趣味の漢詩と日本文学

趣味の漢詩と日本文学

February 19, 2011
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カテゴリ: 国漢文
【本文】おなじ宮に、こと女、

あふことの 願ふばかりに なりぬれば ただにかへしし ときぞこひしき
【注】
・おなじ宮=陽成天皇の皇子、元良親王。官位が三品、兵部卿の宮に至った。《百人一首》の「わびぬれば今はた同じ難波なるみをつくしも逢はむとぞ思ふ」の歌で知られる。(890……943年)

【訳】同じ兵部卿の宮に、別の女が、

お逢いする機会が、ひたすらこちらが一方的に願うばかりで、いっこうに逢えなくなってしまいましたので、何事もなく貴方さまをお帰ししてしまった時のことが、恋しく、悔やまれます。






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Last updated  February 19, 2011 08:46:55 PM
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