってのはかなりまずいとの事。


もう迷う余地はありません。
しかも小児科病棟は満床で個室しか空いてないと言われ、
なんと一泊16800円!!!
高級ホテルかよ!!!
でも、仕方ありません・・・。


5歳以下の子どもは保護者も一緒に付き添い入院しなければいけないのです。
私まで、このまま一旦家にも帰れない軟禁状態・・・。
「娘も一緒に連れてきてるんですけど・・・」
「娘さんは小児科病棟には出入りできませんから、個室の間はいていただいても構いませんけども、誰か面倒見ていただける方に預けていただかないと・・・」
・・・いないよ、そんな都合のいい相手・・・。

そしてダンナにすぐ電話。
仕事中だけど運良くつながっちた。
驚いてたけど、少しは予測してたらしい。
そして、仕事を早く切り上げさせてもらって来てくれるとの事。
ありがたい。
必要なものは山ほどあるんだよ。

そして、もじゃ子の事をなんとかしなくちゃいけない。
ダンナにはお盆休みなんてない。
だけど運良く土日は休みだからちょうど次の日から2日間だけは家にいてくれる。
その間になんとか考えなくちゃ。
何よりも、私なしで眠ったことはだんごの出産以来なんだから・・・。
今夜もダンナと2人っきりで大丈夫か。

そして私は病室に入ってだんごがいろいろと検査や処置をされている間悩んだ。
・・・やっぱり名古屋の実家に預けるのが最善だ。
運良くこの前行ったばかりだからもじゃ子も少しは私なしでもいけるだろう。
だんごの出産の時よりも面会もできない分大変だけど、
私が説明して説得するしかない。
騙して連れて行くようなことだけはしたくないので、一生懸命説明した。
もじゃ子は、「なんで?入院?もじゃ子も一緒に病院にいる!」と言ってはいたけど、
ただならぬ雰囲気を察してかちょっと諦めてる様子でもあった。

そして夕方前にダンナが荷物を持って来てくれて、お昼ごはんも食べてないもじゃ子と一緒に病室でインスタントラーメンを食べつつ、みんなで話し合った。
もじゃ子は、「名古屋に、行く!」と言い、病室から走って出て行った。
そのまま、家までダンナと帰り、バスで寝たけどちゃんとお風呂に入り歯を磨き寝たらしい。

そして翌朝土曜日、ダンナともじゃ子が来てくれた。
洋ちゃんはもじゃ子の荷物をまとめてきてくれていた。
名古屋の両親も「いつになってもいいから、もじゃ子ちゃんの気持ちが落ち着いたらおいで」と言ってくれた。
何と言ってもお盆真っ只中の土日なのでいつものように車で迎えに来るのは無理。
新幹線で洋ちゃんが送って行ってくれる事になった。
そしてもじゃ子とまたお話をする。
「もじゃ子、名古屋のじーちゃんばーちゃんのウチに行くの?」
「・・・行かない」
「そっか。でも、だんごは入院して病院から出ちゃいけないから、お母さんも出れないんだ。
もじゃ子はお父さんもお仕事行っちゃったらおウチで一人になっちゃうよ。
お母さんも寂しいけど、もじゃ子、名古屋のじーちゃんちでお母さんがお迎えに行くの待っててくれる?だんごの病気早く治して早く迎えに行くから」
「・・・やだ。寂しいから、やだ・・・」

涙をいっぱいに溜めて絞るように声を出すもじゃ子を、どうしてあげたらいいのか、悩んだ。
でも、これが一番いいはず。
じーちゃんばーちゃんなら少しはもじゃ子の寂しい気持ちを埋めてあげられるはず。
結局夕方までずっとこんな調子でもじゃ子は私に抱かれてしくしく泣いていた。
トイレにもついてきた。
でも、夕方、いきなり
「もじゃ子、じーちゃんちに行く!歩いて行くから!」
と飛び出し、本当にそのまま新幹線に乗って名古屋に行った。
洋ちゃんは名古屋に着いて新幹線のホームで待ってたじーちゃんにもじゃ子を渡し、
反対側のホームからすぐに帰りの新幹線に乗って帰ってきた。

もじゃ子、ありがとう。
よく頑張ったね。
全部わかってたんだね。

本当に健気でいじらしくて、誇りに思った。

そして私とだんごの入院生活が始まった。

入院生活はまた書きます。





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最終更新日  2006.09.08 20:14:20
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